複製体R
GM:すかいはい
※『ダブルクロス The 3rd Edition』は有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です
PC1:"コメット"枢橋流星(リンク)/御影
PC2:"凍夜の子守唄"宇賀神ラウル(リンク)/季戸
メイン(今ここ)|雑談
INDEX
プリプレイ
オープニングフェイズ
オープニング:ザ・ファースト・テイク
ミドルフェイズ
ミドル1:ラック・イン・レプリカーナ
ミドル2:イート・ウィズ・ミー
ミドル3:キリングフェイス・シックス
ミドル4:スイート・スイーツ・タイム
ミドル5:デミライフ・フィフティエイト
ミドル6:ラストナンバー・ラウル
ミドル7:ロストワールド・ファイブ
ミドル8:シース・ファイア・ネゴシエイション
ミドル9:アブノーマル・シックスティーン・アンド・デュース
ミドル10:ラストナイト・リュウセイ
クライマックス
クライマックス:ハーモナイズ・ネイバー・ゼロ
エンディング
エンディング:ミーツアゲイン・セイカ
プリプレイ
GM:それでは、これよりダブルクロスのセッションを始めていきたいと思います。
GM:今回やるシナリオは『複製体R』という二人用シナリオになります。
GM:セッションを通して全五回も戦闘があるシナリオになりますので、二人で孤独な戦いに身を投じていきましょう。
GM:シナリオを始める前にまずは物語に参加するPCの自己紹介からやっていきたいと思います。
GM:絆を育むためには相手のことを知るのが大切ですからね。
GM:自己紹介はPC番号順にやっていきたいと思います。
GM:
GM:まずはPC①!
GM:流星くん、自己紹介をお願いします!
コードネーム | 名前 | シンドローム | Dロイス |
"コメット" | 枢橋流星 |
バロール/エグザイル | 調和者 |

(illustration:御影) | 主要エフェクト 瞬足の刃 デビルストリング 触命の魔眼 異世界の因子 |
主要アイテム 混沌なるものの槍 グレネードランチャー スティールマインド |
HP/28 行動値/6 初期侵蝕/33
|
枢橋流星:うおー
枢橋流星:枢橋流星。生まれついてのオーヴァードであり、
枢橋流星:生まれてからすぐに父親の実験に付き合わされてきた12歳の少年です。
GM:12歳!まだ幼い!
枢橋流星:現在は父親から離れてチルドレンをやっているよ
GM:若いのに大変ねぇ
枢橋流星:昔は子供らしい純粋さで父親の実験に付き合っていましたが
GM:いい子
枢橋流星:ある時を境に、父親は「子供」としての自分より「オーヴァード」としての自分への想いの方か強いと感じ
枢橋流星:ロイス感情がネガティブに反転しました。
GM:そんなことはないぞ、流星。私はお前のことを……!
枢橋流星:能力は重力操作の魔眼と、他者のレネゲイドへの干渉
GM:強そう!
枢橋流星:特にレネゲイドに干渉できる能力は、オーヴァードを人間に戻す手がかりになるかと思われていましたが
枢橋流星:まあ、結局そこまではいきませんでした
GM:なんと惜しい
枢橋流星:データ面では瞬足の刃と吸収で、混沌の槍で攻撃したり
枢橋流星:グレネードランチャーで範囲攻撃したりします。
GM:まさかの重火器
枢橋流星:あと、能力や経歴から精神面は強そうなので
枢橋流星:エンブレムとか技能レベルは意志判定にも振ってます
枢橋流星:そんな感じ!
GM:意志も強い!
枢橋流星:メモリーないけど、まあなんとかなるでしょ
GM:その代わり、《触命の魔眼》で侵蝕率の踏み倒しもできますしね
枢橋流星:自前のメジャーエフェクトは踏み倒してもそんなに美味しくないんですけどねえ
GM:いったい何に使うつもりだ……!
GM:では、そんな流星くんのハンドアウトはこちらです!
Nハンドアウト(PC①)
カヴァー/ワークス:指定なし / UGNチルドレン or UGNエージェント
シナリオロイス:大道寺弘(だいどうじ・ひろし) 推奨感情:P連帯感 / N猜疑心
キミは玄星博士の子供である。実子でもいいし、養子でも構わない(年齢はPC②と同じ年か、年下とする)。研究熱心な父がキミを自身の子としてよりもオーヴァードとして見ていたことに愛想を尽かしたキミは、幼い頃に喧嘩別れをして家を飛び出している。あれ以来、一度も父には会っていないが、同じUGNとして未だにRラボで研究に没頭しているらしいということは風の噂で知っている。
ある時、玄星研究所へとやってきたキミは、そこでPC②というオーヴァードと出会う。会った瞬間、キミたちはお互いにどこか近しいものを感じた。そんな二人の前に姿を現したのは大道寺弘と名乗る怪しげな仮面のUGNエージェントだった。そして、キミたちは大道寺によってある『複製体の少女』と引き合わせられることになるのだった。
枢橋流星:あやしい
GM:というわけで、研究所にやってきたキミはPC②や大道寺弘という怪しい男と出会うことになります。
GM:また、今回は事前にリバースハンドアウトも二人にお配りしています。
枢橋流星:そういえばそんなものも……
GM:今回はミドルフェイズで条件を満たすことでリバースハンドアウトを開示することができるようになりますので
GM:条件を満たせるように気合を入れて絆を紡いでいくといいでしょう
枢橋流星:うおー
GM:絆だよ、絆!
GM:では、そんな感じでよろしくお願いします!
GM:それでは、次にいきましょう
GM:次はPC②!ラウルさん、自己紹介をお願いします!
コードネーム | 名前 | シンドローム | Dロイス |
"凍夜の子守唄" | 宇賀神ラウル |
エンジェルハィロゥ/ハヌマーン | 実験体 |

(illustration:御影) |
主要エフェクト 陽炎の衣 見えざる死神 デスストーカー 鏡の盾 |
主要アイテム パワーピストル デモンズシード |
HP/24 行動値/20 初期侵蝕/39
|
宇賀神 ラウル:はーい!
宇賀神 ラウル:「実戦志願したのはわたしだけど戦闘いやーっ!もう死にたくないよぉ!だから先に殺します!」
宇賀神 ラウル:凍夜の子守唄、宇賀神ラウルです!21歳UGNエージェント!
GM:先手必勝……!?
GM:コードネームが凝ってて素敵!
宇賀神 ラウル:わぁい!死ぬ前に殺せば勝ち!
宇賀神 ラウル:寒い外国生まれの孤児で、祖国で殺された際に覚醒しちかばけされてたところを玄星博士の研究所にドナドナされました。
宇賀神 ラウル:実験体生活は祖国に比べたら天国だったし、玄星博士は優しかったのでとても幸せな日々を過ごしました。
宇賀神 ラウル:本の中でしか知らなかった『おとうさん』らしきものを教えてくれたので、玄星博士には感謝しています。
GM:幸せでよかったなぁ
宇賀神 ラウル:幸せをくれてありがとうねぇ~
GM:これからもたくさん幸せになるんだよ……
宇賀神 ラウル:現在は弱すぎるハヌマーン能力を鍛えるべく、エージェントとして前線に立っています。
宇賀神 ラウル:性格は基本明るく騒がしいおもしれー女の予定ですが、『孤独』『寒さ』辺りがウィークポイントです。
GM:立派な志
GM:明確な弱点が……!
宇賀神 ラウル:能力は隠密射撃特化!侵蝕率が上がるとつよエフェクトの鏡の盾も使えるようになります コスト重いのが欠点ですが…
GM:切り札まである!
宇賀神 ラウル:枢橋くんとは違ってほぼ単体攻撃特化ですが、その分役割分担して頑張りたいです!
宇賀神 ラウル:こんな感じです!よろしくお願いいたします!
GM:高火力単体アタッカーは強い!
GM:はーい。二人で協力して頑張ってくださいね!
GM:では、そんなラウルさんのハンドアウトはこちら!
Nハンドアウト(PC②)
カヴァー/ワークス:指定なし / UGNエージェントor UGN支部長 or UGNイリーガル
シナリオロイス:大道寺弘(だいどうじ・ひろし) 推奨感情:P連帯感 / N猜疑心
キミはかつて玄星博士の研究に協力していた。キミのDロイスはその時の研究によって培ったものである。キミと玄星博士は友好的な関係にあり、君は玄星博士の温和で誠実な人柄に信頼を寄せていた。しかしその後、キミは彼の研究所を去っていた(年齢はPC①と同じ年か、年上とする)。
ある時、玄星研究所へとやってきたキミは、そこでPC①というオーヴァードと出会う。会った瞬間、キミたちはお互いにどこか近しいものを感じた。そんな二人の前に姿を現したのは大道寺弘と名乗る怪しげな仮面のUGNエージェントだった。そして、キミたちは大道寺によってある『複製体の少女』と引き合わせられることになるのだった。
GM:研究所にやってきたキミはPC①や大道寺弘という怪しげな男と出会うことになります
宇賀神 ラウル:あやしいやつ~。
大道寺弘:怪しくないよぉ
GM:みんなで協力して事件を解決するために頑張りましょうね
GM:ラウルさんにもリバースハンドアウトはお配りしていますので
GM:まずは開示するための条件を満たせるようにやっていきましょう
宇賀神 ラウル:はーい!がんばるぞっ
GM:それでは、そんな感じでよろしくお願いします!
GM:それでは、二人の自己紹介も終わりましたので、これにてPCの自己紹介は終了!
GM:次にPC間ロイスの取得に移っていきたいと思います
GM:今回はPCは二人しかいないので
GM:流星くんはラウルさんの、ラウルさんは流星くんのロイスを取得するといいでしょう
GM:二人はOPで初めて出会うことになりますので
GM:出会った時の感情を想定してロイスを取るといいでしょう
枢橋流星:宇賀神ラウル ○好奇心/隔意
GM:おお、好奇心
宇賀神 ラウル:枢橋流星 〇親近感/劣等感 で!
GM:仲良さそう!
GM:でも、こんな小さい子に劣等感?
宇賀神 ラウル:家族とか能力とか、持ってないものいっぱいだ~の気持ちです!
GM:なるほどなぁ
枢橋流星:別にそんないいもんでもないけどね
GM:ラウルさんの元々の境遇が……
GM:果たしてここから二人の関係がどうなっていくのか楽しみですね
GM:それでは、取得したロイスは忘れないようにしっかりとメモしておいてくださいね
GM:これにてPC間ロイスの取得は完了!
GM:最後にシナリオのトレーラーを読み上げたらいよいよセッションに入っていきたいと思います!
GM:トレーラー
Dロイス――。
それは自身の強い特徴であり個性。
大いなる力と数多の可能性を秘めている。
複製体Rたちもまたその種を宿し、『君たち』の未来に貢献するはずだった。
しかし、彼女たちはとある『命令』を受け取り、反乱を起こして研究所から消え去った。
たった一人の複製体ウラギリモノを残して――。
ダブルクロス The 3rd Edition
『複製体R』
ダブルクロス――。それは裏切りを意味する言葉。
GM:というわけで、ダブルクロス The 3rd Edition シナリオ『複製体R(レプリカーナ)』、始めていきたいと思います!
GM:よろしくお願いします!
宇賀神 ラウル:よろしくお願いいたします!
枢橋流星:おねがいします!
オープニング:ザ・ファースト・テイク
GM:このシーンは、崩壊した玄星研究所にやってきた二人が合流するシーンになります
GM:流星くん、ラウルさんの順で研究所を訪れた際の描写を軽く行い、出会った二人が少し会話を交わしたらそこに怪しげな男が現れますので
GM:シーンには二人とも登場になります!
GM:二人はダイスを振って侵蝕率を上げてください!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(39 → 41)
枢橋流星:33+1D10
DoubleCross : (33+1D10) → 33+6[6] → 39
GM:いい感じの上がり方
GM:それでは、まずは流星くんが研究所にやってきたところから描写していきましょう。
GM:
GM:――郊外に位置する森の中にぽつりと存在している玄星研究所。
GM:キミがここにたどり着いた時、もはやそこは廃墟となっていた。
GM:清潔感が保たれている場所はどこにもなく、棚や扉は倒れ放題。
GM:床には薬品ボトルやガラスの破片が散乱している。
GM:以前は多くの研究員がいたはずだが、その姿はどこにも見当たらない。もちろんキミの父である玄星博士の姿もない。
枢橋流星:「……」
枢橋流星:入り口だった場所に立ち、その有様を眺める。
枢橋流星:懐かし気に細めた目には、今の荒れ果てた姿とは違う、美しい研究所の姿が重なって見えた。
枢橋流星:……幻影だ。
枢橋流星:恥じるように、頭を掻いて、どうしたものかと息を吐く。
GM:その幻影が搔き消え、かつてキミがいた頃とは変わり果てた荒れようが目の前に広がっている。
GM:では、そこで流星くんは〈知覚〉で判定をしてください。難易度は4と8の二段階です。
枢橋流星:!?
枢橋流星:知覚は……ないな
枢橋流星:2dx>=4
DoubleCross : (2DX10>=4) → 9[8,9] → 9 → 成功
枢橋流星:成功しとる
GM:成功してるじゃん!
GM:では、キミは研究所の至るところに血痕が残されていることに気づくでしょう。どうやらこの研究所は何者かの襲撃を受けたようです。
GM:さらに達成値が高いので
GM:血痕の具合から襲撃されたのがつい最近の出来事であることも分かるでしょう。
枢橋流星:「……」
枢橋流星:「手に負えないな」 そう判断する。
枢橋流星:少なくとも、1人で、何の準備もなく捜査に踏み込める状況ではない。
枢橋流星:「このあたりの支部は……」 と通信機器を片手に考える
GM:では、時を同じくして――。
GM:宇賀神ラウルも、玄星研究所へとたどり着いていた。
GM:廃墟と化した研究所。清潔感が保たれている場所はどこにもなく、棚や扉は倒れ放題。床には薬品ボトルやガラスの破片が散乱している。
GM:そこには、大勢いたはずの研究員や玄星博士の姿も見当たらない。
宇賀神 ラウル:「博士ぇ…?玄星博士、…いるの…?」
GM:その声に返事はない。
宇賀神 ラウル:割れた窓から中を覗き込んで、
宇賀神 ラウル:「……どうしよう。もっと奥に入らないと…でも、でも…」瞳を揺らして立ち止まる。
GM:では、そこでラウルさんには〈知覚〉で判定をしてもらいましょう。難易度は4と8の二段階です。
GM:果たして成功できるかな……!?
宇賀神 ラウル:うおーーっ
宇賀神 ラウル:9dx+1 〈知覚〉判定
DoubleCross : (9DX10+1) → 8[1,1,1,1,4,5,5,6,8]+1 → 9
宇賀神 ラウル:ひどくない?
GM:高い!
GM:でも、判定は成功だよ!
GM:では、ラウルさんもどこかの少年と同じように気付きます
GM:研究所の至るところに血痕が残されている。どうやらこの研究所は何者かの襲撃を受けたようだ。
GM:しかも、血痕の具合から襲撃されたのがつい最近の出来事であることも分かるだろう。
宇賀神 ラウル:「……まだ、近くにいるかも。皆を殺した人が」声の、瞳の揺れが、ぴたりと止まる。
宇賀神 ラウル:静かに、静かに、建物の周囲を回るように歩き出す。
GM:では、ゆっくりと歩き出したラウルさんは気付くでしょう。――この研究所にやってきたと思しきもう一人の存在に。
GM:同時に、研究所の入り口で通信機に手をかけていた流星くんも彼女の存在に気付くでしょう。
宇賀神 ラウル:「!」咄嗟に銃口を向ける
枢橋流星:「誰だッ!」 武器を構えつつ、鋭い声と視線を向ける。
GM:二人の間に緊張が走る。
枢橋流星:「……」
宇賀神 ラウル:「……」
枢橋流星:視線が交わり、数秒。
枢橋流星:武器を下す。問答無用で攻撃してこない、ということは
枢橋流星:この襲撃とは、少なくとも無関係だろう。
宇賀神 ラウル:「…あれぇ、降ろすんだ」
宇賀神 ラウル:気の抜けた声を上げて、こちらも銃を降ろす。
宇賀神 ラウル:半拍遅れて、少年と同じ結論を出した。
枢橋流星:「で、どちら様?」
宇賀神 ラウル:「ここのOG様!」
宇賀神 ラウル:「少年くんはどちらさま?」
枢橋流星:「元、関係者」
宇賀神 ラウル:「なんと。おんなじか」
枢橋流星:「それはどうかわからないけど」
枢橋流星:「この状況に心当たりは?」
宇賀神 ラウル:「まったくナッシング、寝耳にミミズクです」
枢橋流星:「ミミズク……」
宇賀神 ラウル:「ミミズよりかわいいかなって」
宇賀神 ラウル:「そう聞いてくるってことは」
枢橋流星:「かわいさの問題なんだ」
宇賀神 ラウル:「大事だよぉ、かわいさ」
宇賀神 ラウル:「少年くんも、この状況に心当たり、ないってことだよね?」
枢橋流星:「まあ、僕にはないね」
枢橋流星:「研究所なんだし、襲撃される理由はいくらでもありそうだけど」
宇賀神 ラウル:「そうだねぇ…」
宇賀神 ラウル:じ、と研究所を見て。
宇賀神 ラウル:「でもせめて、ホシのしっぽくらい掴んで帰りたいなぁ」
枢橋流星:「戦闘に自信はある感じ?」
宇賀神 ラウル:「先手必勝ならなんとか、だけど…」
宇賀神 ラウル:「少年くんを守りながら戦うとかはちょっと苦手な感じかなぁ」
宇賀神 ラウル:おねえさんなのにごめんねぇ、と困ったように笑う。
枢橋流星:「自分の身を護れるなら、それでいいよ」
枢橋流星:「僕も似たり寄ったりだ」
枢橋流星:そう言って、中に入ろうと歩き始める。
GM:では、その時。
GM:ふとキミたちは周囲にただならぬ気配を感じることだろう。
GM:先程までこの研究所にはお互い以外、誰もいなかったはず。それなのに、この一瞬の隙に何者かに取り囲まれている……そんな気配を感じた。
枢橋流星:「……」 歩みを止める。
枢橋流星:「……こっちに心当たりは?」
宇賀神 ラウル:「…な、なくもなくもなくないけどこんなにいっぱいはない!」
GM:キミたちが警戒していると、背後からコツコツと革靴の音を響かせてこちらに向かってくる者がいる。
大道寺弘:「驚きました。まさか本当にやってくる者がいるとは……」
枢橋流星:「うわっ」 ヤバいのが来たという顔
宇賀神 ラウル:「ぎゃーーーっ不審者!!」
GM:そこには、奇妙なマスクを被ったスーツ姿の男が立っていた。
大道寺弘:「ああ。これは失礼」軽く頭を下げると。
大道寺弘:「私、こういう者です」懐に手を入れる。
大道寺弘:そうして、上質な白い名刺を取り出し、キミたちに差し出す。
GM:そこには『UGNエージェント 大道寺弘』と書かれている。
大道寺弘:「私、大道寺と申します」
枢橋流星:名刺を受け取る
大道寺弘:「ちなみにコードネームはありません。別の名前、というのが苦手でして」
枢橋流星:「ふうん」
宇賀神 ラウル:ちゃっかり横から名刺を覗き込んでいる。
枢橋流星:「経験上、仮面被ってるやつはだいたいロクデナシなんだよな……」 と呟く
枢橋流星:「自分の見てよ」
大道寺弘:「ああ。あなたもどうぞ」ラウルさんにも名刺を手渡す。
宇賀神 ラウル:「わぁ~、受け取らなくて済むかと思ったのにい」
宇賀神 ラウル:受け取って恐々まじまじ名刺を眺める。
大道寺弘:「仮面のままお話することはどうかお許しください。これは私にとっての生命維持装置のようなものでして」
大道寺弘:「さて。記憶するところ、あなたがたも同胞でお間違いないですね?」
枢橋流星:「そうなんじゃないかな。コードネームは”コメット”」
大道寺弘:「どうも、はじめまして。“コメット”」
大道寺弘:「あなたは?」ラウルさんの方に視線を向ける。
宇賀神 ラウル:「…”レクイエム”、だよぉ」
大道寺弘:「……“レクイエム”。あなた方とお近付きになれて光栄です」
大道寺弘:「私のことはどうかそのまま『大道寺』とお呼びください」
枢橋流星:「よろしく、大道寺さん」
枢橋流星:「ああ、あと”レクイエム”も」
宇賀神 ラウル:「そうだ、そういえば少年くんに名乗ってなかったねえ。よろしく、”コメット”」
大道寺弘:「“コメット”。そして、“レクイエム”。私はあなたがたをお待ちしていました」
宇賀神 ラウル:「うん。そうね。そこよね」
枢橋流星:「そこだね」 同調する。
宇賀神 ラウル:「本当にやってくるとは、とか、言ってたねえ、大道寺さん」
枢橋流星:「これはこの状況に心当たりがあるとみていいかな、大道寺さん」
大道寺弘:「ええ。玄星博士の安否ならびに、この研究所で何が起こったのか、私はすべての説明が可能です」
大道寺弘:「ですが、ここではあなたがたに説明するための情報が一つ不足しておりまして」
大道寺弘:「これはお二人への緊急任務です。どうか私のセーフハウスまでご同行いただけないでしょうか?」
宇賀神 ラウル:「…むぅん」ちら、と”コメット”を見る。
枢橋流星:”レクイエム”の様子を伺う
宇賀神 ラウル:「目が合ってしまった」
枢橋流星:「このまま見つめあってても話は進まないな」
大道寺弘:「もちろんお二人で話し合って決めていただいても構いませんよ」小さく頷く。
枢橋流星:「まあ、囲まれちゃってるし、それしかないんじゃない?」
宇賀神 ラウル:「そうだねぇ」
大道寺弘:「ああ。この気配のことはお気遣いなく。『念には念を入れよ』。ただそれだけです」
宇賀神 ラウル:「この研究所から何かを持ち出すとか、そういう時間稼ぎのために、引き離したいってだけのこともあるかもだけどぉ」
宇賀神 ラウル:「念を入れて準備されちゃってるんじゃあ、ここで暴れるのはちょおっと分が悪い気がするねぇ」
枢橋流星:「まあ、暴れないにしても」
枢橋流星:「強行しようとしたら止めるための念入れだろ?」 肩を竦める
枢橋流星:「じゃあまあ、着いていこうかな」
宇賀神 ラウル:「”コメット”、一緒にタカっちゃおうよ」
宇賀神 ラウル:「セーフハウス、お茶菓子出る?大道寺さん」
宇賀神 ラウル:「わたしどら焼きがいいな、生クリームと餡子入ってるやつ」
枢橋流星:「いい根性してるなー」
大道寺弘:「支援物資くらいでしたらご用意しますが……」多少面食らっている様子だ。
枢橋流星:「僕は別にタカるほどの物欲はないからいいよ」
宇賀神 ラウル:「理性的だ」
枢橋流星:「出してくれるなら貰うけどね」
大道寺弘:「もちろん見事依頼をこなしていただけたら報酬はお出しします」
大道寺弘:「お二人とも了承ということでよろしいのですね?」
宇賀神 ラウル:「よろしいのです」
大道寺弘:「よろしいのですか」
枢橋流星:「なんでオウム返し?」
大道寺弘:「“コメット”。あなたは?」
枢橋流星:「さっき着いていくって言った」 そっけなく言う
大道寺弘:「良い返事をありがとう。では、近くに車を用意していますので。共に参りましょう」
大道寺弘:手を後ろに組んだまま歩き出す。
大道寺弘:「野蛮なやり方をせずに済んで助かりました。私はそうしたやり方を好みませんので」
GM:キミたちを取り囲んでいた気配が同時にすっと消える。
枢橋流星:「それは良かった」
宇賀神 ラウル:「…ううん、懐かしい研究所に、知ったようなこと言う変な人に…」
宇賀神 ラウル:それに、と、ちらりと隣の少年を見る。
枢橋流星:「?」
宇賀神 ラウル:「ねえ、少年くん」
宇賀神 ラウル:「…いや、やっぱいいや。なんか下手なナンパになっちゃう、どう頑張っても」
枢橋流星:「これだけ年が離れてナンパには見えないでしょ」
枢橋流星:「まあ、良いんなら別にいいや」
宇賀神 ラウル:「お、それはわたしをいくつに見て言ってるのか気になってきたぞう」
宇賀神 ラウル:…どっかで会ったことある、とか、なんか似てるねわたしたち、とか。
宇賀神 ラウル:どーう考えてもアウトだ、ナシナシ!
宇賀神 ラウル:「じゃ、セーフハウスに付いたら教えてもらおっかな、いくつに見えたのか」ふっふ、と笑いながら車へ向かっていく。
GM:では、キミたちが大道寺という怪しげな男についていったところでこのシーンは終了だ!
GM:シナリオロイスは大道寺弘に取得してください
GM:推奨感情はポジティブが連帯感、ネガティブが猜疑心ですが変えても構いません
GM:純愛にする!?
宇賀神 ラウル:wwwww
宇賀神 ラウル:ポジティブも猜疑心にしたい気持ちです
枢橋流星:大道寺弘 懐旧/○猜疑心
GM:そ、そんな
枢橋流星:これにしよ
GM:おお、懐旧
宇賀神 ラウル:大道寺弘に P興味 / 〇N猜疑心 で!
GM:はーい
GM:ちなみにリバースハンドアウトを公開するとシナリオロイスは書き換わりますのでえ
GM:この大道寺へのロイスは消滅することになります
GM:かなしいね
枢橋流星:哀れ
GM:その時はまた後で好意とかでロイスを取り直してあげてね
GM:というわけで、シナリオロイスも取ってもらったのでこのシーンは終了です!
GM:次のシーン!
GM:ここからはミドルフェイズに入っていきます。
GM:ミドルフェイズ、最初のシーン。
ミドル1:ラック・イン・レプリカーナ
GM:このシーンは、キミたちが大道寺のセーフハウスで事件についての説明を受けるシーンになります。
GM:PCは全員登場。二人はダイスを振って侵蝕率を上げてください。
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(41 → 47)
枢橋流星:39+1D10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+3[3] → 42
GM:いい感じに上がる
GM:では、まずは大道寺のこじゃれたセーフハウスの描写をしてシーンに入っていきましょう。
GM:
GM:車に乗ってから一時間ほど経過したところで、周囲の景色は森林から市街地へと変わる。オフィスビルが立ち並ぶ大通りにやってくると、そこから車はとあるビルの地下駐車場へと下りていった。
GM:車が停車すると、他の車に乗車していた大道寺が君たちの車のドアを開けてビルの中へ案内するだろう。
GM:大道寺のセーフハウスは扉を開けるごとにカードキーや生体認証などのセキュリティが厳しくなっていった。
GM:そのいくつかの扉を抜けた先で君たちが通されたのは、何の変哲もない会議室。君たちが会議室の中に入ると、中にいた部下たちは大道寺を残して全員退出した。
GM:部下たちが全員退出したのを確かめると、大道寺は仰々しく腕を広げて話し始めた。
大道寺弘:「ここまで足を運んでいただき感謝します。こちらの準備はできましたので、さっそくですが研究所と任務の話をしても?」
枢橋流星:「お願い」
枢橋流星:緊張した様子もなく、椅子に座っている。
宇賀神 ラウル:「よろしくぅ」若干手が強張っている。
GM:残念ながらキミたちの前にお茶菓子が出されることもなさそうだ。
大道寺弘:「では、まずは玄星研究所についてお話しましょう」
大道寺弘:「つい三日ほど前のことです。あなたがたが見ての通り、玄星博士が所長を務めるRラボの研究所が襲撃されました。犯行は外から……ではなく中から。この研究所で製造された複製体たちによる反乱だということが分かっています」
枢橋流星:舌打ちする
宇賀神 ラウル:「反乱…」あの、優しかった玄星博士に?
大道寺弘:「詳細な原因までは究明できていませんが、放置していい事態でないのは明らかです」
大道寺弘:「なにせこの反乱により、研究所の全職員の死亡が確認されておりますので。複製体を野放しにしておけばさらに被害が拡大する可能性があります」
枢橋流星:「全職員?」
大道寺弘:「ええ。全職員です」
枢橋流星:「そう……」
大道寺弘:「ああ。もちろん玄星博士も例外ではありません」
大道寺弘:「残念なことです」小さく首を振る。
宇賀神 ラウル:「っ、わざわざ明言してくれてありがとうっ!」
枢橋流星:”レクイエム”の様子に、「そうでもない」と言いかけた口を閉じる。
大道寺弘:「死体は地下に保管してありますが、時間が惜しいので面会は後回しにしていただけたら幸いです。証拠写真でよければすぐにお見せできますが……」
宇賀神 ラウル:「そんな時間がもったいない。でしょう?」
大道寺弘:「ええ。おっしゃる通り」
枢橋流星:「面会の必要はないけど」
枢橋流星:「死体の状態については知りたいな」
枢橋流星:「博士のモノだけじゃなく」
宇賀神 ラウル:頷いて同意する。
大道寺弘:「複製体たちにより殺害されたものですね。必要でしたら後ほどデータをまとめておきましょう」
枢橋流星:「オッケー、後でね」
大道寺弘:「では、先ほどの話の続きを」
大道寺弘:「複製体たちは、全職員の殺害の他に貴重な研究データもすべて破壊していきました。反乱後は《ディメンジョンゲート》によって逃亡したようで、現在は行方不明です。……しかし、一つだけ手がかりが残されていました」
GM:大道寺が指を鳴らすと、君たちの背後にある扉から部下のエージェントが車椅子を引いて入ってくる。
GM:車椅子に乗っていたのは一〇代の少女であった。
ナンバー9:「…………」真っ白な髪には一部瞳と同じ色の黒いメッシュが混じっており、ピッタリとした黒のボディスーツを纏っている。
ナンバー9:彼女の手足は車椅子に固定されており、口には口枷がはめられている。
大道寺弘:「この個体の名前は『ナンバー9』。反乱後の研究所に唯一残されていた複製体です。これへの聴取と我々の独自調査の情報を共有します」
枢橋流星:「ナンバー9……」
GM:大道寺が差し出したタブレット端末に、情報が表示される。
【ナンバー9について】
・玄星研究所で製造された複製体。
・複製体たちの中でもステータスは最低ランクで戦闘能力もなく、周りの複製体たちからは『劣等複製体』などと呼ばれていたらしい。
GM:・唯一破損を免れていた監視カメラからナンバー9がこの反乱に参加してないことが分かっている。
大道寺弘:「以上が、我々の持ち得ている情報です」
GM:ナンバー9と呼ばれた少女は虚ろに視線をさ迷わせているだけだ。
枢橋流星:「なるほどね……」
枢橋流星:「……意思の疎通は?」
大道寺弘:「会話能力は問題ないようですが、これに感情移入することはオススメしません。あくまでも複製体です」
大道寺弘:「これからお話するあなた方への依頼内容を鑑みても、これと過度に交流することは推奨できないかと」
宇賀神 ラウル:「あー、そういう感じの依頼なんだねえ。それはそうだよねえ」
大道寺弘:「ええ。まず、私の目的はすべての複製体を処分することにあります。罪のない研究員たちの命を奪ったのですから当然のことです」淡々と話す。
大道寺弘:「反乱の経緯が分からぬ以上、このナンバー9についても同様の処分が決定しました」
枢橋流星:肩を竦める
大道寺弘:「これは複製体ですから、製造者サイドの明確な理由さえあれば自身の死も受け入れます。ですが、この個体は現時点での処分は最適ではないと拒んでいるのです」やれやれ、というジェスチャーをする。
宇賀神 ラウル:「……」
大道寺弘:「ここからは、ナンバー9に直接話させましょうか。……ナンバー9、発言権を与えます」
GM:大道寺が指を鳴らすと、少女の口枷が外れて落ちる。
GM:少女は苦しげに息を吐いてからゆっくりと話し出す。
ナンバー9:「……まずは訂正。大道寺が先程から口にしている『複製体』という言葉は、厳密には正しくない。正式名称は複製体Rと書いて『レプリカーナ』。以降はそう呼んで」
ナンバー9:感情の乏しい瞳で二人を見上げながらそう話す。
宇賀神 ラウル:「…わかったよぅ。レプリカーナのナンバー9」
ナンバー9:「理解できたようでよかった」
ナンバー9:「では、改めて私という個体の紹介を。私は玄星博士によって製造されたレプリカーナのナンバー9。呼びにくければ略称でナインと呼んでかまわない」
ナンバー9:「ステータスは最低ランク、戦闘能力は皆無よ。だけど私には他のレプリカーナを探知する能力がある。これが今、私が処分されるべきではない理由」
宇賀神 ラウル:「…探知する能力を、わたし達に提供したら」
宇賀神 ラウル:「他のレプリカーナ…あなたの関係者は、処分されることになる、と思うけれど」
宇賀神 ラウル:「それは、あなたの拒否するところではない…のかなぁ?」
ナンバー9:「それが、博士からのエマージェンシーコードだから」
枢橋流星:「……?」
宇賀神 ラウル:「…エマージェンシー、コード…」
ナンバー9:「玄星博士の死亡時に私に送られてきたのがエマージェンシーコード。『すべてのレプリカーナを処分すること』。これが私に託されたコードなの。製造者の最期の命令だから私にはこれを達成する義務がある」
枢橋流星:「まあ、どういう処分かはともかく」
枢橋流星:「逃げた複製体Rを捕える必要はある」
ナンバー9:「このコードは、そこの大道寺という男とも目的が一致している。けれど、あの男は信用できない」
ナンバー9:「だから」
ナンバー9:「私は、あなたたちを待っていた」
ナンバー9:「お願い、私に力を貸して」
ナンバー9:「……以上、質問があれば答えるわ」
宇賀神 ラウル:ちら、と”コメット”を見る。
枢橋流星:「……僕はないよ」 向けられた視線を無視して答える
ナンバー9:「それは、私に力を貸してくれるということ?」
枢橋流星:「僕はね」 大道寺にではなく、ナインに、だ
ナンバー9:「あなたは?」ラウルさんの方を見る。
宇賀神 ラウル:「わたしも協力するよぉ、ナイン」
ナンバー9:「……少し驚いた」
ナンバー9:「こんなにあっさりと承諾してもらえるなんて思っていなかったから」
宇賀神 ラウル:「あ、それはわたしも」
宇賀神 ラウル:「”コメット”、もうちょっと探りを入れるかと思ってたよぉ」
枢橋流星:「まあ」
枢橋流星:「入れる探りもないしね、別に」 ちょっと考えながら答える
ナンバー9:「私を信じてくれてありがとう」
ナンバー9:「反乱を起こしたレプリカーナは五体。だから、処分の数は私も含めて六体よ。各個人の特徴は、戦いに赴く前にそれぞれ説明する」
宇賀神 ラウル:「…そっかぁ」へら、と笑う。
宇賀神 ラウル:「ナインの情報と、大道寺さんの情報を合わせれば、その5体への対策は多少は出来そうかも、だねぇ」
GM:ナンバー9の話が一通り終わると、それまで君たちの話を黙って聞いていた大道寺が口を開く。
大道寺弘:「そういうことです、“コメット”、“レクイエム”」
大道寺弘:「これから、あなたがたにはこのナンバー9を預け、『レプリカーナをすべて処分する』という任務を遂行していただきます。その間、私はあなたがたの所属部署にスケジュールの交渉をしておきます」
宇賀神 ラウル:「スケジュールは気を回してくれるんだぁ…」
枢橋流星:「……まあいいか」
大道寺弘:「ああ、それから。この端末を渡しておきましょう。おそらく任務終了まで使われることはないかと思いますが、私と連絡が可能です。お困りの際には支援物資でも差し入れしましょう。餡子とクリームの入ったどら焼きでよろしいでしょうか?」
GM:そう言って大道寺はキミたちに端末を手渡す。
枢橋流星:「特別製?」 端末を手元で観察する
大道寺弘:「ええ。特別製です。その端末は収納ケースにもなっておりまして」
大道寺弘:「中にあるチップを保管できるようにしてあります」
枢橋流星:「あるチップ」
宇賀神 ラウル:「あるチップ」端末まじまじ
大道寺弘:「Dロイス研究のスペシャリストである玄星博士は、Dロイスを定着させるための安全器具として小さな金属片のチップを検体の体内に埋め込んでいます。レプリカーナが死亡時に消滅しようともこのチップだけは残ります。……ですので、そのチップを処分した証拠として持ち帰っていただきたい」
枢橋流星:「消滅するんだ」
ナンバー9:「もちろん私もね」薄く笑う。
宇賀神 ラウル:「首級みたいなものってことだねぇ。違う?違うかな…」
大道寺弘:「だいたいそんなようなものです」
枢橋流星:「首よりは持ち運びがしやすいね」
枢橋流星:「まあ、了解」
大道寺弘:「それとこのケースには発信機も搭載されています。ケースにチップを収めれば遠隔で進捗の確認ができます」
大道寺弘:「本来であれば厳重な監視を敷くところですが、あなた方には私を信用していただきたいですからね。今回はこれだけで済ませておきたいと思います」
枢橋流星:「信じないとは言ってないよ。ロクデナシだとは思うけど」
宇賀神 ラウル:「ばしゅっといくねえ…!」ちょっとツボった
ナンバー9:「私はその程度の罵倒ではまだ手ぬるいと思うわ」
大道寺弘:「では、話は以上です。ここからはあなたがたに任せます。最大限の成果を期待していますよ」
宇賀神 ラウル:「はぁーい、任務了解でぇす」
枢橋流星:「できる限りは頑張るよ」
GM:大道寺はキミたちの返事を確かめると手を後ろに組んだまま部屋を出ていく。
ナンバー9:「それじゃあ、早速……」彼がいなくなったのを見て、車椅子から立ち上がろうとする。
ナンバー9:だが、その場でふらついて倒れ込む。
枢橋流星:「立てるの?」
枢橋流星:「おっと」 手を差し出す
ナンバー9:その手をつかみ、危なっかしい様子で立つ。
ナンバー9:「ごめんなさい。体力が消耗しているみたい。ずっとあんな調子で拘束されて尋問を受けていたものだから」
枢橋流星:「なるほど」
宇賀神 ラウル:「ひどいことするねぇ」背中に手を添える
ナンバー9:「あなたたちもあの男の尋問は受けない方がいい。私もレプリカーナでなければとっくに死んでいたと思う」
枢橋流星:「誰のものであれ尋問は受けたくないよ」
宇賀神 ラウル:「それ」頷く
ナンバー9:「それもそうね」支えられながらキミたちの顔を見る。
ナンバー9:「……あなたたち、どこかで会ったことがある?」
枢橋流星:「かもね。僕は覚えてないけど」
宇賀神 ラウル:「そんな気がしなくもないねぇ」
宇賀神 ラウル:「罵倒のセンスも概ねの一致を見たし、この3人」
ナンバー9:「その共通項はどうかと思う。けど、なんだか不思議な感じ。私、今まで一度も研究所を出たことがないから知り合いなんているはずがないのに」
枢橋流星:「研究所であった可能性はなくもないと思うよ」
枢橋流星:「実際にどうだったか探るのはやめておこう」
枢橋流星:「ロマンがないし」
宇賀神 ラウル:「マロンかぁ」
ナンバー9:「なぜ栗?」
枢橋流星:「君の衝動って食欲?」
宇賀神 ラウル:「そんな衝動あったっけ?」
ナンバー9:「……過去のことを探るのがよくないというのには同意。私は、最後にはあなたたちに処分されるのだし」
枢橋流星:「さあ、それはどうなるかわからないけど」
ナンバー9:「大道寺が言っていた通り変な情は持たない方がいい」
ナンバー9:「もう大丈夫。一人で立てる」あなたたちの手を優しく振りほどく。
枢橋流星:「オッケー、じゃあ行こうか」
宇賀神 ラウル:「…そう。しんどくなったらいつでも言ってねぇ」手を降ろす。
ナンバー9:「戦いには準備が必要よ。行きたい場所があるの。玄星研究所に連れて行ってくれないかしら」
枢橋流星:「資料はあらかた破壊されてるんじゃ?」
ナンバー9:「あそこには資料以外のものもあるの」
ナンバー9:「私は準備がいい方だから」
宇賀神 ラウル:「やぁっとなんだか面白くなりそうな気配。ナインの準備したものを回収しに行く、が第一ミッション?」
ナンバー9:「あくまでも第一ミッションの準備よ」
枢橋流星:「先は長そうだ」
ナンバー9:「本当のミッションは殺し合いだから」
枢橋流星:「面白くもなさそう」
宇賀神 ラウル:「5回の殺し合い、ゆーうつ…」
枢橋流星:「全員一気に襲ってきたら1回で済むかもね」
枢橋流星:「十中八九僕たちは死ぬけど」
宇賀神 ラウル:「死んじゃうのはもっとゆーうつぅ!」
ナンバー9:「それと、訂正。私も含めてだから、全部で6回よ」
ナンバー9:「もっとゆーうつになった?」
宇賀神 ラウル:「ナイン~~、ゆーうつを重ねないでぇ~~」
枢橋流星:「抵抗はするのかよ」
枢橋流星:「ともかく、行こう」
枢橋流星:「なんにしても、進まなきゃどうにもならない」
宇賀神 ラウル:「あいさー、よぉし、腹を縛ります」
ナンバー9:「腹を縛る……?」言葉の意味を考えながらキミたちと一緒に歩いて行く。
GM:では、キミたちが玄星研究所に向かったところでシーン終了だ。
GM:次のシーンからはいよいよ戦闘のための準備フェイズに入っていくよ!
枢橋流星:ヤッタネ
宇賀神 ラウル:わくわく
ミドル2:イート・ウィズ・ミー
GM:次のシーン。
GM:次は、ナンバー9と一緒に研究所に向かったキミたちが、そこで戦闘前の準備を整えるシーンになります。
GM:二人はダイスを振って侵蝕率を上げてください。
ナンバー9:私も上げる
枢橋流星:42+1D10
DoubleCross : (42+1D10) → 42+1[1] → 43
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(47 → 49)
ナンバー9:31+1d10
DoubleCross : (31+1D10) → 31+3[3] → 34
枢橋流星:よし
枢橋流星:うわっ本当に振ってる
宇賀神 ラウル:なんと
ナンバー9:侵蝕率を管理するようにシナリオに書かれているのだから仕方ない
GM:それでは、まずはシーンの描写をし、軽く会話が終わったら今後のシナリオの説明もしていきますね。
GM:
GM:ナンバー9の願いを聞き入れて再び玄星研究所にやってきたキミたち。
GM:到着後、ナンバー9はすぐに廃墟と化した研究所内部へと入っていく。
GM:ある部屋に辿り着くと、彼女は倒れた棚をずらして旅行かばんを引っ張り出した。
GM:彼女は、その旅行かばんの中身をキミたちに示しながら語りかける。
ナンバー9:「ここにはこれを取りに来たの。いざという時のための必需品よ」鞄の中には医薬品や治療のための道具が入っているようだ。
枢橋流星:「確かにそれは大事だ」
宇賀神 ラウル:「おおー、ほんとに準備がいいねえ!」
ナンバー9:「ええ、言ったでしょう。私は準備がいい方だって」
ナンバー9:「他の子たちに言わせれば、私は『劣等複製体』だそうだから。事前に打てる手は打っておかなくちゃね」表情を変えずに淡々と言う。
宇賀神 ラウル:「うんうん、足りないところは他のもので補う。大事だよねぇ」
ナンバー9:「そんな大層なものじゃないわ。失敗作の私が、せめてもの悪あがきをしているだけ」
枢橋流星:「その悪あがきが僕たちの命を拾ってくれるかもしれないからね」
宇賀神 ラウル:「そうそう。いいじゃない、悪あがき。わたしはだぁいすきだよぉ」
ナンバー9:「二人とも発想が前向きなのね。絶望に浸るよりはいいけれど」
ナンバー9:「……これはあなたたちに渡しておく。私よりもあなたたちの方が必要になるでしょうから」
GM:そう言って彼女はキミたちの方に旅行かばんを差し出す。
GM:キミたちは、医療トランク×1(基本ルルブ193P掲載)、エナヴェイトD×2(ヒューマンリレーション89P掲載)を入手します。
枢橋流星:「ありがとう、使い切るような事態にならないといいな」
宇賀神 ラウル:「わぁお、いいもの~!ありがとう、ナイン」
ナンバー9:「礼はいいわ。ただなるべく大道寺の手は借りたくないだけ」
ナンバー9:「これは博士の最後の命令だから。私の手でやり遂げないと」表情を変えずの淡々とした口調で言う。
枢橋流星:「……ともかく」
枢橋流星:「この後、どうするかだね」
枢橋流星:「すぐに敵を探しに行く?」
ナンバー9:「やることは決まっているわ」
ナンバー9:「私はレプリカーナの位置を絞り込むことができる。あなたたちの準備が出来次第、すぐにでも敵地に乗り込む」
ナンバー9:「だから今のうちにしっかりと戦いの用意をしておいてちょうだい」
GM:ということで、ここで今後のシナリオの流れについて説明しておきましょう
GM:シナリオ上では、これから【準備シーン(セーフハウス)】と【戦闘シーン(敵地)】の2つのシーンが交互に展開されます。
GM:現在は【準備シーン】で、次のシーンが【戦闘シーン】になります。
GM:【準備シーン】ではいくつか行動できることがあります。
GM:順番に説明していきますね
GM:①メジャーアクションを使用して、ナンバー9と交流する。判定に成功すると、ナンバー9の友好度が1段階上昇する。
GM:〈交渉〉〈知覚〉〈情報〉〈UGN〉難易度5
GM:※友好度はPCで共有されるが、一度の判定で1段階ずつしか上がらない。また段階ごとに難易度が上がるものとする。財産ポイント使用可能。
GM:最初は難易度5なので楽勝ですが、徐々に難易度は上がっていきます
GM:ナンバー9の友好度を高めると特別なエンディングも見られるかも……!?
GM:次!
GM:②メジャーアクションを使用して、医療トランクによる2D10の回復を行う。
GM:さっきナンバー9からもらった医療トランクを使います
GM:戦闘でHPが減ることもあるでしょうから、回復は大事ですね
GM:これも1シーンに1人1回なので無限にHPを回復することはできません
GM:③メジャーアクションを使用し、購入判定を行う。購入判定は1シーンにつき1人1回とする。
GM:戦況に合わせて武器やアイテムが必要になったら購入判定を行うこともできます
GM:二人の出会いの記念にアクセサリーとかを買ってもいいよ
GM:④端末を使用して大道寺を呼ぶ。その場合、追加で『エナヴェイトD』を2つ獲得することができる。また、大道寺についての情報収集ができるようになる。
GM:大道寺の友好度を高めると特別なエンディングも見られるかも……!?
枢橋流星:2週目以降のエンディング回収くらいでしか見る気にならないEND来たな……
GM:準備シーンでできることは大きく分けて以上の4つ!
GM:他に何かやりたいこととかを思い付いたらどんどん提案してください
宇賀神 ラウル:はーい!
GM:と、いうわけで流星くんとラウルさんはこの準備シーンで何かやっておきたいことがあったら行動を宣言するとよいでしょう
枢橋流星:あっ、友好度って何段階あります?
GM:お、重要
枢橋流星:10段階とか言われたら暴れるしかないが……
GM:全部で4段階です。1段階目は判定の難易度5で、そこから少しずつ上がっていきます。
枢橋流星:了解!ほかのすべてを投げ打ってナインとの交流に費やすほどではなかった……
宇賀神 ラウル:余裕がある よかった
GM:そこまでの鬼畜難易度ではないw
GM:でも、最後らへんの難易度は地味に高いぞ
宇賀神 ラウル:にゃんと
GM:そんなわけで何かやりたいことがあったらどうぞ~
枢橋流星:じゃあ最初だしトークしておくか~
GM:交流!
宇賀神 ラウル:ラウルも交流で~!できれば流星くんの次に判定したいです~
GM:では、最初の人は〈交渉〉〈知覚〉〈情報:UGN〉で難易度5です
枢橋流星:うおーっ
枢橋流星:うーむ……情報:UGNが一番マシか……
枢橋流星:2dx+1>=5
DoubleCross : (2DX10+1>=5) → 9[7,9]+1 → 10 → 成功
枢橋流星:ははは
GM:お見事!
GM:では、ナンバー9の友好度は1段階目まで上がります!
GM:これによってナンバー9の状態に変化が起きます
枢橋流星:なんと
GM:【1段階】キミたちとの会話や質問に対し、今までよりもしっかりとした回答を行うようになる。また、ナンバー9からもキミたちに対して質問をしてくるようになる。
枢橋流星、宇賀神ラウルに対してロイスを取得する。残りのロイス枠に関してもシナリオの展開に合わせて取得するようになる。
GM:これが1段階目の友好度による変化!
GM:また、判定に成功したことで、次の交流判定の難易度は10に上がります
枢橋流星:跳ね上がったね
GM:ラウルさんも続けて交流判定に挑戦してもいいし、購入判定とかで装備を整えてもいいぞ
宇賀神 ラウル:交流判定挑戦します!知覚で!
GM:がんばれ!
宇賀神 ラウル:9dx+1>10 〈知覚〉判定
宇賀神 ラウル:9dx+1 〈知覚〉判定
DoubleCross : (9DX10+1) → 9[1,2,4,5,6,7,9,9,9]+1 → 10
宇賀神 ラウル:あっぶ
GM:わっ、すごい!
枢橋流星:成功!
GM:【2段階】ナンバー9のキャラクターシートを公開し、以降はPLの指示によってエフェクト支援を行うことが可能となる。
枢橋流星:!?
宇賀神 ラウル:?!?!
GM:友好度が2段階目まで上がったためナンバー9も次からは戦闘に参加するようになります
GM:といっても支援役なので火力要員にはなれません。安心してね
枢橋流星:次からは(初回)
宇賀神 ラウル:支援助かる~
GM:ここで友好度が上がっていないと初戦はナンバー9が参加してくれなかったんだなぁ
宇賀神 ラウル:いちたりてよかった…
GM:というわけで、二人とも判定が終わりましたので
GM:判定結果にのっとって軽くロールをしていきましょうか
枢橋流星:うおー
ナンバー9:「それじゃあ、準備ができ次第出発するわ。もし何か必要なものがあったら言ってちょうだい」
ナンバー9:装備品を旅行かばんに仕舞いながらどこか遠い目で荒れ果てた研究所を見る。
枢橋流星:「……なにかいい思い出でも?」
ナンバー9:「思い出はある。ここは私の家のようなものだったから」
ナンバー9:「けれど、それが良い思い出なのか悪い思い出なのかはよく分からないわ」
枢橋流星:「……そう」 そう言って、研究所に背を向けて準備を始める
ナンバー9:「あなた。家族は?」
ナンバー9:「そんなに幼いのに1人で戦っているの?」
枢橋流星:「別に1人で任務に臨んでるわけじゃない」
枢橋流星:「今回にしたって、ナインと”レクイエム”がいるからね」
枢橋流星:「家族は……まあもういないかな」
ナンバー9:「“レクイエム”はともかく私は数に入らないわ。言ったでしょう、『劣等複製体』なの、私。戦いの役には立たない」
枢橋流星:「気持ちの問題だよ」
宇賀神 ラウル:うんうんと頷いている。
ナンバー9:「そんなものかしら。私のことはただの探知装置と考えておいた方がいいように思うけど」
枢橋流星:「まあ、君がどう思おうとも君の自由だけど」
枢橋流星:「僕は君も仲間だと思ってるよ」
ナンバー9:「私が、仲間?」少しきょとんとしたような顔をする。
枢橋流星:「うん」
ナンバー9:「よく分からない。仲間というのも今までいたことがないから」
枢橋流星:「そうみたいだね」
枢橋流星:「でもやっぱりこれも気持ちの問題だから」
ナンバー9:「気持ちの問題……」
ナンバー9:「“レクイエム”。あなたはどう思うの?」
宇賀神 ラウル:「むふー。…ん?」今までで一番にっこにこした顔のまま、こてんと首をかしげる。
宇賀神 ラウル:「わたしはねぇ、嬉しいと思うなぁ」
ナンバー9:「嬉しい?」真似するように同じく首をかしげる。
宇賀神 ラウル:「うん。”コメット”が、ナインも仲間だと思ってるのが、嬉しい」
ナンバー9:不思議そうな顔をしたまま二人を交互に見る。
ナンバー9:「“コメット”が私を仲間だと思うと、“レクイエム”が嬉しい?」
宇賀神 ラウル:「うん。なんかそうみたいなんだぁ」
枢橋流星:「それは僕もよくわからないな……」
ナンバー9:「あなたも?」
宇賀神 ラウル:「わたしもなんでかよく分からないんだけどねえ」
宇賀神 ラウル:「今、ここがあったかいから」胸を押さえる
宇賀神 ラウル:「だからこれは、嬉しいで間違いないはずなんだぁ」
ナンバー9:「あったかい」真似をするように自分の胸を押さえる。
ナンバー9:「そう。そうね」
ナンバー9:「“コメット”に仲間と言ってもらった時、確かに私も嫌な気持ちではなかった」
枢橋流星:「そう、それならよかった」
ナンバー9:「むしろ……」言葉を探すように流星くんの方を見る。
ナンバー9:「いいえ。今はこの感覚を何と言えばいいのか分からない」
枢橋流星:「……?」
枢橋流星:「いや……まあ、気持ちを言葉で表すのは難しいよね」
ナンバー9:「あなたはまだ幼いのに私よりも色々なことを知っているのね」
ナンバー9:「“レクイエム”は大人だからともかくとして……。あ、大人なのよね?」
宇賀神 ラウル:「うむ。”コメット”、わたしよりずっとしっかりしてるーと思っている。ずっと」
宇賀神 ラウル:「いちおう大人だよぉ、21です。えへんっ」
枢橋流星:「18くらいかとおもってた」
ナンバー9:「私は16歳くらいかと」
宇賀神 ラウル:「わぁ、忌憚なき鋭い意見をありがとう。(つд⊂)エーン」泣きまね
宇賀神 ラウル:「ちなみに、”コメット”とナインはおいくつ?」
枢橋流星:「ナインは”レクイエム”のこと大人だと思ってたんじゃないの」
枢橋流星:「僕は12」
宇賀神 ラウル:「15くらいかとおもってた…」
枢橋流星:「よく言われる」
ナンバー9:「私の製造年数については秘匿内容の一部になっている。どこかで研究データが手に入ればあなたたちに伝えることもできるわ」
枢橋流星:「製造年数が秘匿?」
宇賀神 ラウル:「なるほろ。まあ、そういうこともあるかぁ」
ナンバー9:「UGNの最重要機密。博士が死んでも変わらずね」
枢橋流星:「複製体の常識を超えて、よっぽど長いか短いか……」
枢橋流星:「っと、僕はこれで準備できたよ」
枢橋流星:ウェポンケースを持ちあげる
宇賀神 ラウル:「わたしの方もだいじょうぶ~」
ナンバー9:「そう。準備ができたのね」
ナンバー9:「出発する前に一つ教えてちょうだい」
ナンバー9:「仲間というのは何をするものなの?」
ナンバー9:「……私は、あなたたちの仲間なのでしょう?」
枢橋流星:「なにを……と言われても」
枢橋流星:「僕の認識としては、『同じ目的を持ち、そのために行動する者』って感じ」
枢橋流星:「だから、具体的には思いつかないかな。”レクイエム”は?」
ナンバー9:答えを待ちわびるように“レクイエム”の方を見る。
宇賀神 ラウル:「はいな!わたしの認識としてはねぇ」
宇賀神 ラウル:「仲間というのは、一緒にご飯を食べるものです!」
ナンバー9:「一緒にご飯を……。そうなの?」
枢橋流星:「やっぱり食欲……」 呟いている
宇賀神 ラウル:「聞こえてるよお」
宇賀神 ラウル:「食べることは生きること。生きることを一緒にすることが、仲間だと思うんだぁ」
ナンバー9:その言葉を聞き、目をぱちくりさせる。
ナンバー9:「思っていた以上に深い……」
ナンバー9:「ええっと。つまり」
ナンバー9:「一緒に何かを食べればいいのね?」
ナンバー9:「簡易食糧くらいならあるかもしれない」戸棚をあさっている。
宇賀神 ラウル:「あう。提案なんだけど、移動中に、ご飯ないしおやつを摂取しませんか!」
宇賀神 ラウル:「ファミレスとか。スタバとか」
宇賀神 ラウル:「ナイン、きっとまともなご飯、もらってないでしょう…?」
枢橋流星:「ああ、良いかも」
ナンバー9:「まともなご飯というのは定義によると思うけど……」
ナンバー9:「ああ。大道寺に捕まった後のこと?」
宇賀神 ラウル:「うん」
ナンバー9:「それならば、そうね。体は動くから問題は感じていないけれど」
ナンバー9:「自白剤でお腹がいっぱいになっていたし」
枢橋流星:「……」
枢橋流星:「腹が減っては戦はできぬと言うし、行こうか」
ナンバー9:「待って。待ちなさい」
ナンバー9:「あなたたちの提案はありがたいけれど」
ナンバー9:「移動時間というものはあまり必要ないの」
ナンバー9:《ディメンジョンゲート》を使用する。彼女のそばに遠くの場所に通じるゲートが開く。
ナンバー9:「だから、そうね。提案なのだけど」
ナンバー9:「最初の戦いが終わったらご飯ないしおやつにする、というのはどうかしら」
ナンバー9:「……私もあなたたちと仲間でいたいとは感じているから」
枢橋流星:「腹が減っては戦はできぬと言ったのに先に戦を……?」
宇賀神 ラウル:「ふふ、わたしはそれでもいいよぉ。『”コメット”とナインと一緒に美味しいもの食べる』ってご褒美があったら、嫌いな戦闘も頑張れるしぃ」
ナンバー9:「残念ながら最初の相手はもう動き始めているみたいだから。少し急いだ方がいい」
枢橋流星:「まあ、一番飢えてそうな人が良いなら良いか」
枢橋流星:「どらやきもおあずけだったし」
ナンバー9:「それ」
ナンバー9:「少し気になっていたけれど。どら焼きというのは何?」
ナンバー9:「研究所のデータにはなかったと思う」
枢橋流星:「研究所にはないだろうね」
ナンバー9:「あなたたちが話題に出すということは任務に重要なのかと」
宇賀神 ラウル:「わたしのモチベーションの維持としては重要と見せかけてそこまででもないねぇ」
ナンバー9:「なるほど……え。そこまででもない?」
宇賀神 ラウル:「好物だけどね。大道寺さんに無茶ぶりをして困らせるというのが目的だったんだよぉ」
宇賀神 ラウル:「スルーされちゃったから不発。むねん」
枢橋流星:「食欲ではない……!?」 小さく驚いている
枢橋流星:「いや、今急ぎなんだよね? どらやきについては後で説明するよ」
ナンバー9:「ええ。教えてちょうだい。名前からして虎を焼き殺すほどの殺傷能力を持った兵器の一種なのではないかと推測はしているけど」
枢橋流星:「虎焼きかあ」
ナンバー9:「近い?」そう言いながら自身が開いたゲートの方へと歩き出す。
宇賀神 ラウル:「その手があったなぁ…兵器をタカればよかった…」後に続いて歩き出す。
ナンバー9:「……不思議な人たち。ただの戦闘要員かと思っていたのに。そうでもなさそう」ゲートの向こうへと消える間際、そう呟いて小さく笑った。
GM:《ディメンジョンゲート》を使用したことでナンバー9の侵蝕率は5上がって39になります。
GM:キミたちが最初の戦地へと向かったところでこのシーンは終了だ。
GM:ナンバー9は流星くんとラウルさんに対してロイスを取得します。
GM:-枢橋流星/P:仲間だと思ってもらいたい〇/N:劣等感
GM:-宇賀神ラウル/P:嬉しいと思ってもらいたい〇/N:劣等感
ナンバー9:以上
枢橋流星:おおー
ナンバー9:これでシーンは終了する。
ミドル3:キリングフェイス・シックス
ナンバー9:次は、いよいよ最初のレプリカーナとの戦いになる。
ナンバー9:万全の状態で臨んでほしい。
GM:次のシーン!
GM:次は、最初の戦闘シーンになります!
GM:PCは全員登場!ダイスを振って侵蝕率を上げてください!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(49 → 51)
ナンバー9:39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+3[3] → 42
枢橋流星:43+1D10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+6[6] → 49
GM:上がった!
GM:では、まずは軽くシーンの描写をしたらキミたちの目の前に一体目のレプリカーナが現れます。
GM:ディメンジョンゲートをくぐり抜けた先は研究所の周囲とさほど変わらない森の中だった。
GM:時間帯もさほど変化はない。
GM:ただ、木々に囲まれて光を遮られたこの薄暗さは不気味に感じることだろう。
GM:キミたちの前を早足に進むナンバー9は軽く振り返る。
ナンバー9:「最初の敵は最も近い場所にいて、最も危険な人物……」
ナンバー9:「喧嘩早い戦闘狂、ナンバー6『デュアルフェイス』よ」
ナンバー9:「タガが外れたのなら、シックスは手当たり次第に生物を殺すでしょう。ほら、さっそく痕跡が見えたわ」
GM:キミたちが進む先には血を流した動物が何匹も倒れている。
枢橋流星:「本当に手当たり次第って感じだな」
宇賀神 ラウル:「…」軽く目を伏せて十字を切る。
GM:虐殺を楽しむかのように弄ばれた野生動物の死体は君たちの前に点々と続いていた。
ナンバー9:「目に付いた生き物を構わず手にかけているのでしょうね」
ナンバー9:「この先は……。まずいわ。集落があるみたい。急ぎましょう」
ナンバー9:キミたちに目配せすると、早足で駆け出す。
枢橋流星:「は!? 集落!?」 道がわからないので追い抜かない程度の速度で着いていく
宇賀神 ラウル:「まずいどころの騒ぎじゃないねぇ…」
ナンバー9:「私を追い抜いてもいいわ。この痕跡の先にシックスはいるはず……!」
ナンバー9:精一杯の速さで走っているが、キミたちの全力には程遠い。それでも息は切れている。
枢橋流星:「了解、じゃあ僕が先行しておびき出す」
宇賀神 ラウル:「任せたよぉ、”コメット”」
宇賀神 ラウル:「…気を付けてねぇ」
ナンバー9:「私もすぐに追いつくからお願い……!」
GM:キミたちが動物の死骸を辿っていくとやがて小さな集落に行き着いた。
枢橋流星:手を後ろに回し、ウェポンケースを起動。
GM:人家に近付いた途端に強くなる血の臭い。
GM:集落には至るところに血溜まりが広がり、住民の遺体が転がっていた。
枢橋流星:勢いのままくるくる回りながら飛び出す鈍槍・箒星を前に構え、進む。
GM:そして、集落の中央には笑い声を上げる少女がいた。その顔はナンバー9と瓜二つである。
ナンバー6:「あーあ。もう終わりか。ただの人間はいくら殺してもつまんないな」
ナンバー6:「それじゃあ、最後のを殺して次に行こっか」
枢橋流星:(遅かったか……)
GM:彼女の足元には幼い少年が倒れている。
ナンバー6:「安心してね。私、強いから。サクッと殺してあげる」
ナンバー6:骨でできたような禍々しい槍を担ぎ上げる。
ナンバー6:「弱い自分を恨むんだね、キミ」震える少年をめがけて骨の槍を振り上げる。
枢橋流星:(行くか……!? 今なら不意を打てる……けど)
宇賀神 ラウル:『お任せだよぉ、”コメット”』
宇賀神 ラウル:《彼方からの声》彼にだけ聞こえる声と同時。
宇賀神 ラウル:ダァン!
宇賀神 ラウル:ナンバー6の側頭部目掛けて、弾丸が飛ぶ。
枢橋流星:「!」
枢橋流星:銃声と同時に、少年の元に駆けだす
ナンバー6:「…………ッ!」咄嗟に骨の槍をかざして銃弾を弾く。
ナンバー6:「奇襲か。けど、甘いんだよ……!」
ナンバー6:「その程度の銃撃がこの私に通じるか!」銃弾が飛んできたと思しき方角に向けて叫ぶ。
枢橋流星:「今ので仕留めきれないかッ! こんなのがまだ4人もいるなんて冗談じゃないなッ!」
宇賀神 ラウル:「ひゃわわわ、防がれたぁ~!」隠密が解け、女の姿が現れる。その位置は、”コメット”および少年の真逆。
宇賀神 ラウル:(さあ、こっち来てくれるよねぇ?)
枢橋流星:滑り込むように少年を掬い上げ、建物の影に隠す。
ナンバー6:「見つけた。少しは殺しがいのありそうなやつが来たな……!」ラウルさんの方に突撃し。
ナンバー6:骨の槍を振り上げてから違和感に気付く。
ナンバー6:「……待て。何かおかしい」
ナンバー6:「女、さっきのガキをどこに隠した!」
ナンバー6:自分が直前までいた場所を振り返って叫ぶ。
宇賀神 ラウル:「わぁ、いいのかなぁ、よそ見なんてしちゃって?」
ナンバー6:「ああァ?」
宇賀神 ラウル:「ひえええ!ほんとに戦闘狂だぁ!」
宇賀神 ラウル:「いいように転がしやすくって助かるけどぉ!」そう、いい感じに私だけに注目してくれている。
ナンバー6:「その言い方……。そうか、ナインの連れか何かか」
枢橋流星:「引き付けるのは僕の役目だろ」 苦笑いしながら、箒星を刺す様に6の喉元に突き出す
ナンバー6:「…………」苛立しげに顔をしかめる。
ナンバー6:「むっかつくなぁ」
ナンバー6:「めっちゃ腹立つ~。落ちこぼれのナインがこんな奴らを連れて今さら何をするつもりなのかにゃ~」
ナンバー9:「あなたを殺すのよ、シックス」
GM:遅れてやってきた少女が、自分と同じ顔をした少女に銃を向ける。
ナンバー6:「あっはははははは!ウケる!」
ナンバー6:「えー。何これ。お二人さんは何?ナインにいいように騙されてるとか?」
ナンバー6:「怖い顔して。博士をぶっ殺したのがそんなに気に入らなかったのかにゃあ」
枢橋流星:「さてね」
ナンバー6:「あ。博士の最後、教えてあげよっか?」
枢橋流星:「残念ながら君ほど悪趣味じゃない」
宇賀神 ラウル:ぴくり、動きかけた指先を抑える。
枢橋流星:「結構だよ」
ナンバー6:「いいから聞きなよ。無意味に生き物を傷つけるなっていつも私を𠮟りつけるから前からムカついててさぁ」
ナンバー6:「丁度いい機会だったし、首をへし折ってサクッと……」
ナンバー9:「黙りなさい」拳銃の引き金を引く。
ナンバー6:骨の槍で銃弾を弾くと、キミたちから離れた位置に着地する。
ナンバー6:「悪いけど、私はこんなところで邪魔されるつもりはないよ」
ナンバー6:「私を抑圧する研究所から抜け出してようやく自由になれたんだ!」
ナンバー6:「私の自由を奪うつもりならみんな敵だ!会ったばかりのお二人さんもね!」
ナンバー9:「“コメット”、“レクイエム”。来るわ、構えて」
枢橋流星:無言で構える
宇賀神 ラウル:「…うん。頑張るねぇ、美味しいランチのために」拳銃を構えなおす
ナンバー9:「ええ。美味しいランチのために」シックスと距離を取り、拳銃を構える。
GM:では、ここからは最初のミドル戦闘に入っていきます!
GM:エネミーはナンバー6“デュアルフェイス”!行動値は5!
GM:ラウルさん、流星くん、ナンバー9は同エンゲージで、10m先にシックスのエンゲージがあります。
GM:ナンバー9は行動値8で、キミたちの指示に従って動きますので必要に応じて行動を指示してあげてください。
GM:シックスを倒すことができればキミたちの勝利です
GM:全力で戦いましょう!
枢橋流星:うおー!
GM:説明はこんなところ!
GM:特に質問などがなければ早速戦闘に入っていきましょう!
宇賀神 ラウル:大丈夫です!
GM:それでは、これよりラウンド進行を開始します!
GM:1ラウンド目
GM:まずはセットアップから
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします
宇賀神 ラウル:なしです!
ナンバー6:侵蝕率が100%を超えているので「Dロイス:戦闘用人格」の効果が発動!あらゆる判定のダイスが増え、攻撃力が増加します!
ナンバー6:そして
ナンバー6:「Eロイス:殺戮衝動」を使用します
ナンバー6:このシーンの間、クリンナッププロセスの時点で戦闘不能のキャラクターは死亡します
枢橋流星:自分を殺すためのEロイスかな?
枢橋流星:僕もセットアップはなし!
GM:ナインは《戦術》を使えますが、どうします?使わせます?
枢橋流星:今はいいんじゃないかなあ、どうします?
宇賀神 ラウル:ですね、まだ温存でも大丈夫かなぁと
ナンバー9:では、温存する。必要な時は言ってちょうだい。
GM:では、Eロイスの演出だけしておきますね!
ナンバー6:転がっていた死体の首をへし折り、 背骨を引き抜くとそれは鋭い槍にも似た白骨の刃物に変わる。
ナンバー6:恍惚の笑みを浮かべながらキミたちを見据える。
ナンバー6:「さあ、さあさあさあ!私と全力でやり合おう!」
ナンバー6:「オーヴァードを二人も殺せるなんて愉しみだなぁ!女とガキとどっちを先に殺すのが楽しいかなぁ!?」
枢橋流星:「なにか勘違いしているようだけど」
ナンバー6:「それともシックスが最初がいいかな。自分と同じ顔をぶっ殺すってどんな気持ちかなぁ。きっと超絶楽しいよね!」
ナンバー6:「……勘違い?」
枢橋流星:「僕たちは君の敵でも遊び相手でもない」
枢橋流星:「処刑人だ」
ナンバー6:「……くっだらない」
ナンバー6:「死ぬんだよ。みーんな、死ぬんだ」凄まじい殺気が放たれる。
ナンバー6:殺気に触れただけでそばにいた虫がぐしゃりと潰れ、空を飛ぶ鳥が落ちる。
宇賀神 ラウル:「…うん。大丈夫だ。だって処刑人だもん、ねぇ」今までの自分だったら、どうだろう。彼女の殺戮衝動に、吞まれずにいられただろうか。
宇賀神 ラウル:「上手に歌ってあげるねぇ、ナンバー6」
ナンバー6:「何が歌だ。私の自由を奪おうとする奴はみんな死ね!」骨の槍を振りかざす。
GM:では、セットアップはこれで終了!
GM:ここからは行動値が高い順に手番を行っていきます!
GM:まずは行動値20!
GM:早いな!?
GM:ラウルさんの番から!
宇賀神 ラウル:はーい!
宇賀神 ラウル:マイナー【誰そ彼時】陽炎の衣2/侵蝕率3
宇賀神 ラウル:隠密状態となる。この隠密状態はそのメインプロセス終了まで持続し、敵とエンゲージしていても隠密になれる。1シーン2回。
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を3増加(51 → 54)
宇賀神 ラウル:メジャー【素敵な夜を】:コンセ3+見えざる死神3 侵蝕率4
宇賀神 ラウル:対象はシックス!
ナンバー6:かかってきな!
宇賀神 ラウル:(9+1)dx7+5-1
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,1,2,2,3,4,5,8,8,9]+10[2,5,7]+10[8]+4[4]+4 → 38
GM:た、高いな!?
ナンバー6:けどさぁ、私の力を甘く見てもらっちゃあ困るな!
ナンバー6:私は戦闘用人格の効果でドッジのダイスも増えている!
ナンバー6:ドッジを宣言!
ナンバー6:12dx+1>=38
DoubleCross : (12DX10+1>=38) → 7[1,2,3,3,3,4,5,5,6,6,7,7]+1 → 8 → 失敗
ナンバー6:あ、あれ……?
ナンバー6:だ、ダメージをお願いします
宇賀神 ラウル:(38/10+1)d10+38 ダメージ 装甲有効
DoubleCross : (4D10+38) → 21[5,1,9,6]+38 → 59
ナンバー6:ま、待って!死ぬ死ぬ死ぬ!
枢橋流星:死ね!!
ナンバー6:死にかけたけどまだ辛うじて生きてる!
宇賀神 ラウル:くっ
GM:かなり良いダメージを喰らった!
GM:シックスはまだ生存です。攻撃の演出どうぞ!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を4増加(54 → 58)
宇賀神 ラウル:ふっと、ラウルの姿が消える。
ナンバー6:「消えた……!?」骨の槍を構えたまま周囲を警戒する。
宇賀神 ラウル:同時、シックスの周囲に音が溢れる。
宇賀神 ラウル:木の葉の音。男の子のすすり泣く声。鳥の鳴き声。風の音。
ナンバー6:「な、んだ。これは。耳障りな……!」顔をしかめ、耳を押さえる。
宇賀神 ラウル:―それに混ざる、女の歌声が、シックスの一際近く、右横から。
ナンバー6:「これは……歌……?」つい、そちらに気を取られる。
宇賀神 ラウル:その一瞬の隙、音もなく銃弾が胸元へ迫る!
ナンバー6:「な……ッ」避けることもできず、まともにその銃弾を受ける!
宇賀神 ラウル:『ごめん、”コメット”、”ナイン”。仕留め損ねた』コメットとナインにだけ聞こえるように。
宇賀神 ラウル:『お願い、ねぇ』
ナンバー6:体を射抜かれ、血を吐きながらもなお力強く地面を踏みしめる。
ナンバー6:「ああ、もう。何だよ、これ。楽しくない。全然楽しくない……!」
ナンバー6:「隠れないでよ。斬らせろ。殺させろよ……!」
宇賀神 ラウル:苛立ちを煽るように、音も歌もぴたりと止んだ。
ナンバー6:「歌が……止んだ……」怒りのままに周囲を見渡す。
GM:では、ラウルさんの行動はこれで終了!
GM:次は、行動値8のナインの番ですが
GM:ナインは《アドヴァイス》を使用できますが、行動させますか?
枢橋流星:せっかくだし貰おうかなあ
ナンバー9:任せて
枢橋流星:少しでも侵蝕抑えたほうが良いか……?
枢橋流星:まあ、せっかくだし貰っておこう
ナンバー9:相手はドッジのダイス数が多い。懸命な判断よ。
ナンバー9:《アドヴァイス》を使用。対象は“コメット”。
ナンバー9:次のメジャーアクションのクリティカル値がマイナス1、ダイスは+2個よ。
枢橋流星:うおー!
ナンバー9:“レクイエム”の言葉を受け、小さく頷く。
ナンバー9:わずかにシックスの方に進み出ると彼女に銃を向ける。
ナンバー9:手負いで苛立っているシックスならばこれで十分に気を引ける。
ナンバー9:あとは先ほど見た“コメット”の動きなら――。
ナンバー9:下手に合図を出せばシックスに気取られる。
ナンバー9:今は、ただ『味方』を信じて――。
ナンバー9:「シックス。博士を殺したあなただけは許さない……!」
ナンバー9:なるべく激情に駆られているかのような表情を作って叫ぶ。
ナンバー6:ナインの方を見て喜悦に満ちた表情を浮かべる。
GM:では、ナインの行動はこれで終了!
GM:次は、行動値6の流星くんの番!
GM:ここで仕留めきれなかったらシックスに手番が回るぞ!
枢橋流星:うおー!殺す!
ナンバー6:かかってこい!
枢橋流星:マイナーで戦闘移動、メジャーで吸収+駿足の刃+コンセントレイトを使って混沌なる者の槍で攻撃!
枢橋流星:判定前にはちゃんと紡ぎの魔眼も使います
ナンバー9:私の支援の効果も忘れないで
ナンバー9:C値-1、ダイス+2個よ
枢橋流星:3+4+3+2dx6+2
枢橋流星:12dx6+2
DoubleCross : (12DX6+2) → 10[1,4,4,5,5,6,6,7,9,10,10,10]+10[1,2,3,4,6,6,10]+10[5,7,8]+10[3,9]+5[5]+2 → 47
枢橋流星:おほほ
GM:た、高いよ!
ナンバー6:私を舐めるな!私は最強だー!
枢橋流星:あっ
ナンバー6:ん?
枢橋流星:混沌なるものの槍の効果で+2dだ
枢橋流星:振りなおす? 振り足し?
GM:振り足してもいいよ!
枢橋流星:やった~
GM:2d振りな!
枢橋流星:2dx+42
DoubleCross : (2DX10+42) → 5[3,5]+42 → 47
枢橋流星:変わんねえ
GM:結局47!
ナンバー6:ワンチャン避けれる!
ナンバー6:ドッジを宣言!
ナンバー6:12dx+1>=47
DoubleCross : (12DX10+1>=47) → 10[2,2,3,4,4,5,5,5,6,7,10,10]+3[1,3]+1 → 14 → 失敗
ナンバー6:ぐわあああああ!回ったのに!
ナンバー6:ドッジ失敗!
GM:では、ダメージをどうぞ!
枢橋流星:5D10+12 1点でもダメージを与えた場合、R中対象が行うあらゆる判定-3d
DoubleCross : (5D10+12) → 30[6,5,9,2,8]+12 → 42
GM:ダイス目いいな!
GM:シックスの残りHPは15。装甲値は5
GM:そのダメージは……
GM:完全に戦闘不能になります!!
ナンバー9:さすが二人とも
枢橋流星:侵蝕49→57
GM:では、流星くんは戦闘の演出をどうぞ!
枢橋流星:視線が、銃を構えた9に向いた。
枢橋流星:その、一瞬。
ナンバー6:「あはは!安心してよ、ナイン!あなたもすぐに博士と同じ場所に送ってあげる!」高笑いをあげる。
枢橋流星:「首だったか……」 槍が下から上へ、重力を振り切った速度で跳ね上げられ。
ナンバー6:「え……?」
枢橋流星:その先端が、6の喉を潰すように引きちぎる。
枢橋流星:「まあ、なんだ」
枢橋流星:「僕も大概、悪趣味だな」
ナンバー6:「が……ツ………あ……っ」苦悶の声を漏らしながらその場に倒れ込む。
ナンバー6:「ぁ……ゃ……じゆ、う……きえてく……」絞り出すような声を残し、息絶える。
GM:倒れたナンバー6の体は塵となって消えていく。
枢橋流星:「そんなものを期待するのが間違いなんだよ……オーヴァードに……」
GM:ナンバー6の体が完全に消滅すると金属片がカランと地面に落ちる。大道寺が言っていたチップだ。
枢橋流星:「”レクイエム”」 チップを手に取りつつ、こっちに来るように呼びかける。
宇賀神 ラウル:「はぁい。…ありがとうねぇ、”コメット”」とんとん、と軽やかに歩み寄る。
宇賀神 ラウル:「ナインもありがとうねぇ。ナイス挑発だったよぉ」
ナンバー9:「……お疲れ様。二人とも」銃を下げ、キミたちに声をかける。
宇賀神 ラウル:「で、えっと…このチップが例の?」
枢橋流星:「ああ」
枢橋流星:3人でチップを覗き込む。
ナンバー9:「このチップ……。もしかしたらシックスたちが反乱を起こした理由や、玄星博士の研究の情報が残っているかも。私に解析させてくれないかしら?」
宇賀神 ラウル:「…出来るの、ナイン?」
ナンバー9:「同じレプリカーナだもの。任せてちょうだい」
枢橋流星:「じゃあ、任せる」
枢橋流星:「僕はそういうのからきしだからな」
ナンバー9:チップを受け取ると、意識を集中させる。少女の瞳が微かな光を帯びる。
ナンバー9:「……解析完了。ほんの一部だけど、情報を引っ張り出せた。共有するわね」
GM:というわけで、一つ目のチップを解析して得た情報を共有します
【断片的な思念】
個体名:ナンバー6
コードネーム:戦闘用人格(デュアルフェイス)
Dロイス:複製体、戦闘用人格
私は戦闘が大好き。殺すことに何も躊躇いはない。だってそのために生まれた私だもの。でも博士はそれを否定し、強く叱りつける。どうして……?
私はオリジナルの意志を継いでいるのにどうして否定するの? あなたが私を作ったんでしょう?
【チップに残されていた情報の解析データ】
基礎知識:
【ロイス】とは、対象の人生において影響深い人物との繋がりを指し示すものである。時にそれは団体や地域と結びつく場合もある。
【Dロイス】とは、対象自身の強い特徴を指し示すものである。
メモ:
・対象がジャーム化するとDロイスを保持したまま、他のロイスはすべて消滅し、以降は新しくロイスを得ることができなくなる。
GM:ナインはうつむいたまま呟く。
ナンバー9:「これは、チップに残されたシックスの思念と博士の研究データの断片ね」
ナンバー9:「…………」何かを考え込むようにうつむいている。
枢橋流星:「チッ……相変わらずだったみたいだな……あのクソ親父……」 顔を背け、苛立たし気に呟く。
宇賀神 ラウル:「正しく造られて、正しく動いていたのに、って思ってたんだねぇ」
宇賀神 ラウル:「うん。博士は、私が知ってる頃の博士とそんなに遠くなかったみたい。それは、嬉しいなぁ」
ナンバー9:「シックスは私よりも優秀だった、はずよ。それなのに、こんな風に思っていたなんて」
枢橋流星:「……」
ナンバー9:シックスの遺体があったはずの場所を向き、薄く目をつむると十字を切る。
ナンバー9:「ねえ。これで合っている?」
ナンバー9:「なんとなくシックスのために祈りたくなって」
宇賀神 ラウル:「…うん。合ってるよぉ。大丈夫」
宇賀神 ラウル:「弔いに大事なのはね、形より心だから」
宇賀神 ラウル:「これ以上何にも苦しまず」
宇賀神 ラウル:「安らかに眠っていてほしいなぁ、っていう、心があれば、大丈夫だよ」
ナンバー9:「なら、よかった」
ナンバー9:安心したように小さく微笑む。
ナンバー9:「この集落のことはUGNに処理を依頼しておく。行きましょうか、二人とも」
枢橋流星:「そうだな……」
枢橋流星:背を向けて、歩き出す。
宇賀神 ラウル:(……”コメット”…)その背中を眺める。
ナンバー9:少し早足で駆け出すと、“コメット”に追いつく。
ナンバー9:「ねえ、あなた」
枢橋流星:「ん?」
ナンバー9:「……ありがとう。博士の仇を討ってくれて」
枢橋流星:「別に……」
枢橋流星:言葉に迷って
枢橋流星:「感情に任せたただの悪趣味だよ。礼を言われるようなことじゃない」
ナンバー9:「それでも、ありがとう。なんというか……」
ナンバー9:「普通の人は親が死んだら泣くのでしょう。でも、私は親代わりの博士が死んだ時、涙を流さなかったの」
ナンバー9:「それは、私が失敗作だからだと思う」
ナンバー9:「けれど、あの時あなたを見ていて……」言葉に詰まって、ただあなたを見る。
ナンバー9:「ごめんなさい。上手い言葉が見つからなくて……」
ナンバー9:「この気持ちをなんて言っていいのか分からないけれど……なんとなく先に進めた気がした」
枢橋流星:「そう……」
ナンバー9:「だから、せめてお礼を言わせて。ありがとう」
枢橋流星:「そういうことなら、こちらこそありがたく礼を受け取っておくよ」
ナンバー9:嬉しげに微笑むと、立ち止まって“レクイエム”の方を振り向く。
ナンバー9:「何してるの、“レクイエム”。美味しいランチでしょう。置いていくわよ?」
宇賀神 ラウル:「やーー!置いてかないでーー!!一緒にランチーーー!!」
宇賀神 ラウル:騒がしく叫びながら駆け足で。
宇賀神 ラウル:『ありがとうねぇ、ナイン』
ナンバー9:小さく首を傾げる。
宇賀神 ラウル:足音に紛れて、本当に本当に小さな声が、届いた。
ナンバー9:「お礼を言うのはこっちの方」誰にも聞こえないほどの小さな声で呟く。
ナンバー9:「嫌だわ。こんなことを続けていたら……処分されるのが辛くなりそう」
ナンバー9:そうしてまた歩調を合わせて歩き出した。
GM:シーン終了。
ミドル4:スイート・スイーツ・タイム
GM:次のシーン!
GM:次は、戦闘前の準備シーンになります。
GM:流星くん、ラウルさん、ナインは侵蝕率を上げてシーンに登場してください。
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(58 → 65)
枢橋流星:57+1D10
DoubleCross : (57+1D10) → 57+6[6] → 63
GM:そこそこ上がった
ナンバー9:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+3[3] → 49
GM:それでは、この準備シーンでは、いくつかの行動が可能になります。
GM:ナンバー9との交流判定は友好度が二段階目まで上がっているので、難易度も上昇します。
GM:〈交渉〉〈知覚〉〈情報:UGN〉で難易度15です
GM:二人ともHPは……減ってないな
枢橋流星:ケケケ
GM:シックスとの戦闘で無傷だった!強い!
GM:あとは購入判定に挑戦するか、大道寺を呼び出して彼と交流するかですね
枢橋流星:じゃあ、交流しましょう!
枢橋流星:どっちからする?また私から?
宇賀神 ラウル:どうしましょうか、一応こちら10d振れます
枢橋流星:すげえ、じゃあとりあえず僕から行こうかな
GM:すごい振れる。すごい
枢橋流星:紡ぎの魔眼を使って情報:UGNで!
GM:本気だ!
枢橋流星:6dx+1>=15
DoubleCross : (6DX10+1>=15) → 10[1,3,6,8,9,10]+10[10]+9[9]+1 → 30 → 成功
枢橋流星:!?
宇賀神 ラウル:?!?!?!
GM:!!!??
GM:な、何事……!
枢橋流星:侵蝕63→64
宇賀神 ラウル:すごすぎ
GM:で、では判定は成功です
GM:ナンバー9の友好度が1段階上昇し、3段階目になります
GM:友好度が3段階目になったことで、ナンバー9に新たな変化が生じます
枢橋流星:ツノでも生えるのかな
GM:【3段階】ナンバー9は自身の処分に関して不安を抱くようになる。彼女はこの任務が終わった後のことについて考え始めたようだ。ミドルフェイズ終盤でイベントが発生する。
枢橋流星:あっそんな
GM:これで三段階目になったので、交流判定の難易度はさらに上がります
GM:〈交渉〉〈知覚〉〈情報:UGN〉難易度20
宇賀神 ラウル:にじゅう。
枢橋流星:頑張れーっ!
GM:これはPCたちが戦闘面でちょっと有利になるだけなので、なんなら抜けなくてもなんとかなる
枢橋流星:まだ有利になるのか
宇賀神 ラウル:うおーっ!やるだけやってみます!交流チャレンジします!
GM:えらい!がんばれ!
宇賀神 ラウル:(9+1)dx+1>=20 〈知覚〉判定
DoubleCross : (10DX10+1>=20) → 10[1,1,2,2,4,5,5,6,9,10]+6[6]+1 → 17 → 失敗
GM:お、惜しい……!
枢橋流星:ば、バディムーーーー!
枢橋流星:ない……!
GM:ラウルさん、何回か挑戦すれば普通に成功しそうだな!
宇賀神 ラウル:財産点…あるんですよね…。
GM:3点も……!?
枢橋流星:!?
GM:で、でもまだミドル序盤だし……やるならやってもいいが……!
宇賀神 ラウル:確かにまだチャンスはある…。よし、すみませんここは財産点温存します!
GM:賢明な判断!
GM:では、このシーンではナインの友好度が1段階上がりました!
GM:それではこのシーンはキミたちが食事をしながら束の間の休息を取るシーンになります。
GM:手頃な隠れ家があると言うナインに連れられ、キミたちはセーフハウスへとやってきた。
GM:そこは、殺風景なガレージのような場所だった。
GM:作業用の机にテレビやソファ、簡易ベッドなどこの中だけでも十分生活できそうである。
GM:大きな荷物を背負ったナインはキミたちを振り向く。
ナンバー9:「何かあった時のために博士が用意していた隠れ家みたい。折角だし使わせてもらいましょう」
枢橋流星:「思ったよりもしっかりしているな」
ナンバー9:「狭いけれどシャワーもあるし、当面の拠点にはできそう」
ナンバー9:「さて。美味しいランチでもと思っていたけれど、よく考えてみたらこんな傷だらけ泥だらけの格好でお店に入るのは無理よね」
ナンバー9:そう言って大きなカバンを下ろす。
ナンバー9:中からホットプレートを取り出し、タッパーを並べていく。
枢橋流星:「まあ……そうだな。UGNの食堂でもいいけど……」
枢橋流星:「大道寺の下では……おっと?」
宇賀神 ラウル:「ほよ。ホットプレートだ」
ナンバー9:「私なりに調べたの。美味しい食事をするにあたってどんなものが最適なのか」
ナンバー9:「あなたたち。パンケーキを焼いたことはある?」真剣な表情でパンケーキミックスを見せる。
枢橋流星:「ないな」
宇賀神 ラウル:「食べたことはあるけど…」
宇賀神 ラウル:「自分で焼いたこと…ないかもぉ」
ナンバー9:「安心してちょうだい。私は準備がいい方なの。作り方はしっかり調べてある」
ナンバー9:「焼きましょう。私たちで」緊迫した様子で言う。
枢橋流星:「というか、袋の後ろに書いてあるね」
ナンバー9:苦々しい顔でパンケーキミックスの裏を見る。
枢橋流星:「いいんじゃないか? 気分転換にもなるし」
ナンバー9:「……書いてあるわね」
宇賀神 ラウル:「ふふ、ふふふ」
ナンバー9:「じゃあ、このマニュアルは要らないわね?」100ページほどある分厚い冊子を取り出し、ふてくされたような声で言う。
ナンバー9:子供っぽい下手な絵の表紙には『パンケーキの焼き方』と書かれている。
宇賀神 ラウル:「あ、それ欲しい欲しい!私にちょうだい、ナイン~!」
ナンバー9:「袋の後ろを見ればいいでしょう」
枢橋流星:「拗ねてる」
宇賀神 ラウル:「やーーーっ。それがいいのぉ」
宇賀神 ラウル:「ナインが、私達と一緒に食べる美味しいもの、しっかり調べて用意してくれた証だもん。ね?」
ナンバー9:「拗ねてないわ。合理的な判断をしているだけ」
ナンバー9:「本当に欲しいの……?」恐る恐る尋ねる。
宇賀神 ラウル:「うん」
ナンバー9:「……じゃあ、どうぞ」手作りの分厚い冊子を差し出す。
宇賀神 ラウル:「ありがとう!」にっこり笑って受け取る。
枢橋流星:「まるで姉妹だな……どっちが姉とは言わないが」
宇賀神 ラウル:「…えへへ。嬉しい」大事に胸元に抱きしめて、
宇賀神 ラウル:「ね、”コメット”も中身見るぅ?」わくわくしている。
ナンバー9:「なら、“コメット”は意地悪な弟かしら?」
枢橋流星:「さてね」
枢橋流星:「まあ、せっかくだし読み終わったら貸してもらおうかな」
宇賀神 ラウル:「いいよぉ~!わ、すごい…温度とか分量まできっちりだぁ…」にこにこぺらぺら
ナンバー9:「それじゃあ、あなたたち。覚悟はいいかしら」パンケーキミックスや色とりどりのフルーツ、生クリームなどをそばに並べていく。
枢橋流星:「思ったよりもしっかり準備している」
枢橋流星:「ていうかリンゴとかイチゴとか切られてるんだけど誰が……?」
ナンバー9:「言ったでしょう。私は準備がいい方だって」
ナンバー9:「無駄口はそこまで。さあ、パンケーキを焼くわよ」冷静だがどこか緊張感の漂う声で言う。
GM:というわけで、キミたちにはここからパンケーキを焼く判定に挑戦してもらいます!
枢橋流星:(いくらなんでも準備するタイミング、なくないか) 内心驚きつつホットプレートを眺めている
枢橋流星:焼判定!?
宇賀神 ラウル:はんてい!
GM:判定は〈知覚〉か〈知識:料理〉で行います!
GM:達成値が高ければ高いほど綺麗にパンケーキを焼くことができるぞ!
宇賀神 ラウル:うおーーっ実験体の意地!!
GM:こんなところで実験体の意地を!?
枢橋流星:知覚で行くかー
ナンバー9:もちろん私も判定はする
ナンバー9:私は〈知識:料理〉でやらせてもらう
宇賀神 ラウル:私も知覚で!
GM:では、三人とも判定をどうぞ!
枢橋流星:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 10[2,6,10]+9[9] → 19
枢橋流星:??????
宇賀神 ラウル:(9+1)dx+1 〈知覚〉判定
DoubleCross : (10DX10+1) → 10[2,3,4,5,6,7,7,8,8,10]+6[6]+1 → 17
GM:二人とも高くない!?
宇賀神 ラウル:流星くん、女神に愛されている
枢橋流星:な、なぜ……?
GM:さっきから何なの!?パンケーキのプロ!!?
ナンバー9:わ、私も……
ナンバー9:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 10[1,5,6,7,8,10]+1[1] → 11
宇賀神 ラウル:回ってる!
ナンバー9:おお、それなり
GM:ナインはそれなりに綺麗にパンケーキが焼け
GM:そして、流星くんとラウルさんはお店でプロのパティシエが焼いたパンケーキとも遜色がないほどの見事なパンケーキを焼き上げることができるでしょう
宇賀神 ラウル:やったー!
枢橋流星:わーい
GM:ホットプレートの上ではパンケーキがふっくらと焼き上げられていく。
GM:キミたちの手際の良さで綺麗な焼き色になったパンケーキが出来上がる。
枢橋流星:「おっ、思ったよりも綺麗に焼きあがったな」 歪みのない、円形のパンケーキを皿に乗せる。
宇賀神 ラウル:「え、え、”コメット”、ほんとに初めて?」
宇賀神 ラウル:「形も色も、私が3時間並んだパンケーキ屋さんのより素敵なんだけどー!」
枢橋流星:「そんなに……?」
ナンバー9:「パンケーキ屋さんのために三時間も……?」
宇賀神 ラウル:「こんがりきつね色…焼きムラのない美しい一色…この艶…」ほえー、と見惚れている
ナンバー9:「あ。けど、そう言う“レクイエム”もすごく綺麗に焼けている」感嘆の声を漏らす。
枢橋流星:「む、本当だ」
宇賀神 ラウル:「やったぁ~!ふっくらめに焼けて大満足~」
宇賀神 ラウル:「ナインのパンケーキも美味しそう!ここにほら、生クリーム乗せたらいい感じでない?」生クリームすすいっと差し出す
ナンバー9:「あなたたちの焼いたパンケーキには及ばないけれど……。でも、確かに生クリームは合いそう」
ナンバー9:パンケーキの上にすっと生クリームを乗せられる。
枢橋流星:「うん、よく見る感じだ」
ナンバー9:「そんなあなたたちにはフルーツを進呈する。イチゴ、キウイ、リンゴ。好きなものをどうぞ」
枢橋流星:「ん、じゃあリンゴを貰おうかな……」
枢橋流星:カットされたリンゴをパンケーキの真ん中に突き刺す。
枢橋流星:「おお……立った……」
宇賀神 ラウル:「わぉ。わいるど」
ナンバー9:「“コメット”。可愛くないわ……」批難するような目で見る。
枢橋流星:「……いや、思ったより高さが出たから……」 いそいそと外して、穴を塞ぐようにリンゴを置きなおす
宇賀神 ラウル:「ふふふ。じゃあ私はイチゴとキウイで…かわいくしちゃお!」
ナンバー9:「“レクイエム”はよく分かっているわ。“コメット”も少し見習ってちょうだい」
宇賀神 ラウル:イチゴの鼻とキウイの目、生クリームの耳でウサギの顔を作っている。
ナンバー9:「素晴らしい」小さく拍手をしている。
枢橋流星:「僕にその手のセンスを求められても困るな……」
宇賀神 ラウル:「次までの宿題だねえ、”コメット”」
宇賀神 ラウル:「ナインのジャッジに合格するように頑張れ頑張れ~」
ナンバー9:「確かにそうね。分かるわ。“コメット”はあくまでも大切なのは『味』だって言いたいんでしょう?」
枢橋流星:「え、リトライ……?」
枢橋流星:「味も別に……そんなに関心はないけど……」
ナンバー9:「私は気になっているわ。自分で焼いたパンケーキはどんな味がするものなのか」
宇賀神 ラウル:「だねぇ。みんな、自分で焼いて食べるのは初めてだもの」
宇賀神 ラウル:「初めての味は特別、だよぉ」
ナンバー9:「初めての味……。ええ。確かめましょう」
ナンバー9:フォークを配りながら神妙な面持ちで正座する。
枢橋流星:「じゃあ、いただきます」
宇賀神 ラウル:「いただきまーす!」
ナンバー9:「あ。いただきます」一拍遅れて二人の真似をするように言う。
ナンバー9:フォークでパンケーキをぎこちなく口元に運ぶ。
枢橋流星:「うん、そんなに甘くなくて食べやすい」 リンゴを乗せただけの淡白なパンケーキをもそもそと食べている。
宇賀神 ラウル:「ん~!美味し~!」もむもむ
ナンバー9:「温かい……」驚いたように目を丸くしている。
ナンバー9:「不思議。色んな味がする」
枢橋流星:「焼きたてだからね」
ナンバー9:「焼き立て……。そう、こういうものは温かいのね」
宇賀神 ラウル:その様子を微笑ましげに眺めて。
宇賀神 ラウル:「ね、ナイン、嫌じゃなかったら、私とパンケーキひとくち交換しない?」
ナンバー9:「え。いいの?」意外そうに言う。
ナンバー9:「その、実は……。あなたたちのパンケーキも一口食べてみたいと思っていたんだけど、よくないことかと思って言い出せなくて……」
ナンバー9:恥ずかしそうに言う。
宇賀神 ラウル:「もちろんいいよぉ~!っていうか、そういうの遠慮しないで言っていいよぉ?嫌だったら言うし」
枢橋流星:「ん? 僕のも食べる?」 ナイフで切り分けて皿の端に移動させる。
ナンバー9:「いただけるのなら。それに、私が焼いたのの感想も聞いてみたいし」
宇賀神 ラウル:「決まりだねぇ!交換こだ!」
宇賀神 ラウル:「待ってねぇ、色んな味たっぷりにするからぁ~」切り分けたふわふわパンケーキに、イチゴとキウイと生クリームをバランスよく乗せている。
ナンバー9:「“コメット”。口を開けてちょうだい。今からパンケーキを投与するわ」
ナンバー9:嬉しそうな様子でパンケーキを切り分けている。
枢橋流星:「ん、あー」 口を開ける
ナンバー9:遠慮なくグイグイとパンケーキを少年の口に押し込む。
ナンバー9:「どうかしら。可及的速やかに感想を聞かせて」
枢橋流星:「んぐ……」
枢橋流星:「僕のより甘くておいしい」 虚無の感想
ナンバー9:「おいしい。おいしい。そう……」嬉しそうに微かに頬を染める。
ナンバー9:「あ。私も食べるわ」
ナンバー9:“レクイエム”の方を向くと、少し迷ってから先ほどの少年を真似るように小さく口を開く。
ナンバー9:「ん……」桃色をした少女の舌がちろりと覗く。
宇賀神 ラウル:「はぁい。ナイン、もうちょっとおっきく、あーんして?」
ナンバー9:「あ。あー……」言われるがままに口を大きく開く。
宇賀神 ラウル:「はぁい、どうぞ~」ふわふわで色んな味のパンケーキを、ナインの口の中に。
ナンバー9:パンケーキを口いっぱいに頬張ると大袈裟な身振り手振りで美味しさをアピールする。
ナンバー9:「あなたは天才だわ、“レクイエム”。今後の人生で何があっても自分に自信を持って生きていい。是非そうしてちょうだい」早口で絶賛する。
枢橋流星:「そんなに」
宇賀神 ラウル:「そんなに」
宇賀神 ラウル:「…えへへ、嬉しいな。ありがと、ナイン」
宇賀神 ラウル:「お口に合ってよかったよぉ」
ナンバー9:「ええ。とても美味しかった」
ナンバー9:「それに、なんだか楽しい」
ナンバー9:「みんなで食事をするのってこんなに楽しいのね」
枢橋流星:「楽しんでるならよかった」
宇賀神 ラウル:「ナインが楽しんでくれると、私も楽しくなるねぇ」にこにこ
ナンバー9:「“コメット”は楽しくないのかしら。それと、あなたのパンケーキもちょうだいね」
枢橋流星:「ん? ほら」 切り分けたパンケーキの乗った皿を差し出す。
枢橋流星:「僕も楽しんでるよ」
ナンバー9:小さく二つに分けると半分を“レクイエム”に差し出す。
ナンバー9:「なら、よかった。“コメット”が楽しいと……たぶん私も楽しくなるから」
枢橋流星:「そう、それなら僕も嬉しいよ」
ナンバー9:「それに、今のうちにこういうことが出来てよかったわ。次はあまり戦いたくない相手だったから」
宇賀神 ラウル:「ん~、”コメット”のパンケーキ、しあわせのあじ…」2人をにこにこ眺めながらもぐもぐ
宇賀神 ラウル:「……んむ。次の相手?」
ナンバー9:「これが幸せの味……」
枢橋流星:「そんなに厄介なのか?」
ナンバー9:「ええ。厄介ね。次の相手ははナンバー58『デミクリスタル』」
ナンバー9:「私が研究所で唯一仲が良かった個体なの」
ナンバー9:「食べ終わったら次の戦いに行きましょう」
宇賀神 ラウル:ぱちり、目を瞬いて。ごくり、パンケーキを飲み込む。
枢橋流星:「……」
ナンバー9:「こういうのは早く終わらせた方がいいと思うから」
宇賀神 ラウル:「…そっかぁ」
ナンバー9:「大丈夫。あなたたちのおかげで覚悟はできたわ。心配しないで」
宇賀神 ラウル:「ん。なら、私も大丈夫」
宇賀神 ラウル:最後のひとくちのパンケーキを頬張った。
GM:束の間の休息を終えたキミたちはナインが開いた《ディメンジョンゲート》を通り、次なる戦場へと向かった。
GM:シーン終了。
ミドル5:デミライフ・フィフティエイト
GM:次のシーン!
GM:次は、新たなレプリカーナとの戦闘シーンになります。
GM:PCは全員登場!二人はダイスを振って侵蝕率を上げてください!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(65 → 69)
ナンバー9:もちろん私も出るわ
枢橋流星:64+1D10
DoubleCross : (64+1D10) → 64+2[2] → 66
ナンバー9:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+2[2] → 56
GM:それでは最初に軽く戦場の描写をしていきましょう。
GM:ディメンジョンゲートの先は、夕暮れ時ののどかな牧場に繋がっていた。
GM:広大な芝生を見ていると時間を忘れてしまいそうになるほどだ。
GM:しかし、ナンバー9は浮かない顔で足早に歩き始める。
GM:しばらく歩いていると前方にログハウスが見えてくるだろう。その家の前で楽しげに老夫婦と話をしている少女が見える。
ナンバー9:「……あれがナンバー58よ」
枢橋流星:「……へえ」 物陰に身を潜めながら覗き込んでいる。
GM:キミたちの気配を感じ取ったのかナンバー58がこちらを振り向く。ナインを見た彼女は一瞬引きつったような顔を見せるが、すぐに柔らかな笑みを浮かべた。
GM:老夫婦を家の中に入るよう促し、扉を閉めたナンバー58はキミたちの方に歩いてくる。
ナンバー58:「あらあら。まさかあなたと再会するなんて。久しぶり、キュウちゃん」
ナンバー9:「ナンバー58……」辛そうな顔をする。
ナンバー58:「いつもみたいにゴーヤちゃんって呼んでよ」
ナンバー58:「で、そこの二人は?どうしてあなたたちみたいな人がキュウちゃんのそばにいるのかしら」
ナンバー58:少し棘のある口調で流星とラウルに声をかける。
枢橋流星:「なりゆきだね」
宇賀神 ラウル:「およ。私達のこと、お嫌い?」
ナンバー58:「それは態度次第かしら。あなたたちが私の幸せを壊すというなら嫌いになるけれど」
宇賀神 ラウル:「幸せ」
ナンバー58:「ええ、そう。幸せ」
枢橋流星:「それこそその”幸せ”の内容次第かな」 肩を竦める
ナンバー58:「あらあら。話し合いの余地がありそうじゃない。嬉しいわ」
ナンバー58:「さっきのおじいさんとおばあさん、娘夫婦を事故で亡くしてとても悲しんでいたの。だから、私が全てを忘れさせて二人の子供になってあげた」
ナンバー58:「二人とも今はすごく幸せそうよ」
ナンバー58:「他の人たちだってそう。辛さや悲しさに塗れた人生から私が救ってあげたの」遠くでは笑顔の人々が農場で牛の世話をしている。実に幸福そうだ。
宇賀神 ラウル:「ほへー。あなた、そんなこと出来るんだ。精神系?」
ナンバー58:「ええ。ここは私の王国だもの。ここにいる人たちの痛みや苦しみを私が取り去り、代わりに至上の幸福を与えてあげている」
ナンバー58:「どう。素敵だと思わない?」
枢橋流星:「なかなか素敵だとは思うけど」
枢橋流星:「まあでもやっぱり、君を放っておくわけにはいかないみたいだ」 残念だけどね、と槍を構える。
ナンバー58:「あらあら。こんな素晴らしい提案を断るというの?」
ナンバー58:「ここにいれば飢えや寒さとも無縁だというのに。戦いばかりの暮らしともお別れできるのよ?」
枢橋流星:「それを個人の管理に任せるのはちょっとね」
宇賀神 ラウル:「ほむ。あー、それだぁ、それ」勝手に納得している
宇賀神 ラウル:「お腹空かなくて、寒くなくて、痛くない世界、すっごくいいはずなのになぁって思ってたんだよねぇ」
ナンバー58:「すっごくいいわよ」
ナンバー58:「誰かを蔑んだり蔑まれたりすることもない」
宇賀神 ラウル:「あなたひとりでそれを作ってるからだぁ。すっきり~。ありがと、”コメット”~」
ナンバー58:「あらあら。何がお気に召さないのかしら」
枢橋流星:「礼を言われてもな……」
枢橋流星:「まあ、僕個人が気に入らないというか」
枢橋流星:「”ジャーム”は放ってはおけない」
ナンバー58:「そう。交渉は決裂ってことね?」
宇賀神 ラウル:「残念ながら、だねぇ」
枢橋流星:「残念ながら、だ」 一瞬だけ9に視線を向けてから言う
ナンバー58:「キュウちゃん。あなたも?」
GM:それまで黙り込んでいたナインは顔を上げ、ナンバー58を見据える。
ナンバー9:「ええ。残念ながらよ」
ナンバー9:「二人ともお願い……!」
枢橋流星:「ああ……君は下がっていていい」
宇賀神 ラウル:「目を閉じてたっていいよぉ」
ナンバー9:「いいえ。私は最後まで見届ける」拳銃を構え、キミたちと並び立つ。
ナンバー58:「あらあら。やっぱり、戦うしかないのね。分かったわ……」
ナンバー58:『私の幸せを奪おうとしたこと、後悔させてあげる』
ナンバー58:少女が声を放つと空気が震える!
GM:では、ここからはミドル戦闘に入ります!
GM:エネミーはナンバー58!行動値は8!
GM:ラウルさん、流星くん、ナインは同エンゲージで10m離れた位置にナンバー58のエンゲージが存在しています!
GM:ナンバー58を戦闘不能にすることができればキミたちの勝利だ!
GM:それでは早速戦闘に入っていきましょう!
GM:ラウンド進行を開始します!
GM:1ラウンド目
GM:セットアッププロセス
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします
枢橋流星:ない~
宇賀神 ラウル:なし!
枢橋流星:戦術も要らないんじゃないかなあ、どう思います?
ナンバー58:《アクセル》を使用。対象は自分自身。行動値を+16して24になるわ。
宇賀神 ラウル:私もまだ大丈夫かと>戦術
宇賀神 ラウル:ひえ
枢橋流星:なんてこと
枢橋流星:戦術も不要なので、セットアップはこれで!
ナンバー9:了解したわ
GM:では、セットアップの演出はナンバー58の手番で一緒にやろう。
GM:セットアップはこれで終了!
GM:ここからは行動値の高い順番に手番を行っていきます!
GM:最速は行動値24になったナンバー58!
ナンバー58:あらあら。私の番ね
ナンバー58:マイナーで《???》を使用。これによって何らかの達成値ボーナスを得ます。
枢橋流星:なに!?
宇賀神 ラウル:なに!
GM:《???》はナンバー6も使えたけど、使う前に死んだ
枢橋流星:あわれ
ナンバー58:そしてメジャーアクション!
ナンバー58:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》+《タブレット》+《多重生成》+《止まらずの舌》を使用!
ナンバー58:対象は流星くんとラウルさん!
枢橋流星:うわっしかも多対象
ナンバー58:二人は〈意志〉でリアクションして失敗すると私の質問に何でも一つ答えることになるわ!
枢橋流星:なんだとぉ……
宇賀神 ラウル:ひえええ
ナンバー58:喰らいなさい!判定!
ナンバー58:7dx8+6
DoubleCross : (7DX8+6) → 10[2,2,2,3,5,6,10]+10[8]+10[10]+10[8]+5[5]+6 → 51
GM:!!!??
枢橋流星:は?
宇賀神 ラウル:?
GM:ダメージ発生する判定の時に出てよ!!
枢橋流星:ええと、スティールマインドで意志判定+2d
枢橋流星:5dx+3
DoubleCross : (5DX10+3) → 10[2,6,8,10,10]+5[3,5]+3 → 18
枢橋流星:くそーっ
GM:では、二人は〈意志〉で判定を!
宇賀神 ラウル:(2+1)dx 〈意志〉判定
DoubleCross : (3DX10) → 6[4,5,6] → 6
宇賀神 ラウル:ぜんぜんだめ!
ナンバー58:やったわ!!
ナンバー58:では、《止まらずの舌》の演出いきます!
ナンバー58:君たちが動くよりも早く、ナンバー58の口が開く。
ナンバー58:「あなたたち、出会って間もないでしょうに随分と仲が良さそうに見えるわね。でも、心の内はどうかしら」
枢橋流星:「僕に精神干渉が効くと────」 思うなよ、と告げる前に
ナンバー58:「こんな殺し合いからは少しでも早く抜け出したいでしょう。自分たちを死地に連れ出すキュウちゃんのことも本当は憎んでいるんじゃない?」
ナンバー58:「どんな人間も内側では他人を蔑み、蔑まれているもの。さあ、教えてちょうだい」
ナンバー58:「あなたたちは本当はお互いのことをどう思っているの?」
ナンバー58:「Eロイス:歪んだ囁き」+「Eロイス:傲慢な理想」を使用します。
ナンバー58:流星くんとラウルさんはお互いに取得しているロイスのネガティブ感情を表にしてください。
枢橋流星:宇賀神ラウル 好奇心/○隔意
GM:このEロイスの効果はナンバー58を戦闘不能にすると解除することができます!
宇賀神 ラウル:枢橋流星 親近感/〇劣等感
ナンバー58:ナンバー58が喉元に手を当てると周囲の空気が震えるだろう。――人間の絆を引き裂くのなんて簡単。
ナンバー58:『答えて。あなたたちの本当の気持ちを』
枢橋流星:「あまり、関わりたくない」 するり、と言葉が漏れ出る
枢橋流星:「親父のことを慕ってる人間なんて────!?」
枢橋流星:慌てて口を押さえる。
宇賀神 ラウル:「私にないもの、いっぱい持ってる」
宇賀神 ラウル:「冷静さも、強さも、器用さも、血の繋がった家族、も―――」
宇賀神 ラウル:違う、違うのに。瞳が潤む。なのに、口は止まってくれない。
ナンバー58:「ほら、見て。キュウちゃん。あなたのせいよ。あなたのせいで二人は傷ついていく」
ナンバー9:「私のせい。私が二人に関わったから……」
ナンバー9:「ごめんなさい。ごめんなさい……」
GM:これによってナンバー9の友好度は1段階下がります!
枢橋流星:は!?
宇賀神 ラウル:?!
GM:だってシナリオにそう書いてあるんだもん!
枢橋流星:ふ、ふざけんなこらーっ
宇賀神 ラウル:シナリオに書いてあるんじゃ仕方ないな…
ナンバー9:「私が関わらなければ二人はずっと仲良くいられた。やっぱり私は……」
ナンバー58:「急ごしらえの絆なんて呆気ないもの」
ナンバー58:「さあ。終わりにしましょう」
ナンバー58:《加速する刻》を使用。
GM:ナンバー58が再行動します!
枢橋流星:あっちゃんと攻撃もしてくる
宇賀神 ラウル:えらい
ナンバー58:もう一度私の番よ!
ナンバー58:マイナーはさっきしたからなし
ナンバー58:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》+《エクスプロージョン》+《茨の輪》を使用。
ナンバー58:さらに判定の直前に「Dロイス:愚者の黄金」の効果を使用!
ナンバー58:全てのエフェクトレベルを+1するわ!
枢橋流星:なんてやつ!
ナンバー58:さあ、命中判定よ!
ナンバー58:7dx7+6
DoubleCross : (7DX7+6) → 10[3,4,5,6,8,8,8]+10[7,8,10]+10[3,4,8]+4[4]+6 → 40
GM:命中判定の達成値は40!
枢橋流星:頑張るねえ君!?
枢橋流星:うおお40がなんぼのもんじゃい!
GM:命中したらラウンド中、あらゆる判定のダイスは-4個されるよ!
GM:攻撃の対象は流星くんとラウルさん!
GM:リアクションをどうぞ!
枢橋流星:6さんが哀れでならないな
枢橋流星:4dx+1>=40
DoubleCross : (4DX10+1>=40) → 9[1,4,8,9]+1 → 10 → 失敗
宇賀神 ラウル:2dx 〈回避〉判定
DoubleCross : (2DX10) → 6[1,6] → 6
枢橋流星:くそーっ!
GM:二人とも命中!
GM:では、ダメージいきます!
GM:だ、ダメージいきます
ナンバー58:5d10+8
DoubleCross : (5D10+8) → 19[6,7,2,2,2]+8 → 27
ナンバー58:27点!装甲は有効よ!
宇賀神 ラウル:あっギリ死んだ!
枢橋流星:ガードしておけばよかったな、1点残ります。
GM:ラウルさんが……!
枢橋流星:HP28→1
宇賀神 ラウル:リザレクト!
宇賀神 ラウル:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4
GM:リザレクトが上手い
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を4増加(69 → 73)
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルのHPを4に変更(24 → 4)
GM:では、攻撃の演出いきます!
ナンバー58:「ねえ、あなたたち。どうかしら。今とっても不幸でしょう」
ナンバー58:少女が声を発すると空気が微かに震える。
ナンバー58:「信じていたものに裏切られるのって辛いわよね」
ナンバー58:「それこそ――」
ナンバー58:『死にたくなるくらいに』
ナンバー58:『私のために死んでちょうだい』
ナンバー58:『そうすることだけがあなたたちにとっての幸福よ』
ナンバー58:少女の唇が震えると、少女の言葉が二人の心を蝕んでいく。
GM:彼女の言葉を聞いた途端、キミたちの体は自然と動き出す。
枢橋流星:「ぐっ……がああああああ……!!!!」 右目を押さえて膝を着く。
枢橋流星:実験の記憶、大人が並ぶ、能力吸収の末路、炎、炎、炎!
枢橋流星:能力暴走。だらだらと右目から血が流れ、そこから発火し、顔面を焼く。
ナンバー58:「さあ。あなたも死んで幸福になりなさい?」ラウルさんの方に微笑みかける。
宇賀神 ラウル:「ぁ、」
宇賀神 ラウル:がたがた震える手が、ゆっくりと銃を持ち上げる。
宇賀神 ラウル:「や、いや、いや…」
宇賀神 ラウル:銃口が、胸元に押し付けられる。
ナンバー58:「死んで。死になさい。それだけがあなたにとっての」
ナンバー58:『幸福なんだから』
宇賀神 ラウル:「しぬのは、いや、だよぉ…」
宇賀神 ラウル:ぱん。
ナンバー58:満足げに倒れた二人を見下ろす。
宇賀神 ラウル:赤い花が咲いて、女の身体は血だまりに倒れ伏した。
ナンバー9:「私のせいだ。これも全部。私がいたから……」うつむいたまま呟く。
ナンバー58:「仕方ないわよね。私に救われたくないのなら、もう死んで幸福になるしかない」
ナンバー9:「“コメット”。“レクイエム”……」ただそのかりそめの名を呟くことしかできない。
ナンバー58:「これで、本当に終わりね」優美な笑みをたたえる。
GM:では、ナンバー58の行動は今度こそ終了!
GM:次は、行動値20のラウルさんの番です!
宇賀神 ラウル:はい!
宇賀神 ラウル:マイナー【さむいの、なくなるの】陽炎の衣2/侵蝕率3
宇賀神 ラウル:隠密状態となる。この隠密状態はそのメインプロセス終了まで持続し、敵とエンゲージしていても隠密になれる。1シーン2回。
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を3増加(73 → 76)
GM:隠密!
宇賀神 ラウル:メジャー【おやすみなさい】:コンセ3+見えざる死神3 侵蝕率4
宇賀神 ラウル:対象は58!
ナンバー58:来なさい!
ナンバー58:《茨の輪》の効果で判定のダイスは-4個されてるか注意するのよ!
宇賀神 ラウル:はーい!えーん減少痛いよお
宇賀神 ラウル:(9+1+1-4)dx7+5-1
DoubleCross : (7DX7+4) → 10[1,2,4,6,7,9,10]+10[2,4,10]+3[3]+4 → 27
GM:いい感じ!
ナンバー58:ドッジを宣言!
ナンバー58:ソラリス回避の真髄を見せてあげるわ!
ナンバー58:4dx>=27
DoubleCross : (4DX10>=27) → 7[1,2,3,7] → 7 → 失敗
ナンバー58:ダメです
ナンバー58:ダメージお願いします
宇賀神 ラウル:かわいい
宇賀神 ラウル:(27/10+1)d10+38 ダメージ 装甲有効
DoubleCross : (3D10+38) → 16[4,7,5]+38 → 54
GM:ダメージ高くない!?
宇賀神 ラウル:固定値は正義!
GM:か、かなり良いダメージを喰らった……!
GM:あと、「Dロイス:愚者の黄金」の反動を忘れていたので
GM:ついでに今受けておきます
GM:2d10
DoubleCross : (2D10) → 7[2,5] → 7
枢橋流星:死ぬかな
GM:7点のHPも失われる
GM:うわー!?死ぬ!死にそう!
GM:まだ死なない……!
宇賀神 ラウル:くっ
ナンバー58:あなたたちが死ねー!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を4増加(76 → 80)
GM:では、攻撃の演出どうぞ!
枢橋流星:もう80……!
宇賀神 ラウル:ぱちゃん、と、微かな水音がする。
宇賀神 ラウル:音の方に目をやった者は、血だまりの中に倒れていたはずの、女の身体が消えていることに気付くだろう。
ナンバー58:自身の王国で鳴るはずのない音に顔をしかめる。遅れて異変に気付く。
ナンバー58:「……あらあら」
宇賀神 ラウル:『…私、実は落ちこぼれなんだぁ』
宇賀神 ラウル:どこからともなく声が響く。
宇賀神 ラウル:『だからほら、今だって』
宇賀神 ラウル:『”コメット”みたいに上手くできない』
ナンバー58:「何、この声」不快そうに周囲に視線を走らせる。
宇賀神 ラウル:ぱん。
宇賀神 ラウル:先ほどと全く同じ音が響く。
宇賀神 ラウル:先ほどと全く同じ位置に、赤が咲く。
宇賀神 ラウル:先ほどとは違う、少女の胸に。
ナンバー58:「…………!?」
ナンバー58:「どうして……!」胸元を押さえ、膝から崩れ落ちそうになるがなんとか踏みとどまる。
宇賀神 ラウル:「”コメット”みたいに、喉、キレイに出来ればよかったのになぁ」えへへ、とわらう女が、血だまりの向こうに立っていた。
ナンバー58:「喉……。あ、まずい」少女の体の内側で鈍い輝きが光る。
ナンバー58:紛い物の賢者の石による反動。鈍い光は少女の喉を内側から引き裂く。
ナンバー58:「げほっ、かはっ……!」
ナンバー58:恨みがましい目でラウルさんを見る。
ナンバー58:「どうして……立ち向かってくるの……。絆を失い、傷付き、まだ不幸になりたいとでも言うの?」
宇賀神 ラウル:「んー?」
宇賀神 ラウル:「確かに、すっごい痛かったけどぉ」
宇賀神 ラウル:「絆は、失ってないよぉ?」
ナンバー58:「そんなはずはない。あなたたちはもう力を合わせて戦うことなんてできないはず……!」
ナンバー58:「所詮は他人同士は憎み蔑むことしかできはしない。お互いに支え合うなんて夢物語よ」
宇賀神 ラウル:「あなたはやさしいねぇ」
宇賀神 ラウル:「冷たくて、痛くて、ざわざわして、憎らしい気持ちの繋がりだって、それもそれでまあ、絆?だよぉ、たぶん」
宇賀神 ラウル:「それにねえ」
宇賀神 ラウル:「”コメット”はゆーしゅーだから。私が勝手にやってたら、勝手になんかいい感じにしてくれるよぉ!」
ナンバー58:「何を意味の分からないことを……!」
ナンバー9:「“レクイエム”……」微かに顔を上げる。
GM:では、ラウルさんの番はこれで終了!
GM:次は、行動値8のナインの番!
ナンバー9:マイナーはなし。メジャーで“コメット”に《アドヴァイス》を使用する。
枢橋流星:あっ指示してないのに
枢橋流星:自我の目覚め……
ナンバー9:C値-1、判定のダイス+2個よ。
枢橋流星:くれるというならもらっておこう
ナンバー9:「“コメット”、お願い。ゴーヤを止めて!」
ナンバー9:少年を信じるようにただそれだけを言う。
GM:では、次は行動値6の流星くんの番!
枢橋流星:はーい!
枢橋流星:吸収+瞬足の刃+コンセントレイト、混沌なるものの槍で攻撃!
枢橋流星:あっマイナーで戦闘移動して判定直前には紡ぎの魔眼を使うよ
ナンバー58:やめなさい!私は傷だらけなのよ!ちゃんと判定のダイスは-4個して!
枢橋流星:するする
GM:では、命中判定をどうぞ!
枢橋流星:3+1+4+3+3+2-4dx6+2 攻撃力+12
GM:いっぱいある
枢橋流星:12dx6+2
DoubleCross : (12DX6+2) → 10[1,3,3,4,4,4,4,4,5,5,8,8]+10[2,9]+5[5]+2 → 27
枢橋流星:しょっぱっ!
ナンバー58:ワンチャンあると見た!
ナンバー58:私のソラリス回避テクニックをとくと拝みなさい!
ナンバー58:4dx>=27
DoubleCross : (4DX10>=27) → 10[3,7,8,10]+8[8] → 18 → 失敗
枢橋流星:こわっ
ナンバー58:が、頑張ったのに……!
枢橋流星:3D10+12 ダメージ!
DoubleCross : (3D10+12) → 10[2,1,7]+12 → 22
枢橋流星:しょっぱっ!
ナンバー58:装甲値を差し引いて……
ナンバー58:ダメだ!完全に戦闘不能になります!
枢橋流星:侵蝕66→74
ナンバー58:愚者の黄金のダメージがなければ生きていたのに……!
枢橋流星:コワ~
GM:レプリカーナ、ナンバー58を撃破です!
GM:では、攻撃の演出どうぞ!
枢橋流星:「重い期待だな……僕は言うほど優秀じゃないんだけど……」
枢橋流星:ゆっくりと立ち上がり、槍を構える。
枢橋流星:「まあ、完全に落ちるまでは────」
ナンバー58:「あなたも立つのね。彼女たちにそう言われたから?」
枢橋流星:一閃
枢橋流星:喉、まがい物の賢者の石を砕く。
ナンバー58:喉を押さえると、空気が微かに震える。だが、それよりも早く到来するものがあった。
枢橋流星:「願いを言うと良い」
ナンバー58:瞳が揺れる。
枢橋流星:「ちなみに僕が立ったのは、残念ながら僕自身の為だ」 引き抜いた槍を地面に突き刺し、体を支える。
ナンバー58:『あなた自身のため?』
枢橋流星:「誰かのために動けるほど、僕は素直じゃないんでね」
枢橋流星:「聞き届けるかは僕次第だ」
ナンバー58:『……幸福』
ナンバー58:『幸せになりたい』
ナンバー58:『紛い物の私たちだって幸せになる権利はあるでしょう?』
枢橋流星:「……さてね」
枢橋流星:「少なくとも君たちは……それを手放してしまった」
ナンバー58:『ああ、そうか。私は……』
ナンバー58:『自分が幸せになりたくて他の人たちに不幸を振りまいてしまったんだ……』
ナンバー58:『ごめんなさい、あなたたち……』
ナンバー58:『どうか、キューちゃんをお願いね』
枢橋流星:「……さてね」 微笑みを浮かべ、そのまま倒れる。
ナンバー9:「ゴーヤ……!」彼女のもとに駆け寄ろうとする。
GM:が、それよりも早くナンバー58の身体は塵となって消え去っていく。
GM:そして、ナンバー58がいた場所にカランと金属片のチップが落ちる。
ナンバー9:風に舞って消えていく塵の前で呆然と立ち尽くし、それから膝をつく。
ナンバー9:「…………」
ナンバー9:「目標の撃破を確認……」
ナンバー9:「帰りましょう、“レクイエム”。“コメット”を運べる?」
ナンバー9:「一人で難しそうなら私も手伝うわ」
ナンバー9:何かを必死にこらえるような震えた声で話す。
宇賀神 ラウル:「うむ、ひとりで大丈夫。地に落ちた年上の威厳を回復させねばなのでねぇ」よいしょー、と”コメット”を背負う。
宇賀神 ラウル:「だからね」
ナンバー9:「何?」
宇賀神 ラウル:「ナインは、その子と一緒においで」
ナンバー9:ぽろり、と涙がこぼれる。
ナンバー9:「ごめんなさい。泣いてる場合じゃないのに……」
宇賀神 ラウル:「んーん」
宇賀神 ラウル:「泣きたい時に泣いていいんだよぉ」
宇賀神 ラウル:「凍っちゃったら、鈍っていくからねぇ」
宇賀神 ラウル:「のあー、手がふさがっている。ゆるせー」
ナンバー9:「うん……」
ナンバー9:「後から遅れて行ってもいい?」
ナンバー9:「友達だったの。たった一人の」
ナンバー9:その場に膝を突いたまま思いっきり泣きじゃくる。
宇賀神 ラウル:「待ってるねぇ」
宇賀神 ラウル:それだけ声をかけて、背を向けて歩き出す。
宇賀神 ラウル:あの子の言った通り、自分たちは出会ったばかりだ。
宇賀神 ラウル:だから、背を撫でるのも、涙を拭うのも、なんかちょっと違うんじゃないかな、と。
宇賀神 ラウル:「…何が幸せかなんて分からないけど」
宇賀神 ラウル:「ふたりっきりにしてあげたいから、する。うむ」
宇賀神 ラウル:「”コメット”は強制的に私と2人っきりだけど。ゆるせー」適当に背中に声をかけて、歩いていく。
GM:夕陽が沈みゆく中、少年を背負った少女は歩いていく。
GM:やがてひとしきり涙を流し終えた少女は立ち上がると確かな足取りで二人を追いかけた。
GM:シーン終了。
ミドル6:ラストナンバー・ラウル
GM:次のシーン!
GM:次は三度目の準備シーンになります。
GM:PCたちは全員登場!ナインも!
GM:キミたちはダイスを振って侵蝕率を上げてください
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(80 → 90)
宇賀神 ラウル:ぎゃあ
GM:と、そこで
GM:あ、流星くんも振りな
ナンバー9:私も振る
枢橋流星:74+1D10
DoubleCross : (74+1D10) → 74+10[10] → 84
宇賀神 ラウル:?!
ナンバー9:60+1d10
DoubleCross : (60+1D10) → 60+2[2] → 62
枢橋流星:オギャーッ
ナンバー9:私は落ち着いてる。やはり失敗作だから……?
枢橋流星:え、エナヴェイト!!
宇賀神 ラウル:成功作だよお
GM:では、ここで
GM:その上昇する侵蝕率を1に変更してください。
枢橋流星:エナヴェイトDで侵蝕を1にします。75!
GM:これは、次に発生する戦闘シーンの影響によるものです。
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を81に変更(90 → 81)
宇賀神 ラウル:なんと!
枢橋流星:む!?
GM:予兆のようなものですね。
枢橋流星:じゃあ……エナヴェイトDの消費はなし!?
GM:そういうことです
宇賀神 ラウル:やったぁ!
枢橋流星:やったー!
GM:この準備シーンと次の戦闘シーンではシーン登場時に上がる侵蝕率は1に変更されます。
GM:よく分かりませんが狂気的な何かによる影響のようです。
ナンバー9:私はこれで侵蝕率61になる
枢橋流星:なんだそれ
宇賀神 ラウル:ふええ
GM:と、いうわけでシーン登場時の侵蝕ダイスも振ってもらったところで
GM:戦闘前の準備を行っていきましょう
GM:準備シーンも残すところあと二回か三回くらい!
GM:今のうちにやれることは何でもやっていきましょうね
枢橋流星:なんでも!
GM:ちなみに先ほどの戦闘シーンでのゴーヤの策略によってナインの友好度は二段階目まで下がっています
GM:判定の難易度もまた15からだ
宇賀神 ラウル:どうしましょうか
枢橋流星:回復する意味もないだろうしもう一回チャレンジするぜ!
GM:おお、勇敢な男
宇賀神 ラウル:ひゅー!
宇賀神 ラウル:では私も交渉チャレンジで!
GM:ナインとの交流判定をするなら〈交渉〉〈知覚〉〈情報:UGN〉で難易度は15からだよ!
枢橋流星:紡ぎの魔眼使って情報:UGNで行きます
GM:全力だ!
枢橋流星:6dx+1>=15
DoubleCross : (6DX10+1>=15) → 9[1,4,6,7,8,9]+1 → 10 → 失敗
枢橋流星:おのれ~~ッ!!
GM:残念……!
宇賀神 ラウル:惜しい―!
枢橋流星:侵蝕75→76
GM:ちなみにキミたちにはナインの《アドヴァイス》を受けて判定するという奥の手もあります
枢橋流星:だいぶシュール
宇賀神 ラウル:んふふ 確かに
ナンバー9:私の好感度を上げる方法を知りたいの? いいわ。
宇賀神 ラウル:いいんだ
枢橋流星:再判定はしません。レクイエム任せた!
宇賀神 ラウル:はぁい!
宇賀神 ラウル:知覚でいきます!
GM:がんばれー!
宇賀神 ラウル:(9+2)dx+1>=15 〈知覚〉判定
DoubleCross : (11DX10+1>=15) → 10[1,1,2,4,4,5,6,7,7,10,10]+8[7,8]+1 → 19 → 成功
宇賀神 ラウル:よし!
GM:す、すごい!
GM:素で成功!?
GM:では、ナインの友好度はこれでまた三段階目まで戻ります!
宇賀神 ラウル:よかった~~~!
枢橋流星:すげ~~!
GM:これでまたミドル終盤でのイベントフラグが立ちます
GM:だいぶシステマチックなルートの入り方するね、キミ
GM:それでは、まずは軽くシーンの描写をしていきますね。
GM:セーフハウスとして利用しているガレージへと戻ってきたキミたち。
GM:激しくなってきた戦いをくぐり抜けたことでキミたちの体もその格好も徐々に傷付き始めてきた。
GM:ナインは耐熱カップに入れたホットコーヒーをキミたちに手渡しながら申し訳なさそうな顔をする。
ナンバー9:「あなたたち、怪我は大丈夫?」
ナンバー9:「ゴーヤは私のことだけは狙わなかったみたい。あなたたちにばかり負担を強いていて申し訳ないわ」
枢橋流星:「情けないところを見せたけど……まあ次の戦闘に支障はないよ」 コーヒーに息を吹きかけて冷ましながら言う。
枢橋流星:「それに負担についても気にする必要はない。それが僕”たち”の仕事なんだしね」
宇賀神 ラウル:「そうそう。私達は戦う担当、ナインはサポート担当」
宇賀神 ラウル:頷いて、もにょ…としている。嬉しそうなオーラ。
ナンバー9:「つまり、役割分担ってこと?」
ナンバー9:「それも仲間のあり方ということかしら」
枢橋流星:「そうだね」
宇賀神 ラウル:「うむ。足りないところを補い合うのも、仲間のカタチって言っていいんじゃないかなぁ」
ナンバー9:「そう言ってもらえると少しはあなたたちの役に立っている気になれるわ。ありがとう」
枢橋流星:「気になる、じゃなくて役に立っているさ」
ナンバー9:少し驚いたような顔をし、それから照れ臭そうにうつむく。
ナンバー9:「……そう」
宇賀神 ラウル:「うむうむ。ナインの力がないと、そもそもどこに行けばいいのか分からないしー」
宇賀神 ラウル:「それに、ナインが声かけてくれると頑張れるよぉ」
ナンバー9:「そういうものかしら。……そういうものかもね」
ナンバー9:自分が泣き止み、立ち上がった理由を思い出して納得する。
ナンバー9:「次の相手についてももう決めてあるわ。もし二人のレプリカーナが合流したりしたら厄介だからその前に叩きたいの」
ナンバー9:「戦いの準備をしながら聞いて。ゴーヤのチップの解析が済んだからあなたたちにも共有しておく」
枢橋流星:頷く
GM:ナインはキミたちにデータの断片を示す。
【断片的な思念】
個体名:ナンバー58
コードネーム:愚者の黄金(デミクリスタル)
Dロイス:複製体、愚者の黄金
あの子が来るまで私は一番弱かった。あの子の存在が私の救い。こんな紛い物でもあの子は私を必要としてくれた。私もあの子の支えになりたい。……でも、それももう限界みたい。このオーダーだけは逆らいたくても逆らえない。ごめんね、さようなら。キュウちゃん。
【チップに残されていた情報の解析データ】
プロジェクト概要書:
【目的】
・Dロイスの複数獲得による人体強化
ロイスおよびDロイスは複数獲得することが可能だが限界値が存在する。今回の実験ではその限界値をより正確に見極め、対象がDロイスをいくつ獲得できるか検証する。
【被験者】
・Dロイス/実験体に該当するUGNチルドレンが好ましい。
【被験者:““凍夜の子守唄(レクイエム)”宇賀神ラウル】による前実験においてDロイスの人工付与の安定化は証明されたが、複数獲得となると負荷が大きいと判断したため、今回の実験では被験者を変更するものとする。⇒新しい被験者はRラボの別プロジェクトからすでに手配済み。
ナンバー9:データに目を通しながら少しだけ辛そうな顔をする。
ナンバー9:「何よ、ゴーヤ。こんな遺言みたいな……」
宇賀神 ラウル:「…まさに遺言、だねぇ」
枢橋流星:「これは……ただの反乱ではなく、権限を持つ何者かの指示ということか……?」
ナンバー9:「ええ。レプリカーナたちは何者かからの指示を受けていた……?」
宇賀神 ラウル:「…っぽいねぇ」
ナンバー9:「と。それよりも、これ。このプロジェクト概要書……」
宇賀神 ラウル:「ねえ、二人とも」遮るように。
宇賀神 ラウル:「その”何者か”って誰だと…ううん」
宇賀神 ラウル:「玄星博士だと思う?思わない?どっち?」
ナンバー9:「それはあり得ないと思う。それなら博士がレプリカーナに殺される理由がない」
枢橋流星:「無いな。玄星博士は実験にしか興味のないロクデナシだけど……」
枢橋流星:「倫理観はあるし、6の発言とも噛みあわない」
枢橋流星:「能力の使い方には結構口うるさく言ってたみたいだし」
ナンバー9:「博士が首謀者なら私にレプリカーナを止めろなんてオーダーを下すはずがないしね」
ナンバー9:「ねえ。それよりも“レクイエム”。さっき何か隠そうとしていなかった? 私の気のせいかしら」
宇賀神 ラウル:「あはは、ごめんねぇ」
宇賀神 ラウル:「うん。聞いておきたかったんだ、玄星博士への認識。状況と情報から客観的に、判断してくれるかどうか」
宇賀神 ラウル:「まぁ、2人なら大丈夫って、もう思ってたけどねぇ」
ナンバー9:「急にどうしたの?」
宇賀神 ラウル:「多分察してると思うけどぉ」
宇賀神 ラウル:「私の名前は宇賀神ラウル。ナイン達の実験の、一世代前になる、みたいだねぇ」
宇賀神 ラウル:RHOを公開したいです!
GM:了解です!
GM:では、GMがリバースハンドアウトを公開しますね!
宇賀神 ラウル:お願いします!
Rハンドアウト(PC②)
二体目の『複製体R(レプリカーナ)』を撃破し、残されたチップを解析する
シナリオロイス:“ナンバー9” 推奨感情 P:庇護/N:憐憫
数日前のこと。君は電子メールで不可思議な暗号を受け取った。暗号は玄星博士からのエマージェンシーコードであり、「キミの力で私の研究の後始末を頼みたい」とだけ書かれていた。玄星博士が心配になった君はすぐさま研究施設に向かう。そこでキミは見知らぬ人々に出会うだろう。中でも、『劣等複製体』などと呼ばれている少女。彼女を昔どこかで見た記憶がある。だが、その詳細を覚えていない。
【大道寺】という男からの任務を半ば強制的に受ける羽目になってしまったが、玄星博士のエマージェンシーコードを実行する機会でもある。ただし、周囲の人間が信用できると判断するまでしばらくエマージェンシーコードの件は伏せておいた方が良いだろう。信用できる者たちにエマージェンシーコードの内容を明かした時、キミは【オリジナル】と呼ばれていたある少女との出会いを思い出すだろう。
※追加ルール※
玄星博士はロイス研究のスペシャリストであり、強力なDロイスをより安全に定着させるためのチップを開発した。キミはこのチップの初期試験型をその体内に埋め込まれている。このチップを埋め込まれたオーヴァードは、死亡した際に肉体が塵となって消滅し、跡にはそのチップだけが残る。だが、チップには必ずそのオーヴァードが遺した強い思念が書き込まれる。
自由を求めていた孤独な少女――【オリジナル】はあの時、キミに尋ねた。もしキミが消滅するとしたら誰にどんな【遺言】を残すのか、と。
エンディングフェイズ開始時点でキミがジャーム化、もしくは死亡していた場合、チップ内のデータを通じて他のキャラクターに向けたメッセージを遺してもよいものとする。
GM:と、いうわけでキミが玄星博士の実験の前身の実験体だったことが流星くんとナインにも明かされます
GM:次のシーンでは、このリバースハンドアウトの内容にのっとったハンドアウトシーンが発生することになります
GM:また、RHOを公開したことで、ラウルさんにはシナリオロイスを書き換えてもらいます
GM:シナリオロイスを大道寺弘からナンバー9へと変更してください!
宇賀神 ラウル:はーい!ナンバー9に 〇信頼/罪悪感 で取得します!
GM:信頼してくれている!
GM:では、ロールを続けていきましょう!
ナンバー9:困惑したようにラウルさんと流星くんを見る。
ナンバー9:「玄星博士があなたにエマージェンシーコードを……? それに私たちの実験の一世代前の実験体って……」
枢橋流星:「へえ……?」 不思議そうに呟く
宇賀神 ラウル:「うむ。エマージェンシーコード受け取って、これは大変だーと思って飛んで来たら、研究所ぐちゃぐちゃだし」
宇賀神 ラウル:「なんか気になる感じがする男の子に会うし」流星くんを見て
ナンバー9:ちらりと少年の方を見る。
枢橋流星:肩を竦める。
宇賀神 ラウル:「変な人にあったと思ったら、見覚えあるっぽい女の子にも会うしで」ナインを見て
宇賀神 ラウル:「割とずっとびっくりだったのでした」
ナンバー9:「見覚えがあるって、私? 前も言ったけれど、私はあなたと会った記憶なんてないわ」
枢橋流星:「それも謎だし……コードが不明瞭なのも気になるな」
枢橋流星:「後始末……?」
宇賀神 ラウル:「うむ」
ナンバー9:「それは、まあ。なんとなく分かるわ。私たちレプリカーナの始末をあなたに託したんじゃないかしら」
宇賀神 ラウル:「私もナインと絶対ここで会った、みたいな記憶はないんだよねえ。曇っちゃってるのかな、記憶」
宇賀神 ラウル:「そうなると、博士はどの段階でどこまで気が付いて、私にエマージェンシーコードを送ってきたんだろうねぇ?」
枢橋流星:「まあ、見覚えについては推測できないこともないよ」
ナンバー9:「推測……?」
枢橋流星:「複製体Rの前身なんだろう? そして複製体Rは文字通りの複製体なんだから……」
宇賀神 ラウル:「…私が会ったのは」
宇賀神 ラウル:「ナインじゃなくて、ナインのオリジナル……」
枢橋流星:「まあ、推測だけど……実験の引き継ぎに際して顔を合わせる機会でもあったんじゃないかな」
GM:会話を交わしながらラウルさんは朧げだった記憶がハッキリしてくるだろう。
GM:キミが研究所を去る直前、ナインとよく似た少女と出会ったこと。そして、彼女といくらかの言葉を交わしたことを。
ナンバー9:「私のオリジナルに会ったことがあるの……?」
宇賀神 ラウル:「……ある。かも。…ううん、ある…」
宇賀神 ラウル:「待ってね、今低速回線くらいの感じで思い出しかけてるから」
宇賀神 ラウル:うーーん、と、朧げな記憶を手繰り寄せる。
GM:その記憶が徐々に蘇っていく。
GM:色褪せた記憶の中。玄星研究所の実験室にキミはいた。
GM:キミの目の前には複数のモニターと自身の端末を見比べて唸っている玄星博士がいる。
GM:博士の目の前にいるのは今よりも幼いが確かにキミだ。
GM:しばらくして、玄星博士はキミに言った。
枢橋玄星:「宇賀神くん。キミには、私の次なる研究として『一個体に限界値までのDロイスを獲得させる』という実験に協力してもらうことになっていたが……」
枢橋玄星:「まずは、そうだな。今までの研究への協力に対して礼を言いたい」
宇賀神 ラウル:「……はい」項垂れる。
枢橋玄星:「キミのおかげで私の研究は一歩も二歩も前進した。本当にありがとう」
宇賀神 ラウル:「……ほんと?」そろっと顔を上げる。
枢橋玄星:「ああ、もちろんだ。宇賀神くんがいなければ私の研究がここまで発展することもなかっただろう」
宇賀神 ラウル:ぱあっと顔が明るくなる。
宇賀神 ラウル:「…よかった。わたし、ここに来れて、幸せだったから」
宇賀神 ラウル:「ちょっとだけ、でも。役に立てたの、うれし、い」
宇賀神 ラウル:眉が下がる。
枢橋玄星:「幸せ、か……」
枢橋玄星:デスクに立てられた写真立てに目を向ける。そこには、息子らしき少年の写真がある。
枢橋玄星:「宇賀神くん。ここからが大切な話だ」真っ直ぐにラウルさんの方に向き直る。
宇賀神 ラウル:「…はい」ぎゅっと膝の上でこぶしを握る。背筋を、伸ばす。
枢橋玄星:「今のキミの身体では負荷がかかりすぎることが分かった。よって、君との実験はここで打ち止めとしたい」淡々と事実だけを告げるような口調だ。
宇賀神 ラウル:「…………は、い」ぽたり、手に雫が落ちる。
枢橋玄星:「キミは悪くない。むしろ、今の研究において良い結果を残してくれた。安定したDロイスの付与実験は間違いなくキミのおかげで成功したんだ」
宇賀神 ラウル:「でも」
宇賀神 ラウル:「でも、足りなかった…!」
宇賀神 ラウル:「ごめん、なさい。出来損ない、で」
宇賀神 ラウル:ごめんなさい、ともう一度繰り返す。
枢橋玄星:「違う。キミのせいではない。このまま実験を続ければ確実にキミは死亡するかジャーム化してしまう」
枢橋玄星:「そうすべきではないという私の研究者としての結論だ」
枢橋玄星:「宇賀神くん。キミは何も泣く必要はない」
宇賀神 ラウル:「ぅぇ、ふぇ、は、ぁい…」ずびー、と鼻を啜って、一生懸命泣き止もうとする。
枢橋玄星:困ったような顔をし、なんと声をかけるできか思案する。
宇賀神 ラウル:「はかせぇ…」
宇賀神 ラウル:「実験、は」
宇賀神 ラウル:「博士のやりたい実験は、続けられ、ますか」
宇賀神 ラウル:「わたしの代わりに、博士といっしょに、研究するひと、いますか…?」
枢橋玄星:「ああ。次の被験者も既に手配済みだ。安心してくれ」
枢橋玄星:「宇賀神くん。キミは実験によって普通のオーヴァードよりも強い力を得た。その力はキミの今後のために役立てて欲しい」
宇賀神 ラウル:「それが、博士の、お願い?」
枢橋玄星:「ああ、そうだ。それが私からキミへのオーダーだ」
宇賀神 ラウル:ぐし、と涙を拭う。
宇賀神 ラウル:「ん。わかった!」
宇賀神 ラウル:「わたし、博士のオーダー、ちゃんと、すいこう?します!」
枢橋玄星:「立派だ。宇賀神くん、キミは本当に優秀な被験体だ」
宇賀神 ラウル:「えへへ。玄星博士がそうしてくれたんだよ」
枢橋玄星:「今まで本当にありがとう、宇賀神くん」
枢橋玄星:「……待っていてくれ。研究所を去るにあたって必要な書類を持ってくる」
宇賀神 ラウル:「博士」
宇賀神 ラウル:その背中に声をかける。
枢橋玄星:「何だね?」
宇賀神 ラウル:「ありがとうは、わたしの方」
宇賀神 ラウル:「あったかいお家も、あったかいご飯も」
宇賀神 ラウル:「褒めてくれる言葉も、撫でてくれる手も」
宇賀神 ラウル:「ぜんぶのはじめて、わたしにくれて、ありがとう」
宇賀神 ラウル:それが、被検体への待遇、被検体への愛だとしても。
宇賀神 ラウル:それすらなかったわたしには、とても、あたたかいものだった。
枢橋玄星:「上層部は、キミを実験対象にした研究を継続するように言ってきた。研究を打ち止めるのは私の独断だ」
枢橋玄星:「ああ、いや。私が言うべきなのはそんなことではないな」
枢橋玄星:「ど、どういたしまして」
枢橋玄星:少し気まずそうにそう言った。
宇賀神 ラウル:にへー、と、締まりのない嬉しそうな顔で笑う。
枢橋玄星:「すぐに戻る。ここで待っていてくれ」
宇賀神 ラウル:「はーい!」
GM:博士が姿を消した直後。
GM:場違いに明るい少女がキミに声をかけた。
オリジナル:「ねえ、あなたもしかしてさっきまで泣いてたの?どうして?」
宇賀神 ラウル:「ほえ」きょとんとその子を見て。
宇賀神 ラウル:「な、泣いてないですし!」
宇賀神 ラウル:慌てて目元を隠す。
オリジナル:「嘘だぁ。あなた、これから外に出られるんでしょ。もっと喜べばいいのに!」
オリジナル:「外の世界、いいなぁ!自由だよ、自由!」
宇賀神 ラウル:「自由…」
宇賀神 ラウル:「そう、なの。わたし、自由になるから、泣いてた…」
オリジナル:「え、なんで。意味不明じゃない?」
オリジナル:「外にはお日様が照っているらしいし、鳥が飛んでいるって聞くし、他の人間だっているらしいんだよ!」
オリジナル:「泣く理由ないと思うけど……」
宇賀神 ラウル:「……場所によるよ。一日中ずっと夜だったり、飛んでた鳥が凍えて落っこちてきたり、他の人間が殺しに来たり」
宇賀神 ラウル:「するところ、ある…」言いながら、気が付く。
宇賀神 ラウル:「……あなたは、もしかして。全然外、出たことないの?」
オリジナル:「嘘だぁ。研究所で読んだ本にはそんなこと書いてなかったよ」
オリジナル:「うん。生まれてからずっと建物の中だよ」
宇賀神 ラウル:「…そっか」
宇賀神 ラウル:「本にはいい事しか書いてない、のかも」
宇賀神 ラウル:「わたし、きっとあなたほど本読んでないから…」多分だけど、と付け足す。
オリジナル:「そんなの外に出てみなきゃ分からないじゃん」
オリジナル:「毎日薬を飲まされたり、よく分からない実験を受けさせられるよりはずっと素晴らしいところのはず!」
宇賀神 ラウル:「出てみなきゃ、分からない…」
宇賀神 ラウル:そうか。それは、そうだ。
オリジナル:「だから、私はあなたが羨ましい」
オリジナル:「ね、私の前の被験者さん?」
宇賀神 ラウル:「…そっか。あなたが、わたしの研究の、次の人なんだ」
宇賀神 ラウル:「わたしも、あなたが、羨ましい」
オリジナル:「私が……?」
宇賀神 ラウル:「うん。多分わたしたち、欲しいものが違いすぎて、お互いわからないと思うけど」
宇賀神 ラウル:「えっと、えと」
宇賀神 ラウル:「先輩らしいこと、えっと…」何か、言葉をかけておきたくて、でも出てこなくて、口をもごもごさせる。
オリジナル:「ねえ。じゃあさ」冷たく突き放すような口調で言う。
オリジナル:「あなた、私たちに埋め込まれたチップのことは知ってるよね」
オリジナル:自分の胸に手を当てて言う。
宇賀神 ラウル:「うん」頷く。
オリジナル:「私たちが消えたら肉体は塵になって消えて、後には強い思念が書き込まれたチップだけが残されるんだって」
オリジナル:「まるで【遺言】みたいだよね」
オリジナル:「先輩はもしそうなったら誰に何を残すの?」
宇賀神 ラウル:「ん。んーー……」
宇賀神 ラウル:「考えてなかった……」
宇賀神 ラウル:「そんなに、心から、最期に話したいひと」
宇賀神 ラウル:「そんな、お星さまみたいにきらきらしたひと」
宇賀神 ラウル:「まだ、いない…かも」
オリジナル:くすりと笑う。
オリジナル:「私もだよ」
オリジナル:「そんな相手、私には一人もいない」
オリジナル:「いつか自由になればそんな人と出会えるかもしれない」
宇賀神 ラウル:「それは」
宇賀神 ラウル:「それは、いいねぇ」
オリジナル:「でしょ。それでもまだ私のこと羨ましいとか言います?」
オリジナル:少し恨みがましい目でキミを見る。
宇賀神 ラウル:「んーー……。ちょっとだけ」正直に。
宇賀神 ラウル:「でも、ごめんなさい、です」
宇賀神 ラウル:「あなたのこと、嫌な気持ちにさせたの、わかった」
オリジナル:「謝って欲しかったわけじゃないから」
オリジナル:「あなたもあなたなりに大変だったのかなって気はした」
宇賀神 ラウル:「うん。お互い、大変だねぇ」
宇賀神 ラウル:「あの、ね!」
オリジナル:「何よ?」
宇賀神 ラウル:「もし、ね。あなたがね、外に出られる日が来たら」
宇賀神 ラウル:「ぜったい、ぜったいに」
宇賀神 ラウル:「さむいところじゃないところに行きたいって」
宇賀神 ラウル:「言った方が、いい!!」
オリジナル:「何それ。変なの」
オリジナル:「でも、うん。そのアドヴァイスは覚えておく」
オリジナル:「寒いのは嫌だもんなぁ」
オリジナル:「あなたも外に出てチップを残したいと思えるような人と出会えるといいね」
宇賀神 ラウル:「うん。ありがと」
宇賀神 ラウル:「ね、こっちきて?」
宇賀神 ラウル:立ち上がって、ちょいちょいと手招き。
オリジナル:「何? 意地悪言った仕返しか何か?」
オリジナル:戸惑いながらキミの方に近寄る。
宇賀神 ラウル:彼女の頬に手を伸ばす。
宇賀神 ラウル:「お祈り、あげるね」
オリジナル:「お祈り?」
宇賀神 ラウル:おでこに唇を触れさせて、呟く。
宇賀神 ラウル:「あなたが、いつか出会う外が」
宇賀神 ラウル:「あったかくて、美味しくて、優しいところでありますように」
オリジナル:「なぁに、そのお祈り」おかしそうに笑う。
オリジナル:「……ありがとう、先輩」
宇賀神 ラウル:「外の、わたしが生まれたところのお祈り。こうやってるの、見たことあったの。誰かにやったの、あなたが初めてだけど」
宇賀神 ラウル:「わたしも、ありがとう。こーはい」
オリジナル:「きっと私はもう大丈夫だ。あなたの分まで実験頑張るからね」
宇賀神 ラウル:「ん。頑張って。博士は6割の確率でおやつの希望を通してくれます」は!言えた!先輩らしいこと!と内心ふんすしている。
オリジナル:「低っくいなぁ」くすくすと笑う。
オリジナル:「あ、やば。そろそろ博士が戻ってくるな。檻の中に戻らなきゃ」
オリジナル:「さようなら、先輩。最後に会えてよかったよ」
GM:少女はどこか満足げな笑みを浮かべて去っていく。
宇賀神 ラウル:「うん。わたしも、会えてよかった」
宇賀神 ラウル:「……わたしも、ちゃんと頑張らなくちゃ。…またね」
宇賀神 ラウル:見えなくなった/目に焼き付いた背中に、呟く。
GM:その記憶の中の光景はまた色褪せるように遠くなっていく。
ナンバー9:「……何か思い出したの?」オリジナルと瓜二つの顔をした少女が呟く。
宇賀神 ラウル:「……うん…」
宇賀神 ラウル:「ナインの、オリジナル。自由がほしいって。外に出てみたいって」
宇賀神 ラウル:「言ってた……」
ナンバー9:「自由……」
枢橋流星:「そうか……」 顎に手をやり、考えている。
ナンバー9:「シックスも、ゴーヤも自由を求めていた。それと関係があるのかしら」
宇賀神 ラウル:「………まだ分からない、けど」確信を帯びた瞳で呟く。
ナンバー9:その瞳を真っ直ぐに見る。
枢橋流星:「……けど?」 顔を上げて尋ねる。
宇賀神 ラウル:「あの子の。オリジナルの、…うん。今思うと、渇望は。強かった、とても」
ナンバー9:「そう、なのね」
宇賀神 ラウル:「…私は、きっと、関係があると思ってる」
ナンバー9:「私自身は自由と言われてもいまいち実感が湧かなくて……」
ナンバー9:「でも、他の子たちに共通するその感覚がこの事件の動機に関わっているかもしれないのね」
宇賀神 ラウル:「うん……」
ナンバー9:「それと、“レクイエム”の話からすると、あなたの体内にも私と同じチップが埋め込まれているということになる」
枢橋流星:「そうだね」
宇賀神 ラウル:「うむ、あるはずだよぉ」
ナンバー9:「死んじゃダメよ、“レクイエム”」
ナンバー9:「少なくとも私を処分する前には。こんなの二度と御免だから」ゴーヤのチップに指先で触れながら言う。
宇賀神 ラウル:「……それは」言いかけて。
宇賀神 ラウル:「うん。約束するねぇ」
宇賀神 ラウル:笑って、小指を差し出す。
ナンバー9:「何それ」戸惑って“コメット”の方を見る。
宇賀神 ラウル:「は。ナイスアシスト」”コメット”の方へもう片方の小指をさっと出す。
ナンバー9:「アシスト?」
枢橋流星:「……はあ」 同じく小指を差し出す。
ナンバー9:「こうするの?」自分も真似して二人の方に小指を差し出す。
枢橋流星:「変な儀式みたいになってるな」 トライアングル指切り
宇賀神 ラウル:「ほんとだ。やっぱり一個の方がいい」
ナンバー9:「楽しいのに」
宇賀神 ラウル:「えいや」ナインとコメットの小指に自分の小指をシューッ
ナンバー9:「わっ」ぎこちなく二人と小指を絡める。
枢橋流星:「ほら、自分から言い出したんだから口上は任せた」
宇賀神 ラウル:「はぁい!」
宇賀神 ラウル:「ゆーびきーりげーんまーん」
ナンバー9:「何か決まった呪文があるのね」察する能力が高い。
ナンバー9:「ユービキリゲンマーン」
枢橋流星:「……ゆーびきーりげーんまーん」
宇賀神 ラウル:にこぱーー!とします。コメットが言ってくれて嬉しい。
宇賀神 ラウル:「うーそついたらはーりせんぼんのーます」
ナンバー9:「嘘吐いたら針千本飲ます……ねえ、針千本って言わなかった!? やっぱり黒魔術の儀式か何かなの!?」
枢橋流星:「そういう脅し文句なんだよ」
ナンバー9:「怖いわ。誰を脅すつもりなの」
枢橋流星:「嘘ついたら針千本飲ませるから約束は守れっていう」
ナンバー9:「大道寺の拷問の方がまだ優しかった気がするわ」
ナンバー9:「ねえ、この針千本というのはパンケーキとかには変えられえないのかしら?」
枢橋流星:「針千本もパンケーキ千枚も苦しいことには変わりないだろうし」
枢橋流星:「いいんじゃないか?」 適当
ナンバー9:「“コメット”もそう言っているわ。どうかしら、“レクイエム”?」
宇賀神 ラウル:「い、いいよぉ…変更ねぇ……」必死で笑うのを我慢している。
宇賀神 ラウル:「うーそついたらパンケーキ千枚たーべさす!」
ナンバー9:「うーそついたらパンケーキ千枚たーべさす!」元気な声で復唱する。
枢橋流星:「食べさす」 面倒くさくなってきている
ナンバー9:「こら。サボるな」絡めた指を軽くひねる。
枢橋流星:「サボってないだろ……」
ナンバー9:「真面目に詠唱をしないと儀式が完遂されないわ。そうでしょう、“レクイエム”?」
宇賀神 ラウル:「ふふ、じゃあ最後の呪文はきっちり、みんなで声合わせて言おうかぁ」
ナンバー9:「ええ」張り切っている。
宇賀神 ラウル:「最後は『ゆーびきった』ね。言い終わったら、指を解くの」
ナンバー9:「わかったわ」
宇賀神 ラウル:「せーのでいくよぉ」
宇賀神 ラウル:「せーのっ」
宇賀神 ラウル:「ゆーびきった!」
ナンバー9:「ゆーびきった!」
枢橋流星:「ゆーびきった!」
ナンバー9:初々しい動きで指を解き
ナンバー9:それから二人にきゅっと抱きつく。
枢橋流星:「んっ?」
ナンバー9:「……いなくなったりしちゃダメだからね、二人とも」
枢橋流星:「パンケーキ千枚は食べられないからね」 肩を竦める
宇賀神 ラウル:「…………うん」言葉を、飲み込んで。
宇賀神 ラウル:「味変にも限界があるからねぇ」
ナンバー9:「美味しくてもさすがにお腹が破裂してしまうものね」
ナンバー9:「それじゃあ、そろそろ次の戦いに行きましょうか」
ナンバー9:決意に満ちた表情でキミたちを見る。
枢橋流星:頷く。
宇賀神 ラウル:「次はどんな相手?」
ナンバー9:「連携を警戒してナンバー16を先に叩くつもりだったのだけど」
ナンバー9:「少しプランを変更しようと思うの」
ナンバー9:「なんだか急に頭の中に声が聞こえて……」
枢橋流星:「……ほう?」
ナンバー9:「まるでお告げみたいな感じ。いえ、これは声というよりも音楽……?」
ナンバー9:「次の相手はナンバー5『ロストナンバー』。すぐにゲートを開くわ」
GM:ナンバー9がディメンジョンゲートを繋げた途端、楽しげな声が響いてくるだろう。
GM:キミたちを誘うように楽しげで妖しい音楽が鳴る。
枢橋流星:「これは……」 ”レクイエム”の方を向く
枢橋流星:「手強いかもしれない」 引きつった笑みを浮かべる。
ナンバー9:「さあ。行きましょう、あなたたち」目つきはどこかとろんとしている。
宇賀神 ラウル:「……やるしかない、ねぇ。頑張ろ、”コメット”」
ナンバー9:何かに誘われるようにキミたちを置いてゲートへと歩いていく。
宇賀神 ラウル:その背を追って、歩き出す。震える足をねじ伏せて。明らかに異質なナニカに呑まれないように、いつもの私を思い出して、いつも通りに、振舞う。
宇賀神 ラウル:「すー、はー、ふー、よし…っ」ぽんこつで怖がりのレクイエムは、まだ鳴り止んでいないんだぞ、と、示してやる。
宇賀神 ラウル:「パンケーキ千枚は流石にいやーーーーーーーーっ!!!」
宇賀神 ラウル:音楽をかき消すように、情けない悲鳴が上がった。
GM:キミたちはナインを追ってゲートの向こう側へと歩き出した。
GM:シーン終了。
ミドル7:ロストワールド・ファイブ
GM:次のシーン!
GM:次は、ナンバー5との戦闘シーンです。
GM:PCは全員登場!ただし、このシーンでは上昇する侵蝕率が通常の1d10から1へと変更されます。
GM:全員、侵蝕率を1上昇させてね!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1増加(81 → 82)
枢橋流星:76→77
ナンバー9:私はこれで66から67になる
GM:それではまずは簡単に遊園地の描写をしていきましょう。
GM:キミたちが夜の遊園地にやってくるとどういうわけか体内のレネゲイドが異様に落ち着いているように感じるだろう。
GM:同時にキミたちには何か大いなるものに見下ろされているような奇妙な感覚を覚えることだろう。
GM:夜の遊園地は大勢の客で賑わっていた。園内には愉快だがどこか不気味な音楽が鳴り響いている。
枢橋流星:異質だ。
枢橋流星:これまでの経験にない感覚。
枢橋流星:「これは……オルクス能力……? いや……」
ナンバー9:「これは……遊園地という場所かしら。なんだか楽しそう」
GM:周りにはどこを見ても楽しげなアトラクションとそれに乗る人々の姿がある。
ナンバー9:どこか熱に浮かされたような表情で周囲を見渡す。
宇賀神 ラウル:「ワーディング…は、遊具動いてるから逆に危ない…?」
宇賀神 ラウル:「ど、どうしよう……。ね、ナインはその、なんか変な感じしないの…?見られてる感じっていうか…」
ナンバー9:「今までいた場所とは何か違うような感じはあるけれど……」
枢橋流星:「気をつけろ……既に精神干渉を受けている節がある……」
GM:と、キミたちが話しているとウサギの着ぐるみがキミたちに向かって手を振っているのが見えるだろう。
枢橋流星:「それに……6は脳筋、58は9との関係で本気だったとは考えにくい」
枢橋流星:「ここからが本番と言っても間違いではないはずだ」 腰を低く構え、周囲を警戒している。
宇賀神 ラウル:ごくり、喉を鳴らして頷く。
ナンバー9:「そうね、ナンバー5が厄介な存在なのは間違いないわ」
ナンバー9:「ねえ。あれ、何かしら。私たちを呼んでいる……?」
ナンバー9:ブンブンと手を振っているウサギの着ぐるみを見て言う。
宇賀神 ラウル:「……」
宇賀神 ラウル:「近づいてみる。ナイン、”コメット”と一緒にいてね」
枢橋流星:「待て、それなら僕が行くべきだろう」
ナンバー9:「分かったわ」頷く。
ナンバー9:「“コメット”、いいの?」
枢橋流星:「”レクイエム”は隠密からの奇襲が本領だろう」
枢橋流星:「敵の正面に出るなら僕が行くべきだ」
宇賀神 ラウル:…だから、だよぉ。
宇賀神 ラウル:奇襲が失敗したら、私にもう打てる手はない。
宇賀神 ラウル:任務遂行を、ここで一人欠けても、継続できる可能性は。”コメット”とナインの生存可能性を高めた方が、高い。けど。
宇賀神 ラウル:「……わかった。任せるねぇ、”コメット”」
ナンバー9:「気を付けて、“コメット”」
ナンバー9:「“レクイエム”、あなたのこと頼りにしてる」
ナンバー9:そう言って軽く指先に触れる。
枢橋流星:「……うん、2人も警戒を忘れないでくれ」 ”レクイエム”に一瞬視線を向けてから言い、着ぐるみへ向かう
GM:流星くんが近付くとウサギの着ぐるみは嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねる。
GM:そして、ウサギの着ぐるみは流星くんの手を引き、どこかに案内するように歩き出す。
枢橋流星:「なっ……」
GM:ウサギはメリーゴーランドの前に到着すると、ぜひ乗って欲しいといったジェスチャーでキミたちを案内する。
枢橋流星:「……残念ながら、そんな気分じゃないんだ」 鈍槍・箒星を着ぐるみに突きつける。
枢橋流星:「その着ぐるみを脱いでもらおうか」
GM:ウサギの着ぐるみは嫌がるようにブンブンと手を振る。
枢橋流星:「……」 槍を着ぐるみの頭に触れさせる
GM:中には何も入っていないような妙な手触りがあるだろう。
ナンバー9:「ねえ、これは何?何するものなの……?」困惑しながらラウルさんに聞く。
宇賀神 ラウル:「これは…普通なら、この馬や椅子の模型に乗って遊ぶもの、だよぉ」
宇賀神 ラウル:「音楽に合わせて動き出すの」
ナンバー9:「そう聞くと楽しそうね」
枢橋流星:「……!」 感触に気がつき、箒星を横薙ぎに振るう。
枢橋流星:着ぐるみは頭部と胴体の2つに分かたれるだろう。
GM:着ぐるみの頭部がばさりと落ち、ウサギの着ぐるみは慌てて頭を付け直している。
ナンバー9:「このウサギに敵意は無さそうだけど、どうする……?」
枢橋流星:「チッ……やはりここはオルクスの領域内か……!?」 2人の元に戻る。
GM:頭部が逆向きに付いたウサギの着ぐるみはそんな流星くんの肩を叩き、上空を指し示す。
GM:すると、キミたちの目の前でいくつもの花火が打ち上がった。
GM:色とりどりの花火が遊園地の夜空に花開く。
GM:花火は高くそびえ立つ真っ白な城を囲うように輝いている。
枢橋流星:「……?」
GM:頭部が逆向きのウサギの着ぐるみはお城を敬うように恭しく跪くジェスチャーをしている。
ナンバー9:「あのお城に行けってことかしら……?」
枢橋流星:「……」 どう考えても罠だ。撤退し、出直すべき……だが……
枢橋流星:(既に9は術中にある……ここで終わらせるべき……か?)
ナンバー9:「……ナンバー5の気配もあそこから感じる。行くしかないと思うわ」
枢橋流星:「”レクイエム”」 どうする?と声を掛ける
宇賀神 ラウル:「…逃がしてくれそうもない、気がするねぇ」
宇賀神 ラウル:すー、と、一度深呼吸して。
宇賀神 ラウル:「行こう、”コメット”」
宇賀神 ラウル:「こんなホラー映画みたいなとこ、さっさと帰っておやつ食べよ」
枢橋流星:「……ああ」
GM:城の前には仮面の騎士が衛兵として立っていたが、キミたちがやってくると彼らは無言で道を開けるだろう。
GM:エントランスに人気はなく、中央には頂上まで続く螺旋階段が見える。
GM:螺旋階段を登り、白い回廊を進むとその奥に玉座が見えてくるだろう。
ナンバー9:「……いた。あれがナンバー5。『ロストナンバー』よ」
GM:そこには笑みを浮かべたナインと同じ顔の少女が座していた。少女の両脇には仮面の騎士たちが無言で整列している。
枢橋流星:「……なるほどな」
ナンバー5:「どうかしら。私の遊園地は楽しんでくれた?」
宇賀神 ラウル:「音楽のセンスがなんか悪いなぁって思った」
枢橋流星:「楽しんでるように見えるかな?」
ナンバー5:「ええー。そんなことないって。なるべく楽しそうな音楽を作曲したのに」
ナンバー5:「メリーゴーランドは?ウサギさんに案内させたやつ。楽しかったでしょ?」
枢橋流星:「乗ってないよ」
ナンバー5:「ど、どうして。こんなに素晴らしい場所なんだから楽しんでくれなくちゃ!」
ナンバー5:見るからに落胆している様子だ。
宇賀神 ラウル:「あなたの望みは、楽しい遊園地を運営すること、なの?」
ナンバー5:「ううん。ちょっと違う」
宇賀神 ラウル:「ほむ。違う?」
ナンバー5:「私ね、夢見ていた外の世界に出て分かったの。そこはただ優しくて暖かいだけの場所じゃあなかった」
ナンバー5:「外の世界には私の居場所なんかなかった。誰も私を必要としてくれなかった」
ナンバー5:「だから作ったの。いつまでも楽しい空間……私だけの世界を!」
ナンバー5:「どう、最高よね!?」
枢橋流星:「君だけで閉じこもっていてくれるならね」
枢橋流星:「残念ながら僕たちはここで遊んでいるわけにはいかないんだ」
枢橋流星:槍を構える。
ナンバー5:「誰にも迷惑なんてかけてないでしょう。だってあなたたちも見てきたはず。みんなの幸せな顔。楽しい世界はここで永遠に続くのよ。私が王様であり続ける限り」
宇賀神 ラウル:「その”みんな”は、帰りたくなったら、ここから帰れるのかなぁ?」
ナンバー5:「帰りたくなんてならないわ。ここは永遠に続く幸せな世界なんだもの。そんな疑念抱きようがない」
ナンバー5:「私は一生ここに閉じこもって暮らすの。もう二度と外に出たいなんて考えたりなんかしないわ!誓ってね!」
枢橋流星:「残念ながらそうはいかない」
枢橋流星:「呼び寄せたのは君だ。この後どうなるかくらいわかるだろう」
宇賀神 ラウル:「よその人に迷惑かけちゃだめって、博士に教わらなかったのぉ?」
宇賀神 ラウル:その手には銃が握られている。
ナンバー5:「あなたなら分かってくれると思ったのになぁ」
ナンバー5:「実験体の私にはどこにも居場所がないの。自由になった今、私はここに自分の居場所を見つけた。オリジナルも望んだことをして、何が悪いの……!?」
枢橋流星:「さてね……これ以上は話しても無駄だろう」
宇賀神 ラウル:「何が悪いか分かってないことが、一番悪い。だねぇ」
ナンバー5:「あぁ……私の綺麗な世界を壊さないで。あなたたちがそんなことを言うから、世界が……醜く歪んでいく」
ナンバー5:苦しむように頭を押さえる。
GM:不意にキミたちの周囲の背景が白から淀んだ黒に変わっていくだろう。
ナンバー9:「……気を付けて。何かおかしいわ」
GM:ナンバー5の両側に並んでいた仮面の騎士たちはもがき苦しみながらその黒に飲まれていき、ねじくれた骨格の不気味な化け物へと姿を変える。
GM:それは人と野犬の中間のような顔をした今までに見たこともない怪物だ。それがだらだらと醜く涎を垂らしながらキミたちを取り囲む。
GM:この世のものとは思えない化物たちを目の前にし、キミたちは今までに感じたことのない恐怖を覚えるだろう!
枢橋流星:「ラピッドシフトか……いや……これは……なんなんだ……!?」
宇賀神 ラウル:「キュマイラ…違う。何かが、違うよぉ…!」
ナンバー9:「何、これ……」思わず後ずさる。
GM:食屍鬼の群れを見たことによってここで恐怖判定が発生します!
GM:〈意志〉で難易度は8!ただし侵蝕率によるダイスボーナスは受けられません!
GM:失敗すると恐怖表の結果を受けてもらう!
GM:また、判定の成否に関わらず侵蝕率は衝動判定と同じように+2d10されるぞ!
枢橋流星:うえー
宇賀神 ラウル:ぎゃあ
GM:では、三人とも恐怖判定をどうぞ!
ナンバー9:私も!?
枢橋流星:スティールマインドで+2d
枢橋流星:4dx+3>=8
DoubleCross : (4DX10+3>=8) → 4[1,3,4,4]+3 → 7 → 失敗
ナンバー9:そんな……私はNPCなのに……
宇賀神 ラウル:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 6[2,6] → 6 → 失敗
枢橋流星:は!?
宇賀神 ラウル:出目―!
ナンバー9:6dx>=8
DoubleCross : (6DX10>=8) → 10[1,2,5,7,9,10]+2[2] → 12 → 成功
ナンバー9:成否してる
枢橋流星:おい!!!スティールマインド!!!経験点返せ!!!!
枢橋流星:77+2d10
DoubleCross : (77+2D10) → 77+13[9,4] → 90
枢橋流星:ギャーーーーーーッ!
GM:一気に上がったな
宇賀神 ラウル:82+2d10
DoubleCross : (82+2D10) → 82+18[10,8] → 100
ナンバー9:67+2d10
DoubleCross : (67+2D10) → 67+16[8,8] → 83
宇賀神 ラウル:?
GM:や、やばい
枢橋流星:ら、ラウルッ!!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を18増加(82 → 100)
枢橋流星:なんかちょっと出目おかしくないです?今日
枢橋流星:なかったことにして別の日にやり直したほうがいいんじゃないかなあ!
GM:では、全員侵蝕率が80%を超えているので永続的狂気表を振ってもらいます
GM:三人とも1d100を振ってください
枢橋流星:1D100
DoubleCross : (1D100) → 47
宇賀神 ラウル:1d100
DoubleCross : (1D100) → 69
ナンバー9:1d100
DoubleCross : (1D100) → 2
枢橋流星:トリガーハッピーw
ナンバー9:2って
宇賀神 ラウル:クリティカルしてる
枢橋流星:邪神への憎悪、どうするんだよ
GM:ラウルさんは狂乱
66〜70 狂乱 自分の怒りを制御することができない。撃たなければ撃たれるのだ。
宇賀神 ラウル:はーい!この場ではやりやすい…
枢橋流星:隠密出来なくなりそう
GM:待ってね、これ個別に効果もあるから
GM:狂乱
あなたはガードを行うことができない。あなたが行う攻撃のダメージロールに+1d10する。
GM:火力上がってるじゃん!
枢橋流星:www
宇賀神 ラウル:実質ノーデメリットヤッター!
枢橋流星:ガードしないもんねw
44〜50 トリガーハッピー 銃、銃、とにかく銃だ。銃こそがすべてを解決する。あなたはそう確信した。
あなたが〈射撃〉を用いて行なう攻撃の後、その武器はシーン中使用不可となる。〈射撃〉で行なう攻撃のダメージに+5する。
枢橋流星:ええ……
GM:弾丸を必ず全て打ち尽くしてしまうってことね
GM:火力上がってるじゃん!
GM:ナインのやつは
1〜7 邪神への憎悪 邪神と神話生物への憎悪に取り憑かれ、心が呑み込まれてしまう。
セッション開始時、プリプレイであなたの侵蝕率を2d10する。
ナンバー9:私、NPCだから!!
枢橋流星:ww
宇賀神 ラウル:www
ナンバー9:実質ノーデメリットとは思わなかったわ
GM:ちなみにこの永続的狂気はこのシーンが継続した後も続きます
枢橋流星:そんなー
宇賀神 ラウル:嘘 やったぁ
GM:もし回復したい場合はセッション終了時に獲得できる経験点を1点減らすことで回復できることとします
宇賀神 ラウル:了解です!
GM:――奇怪な化け物たちを前にキミたちはおぞましい恐怖に襲われるだろう。
GM:醜い形相の怪物どもは汚らしい涎を垂らしながらキミたちを凝視している。
ナンバー9:「あんな化け物を生み出すなんて。オリジナルへの侮辱だわ。許せるはずがない……!」恐怖を押し殺すように叫ぶ。
枢橋流星:「……この状況なら……”流星群”が一番効果的だ……あれなら……」 ぶつぶつと呟きながら構えている。
宇賀神 ラウル:「殺さなきゃ、先に……ううん、いつもと同じじゃ駄目、いつもと同じに、出来ない…っ!」銃口がかたかたと震えている。
ナンバー5:「あなたたちの楽しい時間はもう来ない。今まで味わったことのない恐怖を、教えてあげる……」虚ろな瞳でキミたちを見据える。
GM:では、三度目のミドル戦闘を開始します!
GM:PCとナインは全員で1エンゲージ。10m離れた位置に【ナンバー5】と【グール(4体)】、さらに同じ距離で2箇所別のエンゲージに【グール】が1体ずつ存在しています。
GM:行動値はグール×6体が9で、ナンバー5は7!
GM:ナンバー5を戦闘不能にすることができればミドル戦闘は終了です!
枢橋流星:なるほどね
宇賀神 ラウル:了解です!
GM:説明はこんなところかな
GM:何か質問はありますでしょうか!?
宇賀神 ラウル:こちらは大丈夫です!
枢橋流星:なし!
GM:オーケー!では、早速戦闘に入っていきましょう!
GM:ラウンド進行を開始します!
GM:1ラウンド目
GM:まずはセットアップから
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします
宇賀神 ラウル:なし!
枢橋流星:なし!
ナンバー5:ありまーす
ナンバー5:「Eロイス:破滅の足音」を使用します。シーン選択で対象は全員。
ナンバー5:1d10+1ラウンド目のクリンナッププロセスに全員が戦闘不能になります!
枢橋流星:10出ろ!
ナンバー5:私の狂気を見よ!
ナンバー5:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9
枢橋流星:ww
宇賀神 ラウル:言霊
ナンバー5:10ラウンド後にキミたちは戦闘不能になります
ナンバー9:のんびり戦いましょうか
ナンバー9:私は《戦術》を使用。“コメット”と“レクイエム”の判定のダイスを+2個するわ。
枢橋流星:ありがとう!
宇賀神 ラウル:ありがと~!
GM:それではセットアップの演出いきますね。
GM:キミたちのいる空間が怪しく光り、黒い雲が渦巻く。
ナンバー5:「ああ、ああ!私の世界が壊れていく!私の夢を否定する人たちをここから追い出さなくちゃ!」
GM:遠くの空間がひび割れ、壊れ始めているのが見えるだろう。
ナンバー9:「このまま長く戦い続けるのはまずそうね。敵の動きはこちらから伝えるから早めに終わらせましょう」
ナンバー9:「許せない。許せないわ、ファイブ……」そう呟きながらも的確に敵の動きを分析する。
GM:というわけで、セットアップはこれで終了。
GM:ここからは行動値の高い順番に手番を行っていきます!
GM:まずは行動値20のラウルさんの番から!
宇賀神 ラウル:はーい!待機します!
GM:くっ、なんてクレバーな判断……!
GM:では、次!
GM:次は、行動値9のグール6体
GM:あっ、こいつらよく見たら至近攻撃しかできない!!
GM:といってもナンバー5の周りの取り巻きは動かしたくないしなぁ
GM:グール1、2、3、4は待機を宣言!
GM:グール5の行動です
GM:マイナーでキミたちのエンゲージに入ります
GM:メジャーで「噛み付き」を使用して攻撃します!
GM:攻撃の対象は一番侵蝕率の低いキャラにしよう
GM:ナインだな……
枢橋流星:なにっ
ナンバー9:私、NPCなのに!?
GM:NPCだろうと関係ない!
GM:いくぞ!
GM:6dx+4
DoubleCross : (6DX10+4) → 10[2,6,6,7,10,10]+7[2,7]+4 → 21
GM:グール、がんばった!
枢橋流星:うわっ……
ナンバー9:うわーん!高い!
ナンバー9:ドッジするわ
ナンバー9:3dx+1>=21
DoubleCross : (3DX10+1>=21) → 9[2,2,9]+1 → 10 → 失敗
ナンバー9:無理!
GM:では、ダメージ
GM:3d10+9
DoubleCross : (3D10+9) → 15[1,4,10]+9 → 24
GM:24点!装甲は有効!
ナンバー9:残りHP4点で生きているわ
GM:くっ……
枢橋流星:よかった~
GM:では、続けてグール6の行動
GM:あ、その前に
GM:グール5はオートアクションでエネミーパーク《かぶりつき》を使用。
GM:この効果で、相手が移動するとグールも一緒に動きます。
GM:では、グール6の番。
GM:同じようにマイナーで接敵。
GM:そして、メジャーで「嚙み付き」を使用してナインに攻撃!
GM:ちなみにグールは《かぶりつき》の効果を受けている対象へのダメージが増えるぞ!
ナンバー9:やめてちょうだい
GM:では、命中判定
GM:6dx+4
DoubleCross : (6DX10+4) → 7[1,3,3,4,6,7]+4 → 11
GM:おや?
枢橋流星:ほっ
ナンバー9:これは避けたわね。ドッジ
ナンバー9:3dx+1>=11
DoubleCross : (3DX10+1>=11) → 5[2,4,5]+1 → 6 → 失敗
ナンバー9:……
枢橋流星:そんなあ
ナンバー9:所詮私は失敗作……
GM:ダメージいきます
GM:2d10+14
DoubleCross : (2D10+14) → 12[4,8]+14 → 26
GM:26点!装甲は有効!
ナンバー9:戦闘不能!《リザレクト》するわ!
ナンバー9:89+1d10
DoubleCross : (89+1D10) → 89+7[7] → 96
ナンバー9:HP7点で復活!
宇賀神 ラウル:わーーっ
枢橋流星:うわーっ
GM:そして、侵蝕率を追い越したので
GM:残ったグールは全て流星くんを狙います
GM:やったね
枢橋流星:!?
GM:一番侵蝕率が低い人を狙うルーティンだから
GM:では、軽く戦闘の演出いきます
GM:数体の亡者どもがキミたちの方へと飛びかかってくる。
ナンバー9:「“コメット”、“レクイエム”。私が怪物を引き付ける。その間にナンバー5をお願い……!」
枢橋流星:「9……!?」
ナンバー9:拳銃を構え、前に飛び出す。どこか焦っている様子だ。
GM:亡者どもはそんな少女を前に容赦なく、爪を立て細身の体に牙を喰い込ませる。
ナンバー9:「ああ”っ……!?」苦悶の声を上げる。
ナンバー9:「くっ、こんなことで……。“コメット”と“レクイエム”は私のために傷付いてきたんだから……!」
ナンバー9:体のあちこちを喰い破られ、血塗れになりながらも立ち上がる。
GM:では、グールの番はこれで終了。
枢橋流星:じゃあ9、アドヴァイスお願い……!
ナンバー9:任せて
ナンバー9:行動値8で私の手番
ナンバー9:“コメット”に《アドヴァイス》を使用。
ナンバー9:C値はマイナス1、ダイスは+2個よ。
ナンバー9:荒い息を整えながら“コメット”に声をかける。
ナンバー9:「私のことなら大丈夫。行って、“コメット”……!」
枢橋流星:「……わかった……!」
GM:では、ナインの番はこれで終了!
GM:行動値7のナンバー5はマイナーなし。メジャーでその光景を見て、困惑しています。
枢橋流星:ええ……?
ナンバー5:「え、どうして。どうして劣等複製体のナインが? ナインにどうして仲間がいるの?」
ナンバー5:「ナインがなぜ誰かと支え合って手を取り合っているの?」
ナンバー5:「分からない分からない分からない」
ナンバー5:「私はずっと一人ぼっちなのに――」
ナンバー5:混乱した様子でキミたちを見て絶叫する。
GM:ナンバー5の行動はこれで終了。
GM:次は、行動値6の流星くんの番!
枢橋流星:マイナーでグレネードランチャーの対象を範囲(選択)にしたいんだけど
GM:範囲選択!
枢橋流星:よく考えたらウェポンケース1個しかないしこれまでずっと混沌なるものの槍で戦っている……!
GM:そのぐらいは別にいいよ!
枢橋流星:よかった~。では範囲選択にします
GM:戦闘開始前に装備を変えておいたことにしな!
枢橋流星:ありがたい!
枢橋流星:瞬足の刃+吸収+コンセントレイト、グレネードランチャーで射撃攻撃……!
枢橋流星:判定前には紡ぎの魔眼も使う!
ナンバー9:私の支援も忘れないでね
枢橋流星:11dx6+2 攻撃力+9+5!
DoubleCross : (11DX6+2) → 10[1,2,2,2,3,4,5,6,8,8,9]+10[5,7,8,10]+10[7,8,10]+10[3,6,8]+10[4,8]+10[7]+4[4]+2 → 66
枢橋流星:?
GM:た、高くない!?
宇賀神 ラウル:ひゅう!
GM:グールの回避値は全員14で固定です!
枢橋流星:対象は勿論R5エンゲージだ!
GM:なので、4体とも命中!
GM:ナンバー5はリアクションを放棄!《領域の盾》でグール1に自分をカバーリングさせます!
枢橋流星:ヤハリナ!
GM:ダメージどうぞ!
枢橋流星:あっ
枢橋流星:デビルストリング……
GM:!!!?
宇賀神 ラウル:はっ!!
枢橋流星:後詰めあるしいいか!? でもこの攻撃で殺しきれるとは限らないし……
枢橋流星:ど、どうしよう
GM:ちなみにナンバー5はそんなにHPは高くないです
GM:みんなが守ってくれるからね
枢橋流星:うーん、これで倒しきれたら倒しきれたでラウルさんの侵蝕押さえられていいか……?
GM:あっ、なるほどね
枢橋流星:季戸さん、どうしましょう
GM:二人で相談しな
ナンバー9:なんなら私も相談に乗る
宇賀神 ラウル:流星くんこれでなんぼ上がるんでしたっけ
宇賀神 ラウル:7+6か!
枢橋流星:今のコンボで8、デビスト入れたら14かな
宇賀神 ラウル:あっそっか紡ぎ込み
枢橋流星:紡ぎの魔眼で7+1なのだ
GM:デビルストリング、重いな~
宇賀神 ラウル:それで104…
GM:ラウルさんを追い越す
宇賀神 ラウル:うーん、ラウルに手番が来ると107
GM:悩ましいぜ
枢橋流星:その領域の盾をデビルストリングで消す!
GM:ひええ!
GM:では、ナンバー5にも攻撃が命中です!
GM:ダメージどうぞ!
枢橋流星:7D10+14
DoubleCross : (7D10+14) → 38[5,2,5,6,5,6,9]+14 → 52
GM:いや、ダイス目いいね!?
GM:グール4体はHP25なのでこれで全滅!
枢橋流星:ヨシ!
GM:ファイブはHP29点、装甲値5点なので彼女もこれで戦闘不能!
枢橋流星:勝った……!
宇賀神 ラウル:ひゅーーーーーっ!!!!!
GM:だが、お前も道連れにする!
枢橋流星:侵蝕90→98→104
枢橋流星:なにっ
GM:オートアクションで《復讐の領域》を使用!29点ダメージを流星くんに返す!
GM:ただし、ファイブが死んで戦闘が終わるので
枢橋流星:ギャーッ! HP1なので問答無用で死にます
GM:寝ていても構いません
枢橋流星:ぐっすり
宇賀神 ラウル:ほっ…
GM:無惨な目には遭わせてやるー!
GM:では、流星くんの攻撃の演出どうぞ!
枢橋流星:
枢橋流星:「……全員まとめて……吹き飛ばしてやる……!」
GM:ナンバー5を取り囲むグールの群れはキミを威嚇するように唸っている。
枢橋流星:滅多なことでは動じない、鋼の心を持つ枢橋流星が、狂気に飲まれていた。
ナンバー9:「“コメット”……?」いつもと違う様子に不安そうに彼の方を見る。
枢橋流星:それは、既存のシンドロームにも属さない番外症例のエフェクトによるものか───
枢橋流星:枢橋流星は、手札の一つを切った。
枢橋流星:槍をくるりと反転させ、榴弾をセットする。
枢橋流星:「流・星・群────!!」
枢橋流星:振るった槍の柄から複数の榴弾が上空へと舞い、そのまま5の元へと急降下する。
枢橋流星:着弾、炸裂。
ナンバー5:その様子を見ながら急に冷静さを取り戻す。
ナンバー5:「ああ、そうだった。私は一人ぼっちなんかじゃなかった」
ナンバー5:「ここでは皆が私を守ってくれるもの」一体のグールが彼女を庇うように躍り出る。
ナンバー5:「さあ、私を助けて。私の騎士様!」焦がれるような表情を浮かべたまま立ち尽くす。
GM:他のグールの群れはそのまま爆炎に飲まれていく!
枢橋流星:「……!」 髪に隠れた、白濁の瞳が輝く。
枢橋流星:「拡散力場────吸収───解析───調整完了───願いを言うなら落ちるまで、だ」
ナンバー5:「…………?」
枢橋流星:ナンバー5と、グールの繋がりが一瞬絶たれる。
枢橋流星:ほんの一瞬。
枢橋流星:けれど、その一瞬で、爆炎は彼女へ直撃した。
GM:グールは興味を失ったように自分の身だけを守ろうとする。
ナンバー5:「えっ。嫌っ、待って。どうして……」
ナンバー5:「きゃあああああーー!!?」
ナンバー5:業火に身を焦がしながら絶叫する!
ナンバー5:「嫌ぁ……、私の世界が、消えていく……。私も消えるの……?」
枢橋流星:「は、ははははは……消えろ、消えろ、消えろ、消えろ────!!」
ナンバー5:「ずるい、ずるいよ。あなたも私と同じ実験体なのでしょう?」ラウルさんの方を見て言う。
枢橋流星:笑いながら、その様を見ている。いや、その瞳はもはや少女を映してはいない。
ナンバー5:「ナインだってそう。どうしてあなたたちだけ素敵な王子様に優しくしてもらえるの?」
ナンバー5:「私にもちょうだいよ」
ナンバー5:弱々しく手を伸ばす。
ナンバー5:すると、少女の体を包み込んでいた炎が流星くんの方へと伸びる!
宇賀神 ラウル:「っ、だめっ、だめ――!」床を蹴る。手を伸ばす。届かない。
ナンバー5:「いいでしょう、最後くらい。あなたも一緒に来てよ」
枢橋流星:「ハ────」 無防備に、炎に吹き飛ばされて、地面に倒れる。
GM:灼熱の炎が流星くんの体を包み込む!
ナンバー5:「うふふ……これでもう一人ぼっちじゃ……」その言葉は途中で途切れて消える。
ナンバー9:「どうしよう、“レクイエム”。どうすれば……!?」
宇賀神 ラウル:「”コメット”……っ!!」倒れた体を抱き上げる。
宇賀神 ラウル:「だめ、レネゲイドを使いすぎてる…再生が始まってない…!ナイン、ナイン!」
GM:まだくすぶり続ける炎はラウルさんの体をも火傷させるだろう。
宇賀神 ラウル:「手当て、道具、持ってる?!ちょっとでもいい!」自分の身体は気にも留めず、ナインを振り仰ぐ。
ナンバー9:「ダメ。“レクイエム”、それじゃああなただって……!」
ナンバー9:傷付く彼女の体を見て小さく悲鳴を上げる。
宇賀神 ラウル:ばし、と、強く自分の頬を打つ。
ナンバー9:「“レクイエム”……!?」
宇賀神 ラウル:「ふーー。うん、大丈夫。ナイン。火を消すよ。今ここで有効な手段、教えて。出来るよね、あなたなら」
ナンバー9:「分かった。分かったわ。一緒に“コメット”を助けましょう」
ナンバー9:素早く医療道具を取り出しながら彼女に向かって治療法を説明する。
宇賀神 ラウル:瞳だけに激情をたぎらせながら、ナインの指示に従って治療する。
宇賀神 ラウル:「だめ。だめだからね、”コメット”。起きないと怒るからね」小さく呟く。
ナンバー9:「そうよ。約束したでしょう。指切りげんまん」
GM:では、ラウルさんはメジャーアクションが残っていますので
GM:メジャーで医療トランクを使用して流星くんのHPを2d10回復させてあげることができます
宇賀神 ラウル:医療トランクを使用します!起きてコメット!
GM:えらい!
宇賀神 ラウル:2d10 流星くんのHP回復
DoubleCross : (2D10) → 7[2,5] → 7
宇賀神 ラウル:出目。
枢橋流星:HP1→8
GM:では、これで流星くんのHPは8点まで回復した!
枢橋流星:「……ぅぁ……」 朦朧としていた意識がはっきりとし始める。
ナンバー9:「ねえ、“レクイエム”。“コメット”が……!」
宇賀神 ラウル:「……!!」
宇賀神 ラウル:「こめっと」
宇賀神 ラウル:「”コメット”ぉ……!」
宇賀神 ラウル:ぼろ、と涙が零れる。
枢橋流星:「……どうもまた、恥ずかしいところを見せたらしい……」
枢橋流星:ゆっくりと半身を起こす。
枢橋流星:「……治療、ありがとう」 恥ずかしそうに礼を言う。
宇賀神 ラウル:「~~~~~~っ!」
宇賀神 ラウル:ぼろぼろぼろ、と涙を零して、ぎゅっとコメットに抱き着く。
ナンバー9:「もう。無茶ばっかりするんだから」二人を見ながら瞳に涙を潤ませている。
枢橋流星:「うわっ……!? ちょ、離れて……! 当たってるから!」 珍しく慌てている。顔も赤い……いや、これは炎熱のせいかもしれない。
宇賀神 ラウル:「あり、がとうは、私達のほう、だよぉ……!」べそべそぎゅうううう。
枢橋流星:「……!!!!」 固まっている。頭から煙を噴き出して────うん、これも炎のせい。
ナンバー9:「“レクイエム”ばかり抱きつくのはずるい」
ナンバー9:「私だってそれなりに心配したのよ」目尻の涙を慌ててぬぐって誤魔化すと少年に近付く。
ナンバー9:「約束守ってくれてありがとう」少し恥ずかしそうにぎゅっと少年に抱きつく。
枢橋流星:「な、9まで……」
枢橋流星:「……はぁ……」 少しは慣れたのか、ため息を吐いて、されるがままだ。
GM:キミたちが抱き合っていると、ナンバー5が消滅したことによってキミたちのいる城も霧のように消えていく。
GM:霧が晴れた時、君たちは暗闇に広がる薄気味悪い墓地の中に立っていた。
GM:足元には金属片のチップだけが落ちている。
ナンバー9:「ええっと……。行く?それとももうしばらくこうしてる?」
宇賀神 ラウル:「えぐ、ずび…。行こう、かぁ。ここ、寒いし暗いし…。”コメット”の治療も、もっとちゃんとしたいし」
宇賀神 ラウル:「ナイン、ゲート開いて、”コメット”と準備しててくれる?」
宇賀神 ラウル:「わたし、あそこのチップ回収してくるよぉ」
ナンバー9:「そうね。任せてちょうだい」“コメット”の体を支えながらゲートを開く準備を始める。
宇賀神 ラウル:立ち上がる。
宇賀神 ラウル:墓地の生温い風が、腕の中にあった少年の体温を攫って行こうとするから。抗うようにぎゅっと手を握った。
GM:キミの足元にはナンバー5に埋め込まれていた金属片のチップが落ちている。
宇賀神 ラウル:拾い上げる。あの少女が、これになったのだ。
宇賀神 ラウル:目に焼き付いている。あの榴弾が、数多の流星のように、あの少女に降り注ぐ光景が。
GM:触れた瞬間、彼女の思念がキミに流れ込んでくるのが分かる。
GM:私は自由になりたい。ここから今すぐ離れて自分だけの居場所を見つけたいの。それはオリジナルが最も望んだことだから。外にはきっと素敵で自由な世界が広がってるって信じてる。――そう、信じていたのに。
GM:彼女が残したその強烈な思念をキミは理解するだろう。
宇賀神 ラウル:「…もしかしたら、似た者同士だったのかな。私達」
宇賀神 ラウル:「こうなる前に出会えてたら、オリジナルの次くらいに仲良しの、お友達になれてたかな」
宇賀神 ラウル:こんな時に言うべきでない、もしもの言葉ばかりが零れていく。
宇賀神 ラウル:「ねぇ。ナンバー5。ロストナンバー」
宇賀神 ラウル:「あなたの目に、あの流星群は、どう見えたのかな」
宇賀神 ラウル:こんな時に言うべきでない、返らない問いばかりが零れていく。
宇賀神 ラウル:――わたしは、綺麗だと思ったの。
宇賀神 ラウル:答えを返さない彼女/チップを握って、踵を返した。
GM:こうして、ナンバー5の『Eロイス:虚実崩壊』によって姿を変えていた世界は元に戻った。
GM:シーン終了。
ミドル8:シース・ファイア・ネゴシエイション
GM:次のシーン!
GM:次は、四度目の準備シーンです。
GM:流星くん、ラウルさん、ナインはダイスを振って侵蝕率を上げ、シーンに登場してください。
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(100 → 110)
宇賀神 ラウル:ぎゃ
GM:一気に上がった!
宇賀神 ラウル:エナヴェイトD!!使わせてください!!
GM:どうぞ!使って!
宇賀神 ラウル:ありがとうございます…!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を101に変更(110 → 101)
GM:では、エナヴェイトDの効果で上昇する侵蝕率は10から1に変わりました
ナンバー9:100+1d10
DoubleCross : (100+1D10) → 100+2[2] → 102
ナンバー9:シーンへの登場が上手い私
GM:流星くんも侵蝕率上げな~
枢橋流星:ごめん固まってた
枢橋流星:104+1D10
DoubleCross : (104+1D10) → 104+6[6] → 110
GM:あら、大変!
GM:いい感じの上がり方
GM:日常パートとかは割とやった気がするので、このシーンでは前のシーンで手に入れたチップの情報の話と次のシーンへのつなぎをメインでやっていこうと思いますが
GM:もし今のうちに話しておきたいことがあるとかあれば遠慮なくおっしゃってくださいね!
宇賀神 ラウル:はーい!ありがとうございます!
GM:それでは、まずは準備シーンでする行動を決めていきましょう
枢橋流星:今好感度なんぼだっけ……
GM:ちなみにナインの友好度は今は第三段階
宇賀神 ラウル:ラウル、ナインちゃんの好感度目標値20チャレンジしてもいいですか?
GM:上げるためには〈交渉〉〈知覚〉〈情報:UGN〉で難易度20です
枢橋流星:がんばえー
枢橋流星:結果を見て決めます
宇賀神 ラウル:いざ!挑戦!知覚でいきます~
GM:無理して抜かなくてもシナリオ自体は進みますが、やるというならば止めない!頑張れ!
ナンバー9:頑張って
宇賀神 ラウル:(9+3)dx+1>=20 〈知覚〉判定
DoubleCross : (12DX10+1>=20) → 9[2,2,4,4,5,5,6,7,7,8,9,9]+1 → 10 → 失敗
宇賀神 ラウル:出目が酷い 以上です!
枢橋流星:あうー
GM:くっ、残念……!
GM:出目自体は高いのに
枢橋流星:じゃあ僕も友好度チャレンジ
GM:おお、やる気だ
枢橋流星:情報:UGNで
枢橋流星:……紡ぎも使う!
GM:本気だ!
枢橋流星:8dx+1>=20
DoubleCross : (8DX10+1>=20) → 10[1,4,6,7,9,9,9,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗
枢橋流星:えーん!
GM:お、惜しい……!
宇賀神 ラウル:おしいー!回った!
枢橋流星:侵蝕110→111
枢橋流星:あっ待って
GM:ん?
枢橋流星:エフェクトレベル上がって+1Dだ!
枢橋流星:1dx+11
DoubleCross : (1DX10+11) → 4[4]+11 → 15
枢橋流星:えーん
GM:あっ、そうか。じゃあ、もう1d増え……駄目だった!
ナンバー9:仕方ない。なら、私も力を貸す。
枢橋流星:!?
ナンバー9:《勝利の女神》を使用。今の判定の達成値を+12する。
枢橋流星:わーい!
ナンバー9:侵蝕率は+4されて106になる。
GM:では、交流判定は成功!
GM:ナンバー9の友好度は一番高い4段階目になります!
宇賀神 ラウル:やったーー!ありがとう2人とも!
枢橋流星:やったー
GM:4段階目の変化です
GM:【4段階】最大手当。いずれかの【準備シーン】で一度だけ、全PCのHPを最大まで回復することができる。
GM:回復技を覚えました
枢橋流星:!
宇賀神 ラウル:おおー!
GM:ここで使ってもいいし、ここをくぐり抜けた後のシーンで使ってもいい
枢橋流星:どうしようかなー敵の攻撃力が読めないからなー
GM:ふふふ悩むがいい
GM:それでは、まずはチップの解析をした情報の共有からロールをしていきましょうか。
枢橋流星:おお
GM:
GM:ナンバー5との死闘をくぐり抜けたキミたちはセーフハウスへと戻ってきた。
GM:またいくらかの手傷が増え、また敵を倒して生き延びた。
GM:殺風景なガレージでチップの解析作業をしていたナンバー9はキミたちの方を振り向く。
ナンバー9:「ナンバー9のチップの解析が完了したわ。共有してもいいかしら?」
枢橋流星:「……お願い」 ぐったりと椅子に背を預けている。だいぶ疲れている様子だ。
宇賀神 ラウル:「うむ。ロストナンバーのチップ、ちらっと聞こえたけどそれだけだったから、ちゃんと知りたい」
ナンバー9:「ええ。分かったわ」
ナンバー9:そう言ってデータをキミたちに示す。
【断片的な思念】
個体名:ナンバー5
コードネーム:実験体(ロストナンバー)
Dロイス:複製体、実験体
私は自由になりたい。ここから今すぐ離れて自分だけの居場所を見つけたいの。それはオリジナルが最も望んだことだから。外にはきっと素敵で自由な世界が広がってるって信じてる。――そう、信じていたのに。
【チップに残されていた情報の解析データ】
実験報告書:
【被検者】ゼロ
【ワークス】UGNチルドレン
以下、最終獲得Dロイス
・実験体 [製造時に獲得]
・起源種
・愚者の黄金
・特異点
・戦闘用人格
6つ目のDロイス『変異種』の付与実験中に暴走。UGNの規定によりジャーム化と判断され、枢橋玄星主任研究員によって処分されることとなった。
メモ:
私の理論では対象のパーソナリティに最低でも1ロイス分のキャパシティを空けておけばジャーム化の懸念は解消されるはずだった。
おそらく本プロジェクトはこれで終了となりそうだが、せめて被験者がジャーム化した原因だけは突き止めておきたい。
ナンバー9:「これがオリジナルが死亡した経緯……。こんなことがあったなんて知らなかったわ」どこか複雑そうな顔をする。
枢橋流星:「オイオイ……」
宇賀神 ラウル:「…………後輩…」
枢橋流星:「研究ばかりして人間を見てこなかったからこんなことになるんだよ……」
ナンバー9:「これに関しては……私も同感」
ナンバー9:「そして、ナンバー5もそんなオリジナルの遺志を果たそうとしていた……」
ナンバー9:「そういう意味ではナンバー5も間違っていたわけじゃない」
ナンバー9:「私は……オリジナルのコピーである私はどうするべきなのかしらね」どこか遠い目をして言う。
宇賀神 ラウル:「ナイン……」ぎゅ、と唇を噛む。
枢橋流星:「……君が複製体RのNo9であると言うのなら……」
枢橋流星:「自由なんてものを求めるべきではない」
ナンバー9:「自由を求めるべきじゃない……?」少し驚いたように少年を見る。
枢橋流星:「実験体に自由なんてない。求めても不幸になるだけだ」
枢橋流星:「彼女たちのように」 これまで倒してきた少女たちを思い浮かべる。
ナンバー9:「そう。……そうかもね」辛そうに顔を覆う。
枢橋流星:「でも、君が僕たちの友達の……ただのナインだと言うのならば」
枢橋流星:「自由に……そして幸せになってほしいと思うよ」
ナンバー9:「“コメット”……?」
ナンバー9:顔を上げ、少年を見つめる。
枢橋流星:ふいと顔を背ける。
ナンバー9:その態度を見て、すねたように頬を膨らませる。
ナンバー9:「ねえ、“レクイエム”。ああいうのどうなのかしら。素直じゃない、って言うんだと私は思うんだけど」
宇賀神 ラウル:「間違いないねえ」くすくす笑って立ち上がり
宇賀神 ラウル:「えいっ」手を伸ばして2人を抱き寄せる。
ナンバー9:「……っ!?」少し驚くが、さして抵抗もせずに抱き寄せられる。
枢橋流星:「んっ!?」 びっくりする
宇賀神 ラウル:「わたし、”コメット”のことも、ナインのことも、大好きだよぉ!」
ナンバー9:一瞬目を丸くし、それからコロコロと笑う。
宇賀神 ラウル:「だからねぇ、家族とか、周りの大人とか、オリジナルとか、そういう人のためにどうこうしなきゃじゃなくてねぇ。自分のためだけに、幸せになってほしいなって、思う」
ナンバー9:「自分のためだけに……」
ナンバー9:「聞いて。二人とも」
枢橋流星:「……?」
ナンバー9:「私、自由になって……研究所を出て……今まであなたたちと一緒に過ごして」
ナンバー9:「すごく楽しかったの」
ナンバー9:「私が作られてから、こんな感情を抱いたのはおそらく初めて」
ナンバー9:「けれど、それは私が自由だからじゃなくてあなたたちがいたからだと思う」
ナンバー9:「だから、私だけの幸せじゃなくてあなたたちにもどうか幸せでいて欲しい」
ナンバー9:「……“コメット”のことも“レクイエム”のことも大好きだから」
宇賀神 ラウル:「…うん。実は私も、今、とっても楽しくて、幸せ」心底嬉しそうに笑う。
枢橋流星:「まあ……僕も」 恥ずかしそうに言い淀みながら
枢橋流星:「悪くない」
ナンバー9:「本当!? 少し気がかりだったの。あなたたちがどう感じているのか」
ナンバー9:「“コメット”はいつかもう少し素直になってちょうだいね」意地悪そうな目で少年を見る。
枢橋流星:「十分素直だろ」
ナンバー9:「そうかしら。どう思う、“レクイエム”……?」ひそひそ。
宇賀神 ラウル:「ふふふ。ここは”コメット”の味方をしてあげようかなぁ」
宇賀神 ラウル:「ナイン。残りの複製体Rは、だぁれ?」話題を逸らしてあげようね
ナンバー9:「そうね。そろそろ本題に移りましょうか」
ナンバー9:「まさか“レクイエム”に裏切られるなんて……」そう言いながらデータを確認する。
ナンバー9:「残りは……」言いかけて顔がこわばる。
ナンバー9:「まずった。こうならないようにナンバー16から先に始末するはずだったのに」
ナンバー9:「どうして私はあの時、先にナンバー5を狙おうなんて考えたのかしら」
ナンバー9:「……悔やんでもしょうがないわね」
ナンバー9:「次の相手は、二人。ナンバー16『シンギュラリティ』とナンバー2『オリジナルレネゲイド』よ」
枢橋流星:「……ほう?」
宇賀神 ラウル:「2人…?」
ナンバー9:「ええ。これまで離れた場所にいたから安心していたのだけれど、どうやら二人が合流したみたい」
宇賀神 ラウル:「わぁ…。ちなみに、性格的には相性が悪いなんてことがあってくれたらとても嬉しいのですが」
ナンバー9:「言いにくいのだけれど、二人はとても仲が良い。口の悪いレプリカーナは二人が恋仲なんじゃないかなんて噂してたくらい」
ナンバー9:「デュースは、複製体R(レプリカーナ)の中でトップステータス。そしてシックスティーンは彼女のお気に入り。おそらく厳しい戦いになるわ」
宇賀神 ラウル:「ふえーん、もうだいぶボロボロなのにぃ!頑張るぅ…」
枢橋流星:「まあ、こっちだってペアなんだ」
枢橋流星:「いや……ナインもいるから3人か。数の上でも有利だよ。うん」
ナンバー9:「確かに数だけででいえばこちらが有利だけれど……」
GM:と、その時。セーフハウス内の通信装置が鳴る。
GM:通信装置越しにナインによく似た少女の姿が映った。
ナンバー2:「“コメット”、そして“レクイエム”だね。裏切り者のナンバー9もそこにいるのかな」
ナンバー2:「私の名はナンバー2、人呼んでデュース。以後お見知りおきを」
ナンバー2:どこか余裕に満ちた凛とした口調でキミたちに語りかける。
枢橋流星:「……」 映像をよく観察する。
ナンバー2:「これまでのキミたちの戦いについてもしっかりと調べさせてもらった」
ナンバー9:険しい顔でデュースを睨む。
ナンバー2:「それでよく分かった。キミたちは強い。賞賛に値するよ」
ナンバー2:大きな拍手をする。
ナンバー9:「褒められているわ」
ナンバー2:「だが、キミたちがいくら強くても連戦に次ぐ連戦で疲弊していることだろう。そこで提案がある」
ナンバー2:「『停戦交渉』をしないか?」大仰な身振りで言う。
ナンバー9:「停戦交渉……?」二人の方を見る。
宇賀神 ラウル:「あなたたちのメリットが見えないねぇ」首をかしげている
枢橋流星:「まあ、聞くだけ聞こうか」
ナンバー2:「私も無駄な戦いは避けたいのさ」
ナンバー2:「平和主義者なんだよ、私は」
ナンバー2:「通信越しというのも味気ない。詳しい条件については直接会って話そうじゃないか」
ナンバー2:「場所は……ナンバー9が探知できるから大丈夫だろう。私は逃げも隠れもしない。待っているよ」
ナンバー2:「それでは。お会いできるのを楽しみにしているよ」仰々しい身振りで一礼する。
GM:それだけを告げると一方的に通信が切られる。
枢橋流星:「……」
枢橋流星:「罠だろ」
宇賀神 ラウル:「うむ」
ナンバー9:「罠っぽい……」
宇賀神 ラウル:「あとなんか、動きおっきくていや」
枢橋流星:「そこ……?」
ナンバー9:「彼女は昔からああなの。気障っぽい仕草でよく他のレプリカーナを口説いたりもしていたわ」
宇賀神 ラウル:「王子様キャラというやつ…?」
ナンバー9:「たぶんそう。ああ、その言い方で言うとシックスティーンがお姫様ね」
ナンバー9:「それで、停戦交渉だけれど」ちらりと傷だらけのあなたたちを見る。
ナンバー9:「あなたたちの疲弊具合だけを見ると、悪い話ではないような気もするけれど……」
枢橋流星:「まあ、本当に停戦できるなら一考の余地くらいはあるんじゃないかな」
ナンバー9:「最終的には戦うんだから行くしかないのは、確かね」
宇賀神 ラウル:「うむ。せめて準備万全にしていくしかないねぇ。私の存在もバレちゃってるから、奇襲も無理だし」
枢橋流星:「難しいだろうね」
ナンバー9:「そうね。なら、行く前に傷の手当は万全にしていきましょうか」
枢橋流星:「助かる」
ナンバー9:「あ。一つ提案があるわ」
ナンバー9:「私たちが傷だらけの姿で交渉の場に向かえば相手に侮られる可能性が高まる」
ナンバー9:「そこで、治療もそうだけれど」
ナンバー9:「お風呂に入って着替えてから行かない?」
ナンバー9:「デュースがせっかく逃げも隠れもしないって言っていたのだし……」
ナンバー9:真剣な様子で提案している。
枢橋流星:「あー……そうだね」
枢橋流星:「じゃあそうしようか」
枢橋流星:「お二人とも、お先どうぞ」
宇賀神 ラウル:「さんせーい!屈しないぞというアピール、いいと思う」
宇賀神 ラウル:「じゃあお言葉に甘えて。ナイン、一緒にはいろっかぁ」
ナンバー9:「一緒に。そういうのもあるのね」
ナンバー9:「“コメット”は一緒でなくていいの……?」
ナンバー9:ちらりと少年の方を見る。
枢橋流星:「僕、男だから」
ナンバー9:「知っているけれど……」
枢橋流星:「男女一緒には入らないものなの」
ナンバー9:「そういうものなのね」
ナンバー9:「それじゃあ、ええっと。もし私たちと一緒に入りたくなったらいつでも言ってちょうだい?」
枢橋流星:「はいはい……」 適当に流す
ナンバー9:「行きましょうか、“レクイエム”」
宇賀神 ラウル:「うん!じゃあ”コメット”、ちょっと待っててねぇ」
枢橋流星:「ごゆっくり」
GM:少女たちがシャワールームに向かうとやがて水の音と少女たちの楽しげな声が漏れ聞こえ始める。
枢橋流星:「はあ……少し寝るか……」
枢橋流星:椅子に背を預け、瞼を閉じる。
枢橋流星:これまでの戦いや、父の顔が一瞬だけ浮かび、消え、そして暗闇に溶けていく────
枢橋流星:サービスシーンなどない。
GM:シーン終了。
ミドル9:アブノーマル・シックスティーン・アンド・デュース
GM:次のシーン!
GM:次は、ナンバー2,ナンバー16との決戦シーンです!
GM:流星くん、ラウルさん、ナインはダイスを振って侵蝕率を上げ、侵蝕率を上げてください!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(101 → 106)
ナンバー9:106+1d10
DoubleCross : (106+1D10) → 106+6[6] → 112
枢橋流星:1D10+111
DoubleCross : (1D10+111) → 9[9]+111 → 120
枢橋流星:うおっ
枢橋流星:エナヴェイトD!!
枢橋流星:112です!!!!
GM:活躍した、エナヴェイトD!
GM:では、まずは軽くシーンの描写をしていきましょう。
GM:ナンバー9がディメンジョンゲートを開いた先は、大きな美術館だった。
GM:彼女は一般客の間をすり抜けながら美術館の奥へと進んでいく。
GM:やがて君たちは広いエリアにやってくるだろう。ナンバー9の足もそこで止まる。
GM:聖母マリアが天使に祝福される大きな絵画の前に少女たちは立っていた。
GM:不敵な顔付きの少女はその絵を見上げ、もう一人の少女は興味がなさそうに傍らの少女の腕にピッタリとくっついている。
ナンバー2:「美しい絵だろう。『無原罪の御宿り』という題だそうだ」
ナンバー2:振り向くと、挑戦的な目でキミたちを見る。
枢橋流星:「絵の良し悪しはよくわからないな」
GM:多くの一般客に紛れながら君たちは互いに向き合うだろう。
ナンバー2:「何、見慣れれば分かるようになるさ」そう言いながらシックスティーンの腰に手を回す。
ナンバー16:「……もう。こんなところで」うっとりとした顔でデュースを見る。
ナンバー2:「さて。では、改めて停戦交渉をしようじゃないか」
ナンバー2:「キミたちの強さはよく分かった。だが、私たちも強い」
ナンバー2:「お互いに無駄な損耗は避けようじゃないか」仰々しい身振りで語る。
ナンバー2:「もしキミたちが私たちを見逃してくれるなら私たちもキミたちを殺すことはない」
ナンバー2:「そう約束しよう」
枢橋流星:肩を竦めて2人を見る。
宇賀神 ラウル:「で、私達があなた達を見逃したとして、それからどうするのぉ?2人で美術館巡り?」肩を竦め返してから尋ねる
ナンバー2:「二人で平和に暮らすのさ。それ以外に望みはない」指先でシックスティーンの頬に触れる。
ナンバー16:「もう、デュースったら……」頬を赤らめる。
ナンバー2:「私たちの自由を阻むものは消さざるを得ないが、それだけだ。犠牲は最小限に留めるつもりさ。ああ、玄星博士や他の研究者には悪いことをしたな」
枢橋流星:「まあ、僕は9が良ければそれでも別に構わないけれど」
ナンバー9:「冗談。デュースが言っているのは他の追手がかかったらそれも殺すということでしょう?」
ナンバー9:「そんなこと認めるわけにはいかない」
ナンバー2:肩をすくめる。
枢橋流星:「だそうだ」
ナンバー2:「どうやら私の話が少し難しかったようだ」
ナンバー2:「それなら、シンプルにしようか」
ナンバー2:「実はキミたちがこの場に現れた瞬間に爆弾を仕掛けさせてもらった」
ナンバー2:「Eロイス:予告された終焉」を使用します。
ナンバー2:対象はラウルさん。
GM:ナンバー2を倒し、このEロイスを解除しない限りラウルさんはエンディングフェイズで必ず死亡します。
ナンバー2:「残念ながら特別製の爆弾だから私の能力でも一発しか作ることはできなかったんだが……」
ナンバー2:「仕掛けたのは……“レクイエム”。キミの体内だ」
GM:その瞬間、ラウルさんは胸の奥でちくりと痛むような感覚を覚えるだろう。
宇賀神 ラウル:「…っ!」咄嗟に胸を押さえる。
ナンバー2:「安心したまえ。この場ですぐに爆発させることはない」
ナンバー2:「キミの心の臓に巣食った爆弾は刻限になれば跡形もなくキミの体を破壊し尽くすだろう」
ナンバー2:「もしキミたちが我々に手出ししないと誓うならその爆弾を解除してもいい」
ナンバー2:「どうだ。分かりやすい条件だろう。Win-Winというやつだ」
ナンバー2:「キミたちも自分や仲間の命は惜しいだろう?」
ナンバー9:「“レクイエム”……」案じるように彼女の方を見る。
枢橋流星:顔は向けず、視線だけで”レクイエム”の様子を伺う
ナンバー2:「私を殺して爆弾を解除してもいいが、さて。この人混みで戦えば周りにどれだけの被害が出るかな?」周囲の人混みを見渡しながら言う。
ナンバー2:「どうだ。自分たちの幸福を第一に考えたまえ。そう難しい話はしていないだろう?」大仰な身振りでキミたちに語りかける。
ナンバー9:「……“レクイエム”。私はあなたを失いたくない。あなただって自分のことを考えてもいい」
ナンバー9:震える声でそう語りかける。
宇賀神 ラウル:「……私ねぇ、もう死にたくないんだぁ」
ナンバー2:「ならば、答えは一つだろう?」
宇賀神 ラウル:「死ぬのは痛くて、寒くて、怖くて、とってもとっても嫌。実験の方がずっとずっといいくらい、今でも嫌」
宇賀神 ラウル:「だからねぇ、私の答えはそう、一つだけ」
ナンバー2:「聞かせてもらおうか」
宇賀神 ラウル:「死ぬ前に、あなたを殺す」
ナンバー2:「何……?」
宇賀神 ラウル:「最小限の犠牲なんて、ちゃんちゃらおかしいねぇ。私の命だけじゃ足りなくて一般人の命まで使おうとするあなたをこのままにしておいたら、どうなるかなんて目に見えてるよぉ」
ナンバー2:「何を言う。自らの命が惜しくないというのか。私が言っているのはハッタリではないぞ!」
GM:ラウルさんは胸を刺すような痛みが少しずつだが確実に鋭さを増しているのを感じるだろう。
宇賀神 ラウル:「惜しいからさっさとぶち抜くのぉ!”コメット”、ナイン、ごめんだけど一般人のフォローよろしくねぇ!」
ナンバー16:「……少年。あなたはそれでいいのかしら。大切な人があなたの目の前で死ぬのよ」デュースの腕に抱きつきながら言う。
ナンバー9:“コメット”の方を見て頷き、拳銃を構える。
枢橋流星:「時間の無駄だ」 槍を振るって2と16を引きはがす。
ナンバー16:「きゃっ、デュース……!?」
ナンバー16:「誤魔化さないで。あなたは大切な人と別れるのが怖くないの」
ナンバー16:「私は……すごくすごく怖い……!」少女の周囲に氷が迸る。
GM:一般客の間から悲鳴が上がる。
枢橋流星:ワーディング。槍を振るい、跳ねた氷を弾く。
枢橋流星:「さっさと終わらせよう、2人とも」
ナンバー9:「ええ。“レクイエム”のためにも」拳銃を構える。
宇賀神 ラウル:「うん!もーあったま来たぁ、別れる気なんかありませんよーっだ!」
宇賀神 ラウル:「先輩の意地ってもんを見せてやるんだからーっ!」
ナンバー2:「わけの分からないことを言う。私はナンバー2、オリジナルレネゲイド。オリジナルの意志を最も色濃く受け継いだ存在」
ナンバー2:「オリジナルの願いは私が成し遂げる……ッ!」
ナンバー2:炎を纏った刺突剣をキミたちに向けて突き出す。
GM:では、ここからミドル戦闘に入っていきたいと思います!
GM:それではラウンド進行を開始します!
GM:エネミーはナンバー2とナンバー16の二人!
GM:ナンバー2は行動値4、ナンバー16は行動値6。
GM:流星くん、ラウルさん、ナインは同エンゲージで10m先にナンバー2とナンバー16のエンゲージがあります。
GM:ナンバー2とナンバー16は二人でエンゲージを作っています。
GM:今回はナンバー2とナンバー16を倒せば戦闘は終了となる!
GM:確認ですが、前のシーンでナインの全回復の効果を使用したということでよろしかったですよね?
宇賀神 ラウル:はい!
枢橋流星:した!
GM:OK!では、全員HPを最大まで回復させてください!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルのHPを24に変更(4 → 24)
枢橋流星:HP8→28
ナンバー9:私も最大値の28まで回復する
GM:あ、それとラウルさんにはデュースの「Eロイス:予告された終焉」が使用されていますので
GM:ここでデュースを倒しきれないようなことがあるとラウルさんはエンディングフェイズで死亡することになります
GM:お気を付けください
宇賀神 ラウル:はい…!
枢橋流星:じゃあ優先的に殺そ
GM:やめて!
GM:説明はざっとこんなところかな
GM:何か質問はありますでしょうか!
枢橋流星:なし!
宇賀神 ラウル:大丈夫です!
枢橋流星:さっさと戦わせろ~っ
GM:では、早速戦闘に入りましょう!
GM:これよりラウンド進行を開始します!
GM:1ラウンド目
GM:まずはセットアップから!
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします!
枢橋流星:なし
ナンバー16:私はなし
宇賀神 ラウル:なしです!
ナンバー2:《先陣の火》を使用。1シーン1回、これで行動値が+25されて29だ!
宇賀神 ラウル:ぎえー!
枢橋流星:なんだこいつ!
枢橋流星:戦術お願いします!
ナンバー9:《戦術》を使うわ。対象は“コメット”と“レクイエム”。判定のダイス+3個よ。
GM:美術館の中、巻き上がる炎を見つめ、ナインは分析結果をキミたちに伝える。
GM:では、セットアップはこれで終わりましたので
GM:ここからは行動値の高い順番に行動していきましょう!
GM:まずは加速して行動値29になったデュースの番から!
ナンバー2:マイナーで《???》+《白熱》を使用。
ナンバー2:何らかの何かをしながら素手のデータを変更します。
枢橋流星:なにしてんの??
ナンバー2:メジャーアクション!
ナンバー2:《コンセントレイト:サラマンダー》+《フレイムタン》を使用!
ナンバー2:射程視界の白兵攻撃だ!
ナンバー2:攻撃の対象はどうしようかな~
ナンバー2:一番侵蝕率の低いラウルさんを狙うか
宇賀神 ラウル:こーい!
ナンバー2:命中判定いくぞー!
ナンバー2:10dx7+6
DoubleCross : (10DX7+6) → 10[1,3,4,4,5,5,6,8,8,10]+10[2,4,9]+10[7]+10[7]+1[1]+6 → 47
ナンバー2:うわっ、回った!
枢橋流星:ハァ?
ナンバー2:これは殺しましたね
宇賀神 ラウル:ドッジ!
宇賀神 ラウル:4dx>=47 回避
DoubleCross : (4DX10>=47) → 10[3,5,9,10]+2[2] → 12 → 失敗
宇賀神 ラウル:だめ!
ナンバー2:では、ダメージいきます!
ナンバー2:5d10+12
DoubleCross : (5D10+12) → 24[2,1,8,7,6]+12 → 36
ナンバー2:36点!装甲は有効!
宇賀神 ラウル:死にます!ナンバー2にロイス羨望/〇対抗心取得して取得して昇華、復活します!
GM:おお……!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルのHPを11に変更(24 → 11)
GM:では、攻撃の演出いきます!
ナンバー2:「命を落とす前に私を殺すと言ったね。それが不可能だということを教えてあげよう」炎をまとった刺突剣を胸の前で構える。
ナンバー2:素早い踏み込みとともにレイピアを突き出すと炎の切っ先が伸びる!
宇賀神 ラウル:「は、やっ――」
ナンバー2:「“レクイエム”。キミのことも既に分析済みだ。オリジナルに最も近い私の力を思い知るがいい……!」
ナンバー2:炎の刃がキミの体を貫く!
宇賀神 ラウル:「ぁ―」悲鳴すら焼かれ、倒れ伏す。
ナンバー2:「私はただ生きて、人を愛したいだけなのだ。その邪魔をするな」倒れ込むキミを見下ろす。
ナンバー2:「……爆弾の起動を待つまでもなかったか」炎の刺突剣は火の粉となって手の中で消える。
GM:では、デュースの行動はこれで終了!
GM:次は、行動値20のラウルさんの番です!
宇賀神 ラウル:はい!
宇賀神 ラウル:マイナー【誰そ彼時】陽炎の衣3/侵蝕率3
宇賀神 ラウル:隠密状態となる。この隠密状態はそのメインプロセス終了まで持続し、敵とエンゲージしていても隠密になれる。1シーン3回。
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を3増加(106 → 109)
GM:隠密来たか
宇賀神 ラウル:メジャー【素敵な夜を】:コンセ3+見えざる死神4 侵蝕率4
宇賀神 ラウル:対象はデュースで!
GM:かかってくるがいい!
GM:命中判定をどうぞ!
宇賀神 ラウル:(9+1+3+3)dx7+5-1 戦術込み
DoubleCross : (16DX7+4) → 10[2,2,2,2,3,5,5,6,6,6,6,6,7,9,9,10]+10[1,2,5,9]+10[9]+6[6]+4 → 40
GM:た、高いね……!?
ナンバー2:だが、私の身体能力の高さを甘く見るな……!
ナンバー2:ドッジを宣言!
ナンバー2:10dx+1>=40
DoubleCross : (10DX10+1>=40) → 8[1,4,4,5,5,5,7,7,8,8]+1 → 9 → 失敗
ナンバー2:うわーん!無理!
GM:ダメージをお願いします!
宇賀神 ラウル:(40/10+1)d10+41+1d10 ダメージ 狂乱込み
DoubleCross : (5D10+41+1D10) → 31[8,9,6,1,7]+41+8[8] → 80
GM:ま、待って待って!?
枢橋流星:www
枢橋流星:やれーっ!!!
GM:そんなダメージ、デュースは耐えられない!!
GM:ナンバー2はまず一度戦闘不能になります!
GM:攻撃の演出どうぞ!
宇賀神 ラウル:はい!
宇賀神 ラウル:「……オリジナルに最も近い、かぁ」
宇賀神 ラウル:倒れたまま呟く。
宇賀神 ラウル:「だったらなおさら、負けられないねぇ…」
ナンバー2:「お前がオリジナルの何を知っているというんだ」
宇賀神 ラウル:灯りが絶える。まるで、夜になったように。
宇賀神 ラウル:「知ってるよぉ。あの子、外に憧れてた」
宇賀神 ラウル:「だからあげる。これが、私の知ってる、外の夜」暗闇の中、どこからともなく声。
ナンバー2:「その想いならば私も受け継いでいる……!」
ナンバー2:「だからこそ平和で争いのない、人と人が愛し合う世界を求めているんだ……!」
ナンバー2:咄嗟に刺突剣を構える。
宇賀神 ラウル:「ああ、そうだ。思い出した。寒くて痛くて、嫌な国だったけど」
宇賀神 ラウル:「星はね、綺麗だったんだぁ」
ナンバー2:「星――?」
宇賀神 ラウル:ひとつ、光が瞬く。
宇賀神 ラウル:それは銃口。
ナンバー2:「そんなもの」
ナンバー2:「私は一度も見たこと――」
宇賀神 ラウル:星のように瞬いて、弾丸が飛翔する。ナンバー2の瞳目掛けて。
ナンバー2:銃弾を避けようとするが、回避が間に合わない。
ナンバー2:「…………ッ!」
ナンバー2:頭部を撃ち抜かれ、そのまま倒れ込む!
ナンバー16:「デュース……!」小さく悲鳴を上げる。
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を4増加(109 → 113)
GM:倒れたデュースの体から炎が立ち昇る。
枢橋流星:「よそ見してる暇があるのかい」 槍を動かし、16に攻撃を仕掛けている。
ナンバー2:オートアクションで《燃える魂》を使用!
ナンバー2:戦闘不能から復活する!
ナンバー2:片目から真っ赤な炎が噴き上がる。
ナンバー2:炎は銃弾によってえぐられた傷痕を焼き、出血を焼き止める。
ナンバー2:「この顔は気に入っていたんだが、もうそんなことも言っていられないな」
ナンバー2:「分かったよ。オリジナルを知っているキミに私が最も“オリジナル”に近いということを理解させてやる」
ナンバー2:だが、そう語る顔は炎によって焼け焦げ始めている。
ナンバー2:「“レクイエム”。そのためにもキミの命を奪う……!」
ナンバー2:再び炎のレイピアを構える。
GM:では、ラウルさんの行動はこれで終了!
GM:次は、行動値8のナインの番!
ナンバー9:作戦会議の結果、私は待機する。
GM:OK!
GM:では、次!
GM:次は、行動値6!
GM:流星くんとナンバー16ですが
GM:PC優先なので先に流星くんの番です!
枢橋流星:うおーっ
枢橋流星:また装備宣言忘れてたけど前の戦闘シーンからグレネードランチャー装備状態ということで……
GM:しょうがないにゃあ
枢橋流星:安心
枢橋流星:ではマイナー使って対象:範囲にします
GM:あれ、グレネードランチャーの範囲化って1シナリオ1回じゃありませんでしたっけ
枢橋流星:シナリオ1回じゃん!
枢橋流星:シーン1回だと思っていた。
GM:普通に1シナリオ1回ですねw
枢橋流星:仕方ない、マイナーで戦闘移動して敵エンゲージに移動します。
GM:おお、やる気!
枢橋流星:で、ウェポンケースから混沌なるものの槍を装備して……
枢橋流星:16を対象に瞬足の刃+吸収+コンセントレイトで攻撃。判定前に紡ぎの魔眼!
GM:な、なんかヤバそう
GM:命中判定をどうぞ!
枢橋流星:肉体3+db3+戦術3+瞬足の刃5+紡ぎの魔眼4+混沌なるものの槍3!
枢橋流星:21dx7+2 攻撃力+12 このエフェクトを組み合わせた攻撃で1点でもダメージを与えた場合、R中対象が行うあらゆる判定-4d
DoubleCross : (21DX7+2) → 10[1,2,2,2,4,5,5,6,7,7,7,7,7,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,1,2,5,5,6,6,7,7,8,9,9]+10[1,6,6,7,9]+10[6,10]+2[2]+2 → 44
GM:なんかいっぱい振ってる!
GM:うわぁん、避けられる気がしない!
ナンバー16:ガードを宣言!そして、ガード時に《氷盾》を使用!
枢橋流星:むっ!
ナンバー16:ガード値を+30!
ナンバー16:この防御は突破できまい……!
枢橋流星:なんとでもなるはずだ……!
枢橋流星:5D10+12
DoubleCross : (5D10+12) → 23[1,5,4,4,9]+12 → 35
枢橋流星:くっ……!
枢橋流星:あっちょっと待って
GM:ん?
枢橋流星:オートだねえ!!
枢橋流星:デビルストリング!
GM:《氷盾》はオートアクションですね
GM:!!???!!!
枢橋流星:2回目! lv2で取ってたから侵蝕分含めて(多分)あと1回!
GM:ま、まだ使用回数が残ってたのか……!
GM:では、《氷盾》のガード値30は消え去ります!
GM:ただ、ナンバー16は《氷盾》のガード頼りだからHPはあまり高くない……!
GM:最大HPが32あるから
枢橋流星:クッ……!
GM:装甲を差し引いて……
GM:ダメージって何点でしたっけ
枢橋流星:35……!
GM:そ、そのダメージは……
GM:ぎ、ギリギリ落ちます!!
枢橋流星:よっしゃあ!!
枢橋流星:侵蝕112→120→126
GM:ナンバー16は復活エフェクトもなし!完全に戦闘不能だよ!
GM:では、攻撃の演出どうぞ!
ナンバー16:「訂正……。よそ見じゃない。私はいつでもデュースのことを見ているの」ぼそりと呟く。
枢橋流星:「ならそれが命取りだ」
枢橋流星:槍を振るう。先端が尖り、鈍器のように平たい上部から、下部にかけて刃物のように鋭くなっていくこの槍は、
枢橋流星:極めて使い手の技量に左右される。
枢橋流星:上から切り裂くように刃が、隙を着くように刺突が、横合いから吹き飛ばすように殴打が───
枢橋流星:流れるように、型を変えて放たれる!
ナンバー16:「そんなものじゃ私たちは止められない。私たちは必ず生きてみせる……」
ナンバー16:周囲の大気が凍てつき始める。
ナンバー16:瞬く間にその場の空間が凍結していき、接近する槍の勢いをも押し留めようとする!
ナンバー16:「死ぬのは嫌。痛いのも嫌。だから防がせてもらう」
枢橋流星:「No.5との戦いは見ていなかったか?」 髪をかき上げる。ただれた皮膚と、白濁した瞳があらわになる。
枢橋流星:「拡散力場────吸収───解析───調整完了───残念だが、その願いは叶わない」
枢橋流星:凍てついた大気が、そのまま消えていく。
ナンバー16:「そんな……私の氷が壊れていく……!?」
ナンバー16:「だったら、もっと。もっと冷気の出力を……!」
ナンバー16:特異点(シンギュラリティ)。一時的に絶対零度をも超える低温を呼び起こすほどの力を――。
枢橋流星:「そして」 一閃
枢橋流星:「願いを言うなら落ちるまで、だ」
ナンバー16:「……やっぱりそうなるか」
ナンバー16:その身を斬り裂かれ、くるくると舞うように倒れる。
枢橋流星:それとほぼ同時に、白い息を吐きながら膝をつく。
ナンバー2:「シックスティーン……!」伸ばす手が空を切る。
枢橋流星:そして、2と向かい合う”レクイエム”に視線を向ける。
枢橋流星:「”レクイエム”────」 そう呟き
枢橋流星:「……ラウルさん!」
枢橋流星:「頑張れ……!」
ナンバー2:「……シックスティーン。キミが先に逝くか」苦み走ったような表情で言う。
ナンバー2:「ならば、今が約束を果たす時だ」
ナンバー2:「シックスティーン。私に勝利をもたらせ」
ナンバー16:倒れた少女は絞り出すように言う。
ナンバー16:「……ええ……デュース……あなたに……勝利を……」
ナンバー16:戦闘不能時に「Eロイス」を使用します。
ナンバー16:「Eロイス:悪意の爆発」×2が発動します!
枢橋流星:ゲッ!!
ナンバー16:デュースのために自爆してあなたたちを巻き込む!
GM:ダメージが6d10!ガードとカバーリング以外のリアクションは不可!
枢橋流星:クッソ!ガード! G値4!
ナンバー2:ふはははは!吹き飛ぶがいい!
宇賀神 ラウル:ガード不可、リアクション放棄!
宇賀神 ラウル:あ、これ
宇賀神 ラウル:対象は
宇賀神 ラウル:ナインちゃんもです!?
GM:対象はこのシーンにいる全員です!
GM:もちろんナインも含む!
枢橋流星:カバーエフェクト持ってないし行動済みだからどうにもできない!
GM:《ワーディング》が使用されていなければ一般客も巻き込んでいました
枢橋流星:コワ~
宇賀神 ラウル:ひえ
ナンバー9:大丈夫。私は未行動
ナンバー9:だから、“レクイエム”のことは私がカバーリングする
枢橋流星:!?
ナンバー9:メジャーアクションを放棄。“レクイエム”をカバーリングする。
宇賀神 ラウル:あ、待ってくださいね うーん
GM:おお
宇賀神 ラウル:流星くんのことをカバーリングしてもらって、
枢橋流星:僕エンゲージ離れた!
宇賀神 ラウル:ナインちゃんへのダメージに子羊の歌使えば
宇賀神 ラウル:あ、そっか!
GM:そう、流星くんはエンゲージが離れてしまっているので、残念ながらカバーリングが届かない……!
宇賀神 ラウル:じゃあだめだ!すみません!
ナンバー2:大人しく吹き飛ぶがいい!
ナンバー16:ダメージいくわ
ナンバー16:6d10
DoubleCross : (6D10) → 23[3,9,5,1,2,3] → 23
枢橋流星:マジで耐えれた
宇賀神 ラウル:すご
枢橋流星:19点食らいます。
ナンバー16:23点!装甲とガード値のみ有効!
枢橋流星:HP28→9
ナンバー9:私は二倍ダメージを受けて戦闘不能になる。起き上がるかどうかは……少し考えるわ。
ナンバー2:私は復活エフェクトでHP30まで回復した直後だからヤバイ。危うく死ぬところだった。
枢橋流星:お前も食らうのかよ
宇賀神 ラウル:ダイナミック心中
ナンバー2:シーン無差別攻撃だからな!
枢橋流星:選択じゃないからw
枢橋流星:これで40とか出てたらどうするつもりだったんだよw
ナンバー2:その時はその時!
ナンバー2:だが、これでお前たちも瀕死のはずだ!
ナンバー2:さあ、シックスティーン!自爆の演出だ!
ナンバー16:倒れ伏していた少女が静かに目を閉じる。
ナンバー16:その瞬間。少女の体に強大なエネルギーが集まる。
ナンバー16:そして。
ナンバー16:少女の肉体が砕け、
ナンバー16:周囲のものを尽く巻き込み、粉砕しながら氷の花が広がっていく!
ナンバー9:「これは……いけない……!」
枢橋流星:「っ、不味い……二人と────がっ!」 一番近くにいた流星が真っ先に吹き飛ばされる。
宇賀神 ラウル:「っ、”コメット”…っ、痛…っ」回避しようとして、胸を押さえて膝を付く。
ナンバー9:「……“レクイエム”」彼女の前に立つ。
宇賀神 ラウル:「ぁ、な、いん、だめ、」
ナンバー9:「ここから頑張るんでしょう」
ナンバー9:「あなたはまだ倒れている場合じゃないわ」
ナンバー9:「それに、あなた。寒いの嫌いなんでしょう」
ナンバー9:微笑むと、キミは守るように覆いかぶさる。
GM:美術館のホールが、建物の壁が氷の花によって薙ぎ払われていく!
GM:鋭く広がった氷の柱はキミたちの体をも蹂躙する!
ナンバー2:デュースも例外ではなく。手傷は負ったが、それでもなお立っている。
ナンバー2:「それでいいんだ、シックスティーン。これでまた勝ちの目が私の手のひらに転がり込んできた」
ナンバー2:「しかし、キミが死んだのは残念だな。この戦いが終わったらまた新しい恋人を探さなければ」
ナンバー9:「…………」“レクイエム”をかばったまま体を凍りつかせて倒れている。
枢橋流星:「やっぱロクでもねえ……」 倒れながら呟いている。
宇賀神 ラウル:「………」ひとり、無事なまま。ぎり、と歯を鳴らした。
ナンバー9:「……く、やしい……」ナンバー16にロイスを取得して昇華。戦闘不能を回復。
ナンバー9:こぼした涙がそのまま凍りいた。
GM:では、シックスティーンが死亡したので全員の手番が終了!
GM:1ラウンド目はこれで終了です!
GM:2ラウンド目
GM:まずはセットアップ
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします!
宇賀神 ラウル:なし!
枢橋流星:なし!
ナンバー9:“レクイエム”、戦術は要る?
宇賀神 ラウル:戦術は大丈夫!頑張る!
ナンバー9:了解。あなたに託す。
GM:では、セットアップは終了!
GM:《先陣の火》の効果が切れるのでナンバー2の行動値はもとの4に下がります
GM:一番行動値が高いのは……
GM:行動値20のラウルさん!
GM:まずはラウルさんの番です!
宇賀神 ラウル:うおー!
宇賀神 ラウル:マイナー【今がその時】陽炎の衣3/侵蝕率3
宇賀神 ラウル:隠密状態となる。この隠密状態はそのメインプロセス終了まで持続し、敵とエンゲージしていても隠密になれる。1シーン3回。
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を3増加(113 → 116)
宇賀神 ラウル:メジャー【夜の帳より、なお疾く】:コンセ3+見えざる死神4 侵蝕率4
宇賀神 ラウル:対象はナンバー2!!
GM:かかってくるがいい!
ナンバー2:命中判定をどうぞ!
宇賀神 ラウル:(9+1+3)dx7+5-1
DoubleCross : (13DX7+4) → 10[1,3,3,3,5,5,5,5,7,7,8,8,9]+10[4,5,7,8,9]+10[2,6,8]+3[3]+4 → 37
枢橋流星:なかなか!
GM:なかなか高いな……!
ナンバー2:ならば、ドッジを宣言!
ナンバー2:なんとしても避けてみせる!
ナンバー2:10dx+1>=37
DoubleCross : (10DX10+1>=37) → 10[2,3,3,7,8,9,9,9,10,10]+3[2,3]+1 → 14 → 失敗
ナンバー2:あとはせめてダメージを減らす!
ナンバー2:オートアクションでラウルさんを対象に《融解》を使用!
ナンバー2:攻撃力を下げる!
宇賀神 ラウル:あのう
宇賀神 ラウル:隠密してる場合は…?
ナンバー2:あっ、違う!!
ナンバー2:こ、この人……
ナンバー2:隠密状態だ!!
枢橋流星:ww
ナンバー2:な、何もできません!!
ナンバー2:だ、ダメージをどうぞ……
枢橋流星:やっちまえ、”レクイエム”----ッ!
宇賀神 ラウル:また隠密ですみません!!ダメージいきます!!
宇賀神 ラウル:(37/10+1)d10+41+1d10 ダメージ
DoubleCross : (4D10+41+1D10) → 23[3,3,9,8]+41+10[10] → 74
ナンバー2:生きてやる!!!
ナンバー2:無理!!!
ナンバー2:残りHPは16!完全にオーバーキルです!
GM:攻撃の演出どうぞ!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を4増加(116 → 120)
宇賀神 ラウル:痛みと、寒さの余波で震える手で、ナインをそっと床に横たえる。
宇賀神 ラウル:「…ナンバー、2…!」
宇賀神 ラウル:「あの子は…代わりのないひとじゃ、なかったの…!」
宇賀神 ラウル:痛みで、怒りで、声と体が震える。
ナンバー2:「ああ。愛していたとも。だから、私はとても悲しんでいる。シックスティーンと同じくらい愛せる人を見つけるためにはどれだけの労力がかかることか」
ナンバー2:芝居がかった大仰な口調で淡々と話す。
ナンバー2:「何をそんなに怒っている。人は死ねばそれまでだ。だろう?」
宇賀神 ラウル:銃を構える。
宇賀神 ラウル:先ほどのように光を操って姿を消すことすら出来ていない。
ナンバー2:「おいおい、傷だらけじゃないか。照準が定まっていないぞ」
ナンバー2:「それに、同じ攻撃がそう何度も通じる相手とでも思うか?」
ナンバー2:レイピアをかざすと周囲の温度が上昇していく。
ナンバー2:「キミの攻撃は要するに単純な銃撃だ。ならば、弾丸を溶かしてしまえば事は済む」
宇賀神 ラウル:「…そう、だよ…、っ、だから…」
宇賀神 ラウル:胸が痛い。死んでしまいそうなほど。
宇賀神 ラウル:こんなに痛いのは久しぶり、ちがう、初めて。
宇賀神 ラウル:痛いのは嫌。
宇賀神 ラウル:寒いのは嫌。
宇賀神 ラウル:死ぬのは、嫌。
宇賀神 ラウル:でも。
宇賀神 ラウル:『だから、私だけの幸せじゃなくてあなたたちにもどうか幸せでいて欲しい』
宇賀神 ラウル:『……“コメット”のことも“レクイエム”のことも大好きだから』
宇賀神 ラウル:彼女の言葉を思い出す。
宇賀神 ラウル:代わりなんていない、同じくらい想える人が仮にいたって、それは同じ温度じゃない。
宇賀神 ラウル:大切な仲間、大切な友達だから。
宇賀神 ラウル:私だけじゃなく、2人にも幸せでいてほしいのと同じで。
宇賀神 ラウル:私だけじゃなく、2人にも、痛い思いも、寒い思いも、してほしくない。
宇賀神 ラウル:「だから…っ」
宇賀神 ラウル:『……ラウルさん!』
宇賀神 ラウル:『頑張れ……!』
宇賀神 ラウル:「がん、ばる…っ!!」
宇賀神 ラウル:引き金を引く。
宇賀神 ラウル:銃口から、弾丸が発射される。
宇賀神 ラウル:狙いも先ほどと同じ、一つだけ違うのは。
宇賀神 ラウル:先ほどよりも――疾い、ただ、それだけ。
ナンバー2:「意志の力でどうにかなるものか」炎熱のレイピアを振るう。
ナンバー2:「私は自由を、愛を手に入れる!お前たちはその糧としてここで死ぬんだ!」先ほどの銃撃と同じスピードならば確実に叩き落し、溶解させる。
ナンバー2:完璧な軌道で炎熱のレイピアを振るった。そのはずだった。
宇賀神 ラウル:その動きが引き起こした波、それをさらに震わせる。
宇賀神 ラウル:ナンバー2は強い。速度に気付いたら、到達までの一瞬で防御行動を修正する能力もある。だから、
宇賀神 ラウル:弾丸をもう一段階、加速させる!
ナンバー2:「……おかしいな。“レクイエム”。キミの能力は光の操作、そのはずだろう」
ナンバー2:口元から血を吐く。
ナンバー2:「空気への干渉か? そんな能力……今までの戦いでは見せてこなかっただろう……」
ナンバー2:視線を下げる。胸には銃弾によって大きな穴が開いている。
ナンバー2:その場に倒れ込む。
ナンバー2:「どうして私が負ける……」
ナンバー2:「私は、ただ生きたかっただけなのに……!」
GM:彼女の背後では聖母マリアを描いた大きな宗教画が炎によって燃え始めている。
枢橋流星:「欲望に負けて、ただ生きたかっただけなんて言えないだろ」
枢橋流星:少女が倒れたのを確認し、ゆっくりと起き上がる。
枢橋流星:「いてて……」
宇賀神 ラウル:「”コメット”…!怪我…っ、ごめ…ううん、」ナインを抱き上げて駆け寄って、
宇賀神 ラウル:「ありがとう!私、頑張れた!」
枢橋流星:「見てたよ、お疲れ。”レクイエム”」
枢橋流星:「9は大丈夫?」
宇賀神 ラウル:「凍って…気を失ってる、けど、…息はちゃんとしてる…!」暖めようとより強く抱きしめる。
枢橋流星:「そう、じゃあチップを回収して拠点で治療を……」
枢橋流星:「……9が起きなきゃゲートも使えないんだった……」
ナンバー9:“レクイエム”の腕の中で眠っている。その頬は微かに赤みを帯び始めている。
ナンバー2:《ディメンジョンゲート》を使用する。指を鳴らすとゲートが開くが、その肉体は急速に塵へと変わっていく。
枢橋流星:「!?」
ナンバー2:「……なあ。最後に教えてくれ」
ナンバー2:「キミたちが……人間のキミたちが生きているのは……何のためなんだ……」
ナンバー2:肉体は塵へと変わって消滅していく。
ナンバー2:「私はただ、生きることしか考えたことがなかったから……知りたいんだ……」
ナンバー2:「普通は……どう考えてるものなのか……」
枢橋流星:「……」 ちらりと、”レクイエム”と9の方を見て
枢橋流星:「僕の名前は、枢橋流星」
ナンバー2:「枢橋……?」
枢橋流星:「まあ……例の博士の息子だ」
ナンバー2:「今さら恨み言か……?」弱々しい声で言う。
枢橋流星:「別に? あそこに僕がいなかったのは、あの人が嫌いだったからだし」
枢橋流星:「でも、昔は……あの人に愛されたかったよ」
枢橋流星:「そのために生きてた」
ナンバー2:「ああ、何だよ……私とそんなに変わらないじゃないか……」
ナンバー2:「私も……初めはそれだけでよかったんだ……それだけで……」
枢橋流星:「……幸せであろうとすると、痛みを伴うものだ」
枢橋流星:「確かに、君と僕は似てるかもしれない。だけど────」
枢橋流星:「痛みに耐えかねて、誰かを傷つけたら、もう誰にも愛されない」
枢橋流星:まあ、僕も逃げたわけだけど……。
ナンバー2:「キミの大切な人を傷付けて……すまなかった……」
ナンバー2:「行け。私が消滅すればじきにゲートは閉じる」
ナンバー2:ゲートを指差すが、その手も指先から塵となって消滅していく。
宇賀神 ラウル:「…おやすみなさい、デュース、シックスティーン」
宇賀神 ラウル:「あなたたちの逝く先が、あたたかい場所でありますように」
ナンバー2:「向こうで……シックスティーンに謝れると……いいな……」
ナンバー2:やがて彼女の肉体は塵となって完全に消滅する。
宇賀神 ラウル:小さく小さく歌う。本当は合っていない、うろ覚えの、死者への手向けのうた。
ナンバー2:後には金属製のチップだけが落ちる。
宇賀神 ラウル:空気がほんの少しだけ震えて、ほんの少し離れたところにあった2つの塵が、舞い上がって、混ざって、昇っていった。
枢橋流星:ジャームになったら、後戻りはできない。
枢橋流星:けれど、”ジャーム”と”オーヴァード”を明確に区別する基準は、まだできていない。
枢橋流星:ジャームに至る前のオーヴァードを殺した、か────
枢橋流星:ジャームだとしても、まだ後戻りできる可能性があった、か────
枢橋流星:(本当は、僕がその希望になるはずだったんだけど……) 苦笑し、舞い上がった塵を見つめる。
枢橋流星:「凍夜の子守唄……か」 未だ冷気の残る空間には、小さな歌声が響いていた。
GM:氷と炎で彩られた美術館のホールに開かれたゲートが少しずつ小さくなっていく。
GM:二つのチップを回収したキミたちはそのゲートをくぐった。
GM:シーン終了。
ミドル10:ラストナイト・リュウセイ
GM:次のシーン!
GM:次は、このシナリオ最後の準備シーンになります。
GM:場合によってはこのシーンがエンディング前最後のシーンにもなります。
GM:PCは全員登場!
GM:ダイスを振って侵蝕率を上げてください!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(120 → 130)
枢橋流星:126+1D10
DoubleCross : (126+1D10) → 126+9[9] → 135
GM:一気に上がった!
枢橋流星:ぎえーっ!
ナンバー9:118+1d10
DoubleCross : (118+1D10) → 118+3[3] → 121
枢橋流星:エナヴェイトはあと1個だっけ?
GM:エナヴェイト、二人とも使い切ってませんでした?
GM:大道寺を呼べば補充できます
宇賀神 ラウル:使ってた…!
枢橋流星:私は1個使った。季戸さん使ってたか
GM:使ってたはず!
枢橋流星:じゃあ進むしかねえ
宇賀神 ラウル:うおおお
GM:全力だ!
GM:では、まずはデュースとシックスティーンのチップの情報を共有するところからちゃきちゃきやっていきましょう。
GM:
GM:デュースとシックスティーンとの戦いを終え、セーフハウスに戻ってきたキミたち。
GM:すべての戦いは終わったが複製体の処分という作業はまだ一つ残っている。
GM:しかし、これから処分されるというナンバー9は、己の運命を受け入れているかのようにチップの解析を始めようとしていた――。
ナンバー9:解析の準備を進めていた少女は表情を変えずにキミたちに声をかける。
ナンバー9:「ねぇ、ちょっと良いかしら」
宇賀神 ラウル:「…ん、なぁに?」顔を上げる。
枢橋流星:顔を向ける。
ナンバー9:「チップの解析についてだけれど……。このチップには玄星博士の研究に関する情報の一部と『複製体R(レプリカーナ)』の強い思念が残っていた」
ナンバー9:「きっと私の中のチップにも何かしらの研究データが残っていると思う。だから、今のうちにあなたたちにも解析の仕方を教えておきたいの。そう難しいことではないから」
ナンバー9:「……構わないかしら?」タブレット端末とノートパソコンを並べながら言う。
枢橋流星:「ああ」 頷く。
宇賀神 ラウル:「……まぁ、知ってて損するものでもない、もん、ねぇ」
ナンバー9:「なんだか歯切れが悪い気がするけれど……。でも、引き受けてもらえて良かった」
ナンバー9:「それじゃあ、やり方を説明するわね」
GM:これ以後、キミたちはナンバー9がいなくてもチップの解析を行うことができるようになります。これは判定不要で、宣言のみで可能です。
枢橋流星:あんしん
宇賀神 ラウル:てってれ~
GM:タブレット端末とノートパソコンにはチップを解析したデータが表示される。
ナンバー9:「初めてにしてはなかなかだと思う。これで二つのチップの解析ができたわ」満足げに頷く。
GM:と、いうわけでシックスティーンとデュースのチップの情報を共有します!
GM:
【断片的な思念】
個体名:ナンバー16
コードネーム:特異点(シンギュラリティ)
Dロイス:複製体、特異点
私はナンバー2が大好き。
あなたの良き隣人で在りたいの。
そう在り続けたいから私はあなたのためにどんな困難も乗り越える。あなたの願いを叶えるために。……例えあなたが私をどう思っていたとしても。
【チップに残されていた情報の解析データ】
博士の記録Ⅰ:
プロジェクトは被験者の凍結処分にて終了するかと思われたが、Rラボ上層の総意によって継続することとなった。今後は凍結された被験者から複製体を五体製造し、それらを用いて実験を行うものとする。
彼女たちは【複製体R/レプリカ―ナ】と名付けるものとする。
GM:続けてデュースのやつも
【断片的な思念】
個体名:ナンバー2
コードネーム:起源種(オリジナルレネゲイド)
Dロイス:複製体、起源種
私こそがオリジナルに最も近い存在。だってオリジナルの声が一番よく聞こえるから。この狭い箱庭から飛び出して自由に生きたいというその意志は、私たちが必ず叶えて見せる。
そのために私たちは生まれたのだもの。……そうすればいつか私を愛してくれる人とも出会えるのかな。
【チップに残されていた情報の解析データ】
博士の記録Ⅱ:
『複製体R(レプリカーナ)』は製造時に「Dロイス/複製体」を獲得し、その後は順調にオリジナルの被験者が持つDロイスを獲得した。前回の失敗もあるため、Dロイスの付与限界値は5と定めておく。現状は安定化を優先する。
しかし、奇妙だ。私はこれまでにもRラボ内でいくつかの複製体を見てきたものだが、『複製体R(レプリカーナ)』たちは我々が学習装置を用いるまでもなく自我に目覚め、通常の人間と同じように成長している。『複製体R(レプリカーナ)』の中でもそれぞれ個性がはっきりと分かれている。
……嫌な予感がする。
比較のため、実験開始前に採集していた被験者のDNAで新たに複製体を一体製造することとする。
GM:情報は以上です。
ナンバー9:「これがデュースとシックスティーンの思念……。それに玄星博士の研究データね」
ナンバー9:「五体のレプリカーナともう一体の複製体……?」小首を傾げる。
枢橋流星:「君のことだろ」
ナンバー9:「え。ということは、私はレプリカーナではないということ……?」
宇賀神 ラウル:「そうなる、ねぇ。そうなるねぇ!」弾んだ声
ナンバー9:「何を喜んでいるの、レクイエム」
宇賀神 ラウル:「にゅ、にゃんでも?少なくとも、ナインは、博士が言ってた『嫌な予感がする被検体』とは別だよぉ」
枢橋流星:「君が『劣等複製体』と呼ばれていたのにも説明がつくな」
枢橋流星:「実験後の『オリジナル』から複製されたのが複製体Rで……」
枢橋流星:「君は実験前のDNAから生み出された複製体。つまり、実験後のDNAから生まれた彼女たちに比べて能力が低いのは当然のことだったんだ」
宇賀神 ラウル:「おおー」拍手
ナンバー9:「なるほど……」
ナンバー9:「もっと早く知りたかったわ。こんなこと」
ナンバー9:嬉しそうだが、少し複雑そうな顔だ。
枢橋流星:「まあ、クソ親父なりに考えはあったんだろうが……」 嫌そうな顔。
枢橋流星:特別扱いしないことで、対等な交流を促そうとしたとか───とはいえ、ただの怠慢の可能性もある。
ナンバー9:「それでも……うん。やることは変わらないと思う」
ナンバー9:「大道寺からあなたたちに課せられた任務は私を含む全複製体の処分。ケースに六枚のチップがなければあなたたちの任務は終わらない……」
ナンバー9:「二人のためにも、やはり私は処分されるべきだと思う」
宇賀神 ラウル:「……どー思う、”コメット”ぉ」むっすー
枢橋流星:「僕もひとまず君の考えが聞きたいところだけど?」 ”レクイエム”に向かって肩を竦める
ナンバー9:「……あなたたち。UGNの命令なのだから、迷う余地はないはずだけど」
宇賀神 ラウル:「……私にとっていっちばん大事なのは、博士のエマージェンシーコードだもんっ」
ナンバー9:「それって玄星博士の研究の後始末でしょう。私の処分もそれに含まれているんじゃ……」
宇賀神 ラウル:「実験の後始末って、暴走してる5人の複製体Rを何とかしてくれってことだもんっ。多分っ。私はそー決めたもんっ」
宇賀神 ラウル:「だから、私のお仕事は終わりー!終わりったら終わりっ!これ以上は、博士の家族とかからの命令じゃない限り聞かないもんっ!」
宇賀神 ラウル:子供みたいにふくれっ面で駄々をこねる。
枢橋流星:「君……」 呆れた様子でラウルを見る。
ナンバー9:「本気で言ってるの。UGNの命令よ。逆らったら裏切り者扱いされてもおかしくないわ」
宇賀神 ラウル:「むーー!」クッションぼふぼふ
ナンバー9:「ああっ、クッションが」
ナンバー9:「“コメット”。あなたからも何か言ってちょうだい」
枢橋流星:「クッションは大切に扱ったほうが良い」
ナンバー9:「そうじゃなくて」
枢橋流星:「冗談だよ」
宇賀神 ラウル:「はぁい」クッションなでなで
宇賀神 ラウル:「えっ」
ナンバー9:「よかったね、クッション」
ナンバー9:「えっ」
枢橋流星:「何……?」
ナンバー9:「“コメット”が冗談を言うなんて珍しい」
枢橋流星:「たまにはいいだろ」
枢橋流星:「それで……君の扱いについてだけど」
ナンバー9:「そう。ふざけてる場合じゃないのよ」
枢橋流星:「まず、君のエマージェンシーコードは『レプリカーナすべての処分』だったかな」
ナンバー9:「ええ。博士から与えられたオーダーはそうよ」
枢橋流星:「ならそれは、5体のレプリカーナを殺したことで完遂したわけだ」
枢橋流星:「だから、ひとまず君はこのエマージェンシーコードを理由に死ぬことはない」
宇賀神 ラウル:「うむ。やはり”コメット”、私の見込んだ男」機嫌を直して頷いている
ナンバー9:「ええ。玄星博士のオーダーを果たし、五体のレプリカーナを処分した。博士には報いられたと思う。これで私にはもうやるべきことはない」
枢橋流星:「で、”レクイエム”……宇賀神ラウルさんへのエマージェンシーコードは、『実験の後始末』」
枢橋流星:「ひどい丸投げ具合だ。明確な指示がない」
枢橋流星:「まあきっと、君なら”いい感じ”にしてくれるという信頼があったんだろうね」
ナンバー9:「おかげさまでここまではいい感じになったわ」
宇賀神 ラウル:「……」静かだ。照れている。
枢橋流星:「……それで」
枢橋流星:「僕、枢橋玄星博士の息子、枢橋流星に与えられたエマージェンシーコードは」
枢橋流星:「君、『ナインを救う』ことだ」
枢橋流星:RHOを公開します
GM:了解です!
GM:では、リバースハンドアウトを貼りますね!
Rハンドアウト(PC①)
開示条件:五体目の『複製体R(レプリカーナ)』を撃破し、残されたチップを解析する
シナリオロイス:“ナンバー9” 推奨感情 P:庇護/N:憐憫
数日前のこと。キミは電子メールで不可思議な暗号を受け取った。暗号は父親である玄星からのエマージェンシーコードであり、「ナンバー9を救ってほしい」とだけ書かれていた。キミは父親のことを良く思っていないが、どうも胸騒ぎがしてならない。キミは意を決して玄星研究所に向かった。
【大道寺】という男から受けることになった任務は全ての複製体の処分。その対象には、当然“ナンバー9”も含まれている。だが、それは父がキミに託した「彼女を救え」というエマージェンシーコードとは反していた。父の言葉と大道寺の依頼、どちらを信じていいか分からない以上この件は伏せておく必要があるだろう。信頼できる者たちにエマージェンシーコードの内容を明かした時、キミが父と大喧嘩をして別れ、UGNに保護されたあの日のことを思い出すだろう。
※追加ルール※
玄星博士は、幼かったキミをなだめようと自分がいかに重要な実験をしているのかその研究内容について滔々と語った。だが、難解な数式や研究データの話は孤独なキミが求めていた言葉では決してなかった。父の研究の話も単なる嫌な思い出の一つとしてキミの記憶の奥深くに封じ込められていた。
だが、事件に関わった今のキミならば父の語っていた話も理解することができるだろう。Dロイスを植え付ける実験の被験者だったという【オリジナル】のこと、埋め込んだチップの力でDロイスを安定させていること、【オリジナル】は最後には研究所で凍結処分されたということ。父とのか細い絆が、今は目の前の少女を救うための鍵になるかもしれない――。
このリバースハンドアウトを開示した場合、凍結処分された【オリジナル】のもとに向かうことができるようになる。【オリジナル】の遺体からチップを摘出すれば、“ナンバー9”を処分せずとも6つ目のチップを入手することができるだろう。
GM:このRHOが開示されたことでクライマックスフェイズへと向かうことができるようになりました
GM:
ナンバー9:「私を救う……?」
ナンバー9:「それは、いったいどういう……」震える声で言う。
枢橋流星:「……まあ、実を言うと僕はこのエマージェンシーコードはどうでもいい」
ナンバー9:「どうでもいいって」
枢橋流星:「君が死ななくていい理由として、1つ挙げただけだ」
枢橋流星:「そもそも、君が他のレプリカーナとは違うことが分かった時点で、この任務には正当性がない」
ナンバー9:「それは、そうかもしれないけど」
枢橋流星:「レプリカーナ達は明らかにジャーム化したオリジナルの思考の影響を受けていた」
枢橋流星:「君も、オリジナルから生まれた存在である以上いつかは影響を受けるかもしれないが……」
枢橋流星:「それでも処分しておこうというのは、オーヴァードはいつかジャーム化するかもしれないから殺しておこうと言うのと変わらない」
枢橋流星:まあ、実際にそう思っている過激な連中もいるにはいるが……
ナンバー9:「あ、あなたたちはそれでいいの。UGNからの任務は?」二人を見る。
枢橋流星:「だから、その任務に正当性がないと言っている」
枢橋流星:「君が死にたいというのなら、僕は殺してもいい」
ナンバー9:「わ、私は……」
枢橋流星:「ただ────君が生きたいというのなら、僕”たち”は全力で君を救う」
宇賀神 ラウル:うん、と頷く。
ナンバー9:「“コメット”。“レクイエム”……」
ナンバー9:「私ね、本当はこんなに長々とあなたたちと話すつもりじゃなかったの」
ナンバー9:そう言ってテーブルの上に拳銃を置く。
ナンバー9:「あなたたちにチップの解析の仕方を教えたらすぐに自分で自分の始末を付けるつもりだった」
ナンバー9:「……でも、できなかったの」
ナンバー9:「少しでも長くあなたたちと一緒にいたかったから」
ナンバー9:「私……私、生きていてもいいのかな……」ぽろぽろと涙をこぼしながら言う。
枢橋流星:「ああ」
枢橋流星:「僕に、君の救いにならせてくれ」
ナンバー9:「もし許されるのなら、私はあなたたちと生きていたい」
宇賀神 ラウル:「うん。やっぱり私の見込んだ男。とてもかっこよい、流星くん!」
宇賀神 ラウル:「ナインもかっこよい!ちゃんと言ってくれた!」
ナンバー9:「……流星。ラウル。私の願いを叶えてくれる?」涙をぬぐいながら言う。
枢橋流星:「君ほどじゃない」 ラウルにそう言って
枢橋流星:「任せろ」 ナインに向かって頷く。
宇賀神 ラウル:ちょっときょとんとしてから、満面の笑みになる。
宇賀神 ラウル:「おっまかせ、だよぉ!」
ナンバー9:「本当にありがとう、二人とも」
ナンバー9:「そうなったら後はオリジナルが凍結処分された場所の手がかりだけど……」
枢橋流星:「知っておく必要があるだろうね」
枢橋流星:「大道寺が僕たちの言い分を素直に認めるかはわからないし……」
枢橋流星:そう言って、少し考える。
枢橋流星:「……あ」
ナンバー9:「お?」
宇賀神 ラウル:「う?」
枢橋流星:「ああー……」 頭を抱える。
枢橋流星:「あのクソ親父……僕が覚えてるとでも思ってたのか……?」
ナンバー9:「何かあったみたい……」ラウルにひそひそ声で言う。
枢橋流星:「クソ、あんな喧嘩のこと、忘れてたのに……」
宇賀神 ラウル:「喧嘩…って、言ったねぇ…?」ひそひそ返す。
GM:流星は信頼する仲間にエマージェンシーコードの内容を告げながら玄星博士のことを思い浮かべていた。
GM:キミの父親は玄星博士、その人だった。しかし、親子関係は最悪だったと言っていい。
GM:研究者としての玄星はとても優秀な人物であったが、父親としては壊滅的だった。母が死んだ日にすら仕事から帰ってこなかったような父親だ。
GM:そんな玄星に対する負の感情はキミが成長するほどに膨れ上がっていった。
GM:ある日の夜のこと。珍しく玄星が自宅に戻ってきていた。
GM:その時、ふとキミは今日が自分の誕生日であることを思い出し、淡い期待を抱いてしまった。もう何年も誕生日なんて祝われていないと知っていたはずなのに……。
GM:キミがいることに気づいたのか、玄星はこう言った。
枢橋玄星:「あぁ、流星か。なんだ、まだ起きていたのか」
枢橋玄星:手元の資料を鞄に詰めている。資料には“凍夜の子守唄(レクイエム)”や“ゼロ”というコードネームが付された少女の写真が映っていた。
枢橋流星:「……」 期待していたような表情が落胆に変わる。
枢橋玄星:「私はまた研究所に戻らなければいけない。お前はさっさと寝ていなさい」
枢橋流星:「……」 父の座っている椅子を蹴って、父を睨みつける。
枢橋玄星:「な、何だ。いきなりどうしたんだ」
枢橋流星:「僕の誕生日でも、研究所に戻るんだ」 絞り出すような声。
怒り、くやしさ、悲しみ────様々な感情が混じり合い、流星の目からは涙がこぼれていた。
枢橋玄星:「誕生日。そうか……今日はお前の誕生日だったか」
枢橋玄星:「すまない。この研究が終わればいくらかお前にも時間を割ける。もう少しだけ待ってくれ」
枢橋流星:「いっつもそう言ってるじゃないか!」
枢橋流星:「父さんはいっつもいっつも……母さんが死んだ日にも!」
枢橋玄星:「今度こそ本当だ。……よし、本来ならば機密情報だが、お前には話そうじゃないか」
枢橋玄星:「私が今行っているのはある少女を被験体にしたDロイス付与実験だ。研究は一定の成果を上げている。被験体に埋め込んだチップによってDロイスを人為的、安定的に植え付けることができたのだ」
枢橋流星:「はぁ……!?」
枢橋玄星:「残念ながら被験体はジャーム化し、研究所の秘匿された地下室で凍結処分されることになった。だが、貴重なデータは得られた。UGNの、そして人類の今後にとってめざましい成果だ」熱のこもった口調で話し始める。
枢橋玄星:「今回の研究に関して研究の中止を打診しているが、上層部からは“ゼロ”をオリジナルにした複製体を精製して研究の続行せよとの命令が来ていてな」
枢橋玄星:「今が正念場なのだ。分かってくれるな?」
枢橋流星:「……っ!!」
枢橋流星:父親を蹴り飛ばす。
枢橋流星:「ふざけんな……!」
枢橋玄星:尻餅をつき、キミを見上げる。
枢橋玄星:「り、流星……!?」
枢橋流星:「まだクソみたいな実験を続けて! 僕が協力していた時だってロクな成果を出せなかったくせに!」
枢橋流星:「忘れたのかよ! 僕の右目のことを!」
枢橋玄星:「な、何を言う。今度こそちゃんと成果は出ている!」
枢橋玄星:「それに、実験に伴って一定の犠牲が出るのは仕方のないことだ……!」
枢橋玄星:口にしてからハッとしたような顔をする。
枢橋流星:「クソ親父!」
枢橋流星:ドタバタと自分の部屋に言って、荷物を纏め始める。
枢橋玄星:「流星……! 待ってくれ、流星!落ち着いて話をしよう!」
枢橋流星:「僕はもう出ていく、あんたなんかにもう期待はしない!」
枢橋流星:「うるさい子供がいなくなっていい気分だろ!」
枢橋玄星:「違う。そんなこと思ってなんかいない。私は……」
枢橋玄星:ちらりと時計を見る。
枢橋玄星:「すまない。研究所に行かなければ。……戻ってきたらゆっくり話をしよう」
枢橋流星:「……」 この期に及んで、研究を優先する父に、今度こそ失望する。
枢橋流星:「……いってらっしゃい」
枢橋玄星:「ああ。その……行ってくる」
GM:玄星博士はそのまま静かに立ち去る。
枢橋流星:玄関のドアが閉じる音を聴いて、暫く経ってから────
枢橋流星:電気を消して、鍵を掛けて────少年は家を出ていった。
枢橋流星:真夜中の町は涼しいが、少年には全身が熱く感じられた。
枢橋流星:そして────そんな真夜中の町を1人で歩く子供は、当然警察に保護され────
枢橋流星:ちょっとした経緯を経て、再びUGNへ。
枢橋流星:父親にはバレたくなかったが、おそらくどこかで情報が届いたのだろう。
枢橋流星:当時のことも忘れていたある日、少年の元にエマージェンシーコードが届いた。
GM:リバースハンドアウトを公開したことでシナリオロイスが書き換えられます。大道寺弘からナンバー9へとロイスを変更してください!
GM:推奨感情はポジティブが庇護、ネガティブが憐憫ですが変えても構いません。
枢橋流星:ナンバー9 ○信頼/食傷 これでー
枢橋流星:守るべき存在ではないよ
GM:やったー!
GM:キミの話を聞いていたナインは辛そうな表情をし、それから顔を上げてキミたちを見る。
ナンバー9:「ねえ、流星。ラウルも。聞いてちょうだい」
宇賀神 ラウル:同じく俯いていた顔を上げる。
枢橋流星:「……なんだい?」
ナンバー9:「……反乱が起こった時、玄星博士は真っ先に私のところへ来てシェルターの中に私を隠した。彼は最期に自分の子供の話をしていたわ」
ナンバー9:「その子の方が年上だからいつか会うことがあれば私が妹だ、なんて言っていた。たぶん私にその子の……流星の面影を重ねていたのだと思う」
ナンバー9:「『二度も我が子を見捨てたくない』……それが玄星博士の最期の言葉。あの人にとって私は自分の子供の代わりだったみたい」
ナンバー9:「玄星博士は決してあなたを愛していなかったわけじゃないと思う」
ナンバー9:「私には親というものがいないから、少し嬉しかった。少しだけね」
枢橋流星:「まあ……あの日『僕に研究所の地下』の話をしていたから僕にエマージェンシーコードを送ってきたんだろうし」
枢橋流星:「そのことを覚えているくらいに思ってくれてただろうっていうのはわかるよ」
枢橋流星:「君があのクソ親父からの扱いを嬉しく思っているのなら、それもよかった」
ナンバー9:「話は最後まで聞いてちょうだい」流星くんに向かって人差し指を突き出す。
枢橋流星:「む」
ナンバー9:「嬉しかったのはあくまでも少しだけ。誰かの代わりなんだって思ってそこそこガッカリしたし」
ナンバー9:「まあ、流星とラウルと出会えたのは良かったことだけれど」
ナンバー9:「それで、流星のことはこれから兄さんって呼べばいいかしら?」いたずらっぽく微笑む。
ナンバー9:「ラウルのことはどうしようかしら。姉さんでいい?それとも他の呼び方にする?」
枢橋流星:「むずがゆいな。まあ呼びたいのならそれでも良いけど」
枢橋流星:「”レクイエム”のことはラウルさんって呼ぶことにするよ」
ナンバー9:「あまり面白みがないわ」
枢橋流星:「今更しおらしく姉さんなんて呼びたくないしね」
ナンバー9:「ラウルの意見も聞くべきだと思うわ。どうなの、姉さん?」
宇賀神 ラウル:「ふむん」ちょっと考えて
ナンバー9:「むむむ……」
宇賀神 ラウル:「私も、流星くんって呼びたいな。それと、2人にはラウルって呼ばれたい!」
ナンバー9:「おお……」感嘆している。
宇賀神 ラウル:「私もナインと一緒で、家族、いたことないから」
宇賀神 ラウル:「お父さんも、弟も、妹も、姉さんも、憧れるんだけどねぇ」
宇賀神 ラウル:「うん。2人とは、なんか、こう、仲間で、友達が、いい」確かめるようにゆっくりと。
ナンバー9:「そうね。ラウルの言う通り私たちは今のままが一番居心地がいいかも」
ナンバー9:「それじゃあ、流星。ラウル。これからもよろしくね」
枢橋流星:「ああ、よろしく」
宇賀神 ラウル:「よろしくねぇ!」
枢橋流星:「そういえば、詮索しないと言っていた僕たちの素性がハッキリしてしまったわけだけど……」
枢橋流星:「栗でも買いに行くかい?」
ナンバー9:「栗……?」可愛らしく小首を傾げている。
宇賀神 ラウル:「うむ。この出会いには浪漫がある。そういうことになった」
ナンバー9:「二人ともお腹が空いてるの……?」
宇賀神 ラウル:「情もばっちりしっかり全員わいてるもんねぇ」へへへー、と笑う。
ナンバー9:「情は湧いてるけれど、今は腹ごしらえよりも流星が記憶の中から見つけ出してくれた手がかりを参考にして玄星研究所に向かうべきじゃないかしら」
枢橋流星:「ああ、そうしようか」
ナンバー9:「帰ってきたらいくらでも栗のパンケーキを焼いてあげるわ」
宇賀神 ラウル:「やったーーっ!」
枢橋流星:「オリジナルのチップで大道寺を誤魔化せるならそれで良し」
枢橋流星:「誤魔化せなくてもオリジナルを排除すれば9を排除する必要がないことにも説得力が増すだろう」
枢橋流星:「栗のパンケーキも楽しみにしているよ」
ナンバー9:「排除って。オリジナルはとっくに凍結処分されているはずでしょう」
ナンバー9:「まあ、いいわ。とにかく玄星研究所に向かいましょう」
GM:では、キミたちが玄星研究所に向かったところでこのシーンは終了です!
GM:このシーン、特に行動を行っていなかったので二人は準備シーンで行える行動を何か一つしてもいいです
GM:HPの回復をしてもいいし、お買い物をしてもいいよ
GM:ちなみにナインの好感度は最大まで上がってるので交流判定はもう意味はないです
枢橋流星:単体攻撃しかないの怖いしグレラン狙おうかな
GM:あっ、GMは優しいのでヒントを出すんですが
枢橋流星:お?
GM:クライマックスの敵は単体でめちゃくちゃ強い奴が出てくる気がしています
GM:あくまでも気がするだけですが……
枢橋流星:なるほどね
宇賀神 ラウル:なるほどなのだなぁ
GM:急に発狂してトループが大量に増えるかも。分からん。
宇賀神 ラウル:コワイ
枢橋流星:アンチマテリアルライフルを買えと言うワケ
GM:や、やめろ
GM:ナイフとかでいいんじゃない?
枢橋流星:うーん……成功できる気はしないけど、回復もうまみ少ないしな
枢橋流星:アンマテ狙っちゃえ!
GM:やる気だ!
枢橋流星:魔眼もつかうぞお
GM:マジでやる気じゃん
GM:購入難易度は35!
GM:高いな
枢橋流星:10dx+3>=35 2+4(db)+4(魔眼)
DoubleCross : (10DX10+3>=35) → 9[1,1,2,3,4,5,5,7,9,9]+3 → 12 → 失敗
枢橋流星:えーん
GM:頑張ったが無理……!
ナンバー9:私の《勝利の女神》を使ってもそれはどうにもならない
枢橋流星:侵蝕135→136
枢橋流星:万全の準備で行きたかったぜ
宇賀神 ラウル:どうしようかな 同じくアンマテチャレンジするかスニーキングスーツにするか
GM:あっ、そうか。隠密だからスニーキングスーツが強い
宇賀神 ラウル:期待値13か…ちょっと遠いな…
宇賀神 ラウル:すみませんスニーキングスーツで…!
GM:がんばれー!
宇賀神 ラウル:(1+4)dx+5>=10
DoubleCross : (5DX10+5>=10) → 9[4,7,7,8,9]+5 → 14 → 成功
宇賀神 ラウル:買えた!
GM:さすが!
GM:では、ラウルさんはスニーキングスーツを入手です!
枢橋流星:うおお
宇賀神 ラウル:装備します!装甲2、隠密ダイス+1!
GM:強いなぁ!
GM:最終決戦仕様のラウルさんだ
GM:では、行動も終わりましたので改めてこのシーンは終了です!
GM:次のシーン!
クライマックス:ハーモナイズ・ネイバー・ゼロ
GM:次は、いよいよクライマックスフェイズです!
GM:PCは全員登場!ダイスを振って侵蝕率を上げてください!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(130 → 139)
ナンバー9:121+1d10
DoubleCross : (121+1D10) → 121+4[4] → 125
枢橋流星:136+1D10
DoubleCross : (136+1D10) → 136+8[8] → 144
枢橋流星:びゃーっ
GM:二人ともどんどん上がる……!
GM:このシーンは、キミたちが凍結処分されたオリジナルを見つけ玄星研究所にやってくるシーンになります。
GM:まずはシーンの描写からしていきますね。
GM:凍結保存されているというオリジナルを探して、キミたちは再び玄星研究所にやってきた。
GM:流星の記憶の中の手がかりを頼りに三人で探索していると、ある部屋の中に地下への隠し通路を発見する。
GM:狭い通路を辿った先には広い部屋があった。キミたちが部屋の中に入るとセンサーが感知し、自動的に照明が灯っていく。
GM:広い空間の奥には機械に繋がれた円柱型の水槽が見えるだろう。水槽の向かい側には何故か一脚の椅子が置かれていた。
ナンバー9:「おそらくあの水槽ね……」
ナンバー9:どこか緊張した声で言う。
枢橋流星:「椅子……?」
枢橋流星:「ここで作業をするようなことがあったのか……?」
ナンバー9:「当時使われていたものがそのまま残っているのかしら」
枢橋流星:「凍結保存するだけなら椅子は要らないと思うが……警戒しておこう」
GM:水槽の中にはナンバー9とよく似た少女が凍結されているのが見える。少女の身体は上半身しか残されていない。その表情は眠っているようにも見えるが、間違いなく死んでいることが分かるだろう。
ナンバー9:「これがオリジナル……」ちらりと二人を見る。
枢橋流星:「上半身のみか」 拍子抜けした様子で呟く。
宇賀神 ラウル:「………」ほんの少し泣きそうな顔で、その表情を見上げている。
ナンバー9:「ラウル……」
ナンバー9:「凍結を解除すればすでに死亡しているオリジナルはそのまま消滅、チップだけが残るはず……。やってみても良いかしら?」
ナンバー9:「もし気持ちの整理がつかないなら少し待っても……」
宇賀神 ラウル:「ううん。…大丈夫。お願い、ナイン」
宇賀神 ラウル:「きっと、そこは、寒いから」
枢橋流星:「ラウルさんは周囲を警戒していてくれ、僕はオリジナルに注意しておく」
宇賀神 ラウル:「うん。念のため、姿も隠しておくから…」
ナンバー9:「凍結の解除は私に任せて」水槽の近くのコンソールに向かう。
宇賀神 ラウル:「何かあった時、真っ先に危ないのは流星くんとナインになっちゃう。けど、お願いね」
ナンバー9:「私なら大丈夫。流星がきっと守ってくれる」
ナンバー9:「ね?」そう言って小さくウインクする。
枢橋流星:「ああ、そのためにいるから」
GM:ナインがコンソールを操作して凍結を解除すると、水槽の上部が開き、冷気が漏れ出す。
GM:やがて正面のガラスも開き、上半身姿のオリジナルが君たちの前に現れる。
GM:外気に触れたオリジナルの身体は末端から緩やかに消滅を再開する。
GM:塵となって消えていった彼女の身体から、カランと音を立ててチップが落ちる――。
ナンバー9:「あれがオリジナルのチップ……」流星に目配せする。
枢橋流星:「そういえば……」 チップを手に取りつつ呟く。
枢橋流星:「レプリカーナ達は皆、いろいろな髪形をしていたけど……」
枢橋流星:「9はオリジナルと同じ髪型なんだな……」
ナンバー9:「髪型までは別に意識したことなかったけれど。ああ、でも私の髪は白色だけどオリジナルは黒髪だったわね」
GM:と、その時。
GM:キミたちの目の前にあった水槽が何者かに押し潰されたかのように破裂し、その破片がキミたちを襲うだろう!
枢橋流星:「っ!」
枢橋流星:9を押し倒すようにして、自身を壁にする。
GM:流星くんは咄嗟に回避することができるだろう。
GM:だが、同時にキミは自身がかばったその少女から重苦しい圧を感じるだろう。
枢橋流星:「……ナイン?」
ナンバー9:「ちょっとちょっと。大胆すぎじゃないですか、兄さん?」黒髪の少女は微笑むと拳銃を向けている。
ナンバー9:「ばぁん」ためらいなく引き金を引く。
枢橋流星:「じゃないみたいだな」
枢橋流星:至近距離の銃弾を避けられるほど極まってはいない。為すすべなく弾丸を受ける。
枢橋流星:着弾の衝撃で吹き飛ばされるが、回転するように受け身を取る。
ナンバー9:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1
GM:では、銃弾によって1点のダメージをどうぞ。
ナンバー9:「お。当たった。死にました?死にましたか?」嬉しそうに笑っている。
枢橋流星:「残念ながら元気だよ」
ナンバー0':「ざーんねん。殺しそこねちゃいましたか……。ま、こんなコケ脅しでなんとかなるなんて期待は初めからしてませんでしたけど」
枢橋流星:「オリジナルの思念か……チップは僕が持っているし、ガラスの破片は受け止めたんだけどな……」
枢橋流星:「溶液か……?」
ナンバー0':「センパイも出てきていいですよー? 隠れているの知ってますから。っていうか、見てましたし」
宇賀神 ラウル:「…バレてる。それはそう」
宇賀神 ラウル:「…久しぶり、後輩」
ナンバー0':「思念だとか残留溶液だとかそんなものと一緒にしないでくれます~?」
ナンバー0':「あ、正確には私はセンパイの知ってるオリジナルとは違うんですけどね」
ナンバー0':「わたしはオリジナルと共に生き、そして死を見届けた『奇妙な隣人(ストレンジ・ネイバー)』。気軽にレンちゃんって呼んでくださいね☆」
ナンバー0':「まったく、わたしの命令(オーダー)をことごとく潰してしまうなんて、あなたたちとこの個体はわたし並みのイレギュラーのようですね」
宇賀神 ラウル:「…レンちゃん」
宇賀神 ラウル:「あなた、あの子と一緒にいたの?ずっと?」
ナンバー0':「はーい、レンちゃんです!」
ナンバー0':「そうですよ。一人で孤独に耐えるオリジナルのそばに私はずっといました」
ナンバー0':「兄さんもセンパイも突然のことにもっと驚くかと思ったけど意外とそうでもないです?」きょとんとしている。
枢橋流星:「驚いてはいるけど、それよりもクソ親父達の杜撰な実験に呆れるばかりだよ」
枢橋流星:「基本的に敵には同情しないようにしているけれど……流石に申し訳なくなってくるね」
ナンバー0':「申し訳ないだなんてとんでもない!」
ナンバー0':「兄さんとセンパイのおかげでこうしてレプリカーナたちのチップもナインちゃんの肉体も手に入りましたから」
ナンバー0':「むしろ感謝したいくらいです!」手に5つのチップが収まったケースを持っている。
枢橋流星:「あっ」
宇賀神 ラウル:「ほむむ。あなたの目的は、複製体Rのチップと肉体?」
ナンバー0':「さすがセンパイ。鋭いですね。でも、あくまでもそれは目的のための手段に過ぎません」
宇賀神 ラウル:「ほほう。その口ぶり、何やら壮大な目的があると見た」
ナンバー0':「あ。レンちゃんの真の目的、そんなに気になります?」
宇賀神 ラウル:「うむ、とても」
ナンバー0':「それじゃあ、レンちゃんが計画立案した『レプリカーナの反乱計画』……いいえ、『人類救済計画』についてお二人に説明してあげましょう!」
枢橋流星:「人類救済とは……また大きく出たね」
ナンバー0':「レンちゃんったらやっさしーい! それでは、早速今回の動画はこちら! 人類、救済してみた!」
枢橋流星:「してみたって、もう完了してるのかい」
ナンバー0':「もう完了したも同然で……」
ナンバー0':「…………」急に冷たい表情に戻る。
ナンバー0':「……失敬。ナンバー6のチップから取り込んだ『戦闘用人格』の影響が出たようだ」首を軽くひねると、ゆっくりと椅子に腰かける。
ナンバー0':「さて。どこまで話したのだったかな」
宇賀神 ラウル:「人類救済計画ってなぁに、ってとこまでだねぇ」
ナンバー0':「ああ。そうだったな」
ナンバー0':「私は元々レネゲイドウイルスの塊に過ぎない。この物質世界に干渉するためには肉体が必要でね」
ナンバー0':「そのためにナンバー9の肉体は使わせてもらった」
ナンバー0':「そして、戦闘用人格にならって兄上と呼ぼうか。キミの指摘した通り」
ナンバー0':「計画はつい先ほど既に実行に移したよ」
GM:彼女のそばでレプリカーナたちのチップが収まったケースが宙に浮かんでいる。
GM:ここで、ナンバー6の「Eロイス:殺戮衝動」、ナンバー58の「Eロイス:傲慢な理想」、ナンバー5の「Eロイス:破滅の足音」、ナンバー16の「Eロイス:悪意の爆発」、ナンバー2の「Eロイス:予告された終焉」、そしてナンバー0´の「無限を継ぐ者」が発動します!
枢橋流星:わぁお
宇賀神 ラウル:ひゃああ
GM:その瞬間、周囲にある研究設備や水槽の破片が塵になって消滅していく!
枢橋流星:「これは……」 塵と化す周囲の様子を見渡す。
GM:この効果により、シーン外を含むあらゆるキャラクターはランダムなラウンド数の後に死亡していきます。そして、その精神だけがレネゲイドウイルスの向こう側にある世界で転生することになります!
ナンバー0':「私の目的はあくまでも一つだよ。オリジナルに……彼女に自由と幸福をもたらすことだ」
宇賀神 ラウル:「な、なにこれ…って、え…。で、でも、あの子は…オリジナルは、もう…」
ナンバー0':「ああ。死亡している。だが、その精神は今でもレネゲイドウイルスの向こう側でさまよっているのだ」
ナンバー0':「蘇生という手段も一度は検討した。だが、単にオリジナルを蘇生させたところでその目的は果たされないだろうと私は結論付けた」
ナンバー0':「オリジナルの、そしてレプリカーナたちの肉体を通して世界を観測し続けた私は一つの結論に達した」
ナンバー0':「この世界には真の幸福というものは存在しない」冷たい声で言う。
ナンバー0':「お前たちも理解しているはずだ。この物理世界で自由を得て幸福を求めたところで待っているのは悲惨な結末だけだ、と」
ナンバー0':「ならば私は私なりのやり方で人類を救う」
宇賀神 ラウル:「…ほむ…?」首をかしげている。
ナンバー0':「全ての物質をレネゲイドウイルスへと還元し、あらゆる生命体の精神だけをレネゲイドウイルスの向こう側へと送り込む。5人のレプリカーナと私の力があればそれが可能だ。理解したかな?」
宇賀神 ラウル:「それが、あなたの思う救い…?あの子のための、人類のための?」
ナンバー0':「ああ、そうだ。暴力も差別も貧困も疫病も戦争もない世界でオリジナルの彼女は真の幸福を得るだろう」
宇賀神 ラウル:「むむむ。スケールが大きすぎて、ついていけなくなってきたけど…うん」
宇賀神 ラウル:「きっと今のうちにしか言えないこと、いっこだけ、あなたに伝えたい。いい?」
ナンバー0':「ああ。構わない。じきに物質世界の全ては消滅する」
宇賀神 ラウル:「わぁ、思ったより時間がない!手短にいく!」
宇賀神 ラウル:「ありがとうね、レンちゃん」
ナンバー0':「ありがとう、だと……?」
宇賀神 ラウル:「ずっと、心配というか…ごめんね、と思っていたので。先輩として、あの子に」
宇賀神 ラウル:「だから、あの子がひとりじゃなかったの、嬉しかったし」
宇賀神 ラウル:「方法とか手段とかは置いといて、あの子のしあわせを願ってくれてるの、嬉しかったから」
宇賀神 ラウル:「だから、ありがとうね」
ナンバー0':「……無用な気遣いだ。オリジナルは今度こそ救われる」
宇賀神 ラウル:「うむ、そこに議論している時間はないのでそれも置いておいて」
宇賀神 ラウル:「それはそれとして、ナインと、栗のパンケーキ、返してくださいな」
ナンバー0':「残念ながら私がこの肉体を譲り受けた瞬間にナンバー9は消滅したよ」
ナンバー0':「彼女に会いたければお前たちもレネゲイドウイルスの向こう側へと旅立つことだ」
ナンバー0':「あちらには玄星もオリジナルも他のレプリカーナたちもいるだろう」
ナンバー0':「オリジナルの死を見届けたこの場所で私は人類の救済の時を待つ。お前たちは好きにしたまえ」
ナンバー0':粒子化していく周囲の光景を表情を変えずに見つめている。
枢橋流星:「凄いな、ラウルさん。 尊敬するよ」 ナンバー0’の言葉には反応せず、そう言う。
枢橋流星:そう言って、槍を構える。
ナンバー0':「逃げるなら方向が逆だ。今から地球の裏側にでも逃げれば少しは長くこの物質世界に留まることができるだろう」
枢橋流星:「色々と言おうと思ったけど……無粋なだけだな。ラウルさんの重いに水を差したくない」
枢橋流星:「なんにせよ、僕たちはその計画を止めなきゃいけない」
枢橋流星:「やろう、ラウルさん」
宇賀神 ラウル:「うん、やろう、一緒に。流星くん」
ナンバー0':「……そうか。あくまでも私に立ち向かってくるか」
ナンバー0':「実験体の初期型。そして、玄星の研究対象にも選ばれなかった不出来な子よ」
ナンバー0':「お前たちでは全てのレプリカーナとオリジナルの力を統御した私には敵うべくもない。それでも私と戦うと?」
枢橋流星:「力だけ強大なオーヴァード程楽な相手はいないさ」
枢橋流星:「ナインを、救わせてもらう」
宇賀神 ラウル:「ふふん、あなたも私の後輩。教えてしんぜましょう」
宇賀神 ラウル:「叶わなくても祈るのです。届かなくても、歌うのです」
宇賀神 ラウル:「そこに、星が流れてくれるから!」
ナンバー0':「この地下から星など見えはしないが……。ああ。ならば、致し方ないな」
ナンバー0':ゆっくりと椅子から立ち上がる。彼女が座っていた椅子は塵となって消滅する。
ナンバー0':「改めて名乗らせてもらおう。私はオリジナルに最も近しい存在。ナンバーで言うならば、レプリカーナ第0号だ」
ナンバー0':「彼女は……。オリジナルは、ただのレネゲイドウイルスの塊に過ぎない私に寄り添ってくれた。私はその想いに報いねばならない」
ナンバー0':「ここでお前たちを処分し、私は計画を完遂する」
GM:キミたちの眼前で、六つのDロイスが起動する。
GM:ナンバー0'はキミたちの前に歩み出る。
ナンバー0':「私の全力を以てお前たちを葬らせてもらう」
ナンバー0':「……『実験体(ロストナンバー)』、顕現。『起源種(オリジナルレネゲイド)』、培養。『愚者の黄金(デミクリスタル)』、錬成。『特異点(シンギュラリティ)』、到達」
ナンバー0':「『戦闘用人格(デュアルフェイス)』、起動」
ナンバー0':その途端にナンバー0'の纏う雰囲気が変容する。
ナンバー0':「さーて、お二人とも虐殺のお時間ですよ! 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はオーケーですか?」
ナンバー0':少女は場違いに明るい声で言う。
ナンバー0':「まあ、心の準備なんてできてなくてもサクッと殺っちゃうんですけどね。かる〜くブッ殺です!」
枢橋流星:くるくると槍を構える。
枢橋流星:「────来るぞ!」
ナンバー0':「ここが執着地点。兄さんとセンパイはゲームオーバーを迎えるのです☆」
GM:圧倒的な重圧が放たれる! ビリビリと痺れるような感覚がキミたちの体内のレネゲイドを揺さぶる!
GM:衝動判定です。〈意志〉で難易度は9だ!
GM:判定に失敗するとバッドステータスの暴走を受けてもらうぞ!
宇賀神 ラウル:(2+4)dx>=9 〈意志〉判定
DoubleCross : (6DX10>=9) → 9[1,4,4,6,9,9] → 9 → 成功
枢橋流星:6dx+3>=9
DoubleCross : (6DX10+3>=9) → 9[3,4,5,6,8,9]+3 → 12 → 成功
枢橋流星:ウス
GM:二人とも成功!
宇賀神 ラウル:せーふ!
枢橋流星:144+2d10
DoubleCross : (144+2D10) → 144+4[1,3] → 148
GM:そして判定の成否に関わらず侵蝕率は+2d10だ!
枢橋流星:ヨシ!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を2D10(→ 7)増加(139 → 146)
GM:流星くん、ダイス目がいい!
宇賀神 ラウル:流星くんえらい!
枢橋流星:二人ともそんなに伸びなかったねw
GM:ラウルさんも平均よりはいい!
枢橋流星:侵蝕144→148
ナンバー0':「兄さん。センパイ。私たちのためにここで死んでくださいね?」残酷な笑みを浮かべる。
枢橋流星:深く息を吐く。髪に隠れた右目が淡く輝く。
枢橋流星:侵蝕を調和────至って平静に
枢橋流星:「そういうわけにはいかないな」
宇賀神 ラウル:「そうそう。約束があるからねぇ」
宇賀神 ラウル:こちらは楽しそうに。とんでもない世界の危機なのに、立ち向かうことが出来るのは、見失わない未来があるからだ、きっと。
GM:流星とラウルの眼前にナンバー9と同じ容貌をし、圧倒的な力を持った存在が立ちはだかる。
GM:では、ここからはクライマックス戦闘です!
GM:エネミーはナンバー0'のみ。行動値は11。キミたちのエンゲージから10m離れた位置に存在しています。
GM:ナンバー0'を戦闘不能にすることができればこの戦闘は勝利だ。
GM:ただし、ナンバー0'が発動させた6つのEロイスの効果により、3ラウンド目のクリンナッププロセスには全ての生命体の精神がレネゲイド空間へと送られることになります。
GM:それはキミたちも例外ではありませんので、その瞬間クライマックス戦闘を終了してエンディングが始まります。
枢橋流星:うわぁん!
宇賀神 ラウル:ひえー!
GM:精神空間で未来永劫平和に過ごすんだよ
GM:また、体を奪われたナンバー9が戻ってこられるかどうかについては別の条件を設定してありますのでご注意ください。
GM:説明はだいたいこんなところかな
GM:何か質問はありますでしょうか!
枢橋流星:ナッシン!
宇賀神 ラウル:大丈夫です!うおー!
GM:それでは早速クライマックス戦闘に入っていきましょう!
GM:ラウンド進行を開始します!
GM:1ラウンド目
GM:まずはセットアップから!
GM:セットアップの行動がある人は宣言をお願いします
宇賀神 ラウル:なし!
枢橋流星:ないよぉ
ナンバー0':レンちゃんは何もありませーん!
枢橋流星:なかよし
GM:全員なし!
GM:では、セットアップはこれで終了!
GM:ここからは行動値の高い順番に手番を行っていきます
GM:本来ならば行動値20のラウルさんの番からなのですが
ナンバー0':イニシアチブ
ナンバー0':《時間凍結》を使用。HP20点を消費して割り込み行動です。
ナンバー0':早速わたしの番からです!
GM:それではまずはナンバー0’の追加行動から!
ナンバー0':はーい☆
ナンバー0':マイナーで《オリジン:ヒューマン》+《斥力の矢》を使用。判定の達成値を伸ばしながら射撃武器を作ります。
ナンバー0':メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《コントロールソート》+《因果歪曲》+《巨人の斧》+を使用。
ナンバー0':さらにこれに変異種専用エフェクトの《プレディクション》を組み合わせます!
ナンバー0':この効果によってドッジ不可になります!
ナンバー0':さらに判定の直前に「Dロイス:愚者の黄金」の効果と「Dロイス:特異点」の効果も使用。
ナンバー0':全てのエフェクトのLVを上げ、達成値は+20されます。
ナンバー0':範囲選択で攻撃の対象は兄さんとセンパイの二人!
枢橋流星:来な……!
ナンバー0':早速ダイスを振りますね~
ナンバー0':8dx7+25
DoubleCross : (8DX7+25) → 10[1,3,3,4,5,7,9,9]+4[1,1,4]+25 → 39
枢橋流星:思ったよりだわね
ナンバー0':んー?ちょっと惜しい?こんなもの?
ナンバー0':こんなものじゃダメですよね。《勝利の女神》を使用。達成値を+12します。
ナンバー0':これで命中の達成値は51!
ナンバー0':では、リアクションをどうぞ。ちなみにドッジ不可です☆
枢橋流星:混沌槍でガードー
宇賀神 ラウル:永続的狂気「狂乱」でガード不可、リアクション放棄で受けます!
ナンバー0':では、二人とも命中ですね。ダメージいきます!
ナンバー0':6d10+27
DoubleCross : (6D10+27) → 48[7,9,6,8,10,8]+27 → 75
ナンバー0':75点!装甲は有効!吹き飛んでくださ~い!
宇賀神 ラウル:挙手!
GM:はい!
宇賀神 ラウル:オート【星は摘ませない】:子羊の歌2
GM:!!?
宇賀神 ラウル:対象にHPダメージが適用される直前に使用。そのダメージをあなたに適用させる。ダメージはいかなる方法でも軽減できない。シナリオ2回。
宇賀神 ラウル:こちらを流星くんに!
GM:な、なんだと……!
GM:では、流星くんが受けるはずのダメージはそのままラウルさんが受けてもらいます!
宇賀神 ラウル:はーい!私の分は装甲2で73点!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を4増加(146 → 150)
GM:流星くんはガード値で少しは減るだろうが
GM:それでも倍近いダメージになる!
宇賀神 ラウル:よし ここで行きます!
宇賀神 ラウル:オート【同じ夢を】:鏡の盾4
GM:!!!?
宇賀神 ラウル:あなたにHPダメージが適用した直後に使用。そのHPダメージを与えたキャラクターはあなたが受けたHPダメージと同じだけHPダメージを受ける。上限80。シナリオ1回。
GM:は、80点!!!?
GM:最大ダメージが飛んでくるじゃん!!
GM:や、やめて!
宇賀神 ラウル:上限叩けてよかった…!鏡の盾の侵蝕率は8です!
枢橋流星:あっ鏡の盾侵蝕8?
GM:結構上がるな……!
枢橋流星:じゃあここで調和者使おうかな
宇賀神 ラウル:やったー!
GM:おおー!
枢橋流星:これ直前宣言だが……良い!?
GM:いや、このタイミングなら問題ないですよ!
宇賀神 ラウル:ありがとうございます~!
枢橋流星:ヨシ! じゃあ鏡の盾の侵蝕を0に!
枢橋流星:代わりに僕の侵蝕が1D上がります
GM:では、ラウルさんが使う《鏡の盾》の分の侵蝕率は0になります!
GM:流星くんは1d10を振るといいでしょう!
枢橋流星:148+1D10
DoubleCross : (148+1D10) → 148+9[9] → 157
枢橋流星:草
宇賀神 ラウル:ギャーッ
枢橋流星:侵蝕148→157
GM:元より上がることあんの
枢橋流星:まあ僕はメジャーの侵蝕抑えられるから……
ナンバー0':わたしの愚者の黄金の効果もここで処理しておこう
ナンバー0':2d10
DoubleCross : (2D10) → 9[2,7] → 9
ナンバー0':9点HP減った
ナンバー0':そして、《鏡の盾》の80点ダメージ!?
枢橋流星:死んだかな
ナンバー0':し、死ぬ……!
ナンバー0':まだ死なない!!
枢橋流星:そんなー
GM:では、まずはナンバー0'の攻撃の演出からいきますね!
ナンバー0':「それじゃあ二人仲良く始末してあげますね。兄さんもセンパイもその方が寂しくないですもんね? きゃ~、レンちゃんったら優し〜い!」
ナンバー0':「……『変異種(イレギュラー)』、増殖」
ナンバー0':光の粒子が集まり、背中側から蝶のような羽根が現れる。
ナンバー0':「わたしはオリジナルのネイバー。D(ディスプリクト)ロイスの絶対王者。あなたたちは避けることすら叶わない。この力にひれ伏し、絶望しなさい――」
ナンバー0':無数の魔眼が周囲に展開し、矢のように変形する!
ナンバー0':「それでは、めくるめく地獄にご招待です☆」
GM:少女が合図を下すと、無数の魔眼は触れたものを塵へと変えながらキミたちに向けて殺到する!
枢橋流星:「────ち」 逃げ場はない。槍を振るい、矢を弾くことができるか────
宇賀神 ラウル:とん、と、一歩前に出る。
宇賀神 ラウル:「大丈夫だよぉ、流星くん」
宇賀神 ラウル:振りむいて笑う。
宇賀神 ラウル:空気が震える。彼に伝わるはずだった魔眼の矛先が、その波にさらわれて。
GM:魔眼の矢はその全てがラウルさんを撃ち抜くべく軌道を変える!
枢橋流星:「ラウルさん!」
ナンバー0':「いったい何のつもりですか……!?」
宇賀神 ラウル:撃ち落とす術はない。だから銃を握る手を開いた。
宇賀神 ラウル:「私ねぇ、死ぬのよりも寒いのよりも嫌なこと、できたんだぁ」
宇賀神 ラウル:「友達が、痛い思いをすること!」
GM:無数の魔眼はラウルさんの体を撃ち抜き、触れた場所から塵へと変えていく!
宇賀神 ラウル:崩れ落ちながら、ナンバー0’に手をかざす。
宇賀神 ラウル:「だいじょ、う、ぶ」
ナンバー0':「…………!」
宇賀神 ラウル:大丈夫だって言ったから、大丈夫にしないと。
宇賀神 ラウル:その手に光が集まる。私の切り札。
宇賀神 ラウル:ダメージをそのまま光にして返すけれど、レネゲイドを急激に活性化させる、諸刃の剣――
枢橋流星:「……助かった」
枢橋流星:自身の手を、ラウルに添える。
枢橋流星:「拡散力場───吸収───解析───調整、完了」
枢橋流星:「レプリダスト・ハーモニクス!」
枢橋流星:ラウルの肉体を滅ぼすレネゲイドの力と、彼女自身のレネゲイドを混ぜ合わせ、一つの力とする。
ナンバー0':「ありえません。私の一撃を全て受け止めてそれを跳ね返す? そんなことすればセンパイの体もタダではすまないはず……」
ナンバー0':「いいえ、そもそも私の全能力を叩き込んで立っていること自体が……」眼前の光景を前に狼狽する。
宇賀神 ラウル:感じる。あたたかい。やさしい。
宇賀神 ラウル:「……ほんと、に、だいじょうぶに、なった…えへへ」
ナンバー0':「大丈夫なものですか。やめなさい、旧型のあなたがそんなことをして無事なはずがありません……!」
宇賀神 ラウル:いつもみたいに締まりなく笑って、そのまま、喉を震わせる。塵になるはずだったはずの喉が、まだ、残っているから。
宇賀神 ラウル:澄んだ、たった一音のロングトーンと共に。
宇賀神 ラウル:光が、放たれる!
ナンバー0':光の直撃を受ける!
ナンバー0':「…………ぐっ!」背中から伸びた蝶の羽根が消え、その場に膝を突く。
ナンバー0':「こんなこと起きていいはずがない。オリジナルの力を受け継いだ私が押されているですって……!?」
GM:では、ナンバー’0の割り込み行動はこれで終了!
GM:改めて行動値20のラウルさんの番です!
宇賀神 ラウル:はーい!
宇賀神 ラウル:まず、さっきの攻撃でHP0になったので、玄星博士のロイスをタイタスにして昇華、復活します。
宇賀神 ラウル:マイナー【黄昏時】陽炎の衣3/侵蝕率3
宇賀神 ラウル:隠密状態となる。この隠密状態はそのメインプロセス終了まで持続し、敵とエンゲージしていても隠密になれる。1シーン3回。
GM:博士ー!?
GM:隠密だ。今度こそオートアクションを撃ったりしないぞ。
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を3増加(150 → 153)
宇賀神 ラウル:メジャー【煌めく星は幾条も】:コンセ3+見えざる死神4+マスヴィジョン2
GM:マスヴィジョンも来た!
宇賀神 ラウル:対象はナンバー0’!
GM:来るがいい!
GM:命中判定をどうぞ!
宇賀神 ラウル:(9+1+1+4)dx7+5-1
DoubleCross : (15DX7+4) → 10[2,2,3,3,3,3,4,6,6,6,6,7,7,10,10]+10[2,7,8,8]+10[1,3,8]+10[8]+10[7]+6[6]+4 → 60
GM:えっ!?
GM:マジで回る!!
GM:なんなんですか、そのダイス目ー!
ナンバー0':ですが、私の戦闘用人格の力を見せてあげますよ!ドッジを宣言!
ナンバー0':8dx+1>=60
DoubleCross : (8DX10+1>=60) → 10[3,4,4,6,8,9,10,10]+9[1,9]+1 → 20 → 失敗
枢橋流星:回してんじゃないよ
ナンバー0':すごい頑張りましたね、わたし
宇賀神 ラウル:頑張ってる
ナンバー0':でも、無理!センパイ、なんなんですか、そのダイス目!
GM:では、ダメージをどうぞ!
宇賀神 ラウル:(60/10+1)d10+51+1d10 ダメージ
DoubleCross : (7D10+51+1D10) → 52[7,7,8,5,10,7,8]+51+4[4] → 107
宇賀神 ラウル:やったーーーっ!!
GM:い、いやいやいや!?
枢橋流星:www
枢橋流星:いけーっころせーっ
GM:マジでダイス目が良すぎる!!
宇賀神 ラウル:はあはあはあ これがセンパイというものです!
GM:HPはかなり高めに設定しているんですが……そのダメージはどうしようもない!
GM:ナンバー’0はここで一度戦闘不能になります!
宇賀神 ラウル:宇賀神 ラウルの侵蝕率を8増加(153 → 161)
GM:では、攻撃の演出をどうぞ!
宇賀神 ラウル:(…博士。あなたの家族、すっごいよぉ。こんなに、あったかいの)
宇賀神 ラウル:朦朧とした意識を手繰り寄せる。
宇賀神 ラウル:(もしそれを知らなかったなら。もう知る機会がないのが。悔しい、なぁ)
宇賀神 ラウル:「…えへへ。ありがと、流星くん」
宇賀神 ラウル:銃を拾い上げる。大丈夫。まだ、指は動く。
ナンバー0':「無駄な抵抗はやめてくれます? センパイはそろそろ引退する時期だと思いますが」荒い息を整えて立ち上がる。
宇賀神 ラウル:「なんの。後輩がそこにいるのに、」
宇賀神 ラウル:「諦めるのは、先輩じゃない、よっ!」
宇賀神 ラウル:「見せてあげる。これが私が見つけた星」
宇賀神 ラウル:「寒くて、痛くて、辛い事ばっかり起きる世界で、それでもって言うための光!」
ナンバー0':「星なんて。この檻の中じゃあ一度も見たことないって言ってるでしょう……!」蝶のような羽根が広がる。
宇賀神 ラウル:銃口が光る。光る。光る。
宇賀神 ラウル:ほんの一瞬の光に映るのは、寒い狭い路地から見上げた星。ありふれたセーフハウスのクッション。ふわふわのパンケーキ。
ナンバー0':「何ですか、これ……」目を奪われ、一瞬動きが止まる。
宇賀神 ラウル:ほんの一瞬の音に混ざるのは、街の喧騒、少年の呆れ声、少女の淡々とした問いかけ。
宇賀神 ラウル:ほんのいっしゅんの日常を追いかけるように、弾丸が届く。
ナンバー0':光の弾丸に射抜かれ、吹き飛んで倒れる。
ナンバー0':倒れ込んだ少女の体がぴくりと動く。
ナンバー0':《蘇生復活》を使用。
ナンバー0':戦闘不能状態から復活します!
ナンバー0':少女は声を荒げながら悶えるように立ち上がる。
ナンバー0':「あああああああぁッ!主人格、あなたの力も貸しなさいッ!!」
ナンバー0':「……了承した」
ナンバー0':「わたしだけじゃ、こいつらには勝てない……!」
ナンバー0':「こんな結果、予測していません。何が起きているというんですか?」傷だらけの体を痛みを無視するように無理やり引き起こす。
ナンバー0':「どんな手を使ってでもわたしはあなたたちを消去します」
ナンバー0':「それが、それこそがあの子の。オリジナルの願いを叶える道ならば……!」
ナンバー0':必死の形相でキミたちを睨む。
GM:ラウルさんの行動はこれで終了!
GM:続けて行動値11!
GM:復活したナンバー0’の番です!
ナンバー0':マイナーはなし
ナンバー0':メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《コントロールソート》+《因果歪曲》+《巨人の斧》を使用。
ナンバー0':そして今度はこれに
ナンバー0':もう一つの切り札《戦神の祝福》を組み合わせる!
ナンバー0':ダメージを跳ね上げるぞ!
ナンバー0':範囲選択で攻撃の対象はラウルさんと流星くん!
ナンバー0':今度こそ消えてもらう!
GM:命中判定いきます!
ナンバー0':8dx7+5
DoubleCross : (8DX7+5) → 6[1,2,4,5,5,5,6,6]+5 → 11
枢橋流星:?
GM:あ、あれ!!?
宇賀神 ラウル:?
GM:ダイス目が振るわない……
GM:リアクションをどうぞ!
枢橋流星:ドッジします
GM:そ、そう簡単に避けられるものか!
枢橋流星:7dx+1>=11
DoubleCross : (7DX10+1>=11) → 10[2,5,8,9,10,10,10]+10[4,7,10]+9[9]+1 → 30 → 成功
宇賀神 ラウル:?!?!?!
GM:はい!!?
枢橋流星:なんで?
宇賀神 ラウル:ど、ドッジ!
宇賀神 ラウル:5dx>=11
DoubleCross : (5DX10>=11) → 6[1,1,2,2,6] → 6 → 失敗
枢橋流星:ちょっと待ってね
GM:お、惜しい!
枢橋流星:異世界の因子で取得したエフェクトって侵蝕率の影響受けますっけ
GM:普通に侵蝕率でLVアップしますよ
枢橋流星:やったー
GM:な、何をするつもりだ
枢橋流星:異世界の因子 侵蝕157→162 勝利の女神を取得
GM:勝利の女神!?
GM:ナインと同じエフェクトをここで……!
枢橋流星:勝利の女神をlv3で使用。ラウルさんの達成値を+9。 侵蝕162→166
GM:では、ラウルさんのドッジの達成値はこれで15になります!
宇賀神 ラウル:やったーー!ありがとうございます!回避成功!
GM:ドッジ成功!
GM:ふ、二人とも攻撃を当てられなかった……!
GM:で、では攻撃の演出いきます!
ナンバー0':「はあ、やれやれ……。兄さんもセンパイも一筋縄ではいかない相手だというのは再認識させてもらいました」
ナンバー0':「でも、レンちゃんだってとーっても強いんですよ☆」
ナンバー0':「この程度で終わりだと思ってもらっちゃ困ります」再び光の粒子が収束する。
ナンバー0':そして、人差し指をキミたちの頭上へと向ける。
ナンバー0':「ばぁん☆」背中から蝶のような光の羽根が伸びる。
ナンバー0':指先から放たれた光は天上を射抜いて塵へと変え――
GM:天上が裂け、無数の瓦礫が二人を目掛けて落下してくる!
枢橋流星:「君の力が強大なのはよくわかっているさ」
ナンバー0':「今度は凝った手法にしてみました。さあ、圧壊して全壊して圧死してください☆」
枢橋流星:「だけど、僕たちにはまだ、もう一人」 目を閉じる。
枢橋流星:「仲間がいる────そうだろ……ナイン……!」
枢橋流星:髪に隠れた右目が輝く。脳裏に、瓦礫の落下しない、安全地帯が浮かぶ。
枢橋流星:「ラウルさん!」 手早く指示し、自身も場所を移す。
宇賀神 ラウル:「!うん!」指示された場所に駆ける。
ナンバー9:『流星。ラウル。あなたたちを信じる』
ナンバー0':背中側に広がった蝶の羽根が消える。
ナンバー0':天上が吹き飛び、瓦礫が落ちきる。
枢橋流星:「……勝利の女神は」
ナンバー0':「どうしてわたしの計画がここまで……」
枢橋流星:「僕たちについているようだ」 にやりと笑う。
ナンバー0':「ありえません。ナンバー9の意識はわたしが完全に消滅させました」
ナンバー0':「どうしてこんなイレギュラーばかりが起こるんですか?旧型と玄星の息子がここまで脅威になるなずがなかったのに……!」
ナンバー0':「わたしはいったい何を見誤って……!」
GM:では、ナンバー0'の行動はこれで終了!
GM:最後に行動値6の流星くんの番です!
枢橋流星:イクゾッ
ナンバー0':舐めないでください、おらー!
枢橋流星:マイナーで戦闘移動して0’にエンゲージ
枢橋流星:瞬足の刃+吸収+コンセントレイト+触命の魔眼、混沌なるものの槍で攻撃します。
ナンバー0':かかってきなさい、兄さん!
枢橋流星:判定前に紡ぎの魔眼も使ってええと……?
枢橋流星:3+5+6+5+3dx7+2かな
GM:たくさん!
枢橋流星:22dx7+2 攻撃力+12
DoubleCross : (22DX7+2) → 10[1,1,1,2,3,4,4,4,5,6,6,6,7,7,7,8,8,9,9,10,10,10]+10[2,3,3,4,5,7,7,8,8,10]+10[2,2,4,6,9]+10[7]+6[6]+2 → 48
枢橋流星:クソーッ勝利の女神欲しい
GM:た、高くない!?
ナンバー0':いくら高くても関係ありません、ええ。
枢橋流星:なにっ
ナンバー0':ガードを宣言します。ガード時にオートアクションで《魔人の盾》を使用。
ナンバー0':1シーンに1回ですがガード値+50です☆
枢橋流星:デビルストリング
ナンバー0':さあ、ダメージどうぞ。兄さんはこのガード値を抜けますかね~?
ナンバー0':!!!???
ナンバー0':ま、まだ使用回数が残っているんですか!?
枢橋流星:2で取得していて、5戦と2&16戦で使って
枢橋流星:今レベル4なのであと2回使える。
GM:そ、そうか!侵蝕率ボーナスで増えてるのか!
GM:では、《魔人の盾》は打ち消されます!
GM:改めてダメージをどうぞ!
枢橋流星:5D10+12
DoubleCross : (5D10+12) → 23[2,4,6,1,10]+12 → 35
枢橋流星:しょっぺ~
ナンバー0':装甲値は10点
枢橋流星:高いよ
ナンバー0':《蘇生復活》で得たHPは1
ナンバー0':悔しい……。今度こそ完全に戦闘不能です!
枢橋流星:侵蝕166→167→173
GM:では、攻撃の演出どうぞ!
枢橋流星:「そろそろ、終わりにしようか……」
枢橋流星:侵蝕率の上昇に、肩で息をしながらそう言う。
ナンバー0':「終わりですか? 兄さんも向こう側の世界に行く心づもりが出来たってことですかね?」
枢橋流星:「違うさ」
枢橋流星:「君を殺すということだ」
枢橋流星:そう言って、地面を蹴りだす。
ナンバー0':「きゃー、レンちゃん怖ーい」
ナンバー0':「やれるものならやってみてください。このわたしが素直に受けるとでも思っているんですか?」
ナンバー0':無数の魔眼が集まり、盾のような障壁に変わっていく。
ナンバー0':「どうです。これがオリジナルの力ですよ」
枢橋流星:「拡散力場────吸収───解析───」 右目が輝く。
枢橋流星:対応し、0’の魔眼の盾のレネゲイドの性質が変わる。
ナンバー0':「いったい何を……!?」
枢橋流星:戦闘用人格、実験体、起源種、愚者の黄金、特異点────全ての性質に、調和させる。
枢橋流星:過度の侵蝕が肉体を突き破り、血が噴き出す。
枢橋流星:「奇妙な隣人────調和、完了!」
ナンバー0':「私に何をした……!?」少女の体にノイズが走る。
枢橋流星:「飛べ、箒星!」 重力操作により、加速を得た槍が、光の尾を纏い放たれる。それは盾を容易く突き破り、少女の身体に突き刺さった。
ナンバー0':「ッ……」
枢橋流星:触命の魔眼の効果で、上昇するはずだった侵蝕率分のHPを失います。
枢橋流星:HP8→1
GM:ぎ、ギリギリ生きてる!?
GM:す、すごい……
枢橋流星:膝を着き、それでも、立ち上がる。
ナンバー0':体を引き裂かれ、力なく倒れ込む。
ナンバー0':「私は……負けたのか……。ゼロのために生きると……そう決めたのに……」
GM:ナンバー0’の能力の余波で研究所の建物は塵となって消滅していく。だが、被害はそれだけに留まるだろう。
枢橋流星:「君たちは消える……その前に、何か言い残したことがあれば聞こう」
ナンバー0':「……星が」
GM:研究所の天上は消滅している。代わりに、そこには一面の星空が広がっている。
ナンバー0':「初めて見たよ。……綺麗なものだ。こうして倒れなければ見ることもなかった」倒れ込んだまま頭上を見上げる。
ナンバー0':「私の、そしてオリジナルの代わりにどうかこの星空を覚えておいてくれないか……」
ナンバー0':体が塵になって消滅していく中、キミたちに向けて言う。
枢橋流星:「ああ……」
枢橋流星:ロイスを取得します。オリジナルに ○感服/憐憫で 0に ○遺志/脅威で
枢橋流星:頷いて、ラウルの方を見る。
宇賀神 ラウル:「うん。ゆっくりおやすみ、私のもうひとりの後輩。後輩…あの子に、よろしくねぇ」
宇賀神 ラウル:ロイスを取得します。ナンバー0’に、〇感謝/脅威で
宇賀神 ラウル:そうして、歌いだす。異国の子守唄を。
ナンバー0':「…………」眠るように静かに目を閉じる。
GM:ナンバー0´の身体は塵となって消え去っていく。
GM:……しばらくすると、再び彼女の身体が形作られる。そこに邪悪なレネゲイドの気配はなく、君たちのよく知るナンバー9を形成した。
GM:意識を失ってはいるが生きているようだ。
枢橋流星:「……はぁ」 安心したように息を吐き、座り込む。
枢橋流星:「疲れた……」
ナンバー9:「…………」二人のそばで微かな寝息を立てている。
宇賀神 ラウル:「ふへぇ……」一際長く声を響かせた後、ふらふらとしゃがみこんで
宇賀神 ラウル:「お疲れさまぁ、流星くん」へにゃりと笑う。
枢橋流星:「ああ……いや、よかった、生きてて……」
枢橋流星:「手加減する余裕は、なかったから……」
宇賀神 ラウル:「うむ…ぼろぼろの、ぎりぎり…。ナインにも、おかえりって、言わないとねぇ…」言いながら体がずるずる崩れて大の字になる。
GM:二人は傷だらけの格好で寄り添って寝転ぶ。
GM:彼らの頭上では満天の星空がいつまでも煌めいていた。
GM:クライマックスフェイズ終了。
GM:というわけで、ここからはお待ちかねのバックトラックに入っていきます!
枢橋流星:待ちわびた
GM:ここで侵蝕率を引き下げられなければ戦いを勝ち抜いてもジャーム化!
GM:さらにラウルさんに至ってはチップだけを残して消滅することになります
GM:遺言、考えてあります?
宇賀神 ラウル:ないです!パンケーキを食べるので!!
GM:強気!
枢橋流星:なんぼで生還できるかな~
GM:それではまずはEロイスの数から
GM:今回のEロイスは14個!
GM:最初に14d分を引き下げるかどうかを決めてください
宇賀神 ラウル:Eロイス分引き下げます!
枢橋流星:当然振ります
GM:ここからは一切救済措置はないからね!
枢橋流星:そんな~
GM:二人は心してダイスを振ってください!
枢橋流星:14D10
DoubleCross : (14D10) → 85[4,8,9,1,5,6,2,8,10,3,9,5,9,6] → 85
枢橋流星:ワハハ
GM:めちゃくちゃダイス目いいじゃん、キミ!?
宇賀神 ラウル:ひゅうう!
宇賀神 ラウル:まずメモリーで10引き下げて151
枢橋流星:侵蝕173→88
GM:あっ、ラウルさん、メモリーもあったの!?
宇賀神 ラウル:151-14d10
DoubleCross : (151-14D10) → 151-65[2,3,3,8,5,5,10,5,6,8,1,1,5,3] → 86
枢橋流星:なかよし
GM:おおー、一気に下がった
GM:そして後はタイタス化していないロイスの数だけダイスを振って侵蝕率を下げてください
宇賀神 ラウル:残りロイスは4!
GM:では、4d!
宇賀神 ラウル:86-4d10
DoubleCross : (86-4D10) → 86-11[3,2,2,4] → 75
GM:いい感じの侵蝕率!
宇賀神 ラウル:振れ幅ぁ!
GM:これが最初に出てたら危なかったなぁ
枢橋流星:タイタス化、してない気がするな……
GM:マジで
枢橋流星:してたっけ……?
GM:マジだ
枢橋流星:88-6D10
DoubleCross : (88-6D10) → 88-31[7,5,7,6,2,4] → 57
枢橋流星:どっちにしろ生還だから6で振りました
GM:賢い!
GM:では、二人とも無事に帰ってくることができましたね
GM:おめでとうございます!
ナンバー9:私も生還したわ
宇賀神 ラウル:よかったああああ
枢橋流星:よかったぜ
GM:これでバックトラックは終了!
GM:最後にナンバー0’のチップの解析内容が開示されます
枢橋流星:おお
【断片的な思念】
個体名:ナンバー0´
コードネーム:奇妙な隣人(ストレンジネイバー)
Dロイス:戦闘用人格、愚者の黄金、実験体、特異点、起源種、変異種
前のラボで成績優秀であれば外に出られると言われ、彼女がひたすらに努力していたのを私は知っている。それなのにまたしても暗い地の底のような研究施設に彼女は送られた。
私は彼女の唯一の友達だった。彼女の願いを叶えてあげたいと何度も思ったが、私には彼女に寄り添うだけでそれ以上の力はなかった。もし誰かが彼女の想いを知ることがあれば、そんな1人の少女がいたことを覚えておいてあげて欲しい。それだけが無力な私のたった一つの願いだ。
【チップに残されていた情報の解析データ】
博士の記録Ⅲ:
ナンバー9はDロイス【複製体】以外に追加で得られることはなかったが、私がよく知る複製体の成長を辿っている。また『複製体R(レプリカーナ)』たちは自我が強いせいかいずれもナンバー9を別モノのように見下している。(58のみ表面上は取り繕っているようにも見える)
GM: ナンバー9と『複製体R(レプリカーナ)』たちと比較してみると、身体の構造が大きく異なっていることが判明した。
『複製体R(レプリカーナ)』たちは人間によく似た別モノである。この構造特徴は【レネゲイドビーイング】に等しい。
被験者のDNAは実験前後どちらの状態も人間のものだった。それなのに実験後のDNAから製造された『複製体R(レプリカーナ)』たちは被験者とよく似た見た目をしたレネゲイドビーイングだ。
GM: どうやら私は重大な見落としをしていたようだ。Dロイス【奇妙な隣人】。被験者がこのDロイスを秘匿していたならば、一連の結果に説明がつく。
被験者は死亡しているが被験者に取り憑いたレネゲイドビーイングが、まだ生存しているならば、これは非常に危険な事態だ。急ぎエマージェンシーコードを作成しつつ、『複製体R(レプリカーナ)』に気づかれぬよう、実験を中止に持っていかなければ。
GM: もしも私が間に合わなかった場合、エマージェンシーコードは私が信頼できる三人に送信することとする。私の最愛の息子と、最も優秀だった子、そしてもう一人の我が子よ。どうかその時は『複製体R(レプリカーナ)』たちを止めてくれ。
GM:――6枚全てのチップが揃い、ケースに収納すると大道寺から連絡が入った。
GM:彼は一言ねぎらいの言葉をかけた後、チップの受け渡し場所を告げて通話を切った。
GM:バックトラック終了。
GM:では、ここからはエンディングフェイズに入っていきます。
GM:エンディングは回収したチップを大道寺に渡し、それからナインと三人で話したりするシーンになります。
GM:キミたちは指定されたチップの受け渡し場所に到着していた。程なくして黒い車が現れ、大道寺がやってくる。
GM:大道寺はキミたちが渡したケースを確かめると満足げに頷く。
大道寺弘:「確かに確認させてもらいました。“コメット”、“レクイエム”。素晴らしい仕事ぶりです」
大道寺弘:「今回の報酬です。金額はUGNの規定に基づいていますが、怪しむなら中身を確認しても構いませんよ」そう言ってアタッシュケースを手渡す。
枢橋流星:「満足いただけたようなら何より」 アタッシュケースを受け取る。特に中身を確認することはしない。
大道寺弘:「これで任務は完了としましょう。あなたがたがエージェントとしてきちんと務めを果たす人物であったことを私は嬉しく思います」
宇賀神 ラウル:「こちらこそ、ちゃんと報酬あると思ってなかったから嬉しいよぉ。これで一件落着、だねぇ」
大道寺弘:「一つだけ聞いておきましょう。……ナンバー9は最期にあなたがたに始末される際、抵抗しましたか?」
宇賀神 ラウル:「ふむん?どーしたの、そんなこと聞いて。あの子に情、湧いてたの?」
大道寺弘:「ええ。短い時間ですが、私も彼女と接していたもので」機械的な声から感情は窺えない。
枢橋流星:「まあ、どちらにせよ、人の死にざまを語る趣味は僕にはないよ」
大道寺弘:「そうですか。彼女については数奇な運命という他ありません。ですが、命に変えて任務を全うしたと言えましょう。これは素晴らしいことです」小さく拍手をする。
大道寺弘:「では、私はそろそろ失礼いたします。また何かあればその時は何卒」
枢橋流星:「何もないことを祈るよ」
大道寺弘:大げさに一礼すると大道寺は去っていく。
GM:黒塗りの車が完全に見えなくなったのを確かめると、隠れていた少女が姿を現した。
ナンバー9:「……行ったわね」
枢橋流星:「ああ、お疲れ」
ナンバー9:「思いの外上手くいったみたいね」
宇賀神 ラウル:「ふええ~、ちょっぴりひやひやしたぁ!ちょっぴりだけね!」
ナンバー9:「本当?あまり緊張しているようには見えなかったけれど」
宇賀神 ラウル:「頑張ったんだよぉ~、ほら手汗」握っていた手を開いてみせて
ナンバー9:「見せなくていい」苦笑する。
ナンバー9:「二人には改めてお礼を言うわ。最後まで私の任務に付き合ってくれたこと。そして私の命を救ってくれたこと」
ナンバー9:「本当にありがとう」ぺこりと頭を下げる。
枢橋流星:「気にしないでいいさ」
枢橋流星:「僕も力になれたならうれしい」
宇賀神 ラウル:「うむ。私達もナインにいっぱい助けてもらったから、こちらこそ、ありがとうだよぉ」
ナンバー9:「これから二人はどうするの?」
ナンバー9:「やっぱり二人とも元の支部に戻ることになるのかしら」
枢橋流星:「そうだね、そのつもりだよ」
宇賀神 ラウル:頷いて。
宇賀神 ラウル:「私もそんな感じかなぁ。出来ること増えたしねぇ」
ナンバー9:「そう。応援しているわ。流星もラウルも頑張って」
ナンバー9:「私は……これからどうするのがいいのかしら」
ナンバー9:「何かをするのを自分で決めるのって初めてだから……本当にどうしたものか……」
枢橋流星:「それは……難しいな」
枢橋流星:「ともかく、1人では生活もままならないだろうから、生活基盤を固めるところからになるだろうね」
ナンバー9:「む。なんだか流星の方が年上みたいな言い方だわ」
ナンバー9:「この間まではこう……私の方がお姉さんっぽかった気がするんだけど」
枢橋流星:「そうかな……?」
枢橋流星:「ラウルさんからはどう?」
宇賀神 ラウル:「ふむん。現実的なことを言うと、UGNと近すぎず遠すぎずのところで、出来ればお家が用意されてるお仕事探すのがいいかなぁと思うし」
宇賀神 ラウル:「それだったら、私達のツテでなんとか出来るかなぁとも思うけど」
ナンバー9:「さすがラウル。年長者は違うわね」
宇賀神 ラウル:「ふふん。でもね、あんまり現実的じゃないことを言うとね」
ナンバー9:「何かしら」
宇賀神 ラウル:「なんでも、やってみてほしいなぁって思うよ」
宇賀神 ラウル:「ナインがやってみたいこと、なんでも」
ナンバー9:「なんでも」
ナンバー9:「私のやりたいこと……」
ナンバー9:自分の手を見て呟く。
ナンバー9:「それを言うなら、なんだけど」
ナンバー9:「私。流星とラウルと離れたくないんだけど」
ナンバー9:「あなたたち少しサッパリしすぎじゃないかしら!?もっと何かないの!?」
ナンバー9:少し怒ったような口調で言う。
枢橋流星:「そ、そんなこと言われてもな……」 困っている。自分だって別に離れたいわけではない。
枢橋流星:ここまで心を許せる相手に出会えたのは、ほとんど初めてといっていいだろう。
ナンバー9:「別にあなたたちがいいと言うならいいけれど……」不満げにブツブツ言っている。
宇賀神 ラウル:週4くらいのペースで二人に会いに行くつもりだった顔をしているし連絡先も交換するつもりだった顔をしている。
宇賀神 ラウル:「よぉし!」ぱしん、と手を合わせて。
ナンバー9:「!?」
枢橋流星:「わ」
宇賀神 ラウル:「流星くん、今いる支部って、Rラボからはちょっと距離あるところかなぁ?物理的にも、協力関係的にも」
ナンバー9:「どうなのかしら?」彼の方を見る。
枢橋流星:「ラボの規模はかなり小さいよ」
枢橋流星:自身も研究、実験、そういったものからは離れたかったため、最初に拾われた支部から何度か異動してきたのが今の支部だ。
宇賀神 ラウル:「よぉしよぉし。じゃあ、何とかしてそっちの支部に行くよぉ。ナインと一緒に」
ナンバー9:「な、なんとかして。できるの……?」驚いた顔でラウルを見る。
枢橋流星:「じゃあ、支部長に話を通しておくか……」
ナンバー9:「えっ、えっ。流星もその気なの?」
枢橋流星:「実際にどうなるかは、9と支部長次第だけど……」
枢橋流星:「出来ることなら、それが一番いいだろう?」
ナンバー9:「私はもちろんあなたたちが許してくれるのならそうしたいに決まっているけれど……」
宇賀神 ラウル:「なら、きーまりっ!」
ナンバー9:「き、決まってしまった。こんなにあっさりと」
枢橋流星:「ああ、そうだ。9には別の名前を考えてもらったほうが良いかもしれない」
ナンバー9:「ああ、そうね。今回の件で死んだことにしたから、この名前を使い続けるのもあまり良くないわね」
ナンバー9:「ねえ、どうせなら私の新しい名前は二人に考えて欲しいのだけど。どうかしら?」
宇賀神 ラウル:「え。い、いいのっ?」
ナンバー9:「私がそうして欲しいの」
宇賀神 ラウル:「わ、わ、わ。嬉しい!責任重大!どうしよう流星くん!」嬉しそうにわたわたしている。
枢橋流星:「どうしようか……苦手なんだよな、名前つけるの」
枢橋流星:「ナイン……キュウ……希雨……いや、これはなんか不吉な気がする……」 考えている
ナンバー9:「そう難しく考えなくても気軽に付けてくれればいいわ。ポチとかタマとか」
枢橋流星:「せめて人の名前にしよう」
宇賀神 ラウル:「うむー、うむー。なにか、ナインの好きなものとか…こう…なにか…」
ナンバー9:「パンケーキ……?」
ナンバー9:「流星とラウルのことも好きよ」
枢橋流星:「照れるな」
ナンバー9:「パンケーキと同じくらいには好き」
枢橋流星:「あー……星歌とか」
宇賀神 ラウル:「!」
宇賀神 ラウル:「ほしと、うた!」
ナンバー9:「星歌……?」
枢橋流星:「それに、あの親父が残した最後の成果……ってことで」
ナンバー9:「いい響き。気に入ったわ」
宇賀神 ラウル:「うん、うん!星歌!すっごくいい!」
ナンバー9:「ありがとう。私はこれからそう名乗ることにするわ」
枢橋流星:「ううむ、言っておいてなんだけどむずがゆいな……」
枢橋流星:「ともかく、僕もラウルさんも一度所属してる支部に話を通す必要はあるから」
枢橋流星:「一旦はお別れかな」
ナンバー9:「そう。それじゃあ、私も荷物は全部持ってきたし」足元には大きなリュックサックが置かれている。
ナンバー9:「最後にこれを」何らかの起爆スイッチのようなものを差し出す。
枢橋流星:「えっなにそれ……」
ナンバー9:「折角だし一緒に押してくれない?」
宇賀神 ラウル:「え。押して大丈夫なやつなのこれ?大丈夫なやつなの?」
ナンバー9:「大丈夫。大丈夫よ。私を信じて」
枢橋流星:「せめて何のスイッチか教えてくれないか!?」
ナンバー9:「ただの起爆スイッチよ。気にしないで」
枢橋流星:「何を起爆するんだ!」
ナンバー9:「もうじれったいわね。私が押すわよ」
宇賀神 ラウル:「えっえっちょっと待――」
枢橋流星:「やめ────」
ナンバー9:カチッとスイッチを押す。
ナンバー9:「……壊れてるわ、これ」
枢橋流星:「び、びっくりした」
GM:スイッチを押しても何も起こらない。
ナンバー9:「完全に証拠隠滅しようと思って私たちが拠点にしてたセーフハウスにプラスチック爆弾を仕掛けてきたのだけど」
枢橋流星:「な、なるほど」
枢橋流星:「先に説明してくれ」 先に説明してくれ
宇賀神 ラウル:「ご、合理的な起爆スイッチだった…びっくりしたぁ…」
GM:その時、少し遅れて遠くで大きな爆発が起きる。
ナンバー9:「…………」
ナンバー9:「ええっと……」
枢橋流星:「……」
ナンバー9:「行きましょうか」
枢橋流星:「不幸な事故だった」
宇賀神 ラウル:「ふふ、あはは!そうだねぇ、行こっか!」
枢橋星歌:「私、あなたたちからもらった名前と命でこれから精一杯生きてみる」
枢橋星歌:「またね!」
枢橋星歌:少女はキミたちの手を取って微笑んだ。それは、彼女が見せた中で一番の笑顔だった。
GM:笑顔の少女はキミたちに向けて手を振る。
宇賀神 ラウル:「またね~っ!なるっべく急いで、そっちに行くからね~!」
宇賀神 ラウル:ぶんぶん手を振り返す。
枢橋流星:手を振って見送る。その表情には、笑みが浮かんでいる。
枢橋流星:「じゃあ、僕も行くとするよ」
枢橋流星:「また会おう」
宇賀神 ラウル:「うん。ちょっとの間だけ、お別れだねぇ」
宇賀神 ラウル:「流星くん」少し改まって。
枢橋流星:「?」
枢橋流星:振り向く
宇賀神 ラウル:「キミに会えて、よかった」
宇賀神 ラウル:あ。これだ。
宇賀神 ラウル:あの子に聞かれた、遺言。
宇賀神 ラウル:「――これからも、よろしくねぇ!」
枢橋流星:「……僕も」
枢橋流星:「あなたに会えて、良かった」
枢橋流星:照れくさそうにそう言い、笑みを浮かべた。
GM:少年と少女の出会いが、『星歌』という名前を生んだ。
GM:『星歌』と名付けられた少女は複製体ではなく一人の人間として、二人と共に歩んでいくことだろう。
GM:これから三人の新しい日常がはじまる。
GM:ダブルクロス The 3rd Edition
GM:『複製体R(レプリカーナ)』
GM:これにれセッション終了となります。お疲れ様でした!
枢橋流星:お疲れ様でした!
宇賀神 ラウル:お疲れ様でしたーーーー!!!!!
枢橋流星:楽しかったね~
GM:美しいエンディングでした!
宇賀神 ラウル:めちゃくちゃ楽しかったです~~!!ありがとうございました!!
GM:それでは最後にちゃちゃっと経験点を配布して終わりにするとしましょう!
GM:経験点項目を読み上げていきますので元気にお返事してください!
宇賀神 ラウル:はーい!
GM:・セッションに最後まで参加した
GM:二人とも最後までいました!1点です!
GM:・シナリオの目的を達成した
GM:まずは全ての戦闘に勝利したことで5点
GM:6枚のチップを大道寺に引き渡したことで5点
GM:リバースハンドアウトを公開したことで1点
GM:Dロイスが11個、Eロイスが14個あったので25点
枢橋流星:多い
宇賀神 ラウル:わぁ
GM:この「シナリオの目的を達成した」の項目だけで36点になります!
枢橋流星:やったぁ
宇賀神 ラウル:いえーい!
GM:・最終侵蝕率による経験点
GM:二人とも何点でした?
宇賀神 ラウル:75だったので、5点です!
GM:ラウルさんは5点、流星くんが4点かな?
枢橋流星:みたい!
GM:なんだかんだいいバランスだったのかもしれない
GM:では、もらってください!
GM:・よいロールプレイをした
GM:二人とも最高のロールをありがとうございました!
GM:1点!
枢橋流星:わーいありがとうございます!
宇賀神 ラウル:ありがとうございます~!
GM:・他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
GM:流星くんとラウルさんが助け合っていなければ今ごろ生き残れていなかったと思います!
GM:1点!
枢橋流星:がんばった
宇賀神 ラウル:いっぱい助けていただきました~!ありがとうございます!
GM:・セッションの進行を助けた
GM:GMは大助かりでした!1点!
枢橋流星:よかった~
GM:・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った
GM:いつも日程調整にご協力いただきありがとうございました!
GM:1点です!
宇賀神 ラウル:ありがとうございました本当に…!
GM:これで経験点項目は全てになります!
GM:全部を合計すると……
枢橋流星:すると……?(計算放棄)
GM:流星くんが45点、ラウルさんが46点かな
枢橋流星:やったー!
宇賀神 ラウル:いっぱいだー!
GM:ちなみに二人は永続的狂気を受けています
枢橋流星:そういえばそうだった
宇賀神 ラウル:そういえば
GM:ここで経験点を1点支払うことで永続的狂気を回復することもできますが、どうしますか?
GM:このまま一生トリガーハッピーとして生きていくのもいいが
枢橋流星:しなくていいかな、強いし……
宇賀神 ラウル:同じく…w
枢橋星歌:私は?私はどうやって回復すればいいの?
枢橋星歌:邪神への憎悪、役に立たないわよ
宇賀神 ラウル:wwwwそうだったwwwww
枢橋星歌:どうするの、これ
枢橋流星:知らない……
枢橋星歌:そんな……
枢橋流星:存在しない邪神の存在を追い続ける星歌
GM:星って名前、もしかしてそういうコト……!?
宇賀神 ラウル:文脈が出来ちゃった
GM:と、いうわけで二人はそのまま経験点をもらうといいでしょう
枢橋流星:わーい、もぐもぐ
宇賀神 ラウル:ありがとうございます!いただきます!
GM:では、経験点の配布はこれで終了となります!
GM:ダブルクロス The 3rd Edition 『複製体R(レプリカーナ)』、改めて全行程終了となります!
GM:お疲れ様でした!
GM:最後までお付き合いいただきありがとうございました!
枢橋流星:お疲れ様でした!ありがとうございました!
宇賀神 ラウル:お疲れ様でしたーー!!
宇賀神 ラウル:めちゃくちゃ楽しかったです!ありがとうございましたー!!
GM:こちらこそすごく楽しかったです!
枢橋流星:楽しかった!
GM:またいつでも一緒に遊びましょう!
宇賀神 ラウル:わーーい!!