Storming Fairy
GM:御影
※『ダブルクロス The 3rd Edition』は有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です
※「Storming Fairy」は『エフェクトアーカイブ』掲載シナリオとなります。ネタバレを含みますので、自己責任で閲覧ください。
PC1:"サラセニア"今野四季花(リンク)/アスハル
PC2:"ワンガンレッド"白倉陸斗(リンク)/海野しぃる
PC3:"ラスト・ライトニング"レティシア・レイセン(リンク)/切子圭
PC4:"ルストブルーム"鉄輪流(リンク)/ハゴニン
メイン(今ここ)|雑談
INDEX
プリプレイ
オープニングフェイズ
OP1:小さな台風
OP2:雨に打たれて
OP3:かつての同胞
OP4:最後の意志
ミドルフェイズ
ミドル1:残された自我
ミドル2:UGN集結
ミドル3:調査開始
ミドル4:橋を超えて
ミドル5:アリエルの抵抗
ミドル6:遺された希望
ミドル7:遺品、あるいは遺志
ミドル8:少女を取り戻せ!
クライマックスフェイズ
クライマックス:嵐の主
エンディングフェイズ
ED1:嵐が終わり
ED2:台風一過
ED3:墓前にて
ED4:台風少女再び!
プリプレイ
GM:では、セッションを開始していきます
GM:まずはPC紹介から!
GM:PC1:今野 四季花
コードネーム | 名前 | シンドローム | Dロイス |
"サラセニア" | 今野四季花 |
キュマイラ/ブラム=ストーカー/ハヌマーン | 遺産継承者 |

(illustration:氷雨) | 主要エフェクト
鮮血の奏者 居合 復讐の刃
|
主要アイテム 鬼切りの古太刀 サングイン バディムーブ
|
HP/31 行動値/5 初期侵蝕/37
|
今野 四季花:はい!
今野 四季花:《サラセニア》今野四季花。薄い赤髪が特徴のUGNチルドレンです。
今野 四季花:普段はお淑やかで物腰柔らか、三歩後ろを地でいく少女ですが、戦闘となれば必殺の居合術で切り込みます。
今野 四季花:遺産分類:鬼切りの小太刀に類する片刃剣を持ち、
今野 四季花:ジャームのレネゲイドを削り取り消化できる特異性を持っています。
今野 四季花:構築もそのまま! セットアップで敵至近にエンゲージ固定し、近ければ反撃、遠ければ素通しします。
今野 四季花:バディムーヴ、鮮血サングインの最強アイテムセットを持っており、まさしく良妻のごとき活躍ができるかと思っています
今野 四季花:アンチェイ……? ミストル……?
GM:はて……
今野 四季花:よくわかりませんけど、斬り削りますね!
GM:コワイ!よろしくお願いします!
GM:そんなあなたのHOはこちら
PC1 アリエルに懐かれているUGNチルドレン
ロイス:アリエル 庇護/不安
アリエルは、風を操るレネゲイドビーイングの少女だ。
任務で彼女を保護して以来、彼女はキミに懐いており、何かとキミを手伝おうとする。
だが、戦いに参加したがるアリエルを、キミは許さなかった。
彼女の力は弱く、戦うには不十分だったからだ。
そのことに傷ついたのか、アリエルはキミの前から姿を消した。
「パワーアップする」と言い残して。
アリエル:お姉ちゃんよろしく!
今野 四季花:パワーアップ……? アンチェ……ミストル……
今野 四季花:アリエルさーん!
今野 四季花:年下の女の子でレネビなのでスキンシップしても惑わさない! 嬉しい!
アリエル:わーい
今野 四季花:仲良くしましょうね~
GM:というワケで続いてはPC2!
GM:PC2:白倉 陸斗
白倉 陸斗:はい
コードネーム | 名前 | シンドローム | Dロイス |
"ワンガンレッド" | 白倉陸斗 |
ブラム=ストーカー/キュマイラ | 秘密兵器 |
NOT IMAGE
| 主要エフェクト
鮮血の奏者 赫き重刃 餓狼の爪
|
主要アイテム イリーガルモービル サングイン フォールンサラマンダー
|
HP/31 行動値/5 初期侵蝕/36
|
白倉 陸斗:「白倉陸斗……アマチュアでヒーロー活動をしている」
白倉 陸斗:キュマイラ/ブラム・ストーカーの全身暴力人間です。
白倉 陸斗:幼い頃から戦隊ヒーローや仮面タイタン、光の巨人などをこよなく愛する男の子でした。
白倉 陸斗:オーヴァードに目覚める前からインディーズでヒーロー活動をしており、迂闊にもオーヴァードギャングにちょっかいを掛け殺されましたが、オーヴァードに覚醒して返り討ちにしました。
白倉 陸斗:怪我が多く、覚醒したての頃にはとあるドクターに大変お世話になったそうですが……そんな恩人の身になにか起こるようですね。
GM:はたしていったい何が……
白倉 陸斗:おのれボウソーン! ゆ゛る゛さ゛ん゛!
白倉 陸斗:与えられた暴力はこのためのものだと思います。悪いやつは鮮血の拳で討ち果たします。
白倉 陸斗:性能的には火力支援もミドル判定もできるボスアタッカーです! かかってこい! ハンドアウト!
GM:キャラが濃いなあ
GM:そんなあなたのHOはこちら!
PC2 かつて山蔭 東に助けられたオーヴァード
ロイス:山蔭 東 遺志/悔悟
山蔭 東はキミの恩人だ。彼はかつてのキミの担当医で、何よりも人の幸せを願う、誰よりも献身的な人物だった。
そして現在、なぜか雪が降る夏のある日、キミはFHエージェントに追われる山蔭東と再会した。
すでに致命傷を負っていた彼は、キミにこのN市で起きている異常気象の原因を伝え、その解決の手段を託した。
山蔭東:ボク、死ぬの……?
白倉 陸斗:おのれFHエージェント……ゆ゛る゛さ゛ん゛!
山蔭東:こっちもちょっと怖いなあ
白倉 陸斗:すまん博士……治癒能力とかなくて……
白倉 陸斗:仇は絶対に討つ……
白倉 陸斗:俺は仇討ち肯定派の古いヒーローだ
白倉 陸斗:いや、令和は一周回って“あり”らしいな……
GM:次!PC3!支部長です!
GM:纏めてくれ!
GM:PC3:レティシア・レイセン
レティシア・レイセン:これを?
コードネーム | 名前 | シンドローム | Dロイス |
"ラスト・ライトニング" | レティシア・レイセン |
オルクス/ノイマン | 遺産継承者 |
NOT IMAGE
| 主要エフェクト
ダンシングシミター 雨粒の矢 神速舞踏
|
主要アイテム 雷神の戦鎚 Rバランサー ミーミルの覚書
|
HP/19 行動値/10(《灰色の脳細胞》込み) 初期侵蝕/35
|
レティシア・レイセン:《ラスト・ライトニング》レティシア・レイセン
レティシア・レイセン:20歳で大学生のUGN支部長です
レティシア・レイセン:両親共にUGN関係者、自らも元UGNチルドレンというUGN一家の生まれ
レティシア・レイセン:なので戦闘系の現場慣れはしている方で、そちら系の指導は割と得意だと思います
レティシア・レイセン:チルドレンから上がる前の数か月に旅行がてら傭兵したり、マスタークラスと戦ったりもしてます
GM:凄い軽いノリでマスタークラスと戦ってる
レティシア・レイセン:多分遭遇戦なので本人は二度同じ事は出来ないとは思ってる
レティシア・レイセン:ただ経歴に反して性格は穏やかな方で、誰に対しても丁寧に立ち回りますし敬語も忘れません
レティシア・レイセン:しかしどうにも経歴を知ってると丁寧すぎて冷たいとか腹黒そうと言われるので、それは気にしています、ぐすん。
GM:かわいそう……
レティシア・レイセン:戦闘では自身に宿った遺産である雷を、オルクスの領域拡大で制御、ノイマンの知覚力で的確に打ち込む後衛寄りのオールラウンダーです
レティシア・レイセン:データ的には達成値を爆上げした《雨粒の矢》を使ってシーン攻撃を遺産で威力を上げて叩き込みます。
レティシア・レイセン:フレーバー的には、戦いすぎなのと遺産のデメリットで着実に色々なカウントダウンを早めてもいる。
レティシア・レイセン:という感じで、皆さんと一緒に頑張る支部長をやっていきたいと思います。
レティシア・レイセン:あ、言い忘れてましたが名前の通りハーフです。
レティシア・レイセン:というわけでよろしくお願いいたします。
GM:よろしくお願いします!
GM:そんなあなたのHOはこちら!
PC3 N市で頻発する異常気象を追うUGN支部長
ロイス:"セティボス" 執着/脅威
原因不明の異常気象がN市で頻発しているある雨の日、霧谷雄吾がキミの支部を訪れ、異常気象の調査を要請した。
どうやらこの状況には、レネゲイドが関わっているらしい。霧谷によれば、FHは"セティボス"というオーヴァードを生み出したという。
奴等の陰謀から、このN市を守らなくては。
霧谷雄吾:頑張って守りましょう……!
レティシア・レイセン:街を守ります、頑張りましょう。
GM:では、ラストナンバー!PC4!
GM:PC4:鉄輪 流
コードネーム | 名前 | シンドローム | Dロイス |
"ルストブルーム" | 鉄輪流 |
ブラックドッグ | なし |

(illustration:Stable Diffusion) | 主要エフェクト
ハードワイヤード マグネットフォース 緊急蘇生
|
主要アイテム ヴィヴロウィップ データブレイン バトルマニューバ
|
HP/31 行動値/7 初期侵蝕/37
|
鉄輪 流:はい!
鉄輪 流:《ルストブルーム》鉄輪 流
鉄輪 流:レネゲイド関連に広範に携わる研究者。UGNの協力者というか、スタッフくらいの立ち位置です。たぶん。
鉄輪 流:いろんな人の助手をしたり、研究チームに参加したり、キャリアそのものは結構長いかも。レネゲイド研究ってやることが多い!
鉄輪 流:機械義手を装着していますが、腕を失ったわけでもありません。腕をなくした検体を作るわけにもいかなかったので…
鉄輪 流:そういう関係でレネゲイドの研究をしていながら、研究主題がありません。なしでやってこられてしまう環境だったともいうかも。
鉄輪 流:実戦もあんまり経験していません。ですが今回は…旧知の人の様子がおかしい!
GM:様子がおかしい!
鉄輪 流:ブラックドッグのピュアブリードですが、ピュアがどうとかより「ブラックドッグしか発現してない」だけです。
鉄輪 流:エフェクトレベルとかもピュアの恩恵なんもなし! 代わりに、いくつか秘密の新兵器を導入してます。
鉄輪 流:やることは白兵戦なんだけどね! よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:そんなあなたのHOはこちら
PC4 UGNに協力する研究者
ロイス:佐堂 長明 懐旧/隔意
佐堂 長明はUGNに協力する研究者だったが、レネゲイドによる気象操作という自らの研究を続けるために、FHに寝返ってしまった。
そして、N市でさまざまな異常気象の巻き起こっているある晩、キミの前に佐堂が再び現れた。
エネルギー体"セティボス"を引き連れた、UGNへの復讐者として。
佐堂長明:UGNよ!私は帰ってきたァ!
鉄輪 流:な、何ィーッ!?
鉄輪 流:どうしちゃったんスか佐堂さん! まさかお屠蘇で悪酔いを!
GM:だいぶ気安い感じだ
GM:もしかしたら悪酔いしてるのかもしれない
GM:年明けたしね
鉄輪 流:くっ…お酒は健康寿命がなんかいい感じに短くなるみたいなのが統計的にも証明されてるのに…!
GM:では、PC紹介は以上!
GM:
GM:トレーラー
大切な人の役に立ちたい。
ただ、それだけの望みだったのに。
少女の願いを歪めたのは、野望と復讐に燃える男の欲望だった
N市を次々と襲う異常気象。
暴風が逆巻き、天は轟き響く。
陰謀を阻まんとする志はむなしく、
またひとつ、命が風に消える。
だが、その遺志は引き継がれる。
同じ思いを抱く者へと────
ダブルクロス The 3rd Edition
『Storming Fairy』
ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉
OP1:小さな台風
GM:シーンPCは今野四季花。シーンインをお願いします!
今野 四季花:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 6[6]+37 → 43
GM:
GM:雪の降る冬の日だった。
GM:あなたは数人の仲間と共に、レネゲイドビーイングの少女がとらわれているというFHの施設を襲撃していた。
GM:薄く積もった雪は既に血で赤く染まっている。
今野 四季花:すう、と細く白い息を吐いて、鯉口を切る。
今野 四季花:「手加減は、出来ませんよ」 一閃。髪と同じ桜色の刃が閃いて、FHの兵士を切り裂く。
GM:「ぐわっ!」 切り裂かれた兵士は、そのまま地面に倒れ伏す。
GM:既に、同じように倒れた兵士たちが、そこら中にいた。
今野 四季花:流血の線が、そのまま鞘の内に仕舞われる。これ以上敵が集まってくる前に、奥へと走る。
GM:迎撃に出た戦闘員を突破し、奥へと進んでいく。
GM:施設に残っているのは非戦闘員ばかりで、あなたに攻撃を仕掛けてくる様子はない。
GM:そして、あなたは、奥の独房に辿りつく。
今野 四季花:「……ここが」
今野 四季花:「そこに、誰かいますか。聞こえますか?」
アリエル:「だ、だあれ?」 不思議そうに尋ねる声
今野 四季花:「あなたを、……」なんと伝えるべきか。
今野 四季花:「あなたを、助けに来ました。外に出たくはありませんか?」
今野 四季花:少し考えたが、凝った言い回しはできなかった。
アリエル:「!」
アリエル:「出してくれるの!?」
アリエル:「ここの人たちっては人のためになる研究をするっていうからついてきたのに!」
アリエル:「私を閉じ込めてちっとも外に出してくれないんだもん!」
今野 四季花:「そうでしたか。ええっと……」
今野 四季花:「たぶん。私たちは、あなたのお話をきちんと聞くことができます!」
今野 四季花:「お望みのことはありますか。それと……できればこの扉のカギも」
アリエル:「望み……」 少し考えるような声。それから、明るい声で
アリエル:「私、人間のコトをもっと知りたいの!」
アリエル:「あんなひどいやつらじゃなく、あなたみたいな優しい人のコト!」
アリエル:「だから、私ここから出たら」
アリエル:「あなたと一緒に過ごしたい!」
アリエル:「あっでも鍵は……どこにあるんだろう……」
今野 四季花:「えっえっ」
今野 四季花:「んえっと……はい! お婆様に確認して大丈夫そうなら?」
今野 四季花:「鍵がないことも分かりました! 少し扉から離れてくださいね!」
アリエル:「……?」
アリエル:不思議そうに遠ざかる気配。
今野 四季花:「……キルシュカヌレ。ここまで、いっぱい食べたでしょ」
今野 四季花:「その分、ここで」鞘越しに、桜色の燐光が強まる。腰を落とす。「吐き出して!」
今野 四季花:キン ギキィン!
今野 四季花:一瞬。鞘から走った刀が、分厚い金属製の扉の端を切り裂き、蝶番を破壊した。
GM:蝶番の壊れた扉は揺れ、ズズゥンと音を立てて倒れる。
アリエル:「わあっ」
アリエル:「わああああ!」 扉の向こうにいた少女が目を輝かせている。
今野 四季花:「こんにちわ」
アリエル:「すっごい! 今の、どうやったの!?」
アリエル:「あっこんにちは!」 元気よく挨拶
今野 四季花:(ぎ、ぎりぎりだったぁ~)
今野 四季花:内心冷や汗を掻きながら、安心させるように微笑む。
今野 四季花:喰らったレネゲイド量に応じて一時的に力を増す。「これで、出られますね」
今野 四季花:「わたしはUGNの《サラセニア》です。あなたのお名前は?」
アリエル:「私はアリエル!」
アリエル:「嵐を操る魔性の妖精なんだから!」
アリエル:ふっふーんと胸を張る。
今野 四季花:「そう。じゃあ、おそろいですね」
今野 四季花:鞘に収めた刀を腰に収めて、手を伸ばす。
アリエル:「お揃い!……そうなの?」
アリエル:少女の手をぎゅっと両手で握りしめてから、一拍置いて首を傾げる。
今野 四季花:「うん。ちょっとだけね」
今野 四季花:「それじゃあ」少女の手を引いて、背後を振り返る。
今野 四季花:FHの、戦闘職ではない研究者たちに、花のような微笑みを向ける。
今野 四季花:「誰か」
今野 四季花:「この子を連れて行きます。だれか、止められますか?」
GM:その声に答えるものは、いなかった。
GM:
GM:さて、そんな理性的な制圧から暫くが経ち────
アリエル:「えっサラセニアって本名じゃないの!?」
GM:とか
アリエル:「隕石!? 見たい見たい! えっ私はダメ!? なんで~!?」
GM:とか……
GM:あなたは新しい同居人と賑やかな日々を過ごしていた。
GM:そして、初夏のある日。
GM:あなたが自宅に帰ってくると、玄関に向こうでアリエルが待ち構えている気配があった。
今野 四季花:「ただいま、アリエルさん」
今野 四季花:「今日は何にしますか? ゲーム? ご飯? お菓子はないですよ。それとも――」
アリエル:「てりゃ~っ!!」
GM:玄関を開けるとアリエルの気合の入った声!
GM:と共に風があなたに吹き付ける!……扇風機の弱程度の微風。
今野 四季花:「わあ~すずしい」
アリエル:「はぁーっはぁーっ」
アリエル:「どう!? 凄いでしょ!」
GM:アリエルはあなたの役に立ちたいらしく、かなり前から共に戦いたいと言っていた。
GM:どうやら、これは特訓の成果らしい。
今野 四季花:「今の、アリエルさんが起こしたんですか? うん、すごく助かります!」
アリエル:「でしょ!? 私も戦えるでしょ!?」
今野 四季花:頭を撫でる。
アリエル:まだ息を切らしている。
アリエル:「ふにゃあ……」
今野 四季花:左右のお下げをぴこぴこする。
今野 四季花:「うーん。でも、悪いやつを涼しくしてもダメですからね」
今野 四季花:「それに、戦いは危ないんですよ。危ないし、怖いです」
アリエル:撫でられて緩み切った顔でおさげをピコピコされていたが、その一言にむっとする。
アリエル:「ま、また子供扱いしてる!」
今野 四季花:屈み込んで視線を合わせる。「子供でも子供じゃなくても、です」
今野 四季花:「わたしは、山に籠って滝に打たれて、お婆さんに鍋にされそうになって」
今野 四季花:「それでようやくなんです。アリエル、このまえ春一番に飛ばされそうになっていたでしょう?」
アリエル:「ひええ……」
アリエル:怯えたそぶりを見せる。
アリエル:が、気合を入れなおす!
アリエル:「じゃあ私もその修行する!」
今野 四季花:「だーめーでーす」
アリエル:「なっなんでぇ!?」
今野 四季花:「アリエルが大切なんです」
今野 四季花:「わたしは、自分の力がだだ漏れだったから行かざるを得なかったんですけど」
今野 四季花:「アリエルはそんなことないでしょう?」
今野 四季花:「戦わなくていいのはいいことです。これから暑いから、支部の人達に優しい風をあげてください」
アリエル:「うう……でも、でもぉ……」
アリエル:「……私だって、お姉ちゃんと一緒にいたいの!」
アリエル:「帰ってくるのを待ってるだけなんてヤダ!」
今野 四季花:「おねえちゃん……」 じーんと感じ入る。
今野 四季花:(……けど、ここは流されてはいけない場面ですよ)
今野 四季花:(心をお婆さんに! ……じゃない、鬼に!)
今野 四季花:「アリエル。我がまま言っちゃダメです」
今野 四季花:「あなたには、まだ、いっぱい時間があるんです」
今野 四季花:「成長する前に、戦場になんていかなくてもいいんですよ」
アリエル:「うぅぅ……」
今野 四季花:「ほら、良いこ良いこ。気持ちは嬉しいですよ」
今野 四季花:「前に買って置いたアイスでも食べましょ? 一人一つでいいですよ」
アリエル:「アイス……」
アリエル:「……はっ! また子供扱いされてる!?」
アリエル:「もー怒ったんだから!」
アリエル:「いっつもいっつもお菓子や玩具でごまかせると思わないでよね!」
アリエル:「私、修行の旅に出るんだから!」
アリエル:「もっともっと強くなって、お姉ちゃんをびっくりさせるもん!」
今野 四季花:「えっ、アリエル!?」
アリエル:そう叫んで、あなたを振り払ってアリエルは家を飛び出していく。
今野 四季花:「アリエル~~っ!?」
今野 四季花:「いちごココア味なんですよ~!」その背中に呼びかける。
アリエル:「……!」
アリエル:「……むむむ」
アリエル:「……べ~~~っだ!!」
アリエル:少し悩んだが、そのまま走り去っていく。
今野 四季花:「!?」 ガーーーーン! とショックを受ける。
今野 四季花:「そ、そんな、アリエル……」追いかける、かどうか迷うものの。
今野 四季花:夕暮れの空を見上げる。学校帰りの学生を含めて、人通りが増える頃合いだった。
今野 四季花:『修行』によって制御できるようになったものの……不特定多数との接触は未だに苦手だ。
今野 四季花:「……お夕飯までに、帰ってきてくださいねー!」
GM:……しかしながら、アリエルは夕飯までに帰ってくることはなく────
GM:そのまま、行方を晦ますのだった。
GM:
GM:シーン終了
GM:ロイスの取得・変更が可能です。
今野 四季花:保護対象/アリエル/親愛:○/不安/ロイス
今野 四季花:妹分だいすき! 以上!
OP2:雨に打たれて
GM:シーンPCはレティシア・レイセン。シーンインをお願いします。
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(35 → 39)
GM:
GM:UGN日本N市支部
GM:室内にいても、豪雨の音が聞き取れる。窓から外を見ると、車通りもまばらだった。
GM:支部長室では、先週から続くこの異常気象に対する特集番組が流れている。
レティシア・レイセン:自分が振らせるのとは違った、荒々しい自然の豪雨
レティシア・レイセン:紫がかった銀髪の女が窓に手を当てて外を眺めている
レティシア・レイセン:(人にハンドルを握られているようで落ち着かない)
GM:「竜巻、ゲリラ豪雨、熱波に煙霧、昨日は大量のカエルがN市全域に降り注ぎ、市民たちを驚かせました」
GM:「まさに天変地異! 異常気象の連続に、市民は心休まる時間がありません」
レティシア・レイセン:つけっぱなしのテレビの方に鋭い視線を向ける
レティシア・レイセン:「カエルさん……」
レティシア・レイセン:一応今日は幼いチルドレンは早く帰そう、そう思った。
レティシア・レイセン:(雨風にトラウマがある子はいなかったはずだけれど、豪雨時行軍訓練をするにはメンバーが揃っていないし、慣らしておく程度で良いかな)
GM:その様なことを考えると、支部への来客を告げるインターフォンがなる。
レティシア・レイセン:「はい」出る人間が他にいないので自分が出る、秘書をつけると自由に動けないので希望者は全員事務方送りだ
GM:扉を開けると、そこにはずぶ濡れの男がいた。傘を閉じているが、あまり役には立たなかったようだ。
霧谷雄吾:「どうも……酷い天気ですね」
霧谷雄吾:「近くまで来ていたので直接と思ってここまで来たのですが……」
霧谷雄吾:「思ったより雨風が強く……」
レティシア・レイセン:「ゆう……霧谷日本支部長。」驚いた様子で目を見開き駆け寄る
レティシア・レイセン:「いらっしゃるのなら事前に連絡をください、何かあっては困ります」傘を預かり
霧谷雄吾:「ああ、これはどうも」 傘を預ける。
レティシア・レイセン:手で撫でると水が退いて行き、それを傘立てにたてる。
レティシア・レイセン:「シャワーはあちらの扉奥です、申し訳ないですが来客用の準備がありませんので」と指差して
レティシア・レイセン:雨でピッチリ張り付いたシャツの下の実戦派の肉体には興味が無いようなフリはしておく。
霧谷雄吾:「はは、いや失礼」
霧谷雄吾:「驚く顔が見たかったもので、不躾で申し訳ありません。性分は治りませんね」
霧谷雄吾:「では、シャワーをお借りします」
レティシア・レイセン:「うちの子たちならともかく、私の驚く顔を見て何か得でも?」
レティシア・レイセン:「どうぞ、あまり長いと本当に風邪をひかれますからお気をつけて」
レティシア・レイセン:誰かに対応を投げてしまおうかと内線に手をかけて
レティシア・レイセン:いや、この男のこのパターンは知っている、面倒事を一人で抱えて持ち込んできた時だ
レティシア・レイセン:ならば自分で良いだろう、他の支部のメンバーがうっかり快諾してしまえば大問題だ
レティシア・レイセン:そう考えつつ、タオルを引き出しから取り出す
レティシア・レイセン:(青が好きだったかな……)
GM:シャワーを浴びる音。暫くして、扉が開く。
霧谷雄吾:「すいません。タオルは……」
レティシア・レイセン:「こちらに、どうぞ」と、領域で浮かせてキャッチ、それを歩み寄って手渡す。
霧谷雄吾:扉の向こうからそれを受け取る。
レティシア・レイセン:(あの格好で来ておいて今更……)
レティシア・レイセン:(いけない、私もシャワーでも浴びたくなってきた、ジメジメしていると気が立ってよくない)
レティシア・レイセン:「温度は問題ありませんでしたか?」扉の脇に立って
霧谷雄吾:「ええ、とても快適でした」
レティシア・レイセン:「それは、良かったです」横髪を弄りながら
レティシア・レイセン:「服は大丈夫そうですか? こちらで乾燥機にかけましょうか?」
霧谷雄吾:「何から何まで申し訳ない」
霧谷雄吾:「流石に軽率がすぎました」 反省したように言う
レティシア・レイセン:「……まったく。」ふぅ、と息を吐いて
レティシア・レイセン:「これで治る性分でも無いでしょう」引き出しに手を伸ばして領域を操作、開けて丁度いいサイズの職員用ジャージを取り出し、引き寄せ
レティシア・レイセン:「お互いに」と、扉を少し開いて、渡す
霧谷雄吾:「……ふふ」
レティシア・レイセン:「何ですか、急に」
霧谷雄吾:少ししてチャックを閉める音。上まできっちり締めたジャージ姿で出てくる。
霧谷雄吾:「いえ、まったくだと思いまして」
レティシア・レイセン:「分かっているのなら良いですけれど」
レティシア・レイセン:と、温かい茶を準備しながら
レティシア・レイセン:「サイズも変わってないようで……よかったです」
レティシア・レイセン:そう言い、応接スペースの席に先に座って待つ(どうせこういう時は自分が座るまで座らないので)
霧谷雄吾:その姿を見て、自身も席につく。
レティシア・レイセン:「……それで」ふたたび息を吐く、溜息というより空気を切り替える意味で
レティシア・レイセン:「今日は態々私を驚かせに、何をしにいらしたのでしょうか日本支部長」
霧谷雄吾:「ええ」
霧谷雄吾:「ご存知の通り、現在、このN市では連日のように異常気象が起きています」
レティシア・レイセン:「ええ、カエルさんが降りました」
霧谷雄吾:湿り気の残る前髪を手櫛で掻き上げつつ
霧谷雄吾:「……その異常気象について」
霧谷雄吾:「どうやらこの件は、FHが生み出した気象制御能力を持つオーヴァード」
霧谷雄吾:「────"セティボス"の仕業のようなのです」
レティシア・レイセン:「FHの気象制御……」
レティシア・レイセン:(制御)外を見る、豪雨である
レティシア・レイセン:「……制御できているか意図しているのかはわかりませんが、なるほど」
レティシア・レイセン:「異常気象の理由は、それであったと」
レティシア・レイセン:大体話は察せてきた
レティシア・レイセン:「では、そのセティボスの確保あるいは殲滅が今回の指令ですか」
霧谷雄吾:「ええ、というよりは」
霧谷雄吾:「"セティボス"の確保、あるいは殲滅により、この異常気象を解消すること。となります」
レティシア・レイセン:「なるほど、気象については最悪私の能力でなんとかする事になるでしょうから……私が動くのが丁度良さそうですね」丁度いい名目が立った、無自覚であれ日本支部長はこういう所が上手い。
レティシア・レイセン:「他に注意点や分かっている事はありますか?」
霧谷雄吾:「"セティボス"の詳細は何も……しかし」
霧谷雄吾:「この件と関係があるのかはわかりませんが、"ゼノス"の都築京香から警告を受けています」
レティシア・レイセン:「都築京香から?」
霧谷雄吾:「ええ、N市で多くのレネゲイドビーイングが連れ去られ、行方不明になっている。と」
レティシア・レイセン:一気に脳内の危険度分類がハネ上がる
レティシア・レイセン:「それは……この一件と無関係とは思えませんね」
レティシア・レイセン:「たとえ無関係でも捨て置きはしませんが」
霧谷雄吾:「頼もしい限りです」
レティシア・レイセン:「当然のことをしているだけです」
霧谷雄吾:「ええ、その当然が何より頼もしい」
レティシア・レイセン:「……そうですか……」前髪を弄る
レティシア・レイセン:「……それで」
レティシア・レイセン:「まさかこれを伝えるためにわざわざ直接? たしかに昨今の情勢を考えればプランナー関係の情報は秘匿するのもベターですが」
レティシア・レイセン:「この暴風雨の中外に放り出すつもりはない……といいますか、レネゲイド由来なら、なおさら万が一のためにお返しするわけにはいかなくなったのですが」
霧谷雄吾:「先ほども言いましたが、たまたま近くまで来ていたものですから」
霧谷雄吾:「しかし、異常気象……というのを舐めていましたね」
霧谷雄吾:「これでは帰るに帰れません」 窓の外を眺める。
レティシア・レイセン:「でしょうね」
レティシア・レイセン:「……たまたま近くに来ていたのなら今の街の状態もお分かりだったでしょう、言伝だけでそのままお帰り頂いてもよかったのですが」
レティシア・レイセン:「仕方がないです」
レティシア・レイセン:「とりあえずはおさまるまで、この支部にいらしてください」
レティシア・レイセン:「レネゲイドビーイングや災害で軽く蹴散らせるほどヤワには鍛えていません」
レティシア・レイセン:「よろしいですか?」
霧谷雄吾:「ええ、助かります」
霧谷雄吾:にこやかに答える。
レティシア・レイセン:「笑えばなんとかなると思ってません?」
レティシア・レイセン:「……では、とりあえず」
レティシア・レイセン:立ち上がって中腰で
レティシア・レイセン:目の前の霧谷にタオルを被せる
レティシア・レイセン:「濡れた髪でそんな風に笑われると気分が悪いので」
レティシア・レイセン:「乾かしましょうか、色男さん」ドライヤーを引き寄せて空中に浮かせておき、タオルを擦る。
レティシア・レイセン:「あなたは少し自分の魅力に無自覚すぎます」
霧谷雄吾:「は、はあ……そうでしょうか……」
霧谷雄吾:キョトンとした顔でされるがままになっている。
レティシア・レイセン:「はぁ……対策可能で動けそうなメンバーを集めますので、しばしお待ちを」今度こそため息を吐き、大型犬でも相手どるように霧谷の髪を乾かす
GM:豪雨とドライヤーの音が響く中、しかし不思議と静かな雰囲気で時は流れていった。
GM:
GM:シーン終了
GM:ロイスの取得・変更が可能です。
GM:一応シナリオロイスは"セティボス" 執着/脅威
レティシア・レイセン:原因/"セティボス" 類推/〇脅威
レティシア・レイセン:霧谷さんは初期ロイスなので取れない……
レティシア・レイセン:というわけで以上です。
OP3:かつての同胞
GM:シーンPCは鉄輪流。シーンインをお願いします。
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(37 → 39)
GM:
GM:N市の研究施設。
GM:外では暗雲が渦巻き、雷鳴が鳴り響いている。
GM:あなたは、外から聞こえる激しい音に、
GM:レネゲイドによる気象コントロールの可能性を謳った元同胞、佐堂長明の言葉を思い出していた。
GM:
佐堂長明:「レネゲイドによる気象コントロールが可能となれば、人類が直面している様々な問題に終止符が打たれる!」
佐堂長明:「UGNの連中には何故それがわからないんだ!」
鉄輪 流:「ね、いいっスよね気象操作。ホント何で通らないんでしょうね」
鉄輪 流:今より若いころの自分。 まだ腕は生身だ。
鉄輪 流:荒れる佐堂の机に、コーヒーメイカーから注いだ一杯を置く。
佐堂長明:「ああ……」 コーヒーを一口飲み、頭を抱える。
佐堂長明:「クソッ……!」
佐堂長明:「俺の研究は……UGNでは実を結ばないのか……!?」
鉄輪 流:「あれっスよね、線状降水帯をいい感じに散らしたりとか、ハリケーンの規模を和らげたり」
鉄輪 流:「バレないよーにってのがなんかハードル高いっスけど、ロマンありません? いかにも人を救うお仕事的な…」
佐堂長明:「ああ……だが……」 悩まし気な素振り
佐堂長明:「……決めたぞ。鉄輪」
鉄輪 流:「なんスか?」
佐堂長明:「俺はもう……UGNには頼らん!」
鉄輪 流:「え」虚を突かれて絶句。
佐堂長明:「UGNではもはやこの研究を続けることはできん」
佐堂長明:「研究を続ける為ならば……」
佐堂長明:はっ、と口を止める。
佐堂長明:「いや、なんでもない……忘れてくれ……」
鉄輪 流:「…なんですか、びっくりさせないで下さいよもー」苦笑する。
鉄輪 流:「ただでさえ最近人員流出(※隠語)が多くて、みんな神経尖らせてるんスから」
鉄輪 流:「なんなら俺がアシスタントしますよ。 一緒に掴んじゃいましょうよ! 予算!」
佐堂長明:「……ああ……」
GM:あなたの言葉に、佐堂はぼんやりとした頷きを返すのみだった。
GM:そしてそのやり取りから数日後……彼は行方を眩ますこととなる。
GM:
GM:レネゲイドによるものと思われるこの異常気象に、佐堂長明は関与しているのだろうか……。
GM:その様なことを考えながら、あなたは研究を続けていた。
鉄輪 流:豪雨の中、支部からほど離れた人気のない研究施設。 表の看板には医療機器メーカーのプレート。
鉄輪 流:その一室で、ホワイトボードに貼られたカエルの写真群と手書きの地図を横目に、顕微鏡を覗く。
鉄輪 流:「DNA異常なし、各変数正常値内。付着している土は近くの山の渓流沿いの地層…」
鉄輪 流:あれから暫くの時間が経った。自分は人員流出現場の当事者となり、いくつかの死線をくぐり、自分の体に文字通りメスも入れた。
鉄輪 流:「ふー」
鉄輪 流:湿気のせいで乾かない額の汗をぬぐい、椅子に体重を預けて一息つく。
鉄輪 流:「とりあえず病原体が見つからなかった報告だけ重ねてしとく感じかなこれ。何もわからねぇ…」
鉄輪 流:椅子ごしに窓をのぞく。 上下逆さになった世界を、龍のように登っていく水滴の嵐。
鉄輪 流:「…佐堂さんならどうするのかな、こういうとき…」
GM:あなたがそう呟いたとき。窓の外、激しい雨で良く見えないが、人影が見えた気がした。
GM:しかし、その真偽を確かめるより早く────
GM:パリィン
GM:ゴォォォォオ!と
GM:窓が割れて、雨風が室内に入ってくる。
鉄輪 流:「げぇぇぇぇーーー!?」がばと椅子を立ち上がる。
鉄輪 流:機器の中には派手に濡らしてはいけないものも多い。ビニールシートはどこにあっただろうか。
佐堂長明:あなたが慌てていると、ふと近くに人の気配を感じる。
佐堂長明:「久しぶりだなあ、鉄輪……」
鉄輪 流:心臓が跳ね上がる。
鉄輪 流:割れたガラスに顔は映らない。 幽霊を見たときのような顔にでもなっているだろうか?
鉄輪 流:「…佐堂さん?」懐の携帯端末に手を伸ばしつつ、声のほうに振り向く。
佐堂長明:「ああそうだ。覚えていてくれて嬉しいぜ」 そう肩を竦める。
佐堂長明:「お前にはわかったか? この異常気象の正体が」
鉄輪 流:「…いや、今のところさっぱりですね」
鉄輪 流:「ところで佐堂さん、なんか…電波が外と繋がってないみたいなんですけど」
鉄輪 流:「佐堂さんは何故なのかわかってる感じですかね…?」
佐堂長明:「そう警戒してくれるな」 残念そうに首を振り
佐堂長明:「俺はただ、忠告に来てやっただけだ」
鉄輪 流:「忠告…ですか?」
鉄輪 流:「…ワンチャン、民間就職のコツとかの話だったら嬉しいんスけどね…」一歩下がる。
佐堂長明:「俺の研究は実を結んだ」
佐堂長明:「これこそが俺が求めていた力、研究成果」
佐堂長明:「"セティボス"!」
佐堂長明:「オリジン:現象とでも言うべき、気象エネルギーの集合体だ!」
佐堂長明:「俺はこいつでUGNに復讐をする」
佐堂長明:「俺の研究を認めなかったUGNのせいで、このN市は壊滅するのだ」
鉄輪 流:「え…? え?」理解が追いつかない。
鉄輪 流:「いやいやいやちょっと待ってください、待ってくださいよ」
鉄輪 流:「上からGoサイン出ないときはそりゃまぁムカつきますし、そこは一旦置いとくじゃないスか。そんでもって」
鉄輪 流:「…N市を、壊滅って、言いました?」
佐堂長明:「そうだ」
佐堂長明:気負う様子もなく答える。
鉄輪 流:「…何故なんですか? ここは…俺たちが生活してた場所じゃないですか」
鉄輪 流:「仕事上がりに商店街の肉屋でコロッケ買ったり、レストランで朝まで飲んだり、カフェのケーキを取り寄せたり」
鉄輪 流:「ラーメン屋に行くといつも味玉をおかわりして…」
佐堂長明:「そんなことはどうでもいい」
佐堂長明:その目に、正気の色は見えない。
GM:あなたは察することができるだろう。彼にはもはや、守るべき日常など無いことを。
佐堂長明:「……ここに来たのは、さっきも言った通り、ただの忠告だ」
佐堂長明:「お前は良い研究仲間だったからな」
佐堂長明:「だが……敵対するというのなら容赦はしないと、覚悟しておけ」
佐堂長明:そう言って、彼は風により宙へ浮かびあがる。
鉄輪 流:「…!!」
鉄輪 流:「待って…」
GM:暴風が、あなたの視界を遮る。
GM:そして、あなたが再び目を開けた時、目の前には誰もいなかった。
鉄輪 流:「…」窓から吹き込む雨で白衣の袖がたなびくまま、茫然と嵐の空を仰ぐ。
鉄輪 流:「どうして…」
GM:
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得・変更が可能です。
鉄輪 流:ロイスを取得します。
鉄輪 流:佐堂長明 懐旧/〇絶望
鉄輪 流:以上です。
GM:絶望してる……
OP4:最後の意志
GM:シーンPCは白倉陸斗
GM:シーンインをお願いします。
白倉 陸斗:白倉 陸斗の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(36 → 36)
GM:
GM:あなたにはかつて入院していた時期がある。
GM:担当医である山蔭東は、患者の為に身を削るのをいとわない人物であり、
GM:治療中、1人では外に出られないあなたを、気晴らしにと外に連れ出したことがあった。
GM:
GM:夕暮れ時、あなたは山蔭東の運転する車に乗っていた。
白倉 陸斗:「あーあ、シアターGロッソ行きたかったなあ」
白倉 陸斗:幼い日の彼は、録画したビデオに映るCMにあこがれていた。
白倉 陸斗:「せんせー、東京まで行っちゃ駄目なの?」
山蔭東:「ははは……すまないね陸斗くん」
山蔭東:「流石に東京までは……」
山蔭東:「でも、ヒーローショーはないけれど、これから行く場所もとても素敵なところだよ」
白倉 陸斗:「ちぇーっ……どこだよせんせー」
白倉 陸斗:車は嫌いじゃなかった。
白倉 陸斗:大好きなワンガンアシュラにもたくさん出てくるし、東先生の車は少しそれに似ていたから。
白倉 陸斗:なによりーーこんな身体でも遠くまで行ける。
白倉 陸斗:口では不満を呟きながら、少年は無邪気な笑顔を浮かべていた。
GM:車は橋を渡り、N川の向こう岸へと辿りつく。
GM:少しして停車する。広場の様なところだった。
山蔭東:「ほら、向こうを見てごらん」
GM:車から降りた山蔭東は、先ほどまで通ってきた方向を指さす。
白倉 陸斗:言われるがままに見てみる。
白倉 陸斗:病院から走ってきた道だ。
GM:夕日が、町を照らしていた。赤い光が、N川をキラキラと輝かせている。
山蔭東:「どうだい? なかなかの絶景だろう?」
白倉 陸斗:「……うん、すげえよ」
白倉 陸斗:とは言うが、その表情はどこか暗い。
山蔭東:「……ボクは、このあたりの生まれでね」
山蔭東:川の方を見つめながら、その場に腰を下ろす。
山蔭東:「辛い時や悩んだときは、よくここに来るんだ」
山蔭東:「この景色を見ていると、なんだか元気がもらえる気がしてね……」
白倉 陸斗:「……」悩んだ時、と聞いてきゅっと拳を握る。
白倉 陸斗:「……なんかさ、これが最後なんじゃねえかなって」
白倉 陸斗:「綺麗すぎて、もう死ぬんじゃねえかなって思うんだよ、おれ」
白倉 陸斗:「死ぬおれに時間使ってる場合なのかよ、せんせー」
山蔭東:「……」 微笑み、あなたの頭をゆっくりと撫でる。
山蔭東:「そんなことはないさ」
白倉 陸斗:「せんせーは正義の味方なんだから、たくさん人を助けなきゃ駄目じゃん」
白倉 陸斗:「そりゃ嬉しいけどさ……わるいよ」
山蔭東:「キミの親御さんも、病院の皆も、キミの回復、キミの幸せを願って、そのために頑張ってるんだ」
山蔭東:「だから、そんなことを言っちゃダメだ」
白倉 陸斗:「……ほんとに? おれ、なおるの?」
山蔭東:「ああ、キミはきっと治る!」
山蔭東:「元気になって、東京にも遊びに行ける!」
白倉 陸斗:「じゃあ……さ。俺、元気になったらさ……公道戦隊になるよ」
白倉 陸斗:「もし元気になったら、ワンガンレッドになって、せんせーをカー・ランスロットに乗せてやるよ」
白倉 陸斗:「お医者さんだってカー・ランスロットに乗れたほうが便利だろ?」
白倉 陸斗:戦隊ヒーローに憧れる。それはこの年頃の子どもならば珍しくもないことだ。
白倉 陸斗:だからそれはきっとーー幼子の無邪気な約束だったのだろう。
山蔭東:「ああ、約束だ!」
山蔭東:「……さて、そろそろ戻らないと……」
白倉 陸斗:「あっ、Rx-7座!」
白倉 陸斗:空を指差す。ワンガンアシュラ作中の架空星座だ。子どもだから、それを見出してしまうのだ。
白倉 陸斗:「帰ろうぜ、せんせー! Rx-7座は負けないワンガングリーンの星座なんだぜ」
白倉 陸斗:「案外、病気にも勝てちゃうかも!」
山蔭東:「案外じゃなくて、きっと治るさ。ほらほら、乗って乗って」
白倉 陸斗:「はーい!」
白倉 陸斗:そそくさと山陰先生のそこそこ良い車に乗る。
GM:車はゆっくりと走り出し、病院へと辿りつく。
白倉 陸斗:「もっととばせよーっ!」
白倉 陸斗:「じそくさんびゃっきろだー!」
白倉 陸斗:「あくせるをぬくなー!」これは作中の台詞を真似しているだけだ。
山蔭東:「ううん、ひょっとして教育に悪い番組なのかな……?」
GM:
GM:さて、そんな幼少期を過ごしたあなたも、現在は(オーヴァードではあるが)健康体だ。
GM:暴風雨に比べれば歩きやすいものの、夏という季節を考えればとびきりの異常気象。
GM:雪の降る町を、あなたは歩いていた。
白倉 陸斗:「カー・ランスロットを冬タイヤにすべきだったな」
カー・ランスロット:『Don't worry!! 私は夏タイヤでも大丈夫さ、円卓でも最強の車だからね』
白倉 陸斗:スマホに相棒からのメッセージが届くが既読してスルーする。
白倉 陸斗:「法規を守れ……法規を……」
白倉 陸斗:などという己が違法行為上等のコスプレ自警活動の為のパトロール中だ。
白倉 陸斗:とやかく言えないーーことはわかっていた。
カー・ランスロット:『そういえばリクトくん、君がさっき話していた山陰先生だが……』
カー・ランスロット:『彼は今元気なのかな?』
白倉 陸斗:「流石に大学に入ってからは会ってないな……今度会いに行くか」
白倉 陸斗:「お前を見せたらさぞかし驚くだろうよ」
白倉 陸斗:「あの人、子供向けの作品にも詳しいからな。言えば『見覚えがある……』って気づいてくれるかもだぞ」
カー・ランスロット:『HAHAHA!! 君のヒーローとしての正体までバレてしまっても構わないなら悪くない!』
GM:現在はまだ日の高い午後。時間を考えると、人通りは少なかった。
GM:おそらく、ここ最近の異常気象の影響だろう。
GM:あなた達がパトロールをしていると、少し離れたところからこちらに走ってくる人影がある。
GM:疲労しているのか、おぼつかない足取りで……その向こうには追いかけているらしい、さらに数人の人影。
白倉 陸斗:「ーーッ!」
カー・ランスロット:『前方から事件の匂いだ。おそらくFHとーー』
白倉 陸斗:人影を見て、リクトは息を呑む。
GM:それは、山蔭東であることがわかる。
白倉 陸斗:「先生ッ!」叫ぶより先に駆け出していた。
GM:あなたがそれを駆けだすと同時に、ワーディングが広がる感覚。
GM:それと同時に。山蔭東は雪の上に倒れこむ。
白倉 陸斗:ヒーローの資格の一つに、躊躇わぬ行動力がある。この時の白倉の疾走はまさにそれだった。
白倉 陸斗:「ワンガンチェンジ!」
FHエージェント:「ふう、手間取らせやがって、これで……」
FHエージェント:「なにっ!?」 叫び声と駆けよってくる気配に驚愕する。
ワンガンレッド:《赫の器》 HP31→30
ワンガンレッド:赫く劇しい光と共に、彼は即座にありふれたヒーローのコスチュームを身に纏う。
ワンガンレッド:そこから、一切の躊躇が無い右ストレート。
FHエージェント:「貴様、なに────ぐぼあっ!?」 吹き飛ばされる!
ワンガンレッド:ワンガンレッドは、相手がFHエージェントであるとこの時点では知らないーーすくなくとも断定はできていない。
ワンガンレッド:「熱き血潮でハイオク満タン! ワンガンレッド!」
ワンガンレッド:山陰を守るように立ちふさがる。
ワンガンレッド:相手が何者かはどうでもいい。
ワンガンレッド:「これ以上の勝手は許さんぞ、ボウソーン!」
ワンガンレッド:なんであれ、打ち倒すべき敵だ。
FHエージェント:「ぼ、ボウソーン……!?」
ワンガンレッド:《百万馬力》の力で手近な道路標識を引き抜き、構える。
FHエージェント:「き、聞いたことあるぞ、この街にはヒーローのコスプレして暴れるヤベーヤツがいるって……!」
ワンガンレッド:「セイゲンランサー!」
FHエージェント:「く、くそっ! 応戦しろ!」
GM:あなたが武器の名前を宣言すると同時に、複数のエージェントが一斉にあなたに襲いかかる。
ワンガンレッド:速度制限の標識を爪楊枝か何かのように、大きく振り回す。
ワンガンレッド:応戦ーーそう、応戦だ。自警活動は先手必勝。悪にイニシアチブを与えてはならぬ。正義が怯えてもならぬ。
ワンガンレッド:リザレクトを怯えるーーイリーガルにありがちな弱点が一切無いこの男の攻撃は、戦いなれたエージェントたちにこそ奇異なものとして映る。
ワンガンレッド:風が、刃が、熱が、重力で肉体が砕けるその度に即座に再生し、腕力一つで直進・粉砕を繰り返す。
ワンガンレッド:「フミキリアックス!」
ワンガンレッド:襲ってきたものを一掃した後、近くの遮断器を引き抜きリーダーらしき男に迫る。
ワンガンレッド:警笛が鳴る。
ワンガンレッド:カン カン カン カン
ワンガンレッド:血に塗れた赤い瞳の男がーー迫る。迫る。迫る。
ワンガンレッド:「所属と名前を名乗れ」
FHエージェント:「くっ、それを言うなら貴様が名乗れ!」
FHエージェント:「なんなんだ貴様はァ!」
FHエージェント:破れかぶれの攻撃!
ワンガンレッド:ブン
ワンガンレッド:『電車が通ります』
ワンガンレッド:遠くでそんなアナウンスが聞こえた気がした。
ワンガンレッド:遮断器を叩きつけられ、攻撃ごと両断されたエージェントの耳にそれが入ったかは分からない。
FHエージェント:「ぐわぁーーーっ!」
GM:あなたに撃破されたFHエージェント達は爆散する!
ワンガンレッド:「運が悪かったな……今日の俺に制限速度は無い……!」
ワンガンレッド:(特に、大切な恩人を狙う奴らには……な!)
ワンガンレッド:「山陰さん!」
ワンガンレッド:邪魔者が消えたことを確認してから慌てて駆け寄る。
GM:FHエージェントが死亡したことにより、ワーディングは解除されたようだ。
白倉 陸斗/ワンガンレッド:山陰にだけわかるように、顔の劇装だけは部分的に解除している。
山蔭東:「げほっ、げほっ……一体……?」
山蔭東:血を吐き出しながら、ゆっくりと立ち上がるが、そのまま再び崩れ落ちる。
山蔭東:目立った外傷は無いように見えるが、体はボロボロの様だ。
山蔭東:「……キミは……」
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「山陰さん……俺です。白倉陸斗です」
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「ワンガンレッドとして、助けに来ました」
山蔭東:「ああ……陸斗くんか……」
山蔭東:「大きくなって……それに、なれたんだねえ……ヒーローに……」
山蔭東:生気の欠けた虚ろな目で、あなたを見つめながら微笑む。
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「ええ、ですが感動の再会はここまで……医者に行きましょう!」
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「俺が車で連れていきます!」
山蔭東:「いや……ボクはもう、ダメだ……」
山蔭東:「それより、この場で、伝えなくては……」
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「ば、馬鹿言わないでください」
カー・ランスロット:『急行する。その御老体を抱えてくれ』
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「ほ、ほら、行きますよ」
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「今の俺はワンガンレッドなんだから……助けられます……助けられますよ!」
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「もう第一話は済んでいて……山陰さんはここで死ぬような人じゃなくって……!」
GM:山蔭東は起き上がれなさそうだ。貴方が抱えると、ぐったりと抱えられる、
山蔭東:「こ、この異常気象は、FHという……悪、の組織の仕業なんだ……」 抱えられたまま、呟くように言う。
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「き、聞きますから! 聞きますから! ほら、助手席に!」そう言ってカー・ランスロットに乗せる。
カー・ランスロット:車内には録音機能も搭載されている。
カー・ランスロット:聞くことには問題はないーー無い、が。
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「FH……知ってますよ……! 戦ってきた……!」
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「あいつらなんか怖くありません……! だから無理しないで、死んでしまう、本当に死んでしまいます……先生……!」
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「ね? カー・ランスロットの乗り心地を味わいながらゆっくり休んでくださいよ、ねえ?」
白倉 陸斗/ワンガンレッド:薄っすらとわかっていた。いけない、と。
山蔭東:「ボクはあいつに捕まって……研究を……げほっげほっ」
山蔭東:聴こえているのかいないのか、喋り続けている。
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「あいつ!? 誰です!?」
白倉 陸斗:既に変身は解けていた。
山蔭東:「解除……薬……あの場所……に」
山蔭東:「た……のむ……あの子たちを……止めてあげて……」
白倉 陸斗:「解除薬!? 解除ってなにを!? 先生!」
白倉 陸斗:「あの子……子どもを……? そうか」
山蔭東:そこまで言って、力尽きたように扉に凭れ込む。
白倉 陸斗:「子どもを相手に人体実験を強いられていたのですね……?」
白倉 陸斗:「その子どもを救い、悪の組織の怪人を倒せ、と」
白倉 陸斗:「分かりましたよ、先生。先生もこの世界に巻き込まれていたんですね」
白倉 陸斗:「大丈夫ですよ、先生、ゆっくり眠っていてください」
白倉 陸斗:「乗り心地、いいでしょ? 大丈夫、すぐ病院につきますから……」
白倉 陸斗:声が震えているのは、自分でもわかっていた。
白倉 陸斗:「先生……ああ」
白倉 陸斗:「惜しいなあ、夕暮れ、この車で見に行きたかったのになあ。ねえ、先生、退院したら……退院したら……」
白倉 陸斗:病院、否、FHが絡んでいるならどこに誰が潜んでいるかわからない。レネゲイド系の負傷、ウイルスの潜伏リスクも危険だ。
白倉 陸斗:助手席に居る男を普通の病院には連れていけない。
カー・ランスロット:車は、最寄りのUGN支部へと進路を変えていた。
白倉 陸斗:「あああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
カー・ランスロット:自動運転はひどく柔らかに二人を運んでいった。
GM:
GM:シーン終了。ロイスの取得・変更が可能です。
白倉 陸斗:実は!
白倉 陸斗:固定ロイスに医師があるんですよね
GM:ある!
白倉 陸斗:医師 誠意●/懐疑心→山陰東 誠意●/後悔
白倉 陸斗:こうします
GM:おお……
GM:後悔だけじゃないぜ。
白倉 陸斗:助けられなかった……
ミドル1:残された自我
GM:シーンPCは今野四季花。シーンインをお願いします。
今野 四季花:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 5[5]+43 → 48
GM:
GM:アリエルとの別れから暫くが経過し、あなたは支部へと呼び出されていた。
GM:夏にも関わらず、かつて彼女と出会った日の様に、雪が降っていた。
今野 四季花:「すみません、遅くなりました……!」 レインコートに積もった雪を払う。
GM:支部のカバーとなる建物の受付には、見知った職員がいる。
職員:「ああ、お疲れ様。大変ね、この雪の中……」
今野 四季花:「いえ、もう慣れてきましたから! そちらこそ、お疲れ様です」微笑んで答えるが、少し疲れた様子が滲む。
今野 四季花:異常気象の中、暇を見つけては、出て行ったアリエルを探し回っている。
GM:しかし、成果は思わしくなく、彼女の行方は杳として知れなかった。
職員:「そう……疲れてるみたいだけど……大丈夫?」
今野 四季花:「えっあっほんとに大丈夫です! 元気いっぱい四季花です!」
今野 四季花:レインコートを丁寧に畳み、片手に抱える。「それで、今日の任務って……」
職員:「そう、何か大変なことがあったらしくて……」
GM:と言ったところで、あなたが入ってきた自動ドアに、風が吹き付ける音が響く。
職員:「あら、本当に酷いわね……」
職員:「……誰かしら……入ってこないわね……」
GM:どうやら、扉の向こうに人影がいるらしい。
今野 四季花:「通行人でしょうか。こんな日に外になんて……」
GM:あなたが振り向くと、扉の向こうには見覚えのあるシルエットがある。
GM:雪で良く見えないが、探しても見つからなかったアリエルの様に……見える。
今野 四季花:「…………アリエル!?」
今野 四季花:コートも投げ出して外に飛び出す。
GM:外に飛び出し、周囲を見回しても、彼女の姿はない。
GM:しかし
アリエル:「オ姉……ちゃン……」
GM:風の音に紛れて、かすかに声が聴こえる。
今野 四季花:「アリエル?! アリエルなのね!」
今野 四季花:「ごめんね! あの時、追いかけてあげられなくて……!」
今野 四季花:「早く、家に帰りましょう! 季節外れだけど、おこたも出したから!」
アリエル:「……」
アリエル:「ゴメンネ……わたシ……」
アリエル:「セティボス、に、サれ、ちゃっタ」
GM:ごおごおと風が吹き、あなたの身体を打ち付ける。
今野 四季花:「セティボス……? く、うっ!」
今野 四季花:刺すような風。吸い込んだ肺が冷たく凍える。かじかむ指先で、剣道袋の中の魔剣に触れる。
今野 四季花:「どこにいるの! わたし、どこにだって行くから!」
アリエル:「セティ、ボスは……ゲンショウ……なノ」
アリエル:「ワたシはもウ……」
アリエル:「……止めて、セティボスを……」
アリエル:「おねが……い……」
GM:風が弱まり、彼女の声が、気配が遠ざかっていく。
今野 四季花:「アリエル! ……待って、アリエルーッ!」
GM:あなたの声に、少女はもう答えない。
GM:風の影響を失った雪は、ふたたび重力に従って地面へ落ちる。
今野 四季花:「…………そんな……」
今野 四季花:穏やかになった雪を見上げる。そよ風しか出せなかった少女が、今の吹雪を起こしたとでもいうのか?
今野 四季花:可能だ。UGNチルドレンとして教育を受けた自分は、その可能性のことをよく分かっている。
今野 四季花:自分にしか扱えないこの神剣が、"それ"を討ち滅ぼす為のものであるということも。
今野 四季花:「……報告」
今野 四季花:「報告、しないと…………今の、ことを」
今野 四季花:震えは止まっていた。季節外れの大雪よりも、ずっと寒く、心の内が冷え切りそうだった。
GM:あなたは、ゆっくりと支部へと戻った。
GM:そして、知ることとなる────"セティボス"について。
GM:
GM:シーン終了
GM:ロイスの取得・変更が可能です。
今野 四季花:アリエルのロイスを不安:○を表にします
ミドル2:UGN集結
GM:シーンPCはレティシア・レイセン。他PCも全員シーンインをお願いします。
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(39 → 49)
今野 四季花:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 6[6]+43 → 49
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(39 → 40)
GM:白倉さんも登場しなっ
白倉 陸斗:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9
GM:偏ってるなあ
GM:
GM:今野四季花がアリエルと一瞬の再開を果たしてから暫し。
GM:支部の会議室に、招集した人員が揃いつつあった。
レティシア・レイセン:「さて」
レティシア・レイセン:「これで全員、でしょうか」
レティシア・レイセン:「……大丈夫ですか、今野さん」彼女の様子が普段と少し違うのを見て
白倉 陸斗:「“サラセニア”、不調ならば無理をすべきではないと思うが……いけるのか」
今野 四季花:「は、はい! いえ!」
今野 四季花:「やらせていただきます、ので」
今野 四季花:てきぱきと飲み物の準備をする。
鉄輪 流:「あっちょっ、お茶とかなら俺が…」資料から目を上げ、立ち上がって手伝いに入る。
今野 四季花:「コーヒーか紅茶、どちらがよろしいですかっ?」
今野 四季花:少し動いていないと落ち着かないのかもしれない。
白倉 陸斗:(大切なものを失うことがこんなにも心を揺らすとは思わなかった……)
白倉 陸斗:(人間・白倉陸斗はあまりに脆弱だ……そして)
白倉 陸斗:(“サラセニア”にも、おそらく何かが……)
レティシア・レイセン:「私はいつも通りで」彼女がそうしたいならさせておこうという判断、そして普段通りは紅茶だ
白倉 陸斗:「では紅茶にしておこう」せめて紅茶で合わせて落ち着いて用意できるようにしておこう、それしかできない身なのだから
鉄輪 流:(初めてのメンバーじゃないけど、皆こんな風だったかな… 会議室の空気が、いつになく重い気がする)
鉄輪 流:(俺も人のことを言えたもんじゃないか…)ティーバッグの紅茶を手に取る。普段はコーヒーだが、そういう気分ではない。
レティシア・レイセン:「では、雨の中ですがお集まりいただきありがとうございます」
レティシア・レイセン:「この場に集まっていただいた皆さんは、現在進行形のFHによる気象テロ事件について関係があると思われた方たちです」
レティシア・レイセン:「ご自身の状況について説明するのは気恥ずかしい、もしくは思う所があられるかもしれませんが」
レティシア・レイセン:「今回は事件解決のため、ご協力いただけると幸いです」
レティシア・レイセン:「では……鉄輪さんから、事情をうかがえますか」この場ではおそらく自分の次に落ち着いているだろうし、状況も共有できている人員から
鉄輪 流:「…はい。 レティシア支部長の着任前…数年前にこの支部に協力していた、佐堂長明という研究者が居ました」
鉄輪 流:「FHに寝返ったと風の噂に聞きましたが…先日、近くの研究所まで急に俺を訪ねてきて」
鉄輪 流:「"自分の研究は実を結んだ" "研究成果のセティボスは、現象だ"と、忠告を…」
鉄輪 流:「でも、あれは忠告というより…宣戦布告、に近かったと思います。異常気象の原因を自分で作ったと、そう言い張っていました」
今野 四季花:「!」 セティボス、その名に肩をびくつかせる。
鉄輪 流:「…今野さん?」
レティシア・レイセン:「大丈夫ですか?」
今野 四季花:「セティボス……」
白倉 陸斗:「なにか、知っているようだな」
今野 四季花:「……はい。では、私の……経緯を伝えます」
今野 四季花:すう、と息を吸って。細く吐く。
レティシア・レイセン:「少しお茶を飲んで、落ち着いてからでも大丈夫ですよ」
レティシア・レイセン:「あなたが落ち着くまでの時間はあるでしょうから」
今野 四季花:「はい……ありがとうございます」カップを両手で持つ。
今野 四季花:「この異常気象が始まる、少し前…………私が保護していた、RBの少女が行方不明になりました」
レティシア・レイセン:「聞いています、名前は……アリエルさん、でしたか」
今野 四季花:こくり、と頷く。「アリエルは、自分が"嵐の妖精"だと言うものの……全力でも扇風機、それも弱くらいの風しか出せない子でした」
今野 四季花:「FH実験施設の出で……」
白倉 陸斗:「ーーッ!」
今野 四季花:「先の雪嵐の中で、私は、彼女の声を聞きました」
レティシア・レイセン:「……」黙って今野の目を見て、真摯に話を聞く姿勢
今野 四季花:「私はセティボスにされてしまった。セティボスは現象で、どうか止めて、と……」
鉄輪 流:「!」今度は自分がすくみ上がる。
今野 四季花:へにゃりと微笑む。「元が実験体のRBであること。そして……この異常気象の出力からして」
今野 四季花:「ジャーム化か、それに近しい状況にあると……考えられます」
白倉 陸斗:(まさか……博士……!)
白倉 陸斗:(山陰博士……あなたはなんていうことを……!)
レティシア・レイセン:「……なるほど」
鉄輪 流:「…なんてことだ。佐堂さん…」
レティシア・レイセン:無言で立ち上がり、座っている今野と視線を合わせて彼女の手に手を重ねる
レティシア・レイセン:「辛い事を、伝えてくださりありがとうございます」
白倉 陸斗:「セティボスとやらを沈静化させる薬が……あるかもしれない」
今野 四季花:「レイセン支部長……」
鉄輪 流:「…? 白倉くん、今なんて…?」
レティシア・レイセン:「それは本当ですか?」今野が落ち着いたのを確認してから、白倉の方へ振り替える
白倉 陸斗:「ああ」
白倉 陸斗:「Dr.山陰の最期の言葉に……解除薬という単語があった」
レティシア・レイセン:「山陰博士……今回の事件に関係があるとされている、白倉さんの恩師、でしたか」
白倉 陸斗:「そうです。異常気象に関わる研究に協力させられていた彼が言う解除薬というならば……あるいは」
白倉 陸斗:「まだ憶測に過ぎないが、彼の残した手がかりを追う価値はあると思う」
今野 四季花:「あの人は……酷い傷でしたけど……」 運び込まれるところをチラリと見た。
鉄輪 流:「…残念ながら、搬入されてきたときには、もう…」目を伏せる。
白倉 陸斗:「彼は最期まで、俺の尊敬するヒーローだった」
レティシア・レイセン:「医療班は手を尽くしましたが……申し訳ありません」
白倉 陸斗:「……今、助けられるものを助けよう」
白倉 陸斗:「“サラセニア”の大切な人を守れるかも知れない……いま大事なのは……それだ」
今野 四季花:「…………はい。すみません。お気遣い頂いて……」
レティシア・レイセン:「ええ、こちらも力を尽くしましょう」
レティシア・レイセン:「ですが白倉さん、イリーガルであるあなたのケアも私の仕事です」
レティシア・レイセン:「少しでも休養を取りたい時があれば、言ってください」
白倉 陸斗:「……ありがとう。だがワンガンレッドはどんな日でも走ることをやめなかった」
白倉 陸斗:「思うにその自負が、ヒーローの“在る”という感じを生み出すと思っている」
白倉 陸斗:「なによりもDr.山陰が見ている筈だ。ノンストップで走り抜けるだけだ」
今野 四季花:「在るという感じ……?」
白倉 陸斗:真っ直ぐな、瞳をしていた。
白倉 陸斗:「そうだ……特撮ヒーローは……光るんだよ」
鉄輪 流:「光る…?」
白倉 陸斗:「劇しい光として、在らねばならない」
レティシア・レイセン:「あなたがそう在りたいなら今は止めはしませんが、私も支部長です」真っ直ぐ見つめ返す
今野 四季花:「陸斗さんの背後に……光が……?」
レティシア・レイセン:「危険と判断したら、無理やりにでも止めます」
白倉 陸斗:「……了承した」
今野 四季花:「流さん。その、佐堂博士は……」
白倉 陸斗:(行かねばならないと思えばーー無理にでも走るだろうが、それでも)
鉄輪 流:(大丈夫では、なさそう…だよな。 無理もない…)
今野 四季花:「何をするつもり、なのでしょうか?」
今野 四季花:低い位置から見上げるような視線。
白倉 陸斗:レティシアにもまた、劇しい光がある、ならばそれに敬意は払うべきだと思っていた。
鉄輪 流:「…『復讐』」
鉄輪 流:「佐堂さんは…あの人はもう、俺の知っている佐堂さんではなくなっていました」
レティシア・レイセン:「ジャーム化、あるいは暴走、どちらにしろ……危険思想に染まりましたか」
鉄輪 流:「N市を、滅ぼす。 もう何年も前にUGNの支部で研究の許可や予算が降りなかった、そんな理由で」
鉄輪 流:「もし本当にやる気だというなら、"セティボス"を相当酷使するはずです」
鉄輪 流:言外に、アリエルに残された時間が少ないと伝える。
レティシア・レイセン:「白倉さんの言う"薬"が存在しかつ有効であったとしても……」
レティシア・レイセン:「最悪の可能性もあり得ますか」口に出して嫌われるのは自分の役目だ
今野 四季花:「………一刻でも早く」
白倉 陸斗:「コースレコードで駆け抜けるとしよう」
今野 四季花:「アリエルを助けに行きたいと思います。たとえ間に合わなくても……止めます」
今野 四季花:「わたしは、その為のチルドレンですから」
鉄輪 流:(今野さん…)
レティシア・レイセン:「今野さん」
レティシア・レイセン:「酷な判断を迫る事になるかもしれません、それでも行きますか?」
今野 四季花:「……すみません。本当のところを言えば、ちょっと怖いです」
今野 四季花:「皆さんに、こんなに気遣って貰っちゃって……足を引っ張るかもしれない」
今野 四季花:「でも、いちばん正確な判断ができるのもわたしです」
今野 四季花:腰に帯びた妖精剣を示す。「年下の子もいないし……皆さんに、しっかり支えてもらっちゃおうかな」
レティシア・レイセン:「それを聞けてよかったです」
今野 四季花:「なんて。えぁー」
白倉 陸斗:腕を組んで椅子にもたれこむ。
レティシア・レイセン:「任されました」
白倉 陸斗:(“サラセニア”……若さゆえに甘く見ていたが……大した少女だ)
白倉 陸斗:「力添えさせて欲しい」
レティシア・レイセン:「貴女の判断が間違いで無かったと、働きでもって証明しましょう」
鉄輪 流:「佐堂さんを直接追うのは、正直行き詰ってました。でもこれが全部繋がっているなら」
鉄輪 流:「切り口を変えてアリエルちゃんに辿り着くことも、できるはずです」
鉄輪 流:「やりましょう。いつでも動けます」
レティシア・レイセン:「ありがとうございます」
今野 四季花:「ところで、支部長は? 先程お客さんが見えられていたと思いましたけど」
レティシア・レイセン:(同僚の変貌に動揺しているはずなのに、思考を切り替える……冷静な判断力だ)
レティシア・レイセン:「日本支部長です、近くまで来ていて今回の騒動に巻き込まれたそうです」
今野 四季花:「ははあ、日本支部長だったんですか。……日本支部長!?」
白倉 陸斗:「随分な大物だな……」
鉄輪 流:「"リヴァイアサン"ですか!? シャワー室使ってるの…」
レティシア・レイセン:「ええ、驚きですよね」(優秀さと同じくらい馬鹿な人)
レティシア・レイセン:「今はとりあえず支部長室にいてもらっています」
白倉 陸斗:「…………?」
白倉 陸斗:(滞在、シャワー室、支部長室)
白倉 陸斗:「…………!」
白倉 陸斗:(揺れるな、我が心……!)
レティシア・レイセン:「うっかりこの機会に暗殺とか冗談でもないので」
今野 四季花:「支部の一般職員用のジャージが一枚減っていたんですけど……」
白倉 陸斗:「雨が降っていたし、着替えじゃないか?」
レティシア・レイセン:「そうです、他に服が無かったので」(自業自得です)
今野 四季花:「いいんですか!? スーツとか……肩当てとか……?」
鉄輪 流:「いろいろ仕事抱えてるでしょうに、まさか直で来るとは…」
レティシア・レイセン:「私も同意見です」
レティシア・レイセン:「全部乾燥中なので、仕方ないので緊急手段です」
今野 四季花:「ま、ますます急がなきゃですね!」
白倉 陸斗:(全部……!?)
鉄輪 流:「現場主義っスね…」」
白倉 陸斗:(現場主義とかそういう問題じゃなくない!?)
レティシア・レイセン:「単に現場時代が抜けないだけですよ」
白倉 陸斗:(過去を匂わせてるぞ!?)
鉄輪 流:「いやこれ現場主義とかで片付けていいのか…?」
白倉 陸斗:「常に全力ゼンカイということでしょう」
レティシア・レイセン:「……それでですが、単に近くに来ていただけではなく、指令も一緒に持ってきてはいただいていました」
白倉 陸斗:(ゴーカイが過ぎるぞ……日本支部長……!)
レティシア・レイセン:「日本支部長からの指令は"セティボス"の確保、あるいは殲滅により、この異常気象を解消すること。」と言ってから今野の方を見る
レティシア・レイセン:「つまり、支部総力で今野さんをサポートできます」
レティシア・レイセン:殲滅となったらどうするかは、言わなくても優秀な彼女なら察すだろう。
今野 四季花:「…………」緊張した面持ちで、こくりと頷く。「おねがい、します」
レティシア・レイセン:(強い子だ、委縮していない。彼女なら、いつかこの支部を任せられるかもしれない……)
レティシア・レイセン:こちらも頷きだけを返す
GM:そうして、事態に対する本格的な調査が始まった。
GM:
GM:シーン終了。ロイスの取得・変更、購入判定が可能です。
鉄輪 流:ロイスは保留して購入判定を行います。 ターゲットは自動巡回ソフトを。
今野 四季花:購入は基本に忠実にUGNボディアーマー
鉄輪 流:1dx+2>=5
DoubleCross : (1DX10+2>=5) → 6[6]+2 → 8 → 成功
今野 四季花:1dx+3
DoubleCross : (1DX10+3) → 6[6]+3 → 9
今野 四季花:失敗!
白倉 陸斗:ボデマ!
レティシア・レイセン:部下:今野 四季花 〇信頼/不安
鉄輪 流:取得してターンエンドです!
白倉 陸斗:5dx>=12
DoubleCross : (5DX10>=12) → 7[2,3,5,7,7] → 7 → 失敗
白倉 陸斗:惜しい
今野 四季花:とりあえず保留で! 皆さんに引っ張って貰っちゃった ぇぁ~
レティシア・レイセン:ミーミルをコネ手配師にして
レティシア・レイセン:まずはこっちでいいか、UGNボディアーマー
レティシア・レイセン:6dx+1>=5
DoubleCross : (6DX10+1>=5) → 9[1,4,4,5,5,9]+1 → 10 → 成功
鉄輪 流:あっ
レティシア・レイセン:今野さんへ
鉄輪 流:手配師は回数制限があるからミーミルでコピーできないかも…
レティシア・レイセン:おっと
レティシア・レイセン:3dx+1>=5
DoubleCross : (3DX10+1>=5) → 10[1,8,10]+2[2]+1 → 13 → 成功
鉄輪 流:あっいやごめんなさい、そんな表記なかった
レティシア・レイセン:まぁ成功したので今度こそ今野さんへ渡します
今野 四季花:あとUGNアーマーは12だぜ
今野 四季花:なんか行き違ったが有難く頂きます!!
今野 四季花:装備!
GM:あい!支部長と白倉さんもロイスは保留かな
レティシア・レイセン:私は先に宣言してます
GM:あっしてた。すいません。
白倉 陸斗:ロイスねえ~!
白倉 陸斗:リヴァイアサン 尊敬/困惑●
白倉 陸斗:これで!
GM:まあ一番動揺してたな……w
ミドル3:調査開始
GM:シーンPCは鉄輪流。他PC登場自由。
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(40 → 49)
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(49 → 54)
今野 四季花:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 9[9]+49 → 58
今野 四季花:侵食が重い!
白倉 陸斗:白倉 陸斗の侵蝕率を1D10(→ 6)増加(45 → 51)
白倉 陸斗:稍重馬場
GM:
GM:情報収集のシーンです。項目は下記
■アリエルについて <情報:UGN、学問> 難易度6
■"プロスペロー"佐堂長明について <情報:UGN、裏社会> 難易度9
■"セティボス"について <情報:UGN、学問><知識:レネゲイド> 難易度9
■山蔭東について <情報:UGN、噂話> 難易度9
■異常気象について <情報:噂話、警察、メディア> 難易度8
■佐堂長明の居場所 現在調査不能
GM:上の5つが調べられます。
GM:順次宣言して調査してね
白倉 陸斗:では山陰東にいきます
鉄輪 流:知識:レネゲイド4あるので"セティボス"について調べてみたいです
今野 四季花:私は社会弱者なのでアリエルから行くぜ
レティシア・レイセン:余ったもので高いものから抜いていきましょう
今野 四季花:余裕がありすぎる
今野 四季花:コネ:UGN幹部を使用!
鉄輪 流:3dx+6>=9 知識:レネゲイド
DoubleCross : (3DX10+6>=9) → 9[3,6,9]+6 → 15 → 成功
今野 四季花:3dx+3
DoubleCross : (3DX10+3) → 10[1,9,10]+4[4]+3 → 17
白倉 陸斗:5dx>=9 情報:噂話
DoubleCross : (5DX10>=9) → 9[1,3,5,6,9] → 9 → 成功
GM:すげえ
白倉 陸斗:セーフ!
今野 四季花:アリエルのことが分かりすぎた
鉄輪 流:絆の力だ…
レティシア・レイセン:優秀だ
レティシア・レイセン:では山蔭東について、ミーミルをコネUGN幹部にして、支部長室にいる人のコネも使っていきます
レティシア・レイセン:6dx+1>=9
DoubleCross : (6DX10+1>=9) → 10[1,5,5,5,6,10]+3[3]+1 → 14 → 成功
GM:あっ山蔭東については白倉さんが調べてるかな
白倉 陸斗:ですね
GM:この二つかな
■"プロスペロー"佐堂長明について <情報:UGN、裏社会> 難易度9
■異常気象について <情報:噂話、警察、メディア> 難易度8
GM:技能に関係なくダイスだけでどっちも超えてるので、どちらを開けるか宣言していただければ大丈夫です。
レティシア・レイセン:ではプロスペローから
レティシア・レイセン:失礼しました
GM:いえいえ~
GM:では開示!
■アリエルについて <情報:UGN、学問> 難易度6
人間に対して友好的な半面、人に騙されやすいところがあるレネゲイドビーイング。
今野四季花を慕い、その助けになろうとしていた。
"セティボス"と呼ばれるレネゲイドビーイングの一部に取り込まれている。
かろうじて自我を残しているが、このままではジャーム化してしまう。
PC全員の侵蝕率が100%を超える前に、"セティボス"から切り離せれば、ジャーム化を防げるだろう。
■"プロスペロー"佐堂長明について <情報:UGN、裏社会> 難易度9
元UGNの研究者。FHに寝返り、気象制御能力を持つオーヴァード"セティボス"を率いて復讐を企てている。
拉致したレネゲイドビーイング達を唆し、【E:愚者の契約】によって融合させて"セティボス"へと作り替えた。
■"セティボス"について <情報:UGN、学問><知識:レネゲイド> 難易度9
気象制御能力を持つレネゲイドビーイングの集合体。
"セティボス・エレメント"と呼ばれる複数のレネゲイドビーイングが【E:愚者の契約】によって融合した結果、実態を持たないエネルギー体となっている。
この状態の"セティボス"に、ダメージを与えることはできない。
何らかの手段によって融合を解除すれば、"セティボス・エレメント"に分割され、ダメージが通じるようになると見られる。
■山蔭東について <情報:UGN、噂話> 難易度9
白倉陸斗のかつての担当医。FHに拉致され、佐堂長明の研究を手伝わされていた。
"セティボス・エレメント"として自我を無くす定めにあるレネゲイドビーイング達に心を痛め、密かに"セティボス"の解除薬を研究していた。
しかし、佐堂長明にそれが発覚した為、逃亡したようだ。その末路は知る通りである。
山蔭東の所持品に解除薬は無く、逃走中にどこかに隠したようだ。
白倉陸斗は、彼の最期の言葉から、隠し場所が入院時代に連れていかれた『あの場所』だと悟ることができるだろう。
GM:
GM:山蔭東の情報判定をクリアしたことで、解除薬を取りに行くことができるようになりました。
GM:
GM:深夜────UGN支部
GM:各々の調査を一旦終え、情報共有のためにあなた達は再度集まっていた。
GM:相変わらず外の天候は異常だ。先ほどまでは雪だったのに、現在は濃霧に包まれている。
GM:会議室の机には、支部に常備されていたすぐに食べられる食料品が置かれていた。
白倉 陸斗:即席珈琲を沸かした湯で溶かす。
鉄輪 流:鉄輪の姿がない。 出来上がったヌードルを放って、何やら外で調査をしている。
白倉 陸斗:糖蜜を極限まで詰め込んだスニッカーズをかじりながら流し込む。
白倉 陸斗:冷えた肉体の中心にカフェインと糖分が回り、思考が澄み渡る。
白倉 陸斗:小さく、息を吐く。
今野 四季花:「大雨と一緒にカエルが降ってきて、雪と思ったら次は霧…………」
白倉 陸斗:「……大体わかった、ありがとう、ドクター……」
レティシア・レイセン:「……何かわかりましたか?」と、食べ終わったカップ麺の容器を置いて
白倉 陸斗:「ああ」
レティシア・レイセン:彼女の横には既に三つ、空のヌードルが積まれている。
白倉 陸斗:旨し 珈琲旨し
白倉 陸斗:瞳を閉じてそれから開く。
今野 四季花:『ミニカップラーメン 香川直伝本格うどん味』を食べ終わっている。
白倉 陸斗:「やはりドクターが解除薬を隠しているのはーー“あの場所”だ」
今野 四季花:「あの場所?」
白倉 陸斗:「我々が果てなき未来に思いを馳せた場所、夕焼けの美しい丘がある」
レティシア・レイセン:(時々表現が詞的になるのは彼の趣味なのだろうか、最近の特撮は凄い)
白倉 陸斗:「己の行いを悔やみ、また悩んでいた時に……行っていたのだろう」
今野 四季花:「陸斗さんが果てなき未来に思いを馳せた夕焼けの美しい丘……そこに薬が!」
今野 四季花:「ぇぁ。つまりそれは……どこに?」
白倉 陸斗:「N川の橋の近くだ」
白倉 陸斗:Googleマップで表記するぞ
今野 四季花:「意外と近い!」
白倉 陸斗:「あの頃はあんなに遠く思えたのにな……」
白倉 陸斗:「過去なんて、もうとっくに追い抜いてしまっていたようだ」
白倉 陸斗:「薬さえあればセティポスを救える」
白倉 陸斗:「ドクターの望んでいたことがそれならば、俺は継ぐだけだ。俺達は過去を未来に継ぐ為に今を走っているのだから……」
今野 四季花:「東さん……陸斗さん……!」
鉄輪 流:ガラッ 「話は全て聞かせてもらいました!」
レティシア・レイセン:「鉄輪さん」
白倉 陸斗:「来ていましたか、博士」
鉄輪 流:「分かった…わかりましたよ、"セティボス"の正体が!」
鉄輪 流:「風しか起こせないレネゲイドビーイング…多種多様な異常気象! こんなところに盲点が…!」
白倉 陸斗:「なんですって!?」
今野 四季花:「何か分かったんですか、流先生!」
鉄輪 流:「データによれば…いえもう結論から言います! "セティボス"は複数のレネゲイドビーイングが融合した存在です!」
鉄輪 流:言いながら汁なしシーフードヌードルをむさぼり始める。
レティシア・レイセン:「……なるほど、この異様な出力と事象改変能力はそれが理由でしたか」
白倉 陸斗:「合体すれば無限のエネルギーが溢れてくる……道理ですね」
鉄輪 流:「アリエルちゃんはそよ風しか起こせないと聞いたときに思ったのです。風以外の異常気象はどうやって起こされているのか…」ズルズル
鉄輪 流:「大雨と雪、そしてさきほどからの霧…それぞれのレネゲイド反応を分析対照したところ、天気ごとに値が部分的に異なりました」赤く変色した試薬を見せる。
鉄輪 流:「即ち! "セティボス"とは複数のレネゲイドビーイングからなる存在なのです。不自然な形で無理やり融合させられているのでしょう」
白倉 陸斗:「なんてことだ……!」
今野 四季花:「複数のRB……だから」
今野 四季花:何か気がついたように頷く。
今野 四季花:「この異常気象が、全部アリエルのエフェクト出力だけで起きているなら……それは普通ならジャームです」
今野 四季花:「けれど、あの時私も、私の剣も……この風や雪を食、」
今野 四季花:「……じゃなくて、斬りたいと思わなかったんです。アリエルだったから、気が動転していたのかと思ったんですけど」
今野 四季花:「複数のRBによるエフェクトの混合によるものなら……それを解除さえできれば」
白倉 陸斗:「強制的な融合は参加者の命を過酷なまでに消費する。急がねば」
レティシア・レイセン:「今野さんが対処可能である、と」
今野 四季花:「はい。力なきオーヴァードを長期間、強制的に従わせる業は……それこそジャームのものです」
今野 四季花:「陸斗さんによる解除薬。融合の施術者と思われるジャーム……佐堂博士」
今野 四季花:そこまで言って、ちらりと流さんを見る。
今野 四季花:「……を斬ること。その両方、あるいはどちらかでも先に出来れば……」
鉄輪 流:「フー…ただ、まだ一つだけ問題があるんス」すでにヌードルを完食し、そしてスイッチが切り替わったかのように普段の調子に戻っている。
白倉 陸斗:「薬の投与か?」
鉄輪 流:「はい。 "セティボス"の天気がコロコロ切り替わる辺り、相当不安定な状態で…今のままじゃ攻撃しても雲を切るようなものっていうか」
レティシア・レイセン:「実体がないため有効性が低いですか」
白倉 陸斗:「仮面ティタンの前身、ティタンQでも、巨大怪獣に毒を食わせる為に難儀した回があった」
白倉 陸斗:「となれば、創意工夫在るべしだ」
鉄輪 流:「ティタンQ…はよくわかりませんけど、特撮のマッドサイエンティストって安全装置とか付けないじゃないっスか」
白倉 陸斗:「ああ、仮面ティタン鎧でやっと登場したくらいだ」
白倉 陸斗:「キルプロセスという装置で……」
白倉 陸斗:※急に早口になったので先に進めて大丈夫なのである
鉄輪 流:「…その話でいうと、今の佐堂さ…"プロスペロー"はそのガイってやつより前のマッドサイエンティストです」
鉄輪 流:「できあがったものを止めようとする発想は多分なかったはずです。ですが…」今野さんを、そして支部長を見る。
今野 四季花:「ええっ、そこで変身を解除するなんて……」 早口に聞き上手していた。「はい」
今野 四季花:「プロスペローは……どこで待ち構えているのでしょう」
今野 四季花:「オリジン:現象といえど、どこかに化身が現れるものではありませんか?」
鉄輪 流:「研究所に"プロスペロー"が現れた時は、"セティボス"のお披露目とでもいう様子だった割に一人で来てました」
鉄輪 流:「雨音や暗さで居るのに気付かなかったのかと思いましたけど、たぶん違った… きっと、ひとつの形を保てないんス」
レティシア・レイセン:「融合しきってない……まだ不安定なのですね」
白倉 陸斗:「己すらも部品にしたというのか……」
今野 四季花:「プロスペローは、この街のUGNが憎い……」
レティシア・レイセン:「コントロールできていないのか、あるいはもう形振りを構っていないのか」
レティシア・レイセン:「それでも、街ごとでもこの支部を潰しにくるでしょう」
白倉 陸斗:「しかしそうなると少し心配だな……手当たり次第に解除薬のありそうなあたりを破壊されては困る」
白倉 陸斗:「カー・ランスロットでひとっ走りしてこようと思うのだが……皆も来ないか?」
レティシア・レイセン:「時間との勝負のようですね、私も行きます」
今野 四季花:「そうですね。FHが東さんの動向を調べる前に」
今野 四季花:「ゆきましょう。アリエルを、助けるために」
今野 四季花:「そして、この町の姿を取り戻すために」
白倉 陸斗:「博士は?」
鉄輪 流:「俺も行きます。 向こうは多分タイムリミットギリギリまで隠れてるつもりス」
白倉 陸斗:「良し……折角の機会だ。深夜の公道、楽しんでもらおうか」
カー・ランスロット:地下駐車場からクラクションの音が響いた。
GM:
GM:シーン終了。ロイスの取得・変更、購入判定が可能です。
レティシア・レイセン:ロイスは無し
レティシア・レイセン:ミーミルをコネ調達に変えてブルーゲイル
白倉 陸斗:ロイスは特に無し! とりあえずボディアーマー
レティシア・レイセン:6dx+1>=20
DoubleCross : (6DX10+1>=20) → 8[3,4,5,5,8,8]+1 → 9 → 失敗
レティシア・レイセン:以上
白倉 陸斗:5dx>=12
DoubleCross : (5DX10>=12) → 10[2,4,7,8,10]+3[3] → 13 → 成功
鉄輪 流:ロイスを取得します! 今野 四季花 〇信頼/対抗心
白倉 陸斗:yatta!!
鉄輪 流:ウ~ン…応急手当キットを買おうとしてみます
今野 四季花:先輩/鉄輪 流/尊敬:○/罪悪感/ロイス
鉄輪 流:1dx+2>=8
DoubleCross : (1DX10+2>=8) → 3[3]+2 → 5 → 失敗
鉄輪 流:ムギュ~ いじょうです
今野 四季花:とりあえずブルゲ
今野 四季花:1dx+3
DoubleCross : (1DX10+3) → 7[7]+3 → 10
今野 四季花:以上!
白倉 陸斗:以上!
ミドル4:橋を超えて
GM:シーンPCは鉄輪流。他PC登場自由。シーンインをお願いします。
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を1D10(→ 1)増加(49 → 50)
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(54 → 60)
今野 四季花:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 10[10]+58 → 68
白倉 陸斗:白倉 陸斗の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(51 → 56)
GM:
GM:濃霧の中を、車が走る。
白倉 陸斗:ーー公道は良い。
白倉 陸斗:白倉陸斗は想う。
白倉 陸斗:公道には愛車と己、二人きりの世界がある。
白倉 陸斗:そしてその世界は時折交わる。
白倉 陸斗:日常の外、平穏の裏側でしか表現できぬ自己が響き合うストリートレースはまさに一夜限りの協奏。
白倉 陸斗:そこにあるのは純化された己と他者の共鳴。
白倉 陸斗:ただ、普段は鋼の板二枚を隔てた交流が今宵だけはーー車内で行われている。
白倉 陸斗:それもまた、公道。人生の交差点――――
鉄輪 流:(なんだろう、白倉くんの背中からえもいわれぬ詩情が流れ出ている気がする…)後部座席に座っている。
今野 四季花:豪雨を横目に助手席に座っている。
白倉 陸斗:「レティシアさん、俺が勢いで飛び出してしまったのが悪いんですが……まだ話してないことが――あるんですよネ?」
レティシア・レイセン:「基本的には皆さんが話てらした内容が現状の全てではあります」
レティシア・レイセン:「"プロスペロー"佐堂長明、鉄輪さんの古い知り合いであるというこの方が、UGNを裏切ったのは間違いありません」
レティシア・レイセン:「セティボスの仕掛け人である点も間違いないでしょう、融合にどのような方法を使ったのかはわかりませんが、アリエルさんのようなレネゲイドビーイングを誑かすのなら手段はあるでしょう」
レティシア・レイセン:と、今野の方をちらと見て
レティシア・レイセン:「現在もこの街に潜伏している可能性が高い以上、私たちのこれからするべき事は」
レティシア・レイセン:「現状では手の出しようのないセティボスの解体が可能となる薬品の確保、そして可能な場所での使用」
レティシア・レイセン:「これを行えれば、プロスペローは妨害あるいは察知して出てこざるおえない、と考えられます」
今野 四季花:「……佐堂さんは」 ふと、堪えきれないかのように、背もたれ越しに振り返る。
今野 四季花:「どういった方、だったんですか……?」
鉄輪 流:「自分のやりたいことを、わかっている人…でした」
鉄輪 流:「天候操作テクノロジーの研究のために生きているような感じで」
鉄輪 流:「UGN側を出て行ったのも、認可が下りないのにしびれを切らして…」
今野 四季花:「実際、どうなんでしょうか。レネゲイドによる、レネゲイドの関わらない問題の解決」
今野 四季花:「UGNで……その認可が下りる可能性は」
白倉 陸斗:「俺はコスプレして自警活動に励んでいるが、レネゲイドの関わらない問題についてレネゲイドで解決しようとする行為そのものにUGNから認可が降りる可能性は限りなく低い」
白倉 陸斗:「勝手に自警活動して巻き込まれた結果の自衛活動についてお目溢しをもらうくらいが関の山だ……」
白倉 陸斗:「一イリーガルの勝手な意見だが、UGNでそれをやろうとするのは……わがままではないか、と思う」
白倉 陸斗:「他人には思えない、ともな」
鉄輪 流:「オーバーテクノロジーみたいなものを扱ってると、つい忘れそうになるんスけど」
鉄輪 流:「天候操作みたいなことを可能にする技術の土台は、あくまで日常を生きてきた人たちの積み重ねたものなんです」
鉄輪 流:「あまり派手に天候をいじったら、そういう下積みがめちゃくちゃになります。だから、こっそり防災に使う気なんじゃないかって思ってた…」
鉄輪 流:「でも」
鉄輪 流:…窓の外の惨状を見やる。 こっそり、の延長線上にあるとは思えない、全き非日常のその光景を。
鉄輪 流:「俺はあの人がやりたい事がなんなのか、結局なんも見えてなかったのかもしれないです」
白倉 陸斗:「ジャームになるとはそういうことだろう」
白倉 陸斗:「俺もジャームになれば怪人とさして変わらないものになるはずだ」
白倉 陸斗:「……敵討ちのつもりだったが、案外人助けなのかもな」
今野 四季花:「アリエルを利用したことは……許せません。他のRBの子達もきっと辛い思いをしてる……けど」
今野 四季花:「もっと前に、何か手段がなかったのかなって……思ってしまいます」
今野 四季花:「あ、……すみません。こんな、流さんはもっと辛いのに……」
鉄輪 流:「いえ、こちらこそ…ごめんなさい」
白倉 陸斗:「レティシアさん、あなたはどう思う?」
鉄輪 流:「俺がもっとしっかりしてれば、アリエルちゃんも山陰さんも無事でいられたかもしれないのに…!」
レティシア・レイセン:「それはあまりに自分を低く見すぎでしょう」
レティシア・レイセン:「今こうして彼を止めようと行動している、その時点で鉄輪さんは責任感の強い方だと思いますよ」
レティシア・レイセン:「そして、能力の戦闘外での使用についてですか」
レティシア・レイセン:「UGNも、記憶処理や記録の抹消に能力を使用していないわけではないですから、全面的に否定はできませんが」
レティシア・レイセン:「レネゲイドは未だコントロールができるとは言い難いものです、我々はオーヴァードの人間への戻し方すら知らないのですから」
レティシア・レイセン:「それを使用している、という大前提を忘れる……あるいは自分ならば扱いきれると考えてしまうと」
レティシア・レイセン:「それは周囲に被害を出す"災害"となるのでしょう」
レティシア・レイセン:「それと」
レティシア・レイセン:「できれば、公道での無断自警行為に使うのは止めていただきたいですね」
レティシア・レイセン:「結局目撃者への諸々などの後処理がこちらに回ってくるので」
白倉 陸斗:「はい……」
今野 四季花:(ごめんなさい……) 小さく白倉さんに謝る。
今野 四季花:こちらに穂先を向けさせるつもりはなかったのだ
GM:と、そこで大きく車が揺れる。
カー・ランスロット:『歓談中のところを済まない!』
GM:目的地に向かうためには、N川橋を渡る必要がある。
GM:しかしN川は豪雨によって増水し、津波の如き濁流が、橋の欄干を乗り越えて橋を渡ろうとするものに牙を剥く。
GM:車から離れて個々人の力で場を切り抜けるか、あるいは、全員で力を合わせて波を乗り切らねばならないだろう。
GM:というワケで、判定です!
カー・ランスロット:『ご覧の通りのオフロードだ! 少し揺れるぞ!』
GM:車から降りて、それぞれで向かうのであれば<回避> 難易度10
GM:車で乗り越えるのであれば……任意の攻撃でダメージ累計50 かな
白倉 陸斗:イリーガルモービルが船になれるのですが、なにか補正つきますか?
GM:あっほんとだ
GM:じゃあ……車で乗り越えるのであれば任意の攻撃でダメージ累計40で
白倉 陸斗:よし……!
GM:というワケで、どっちで乗り越えるか決めてね
白倉 陸斗:じゃあ誰か攻撃してくれれば鮮血の奏者とフォールンサラマンダーで支援します!
鉄輪 流:私の侵蝕が100越えなければいいっぽいのでいったん様子を見ます!
今野 四季花:私は侵蝕高いが……素打ちでよければいきましょう
GM:あっそうだ。それぞれで挑む場合は回避に失敗したPCは5D10ダメージ
GM:車で挑む場合は、累計40超えなかったら全員5D10ダメージです
GM:まあ……車かな?
今野 四季花:乗り捨てて行くわけにはいかないぜ1
白倉 陸斗:いくぜいくぜいくぜ!!!!
GM:ウム、ではイニシアチブ順に判定してもらいましょう
GM:誰か1人が一気にエフェクトで伸ばすもよし、皆で素殴りを挑むのもよし
GM:PC全員の侵蝕率が100%を超えるとアリエルが助けられなくなるぜ
白倉 陸斗:じゃあまずセットアップでサングイン鮮血の奏者を殴りに行く人に……与えたい!
白倉 陸斗:打点を+18点!
鉄輪 流:ヴィブロウィップ素撃ちの構えです
今野 四季花:鉄輪さんお先にどうぞ
今野 四季花:私も鬼切りで素打ちいきます 足りなければ支部長にちょっとご足労頂くくらいかな
白倉 陸斗:鉄環さんにまずはシュート!
白倉 陸斗:+18!
白倉 陸斗:HP30、侵食59となります
鉄輪 流:ありがとうございます!
レティシア・レイセン:わかりました
レティシア・レイセン:では10ですがいったん待機で
GM:はい!
鉄輪 流:行動値7、動きます!
鉄輪 流:ヴィブロウィップで<白兵>判定をしますね
鉄輪 流:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 6[1,1,5,6] → 6
鉄輪 流:1d10+10+18
DoubleCross : (1D10+10+18) → 10[10]+10+18 → 38
鉄輪 流:でっっか
GM:ほぼクリアやんけ
白倉 陸斗:あっ、サラマンダーのっけりゃよかった
白倉 陸斗:まあいいや、これはもう素打でいけますね
今野 四季花:まあ私が斬りますよ
今野 四季花:運転しててください
白倉 陸斗:頼んだ……!
今野 四季花:というわけで鬼切りの小太刀を抜刀、素打ち
今野 四季花:命中補正ないのが偉すぎる
今野 四季花:5dx+6
DoubleCross : (5DX10+6) → 9[2,2,6,9,9]+6 → 15
今野 四季花:ダメージ
今野 四季花:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 3[1,2]+10 → 13
今野 四季花:カスみたいなダメージだがまあよし!
GM:では、突破……!
GM:
GM:暴風雨の中を車が突き進む!
白倉 陸斗:「公道はキレイなアスファルトだけじゃない」
白倉 陸斗:「時には荒波を越えていく必要もある」
白倉 陸斗:「カー・ランスロット! ボートモード!」
カー・ランスロット:『All Light All Right Up&Down!! Here We Go!!』
カー・ランスロット:やかましい電子音声と色とりどりの光を放って船舶へと変形、押し寄せる荒波の中にあえて飛び出して、活路を作り出す。
カー・ランスロット:運転席からオーヴァードを即座に甲板へと送り込みながら、エンジンは唸りを上げ、一気に最大船速へ!!
白倉 陸斗:「みんな――今だ!」
鉄輪 流:「よし…!」川上側の窓から、手袋を取った掌を突き出す。人差し指と中指が手の甲ごと跳ね上がり、肘先が三つ又のアンテナ状に変化する。
鉄輪 流:「流木とかは俺が逸らします! そのまま突っ込んでください!」
今野 四季花:「車が、船に……っ!」 いつの間にか変化した船室の窓から顔を出す。
レティシア・レイセン:「面白いギミックですね……今野さん、何かに掴まっておいた方が良いと思いますよ」
今野 四季花:「わひゃっ!」 ざばぁん、と左右で波が跳ね上がる。
白倉 陸斗:頬に触れる風が心地良い。
白倉 陸斗:水しぶき、風、唸る空、大河もまた湾岸。
GM:衝撃は絶えずとも、順調に道を進む。
GM:進んでいた、が。
GM:一体どこから流れてきたのか、アンテナでは逸らしきれないほどの、巨大な倒木が船へと飛んでくる!
鉄輪 流:「マズい、でかいぞ…!?」
白倉 陸斗:「構わない――高速道路のトラックみたいなもんサ」
白倉 陸斗:「けど、今日は真っ直ぐが良い、そういう気分だ」
白倉 陸斗:「良いかい、博士」
今野 四季花:「高速道路のトラックは側面から来ないと思うのですがーっ!?」
鉄輪 流:「どうにか斬れたりしちゃいませんか!?」
白倉 陸斗:「時速300km/hの世界、全てが溶けて風景になる。壁と化したトラック、乗用車、全ては揺蕩う波のようなもの……」
レティシア・レイセン:「迎撃、できますか?」
今野 四季花:「これは……」ふと何かに気付く。「っ!」
今野 四季花:「上半分、やります!」
今野 四季花:鯉口を切り、甲板に出る。制服の腰元から、細い布のようなものが抜けてたなびく。
今野 四季花:一見するとストールのようにも見える、それは皮膜の翼だった。帆のように広げ、大風に身を預ける。
今野 四季花:「――――す」息を吸う。吸う。吸う。吸う。「ぅ」吐く。
今野 四季花:「ふ――――!」嵐と大水の灰色の中、桜色の輝きが、進行方向を斜めに一閃。
今野 四季花:折れた大木の、まだ緑豊かな枝が、リボンに絡め取られたかのようにふわりと微塵に切り裂かれ、渦を巻き
今野 四季花:左右に分れて、背後に流れていく。
今野 四季花:キィン、と刀が鞘に収まる音。何故か斬撃は続かず、何かを懐にしまい込む。「すいません残りお願いしますっ!」
鉄輪 流:「よしっ、この大きさなら…!」アンテナの三点を結ぶ平面が膜のように激しく発光する。
鉄輪 流:光の帯は枝を失った木の幹へ。そしてもう一筋、赤いスキャン光が濃霧の中に筋を引き、中洲の岩をポイント。
鉄輪 流:光の幕がバチバチと音を立て、更に激しく発光! 木の幹はそのまま、岩に引き寄せられるように軌道を変え…
鉄輪 流:カー・ランスロットの通り過ぎた、その僅か数センチ後ろを流れ過ぎてゆく。
鉄輪 流:研究協力ファイル5番、「任意の非金属と非金属の電磁的吸着」。
白倉 陸斗:「な、なんだこれは!? 博士、一体何を!?」
鉄輪 流:「最近いた研究チームの主任さんの成果ッス! 石と木を、要するに一時的に磁石にしました!」
GM:説明と同時に、船が橋を乗り越える。
GM:────目的地へと辿りついた。
白倉 陸斗:「UGNはすごいな……」
今野 四季花:「すごいですね……!」 ピィピィとコートの内から小さな声が聞こえる。「あっ、こらっ暴れちゃダメですっ」
白倉 陸斗:エンジンを停止させ、岸辺につける。
鉄輪 流:「いやいやいや今野さんこそ。ホントにあれ斬っちゃうなんて…」
今野 四季花:なんということでしょう。船室の暖房設備の前に置かれたのは、小枝作りの巣の中で震える雛である。
鉄輪 流:「え。 鳥の、ヒナ…?」
白倉 陸斗:「この嵐の中で小さな命を……!」
白倉 陸斗:(なんて劇しい……光……!)
今野 四季花:「見つけたので思わずつかんじゃいました。……どうしましょう……?」
鉄輪 流:「と、とりあえず支部に連れ帰りましょうか? 木が倒れちゃったんだし…」
白倉 陸斗:「雛鳥一羽の為に命をかける優しさ、それこそが本当の強さなのかもしれない……」
レティシア・レイセン:「保護しておいて、この騒動が終わったら自然にかえしましょう」
今野 四季花:「そうします。……いいこだから、お母さんが来るまで我慢してねぇぁ~」
鉄輪 流:「任務了解ス。 えさも手に入れなきゃですね」
鉄輪 流:「…」
鉄輪 流:「すごく今更なんスけど」
鉄輪 流:「今この車、当たり前のようにボートに変形しました…?」
レティシア・レイセン:「しましたね、あとで技術の出所をゆっくりお話する必要はありそうです」
鉄輪 流:「…」
白倉 陸斗:「え?」
白倉 陸斗:「いや、カー・ランスロットはカー・ランスロットでは……?」
カー・ランスロット:『HAHAHAHAHA!!』
白倉 陸斗:(UGNから派遣されたエージェントとかじゃなかったのー!?)
白倉 陸斗:(お、おまえなんなんだよーッ!?)
白倉 陸斗:「…………ふふっ」
■イリーガルモービル
UGNからの連絡員を兼ねているレネゲイドビーイングのヴィークル。
どんな場所でもあなたの足となり、また作戦をバックアップしてくれる。
───アイテムアーカイブ p141
GM:
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得・変更、購入判定が可能です。
白倉 陸斗:サラセニア 信頼●/劣等感 で取得します
カー・ランスロットにも取得したいですが秘密兵器してるので今回はヨシ
鉄輪 流:レティシア・レイセン 〇信頼 / 負い目
鉄輪 流:白倉 陸斗 〇信頼 / 困惑
鉄輪 流:購入判定はボデマで。
鉄輪 流:1dx+2>=12
DoubleCross : (1DX10+2>=12) → 5[5]+2 → 7 → 失敗
鉄輪 流:以上!
レティシア・レイセン:購入、ボディーアーマー ミーミルをコネに変更
今野 四季花:購入はとりあえず応急手当
白倉 陸斗:じゃあブルーゲイル!
レティシア・レイセン:7dx+1>=12
DoubleCross : (7DX10+1>=12) → 10[1,4,4,5,7,10,10]+6[5,6]+1 → 17 → 成功
今野 四季花:1dx+3
DoubleCross : (1DX10+3) → 9[9]+3 → 12
白倉 陸斗:5dx>=20
DoubleCross : (5DX10>=20) → 7[1,5,5,5,7] → 7 → 失敗
レティシア・レイセン:鉄輪さんに渡します
白倉 陸斗:おし~
鉄輪 流:ありがとうございます!装備します
今野 四季花:ゲット! ロイスは保留で
今野 四季花:支部長/レティシア・レイセン/尊敬:○/心配/ロイス やっぱりとっとこ
白倉 陸斗:こっちはこれでオッケー!
ミドル5:アリエルの抵抗
GM:シーンPCは今野四季花。他PC登場自由。
GM:シーンインをお願いします。
白倉 陸斗:白倉 陸斗の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(59 → 66)
白倉 陸斗:もちろん出るぜ、ゆるさんって叫ぶ為に
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(60 → 67)
今野 四季花:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 9[9]+68 → 77
今野 四季花:イヤだーーーーー!
GM:ワァ……
鉄輪 流:よし、因縁のある私はあえて登場しないぜ
白倉 陸斗:救えるかな……?
白倉 陸斗:鉄輪さんが鍵になっちまうなあ~~~~~~~!
GM:
GM:果たしてカー・ランスロットの正体は何者なのか────!
GM:という与太話をしている場合ではないが
カー・ランスロット:『HAHAHAHA!!』
GM:薬を探さなければならないが、正確な位置はわからない。
GM:恐らくケースの様に入っていると思われるため、事前に準備していた調査機器を鉄輪が準備しに場を離れたところで
GM:大きく風が吹き、2つの人影が現れる。
GM:ひとつは佐堂長明。そしてもう一つは巨人。
GM:巨人の姿は、ブレており、表情は見えない。
GM:鉄輪のセティボスは「姿を保てない」という推測が正しければ、それは今も成長中ということだろう。
レティシア・レイセン:「どうやら、あちらも動いていたようですね」紐に繋がれた指輪を取り出す
佐堂長明:「おいおい、お前ら一体どこに行くつもりだ?」
佐堂長明:「まさか、この街から逃げられると思ったんじゃないだろうな」
佐堂長明:佐堂は、UGNが街を捨て、撤退の判断をしたと考えているようだ。
白倉 陸斗:「逃げる? 笑わせるなよボウソーン」
白倉 陸斗:「ドクターの仇……お前のことは……絶対に……」
白倉 陸斗:「ゆ゛る゛さ゛ん゛……!」血が滲むほど拳を強く握りしめる。
今野 四季花:「あなたが……佐堂博士ですか」
今野 四季花:鯉口に手をかける。
レティシア・レイセン:自分が話すと戦闘になりかねないので今は黙っている、今全てを吹き飛ばすと巻き添えになるものが多すぎる
佐堂長明:白倉に一瞬怪訝そうな表情を向けた後、今野に挑発的な笑みを向ける。
佐堂長明:「だとしたら……どうする?」
今野 四季花:「アリエルを……アリエルを返してください!」
佐堂長明:「ふん、生憎と心当たりはないが」
佐堂長明:「口ぶりからすると"セティボス・エレメント"の一部か」
佐堂長明:「ははは、ならば残念だったな!」
佐堂長明:「もはや"セティボス"は完全に一体化している!分離することはない!」
今野 四季花:「どうして、そんなひどいことを……」「……アリエル! そこに……そこにいるんですか!」
佐堂長明:「……ふん」 顎をくいと動かす
セティボス:「ウオオ……!」 腕を振るう
セティボス:すると、腕の動きに合わせて竜巻が巻き起こる!
今野 四季花:「今、そこから出して……きゃあああ!?」
白倉 陸斗:「なんて力だ……Dr.山陰……あなたという人は……!」
佐堂長明:「ふははは! 見ろ、この完璧な制御を!」
佐堂長明:「"セティボス"がいる限り、貴様らは誰一人逃がしはせんぞ!」
レティシア・レイセン:「今野さん」今野の肩を支える
今野 四季花:「……!」嵐に吹き飛ばされそうになりながら、支部長に振りかえる。
レティシア・レイセン:「たしかに、事象制御能力ならこちらと互角……いえ、上ですか」
レティシア・レイセン:「気持ちは伝わりましたが、あなたは一人では無い事を忘れないように」
白倉 陸斗:「……だが、佐堂」
白倉 陸斗:「いくら巨大な力があろうと、お前の心にもはや絆はない」
白倉 陸斗:「絆無き力を振り回す……暴走しているだけでは自ずと砕け散っていくのみ……」
白倉 陸斗:「たとえ俺達を逃さなくとも、俺達に勝てないのだから、今のうちにその強がりは無意味だと言っておこう」
今野 四季花:(ここから引き離さないと。でも、どうしたら……)
佐堂長明:「ふん、強がりはどちらかな」
佐堂長明:「俺は不要な物を捨て、力を手に入れた!」
佐堂長明:「もはや誰にも研究の邪魔はさせん!」
レティシア・レイセン:(さて、どうするか)
レティシア・レイセン:(この状況で戦うと被害が大きすぎる、白倉さんはやる気だがたぶん言えば引いてくれる、しかし鉄輪さんがいる以上撤退すれば彼が置き去りだ)
白倉 陸斗:「持久戦だ」
白倉 陸斗:「最悪、二人は鉄輪さんを回収してカー・ランスロットともども撤退してくれ」
白倉 陸斗:「一人でこいつと殴り合いたい……という気持ちも少しあるしな」
今野 四季花:「そんな。無茶です、陸斗さん……っ」
レティシア・レイセン:「冗談は言動だけにしてください」
レティシア・レイセン:「その時は私も戦います」
レティシア・レイセン:「その時は、ですが」
白倉 陸斗:「ふっ」
白倉 陸斗:「やはり絆の力は最強だな」
今野 四季花:(あっこれ止められない……! 流さん……早くもどってきてくださいー!)
佐堂長明:「ふっ、作戦会議は終わったか? だが無駄だ!」
佐堂長明:「"セティボス"は自然現象と同等! 人型とは規模の違う天災!」
佐堂長明:「抗うことなど無意味なのだ!」
佐堂長明:「やれ、"セティボス"! こいつらを皆殺しにしろ!」
セティボス:「ウ、ウオオオ……!」 巨人が、大きく腕を振り上げる!
セティボス:が、その腕が振り下ろされることは無い。
セティボス:「ミナ……ゴロシ……?」
ワンガンレッド:「ワンガンチェンジ!」とっさに腕を迎撃しようとするが――
ワンガンレッド:「――とまった?」
セティボス:「イ、ヤ……コロス……ノ……」
GM:巨人の胸に、小さな顔が見える。少女の顔だ。
レティシア・レイセン:そっと今野の前に立つ、今の状態のセティボスと彼女を戦わせたくはなかった、が
レティシア・レイセン:「これは……」と、前を譲る
今野 四季花:「アリ…………エル」
ワンガンレッド:「まだセティボスの中にアリエルが居るんだ!」
ワンガンレッド:「彼女は助けを求めている!!!!!!!!!!」
今野 四季花:「アリエル! 私の声が分かる!?」
今野 四季花:「今野です! 今野、四季花です!」
セティボス:「オネ……チャ……」
セティボス:「……」 声が、聞こえなくなる。
今野 四季花:「――――――――いま」
ワンガンレッド:「セティボス……泣いていた……!」
今野 四季花:レティシアの隣を潜り抜け、ワンガンレッドの肩の上に、細い足先が乗る。
今野 四季花:今しがた少女の顔が呑み込まれた嵐の巨人の胸部めがけて、今野の小柄な体が跳躍する。
レティシア・レイセン:「____今野さん」少しだけ目が見開かれる
ワンガンレッド:「いけっ! サラセニアッ!」
今野 四季花:「出してあげる、から」
佐堂長明:「くそっ! まだ自我の残っている個体がいたか!」
佐堂長明:「いいだろう、この場は退いてやる!」
佐堂長明:「だが、これで助かったなどと思うなよ」
佐堂長明:「お前らは一時的に命拾いをしたにすぎん」
佐堂長明:「あとで町ごと吹き飛ばしてやる!」
今野 四季花:「言葉の多い」「男のひとは、嫌いです」 最後まで言葉を聞いてもいない。鞘走る。佐堂を巻き込む、横一文字の一閃。
セティボス:佐堂が叫ぶと同時、セティボスの身体から大きく風が噴き出る。
セティボス:それは、刀と一撃とぶつかりあい、爆風を生む。
佐堂長明:《瞬間退場》《瞬間退場Ⅱ》
佐堂長明:"セティボス"と共に退場します。
GM:視界が晴れた時、そこには"セティボス"の姿も、佐堂長明の姿も無かった。
今野 四季花:「――――っ」 吹き飛ばされるも、猫のように身を捻って着地する。
レティシア・レイセン:「今野さん」降り立った少女の下へと駆け寄る
ワンガンレッド:「サラセニア、無事か!」
レティシア・レイセン:「……逃走しましたか」
今野 四季花:「――ご、ごめんなさい! 支部長っ」
今野 四季花:「白倉さんも! ごめんなさい、わたし、踏み台に……!」
ワンガンレッド:「誰かの支えとなるのがヒーローの仕事だ! 役に立てて何より!」
今野 四季花:ぺこぺこと頭を下げる。
レティシア・レイセン:「遭遇戦です、戦果に期待するものではないでしょう」
レティシア・レイセン:「それよりも、このような無茶をして」
レティシア・レイセン:「我々は《リザレクト》があるとはいえ、あの防風に巻き込まれていたら命の危機もあり得ました」
レティシア・レイセン:「踏み込みが早い事はあなたの美点ですが」
レティシア・レイセン:「命を投げ出すような無茶はしないように」
レティシア・レイセン:「以上です」そう言って今野の肩を掴んで、何処も異常が無さそうなのを確認して
レティシア・レイセン:「無事でよかった」
今野 四季花:「も、申し訳ありません……」純粋な心配をしてくれている。
今野 四季花:それが分かるからこそ、小さく縮こまってしまう。
今野 四季花:「……アリエル、泣いていました」
今野 四季花:「きっと、取り戻します」
ワンガンレッド:腕を組み頷く。
レティシア・レイセン:「はい」
レティシア・レイセン:「我々で、取り戻しましょう」
GM:アリエルは未だ自我を保っている。時間の問題かもしれないが、希望はあると言えるだろう。
GM:一息ついたあなた達の元に、鉄輪が戻ってくる────
GM:
GM:シーン終了
GM:ロイスの取得・変更、購入判定が可能です。
レティシア・レイセン:ロイスは大体持っているので
ワンガンレッド:よーし
レティシア・レイセン:購入は最後にします、取りこぼしを拾います
今野 四季花:購入はとりあえず強化素材もらお
今野 四季花:1dx+3
DoubleCross : (1DX10+3) → 9[9]+3 → 12
今野 四季花:無理!
ワンガンレッド:“ラスト・ライトニング” 司令!●/エッチなことしたんですか……?
でロイスをとります
今野 四季花:誰だよ
ワンガンレッド:レティシアさんのことも
今野 四季花:いや司令ではあるのか……支部長だし……
ワンガンレッド:コードネームで呼びたがるのがワンガンレッドという男
GM:今野さんはロイス、白倉さんは購入あるかい
白倉 陸斗:なしで!
今野 四季花:おっとすみあせん! なし!
レティシア・レイセン:では強化素材、ミーミルを対応のコネにして判定
レティシア・レイセン:7dx+1>=12
DoubleCross : (7DX10+1>=12) → 9[4,4,5,7,8,9,9]+1 → 10 → 失敗
今野 四季花:あ、じゃあバディムーヴ
レティシア・レイセン:13で成功
レティシア・レイセン:バディムーブをくれた今野さんに譲渡します
今野 四季花:うれしい~
今野 四季花:あとごめんなさい、強化素材は15だ 財産2ある?
レティシア・レイセン:では2点出します
レティシア・レイセン:残り11点
今野 四季花:支部長にかってもらっちゃった~~~
今野 四季花:鬼切りの小太刀+1になりました
ミドル6:遺された希望
GM:シーンPCはレティシア・レイセン。他PC登場自由。
GM:シーンインをお願いします。
今野 四季花:わたしはひとまずおやすみします
白倉 陸斗:シーンINするぜ!
白倉 陸斗:白倉 陸斗の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(66 → 73)
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(50 → 59)
白倉 陸斗:ギョヒーッ!
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(67 → 68)
鉄輪 流:2シーン分と思えば問題ないない!
GM:
GM:鉄輪が戻ってきて、あなた達は解除薬の捜索をおこなうこととなった。
GM:先ほど無茶をした今野は、少し休憩中。
GM:
GM:ということで、全員<知覚> 難易度12の判定をお願いします。
GM:失敗したら再度シーンインをすることで再判定可能。
白倉 陸斗:ほう……
白倉 陸斗:任せ給え、何を隠そう私はイリーガルモービル
GM:なにっ
白倉 陸斗:7dx+1 知覚
DoubleCross : (7DX10+1) → 10[2,3,4,6,9,10,10]+4[2,4]+1 → 15
白倉 陸斗:やりました
GM:一発で成功してる。
今野 四季花:イリーガルモービルすげえ!
鉄輪 流:ゴイスー!
鉄輪 流:私も振るだけ振ります
GM:では、他2人は情報収集をおこなってもよいです!
鉄輪 流:あっこれはありがたい!
GM:ちょっと待ってね……
白倉 陸斗:「自警活動の際には、隠された物品を捜索することも重要なんだ」
白倉 陸斗:「悪事の証拠を私的に押さえれば、証拠能力は無くとも悪を追い詰めることはできるから……」
白倉 陸斗:等と言いつつ知覚でドクターの遺品をゲットすることでしょう
GM:この2つ!
■異常気象について <情報:噂話、警察、メディア> 難易度8
■佐堂長明の居場所 <情報:噂話、警察> 難易度7
鉄輪 流:ならば…佐堂さんの居場所を調べます!
鉄輪 流:ARマップ使用、残り回数2!
鉄輪 流:3dx+2>=7 情報:警察
DoubleCross : (3DX10+2>=7) → 7[4,7,7]+2 → 9 → 成功
GM:レティシアさんも情報収集できるよ~
レティシア・レイセン:白倉さんが行かないようであれば異常気象について行きます
GM:白倉さんは知覚判定したからなし!情報収集はレティシアさんと鉄輪さん!
レティシア・レイセン:そうでした
レティシア・レイセン:では、ミーミルをコネ:噂好きの友人に変えて判定
レティシア・レイセン:7dx>=8 情報:噂話
DoubleCross : (7DX10>=8) → 8[1,1,2,5,6,7,8] → 8 → 成功
レティシア・レイセン:危ないですが成功
GM:成功!
■異常気象について <情報:噂話、警察、メディア> 難易度8
N市各地で巻き起こっている異常気象。オーヴァードの《天候操作》だと思われる。
現在、大雨によるN川の増水や強風により、N市各地で被害が拡大している。
これらはセティボスの【E:破壊神顕現】であり、エンディングフェイズまで放置した場合、UGN支部はN市もろとも壊滅するだろう。
■佐堂長明の居場所 <情報:噂話、警察> 難易度7
N市中央公園付近を中心に、現在猛烈な竜巻が吹き荒れ、侵入できない状態になっている。
街の中心から竜巻を広げ、被害を広げる魂胆だろう。
佐堂は"セティボス"とともに、そこにいるはずだ。
おそらく、竜巻はアリエルの能力によって作り出されている。
竜巻からアリエルを引き剥がせれば、竜巻自体を解除できる可能性が高い。
GM:
鉄輪 流:「局地的な異常気象に、監視カメラの人影…?」
白倉 陸斗:「どうですか、鉄輪博士」
白倉 陸斗:「手がかりは見つかりましたか……?」
鉄輪 流:「…中央公園に竜巻が発生してます。 あと、公園前のコンビニの防犯カメラに缶コーヒーと弁当買う佐…"プロスペロー"の映像が」
鉄輪 流:「警察から流してもらった情報です。 中央公園に陣取ってると見て間違いなさそうスね」
レティシア・レイセン:「潜伏場所はわかりましたか」
白倉 陸斗:「街を滅ぼしながら食う弁当がそんなに美味いか……!」
鉄輪 流:「公園内のどこかまでは絞り切れないス。 全体が竜巻に覆われて…確実に規模が増してます」
レティシア・レイセン:「ええ、私の方も……破壊半径の推察が終わりました」とノートを置く
白倉 陸斗:「あの男は街一つと言っていたが……どうなのですか司令」
レティシア・レイセン:意外に丸くて小さい字で、印刷した地図の上に被害半径が書き込まれている
鉄輪 流:「これは…!」
レティシア・レイセン:「まず先に言ってしまうと、このまま放置すれば本当にこの街を吹き飛ばしかねない事は確定です」
レティシア・レイセン:「さきほどセティボスを伴って来たことで、概ねの力量は図れました」
レティシア・レイセン:「ジャーム由来の破壊力と天候操作、街1つ吹き飛ばして余りある力があの存在にはあります」
レティシア・レイセン:「放置しておけば、全てが竜巻の中に消えかねないでしょう」
鉄輪 流:「…なんだか、現実味のない話スね」
白倉 陸斗:「なんてことだ……」
鉄輪 流:「ここから見える夕焼けはこんなにきれいなのに…」 さっきまでと打って変わって嘘のように晴れた、暮れなずむ空を見やる。
GM:とはいえ、この場の晴れ間も一時的な物だ。しばらくすれば再び悪天候に見舞われるだろう。
白倉 陸斗:「この街の空は……俺達が取り戻す……」
レティシア・レイセン:「現状のあの存在はオリジンである神に近づいていると言えます」
白倉 陸斗:(先生の愛した……夕暮れを……)
レティシア・レイセン:「山蔭博士の薬品による分離は、必須でしょう」
GM:解除薬については、白倉が入手したアタッシュケースの中に入っている。
白倉 陸斗:静かにアタッシュケースを掲げる。
白倉 陸斗:「ああ」
GM:アタッシュケースの中には、アンプルと記憶媒体が収められていた。
GM:これを扱うには、一度支部に戻り、中身を確認する必要があるだろう。
鉄輪 流:赤い空の下、長く伸びるアタッシュケースの影を見ながら考えを巡らせる。まだ共有していない、些細な情報。
鉄輪 流:(佐堂さん…信じたくなかった。 でもあなたはとっくに…)
GM:空では、雲が絶え間なく動き続けている。
GM:不穏で、不気味な天気模様だった。
GM:
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得・変更、購入判定が可能です。
白倉 陸斗:よし、ブルーゲイルチャレンジや
レティシア・レイセン:ロイスは保留
白倉 陸斗:6dx>=20
DoubleCross : (6DX10>=20) → 9[3,3,3,5,7,9] → 9 → 失敗
白倉 陸斗:おしい~
鉄輪 流:ロイスはいっぱいだから、購入を…この際私もブルゲで
レティシア・レイセン:ブルーゲイルで
鉄輪 流:2dx+2>=20
DoubleCross : (2DX10+2>=20) → 3[3,3]+2 → 5 → 失敗
レティシア・レイセン:4dx+1>=20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 9[3,3,5,9]+1 → 10 → 失敗
レティシア・レイセン:以上
GM:白倉さんはロイスあるかい
白倉 陸斗:なしで!
GM:うす!
ミドル7:遺品、あるいは遺志
GM:シーンPCは鉄輪流。他PC登場自由。
GM:シーンインをお願いします。
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(59 → 68)
鉄輪 流:こわいこわい
白倉 陸斗:白倉 陸斗の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(73 → 78)
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(68 → 71)
今野 四季花:たいき!
GM:
GM:支部に戻ったあなた達は、記憶媒体の確認を始めた。
GM:中身のファイルによると、アタッシュケースに入っていたアンプルは
GM:"セティボス"の融合に使用された安定剤の対抗剤であり、
GM:これを"セティボス"や"セティボス・エレメント"となったレネゲイドビーイングに注入することで、
GM:融合を解除できるという。
GM:アンプルは、そのままでも注射薬として使用できるが、その場合相手に接近する必要がある。
GM:レネゲイドに関する知識があれば、使いやすい形状に改造を施すことも可能だろう。
GM:
GM:解除薬は、<白兵>で難易度15の判定により、注射が可能です。
GM:<知識:レネゲイド>で難易度12の判定に成功した場合は、<射撃>や<RC>に変更することも可能です。
GM:
GM:そして、解除薬の使い方の他に、記憶媒体には山蔭東の日記が保存されていた。
○月×日 間もなく解除薬が完成する。こんなもので彼らレネゲイドビーイングを犠牲にしたボクの罪が消えるとは思えない。
だが、さらなる罪を防ぐことだけはできそうだ。
少なくとも、あの男の所業を止めることはできる。
○月△日 すべてが終わったら、また医者に戻りたい。
笑顔がぎこちなくなって、患者を心配させたらどうしよう。
○月□日 なぜか、白倉君のことを思い出す、
彼は今も元気だろうか、ボクのした事を知ったら、彼は怒るだろうか。
ヒーローに憧れていた彼に……
○月◎日 解除薬が完成した。
後はこれをセティボスに注射するだけだ。
ボクの想いが、彼らに届くと良いのだが……
GM:……日記は、ここで終わっている。
白倉 陸斗:「すまない、みんな……一つ頼みたいことがある」
白倉 陸斗:「俺が解除薬を打ちたい」
白倉 陸斗:「先生のやり残しは……彼がかつて命を救った白倉少年が引き継ぐべきだ……引き継ぎたい」
今野 四季花:77+1d10
DoubleCross : (77+1D10) → 77+9[9] → 86
今野 四季花:「そうして……ください」
白倉 陸斗:「その後のアリエルのことは……任せた、“サラセニア”」
今野 四季花:支部に戻って、被害報告や資料をまとめていた。
白倉 陸斗:「俺は自らを一つのシステムとして定義している」
今野 四季花:保温した段ボールの中には、小鳥の雛が鳴いている。
今野 四季花:「システム?」
レティシア・レイセン:「今野さん、作業お任せして失礼しました」
白倉 陸斗:「他者の夢見たヒーローを一時演じ、世界をほんの少しマシにする」
白倉 陸斗:「だから……山陰先生が俺に夢を見てくれたならば、ワンガンレッドが先生のやり残しを解決しなくてはならない」
今野 四季花:「約束……なんですね」
白倉 陸斗:「そうだ。約束は果たされなくてはならない。託したものは実を結ばねばならない」
白倉 陸斗:「だって、そうでなくては悲しいだろう。そうであるようにする為に、俺と劇装は存在する」
白倉 陸斗:「それに、俺自身、単純な攻撃以外の小技も色々あるしな」
今野 四季花:「ランスロットさんもご一緒ですものね」
白倉 陸斗:「ああ、初手は支援に徹して、攻撃はもっと得意な人間に専念してもらえれば効率的というわけだ」
白倉 陸斗:「まあ解除で決着がつけば楽だが……な」
今野 四季花:「結合さえ乱せれば、あとは何とかします」
今野 四季花:「ただの天候操作なら、支部長が止めてくれますしね?」
レティシア・レイセン:「ええ、任せてください」
レティシア・レイセン:「お二人が、眼前の事に集中できる時間は稼ぎましょう」
レティシア・レイセン:「なので私も、命を預けます」
レティシア・レイセン:そう言って二人を見て、鉄輪に視線を移す
鉄輪 流:「俺は…あの人を止めたい。止めなければならない」
鉄輪 流:「あの人はもう…自覚がないまま、ただのシステムに…世界を壊そうとする舞台装置になってしまった」
鉄輪 流:「嵐を起こして土地を守る魔法使い。そういうコードネームだったはずなのに」
今野 四季花:「? それは……どういう」
鉄輪 流:「ああいや、似ていると思ったんス。 言葉や手が届かない存在になるっていうことと」
鉄輪 流:「システムになる、っていうのが。 …一時的か、そうでないかの違いだけで」
鉄輪 流:「うまく言えませんけど…人間には何にでもなれる可能性があるっていうじゃないですか。 あれ、俺は本当の話だと思ってるんス」
鉄輪 流:「ただ、望んだとおりのものになれるか。 なれたとして、そのままでいられるのかどうか」
鉄輪 流:「そこまでいっちゃうと、きっと人間の能力の限界を越えちゃうんだろうなって…」落ち着かなさげに義手の指を軋ませる。
白倉 陸斗:「外せなくなった仮面は呪いだ」
白倉 陸斗:「魔法使いであるが故に、己の魔法に呪われてしまったのだろうな……あの男は」
白倉 陸斗:自らも変身アイテムであるカー・ランスロットの鍵を握りしめる。いつか仮面が呪いとなる恐怖に思いを馳せながら。
今野 四季花:鉄輪さんの義手に、そっと手を重ねる。「……止めましょう」
今野 四季花:「大切な、ご友人が。真に手の届かないところに行ってしまう前に」
今野 四季花:「それが……結果的に今の相手を傷つけることになるとしても。その人の、かつての正しさを助けることなのだと、思うんです」
レティシア・レイセン:(強い……やはり彼女は持っている、先天的かはわからないけれど、人を導く者としての芯を)
鉄輪 流:「ありがとございます。 …でもまずは何より、アリエルちゃんを助けないとスね」
白倉 陸斗:「ああ、涙する少女を放っておくわけにはいかない!」
レティシア・レイセン:「ええ、最終目的がどうであれそれは必須です」
今野 四季花:目元を擦る。これから助けに行ける自分と、既に間に合わなかった鉄輪さんに感情移入している。
レティシア・レイセン:無言でハンカチを取り出して今野に貸す
今野 四季花:ハンカチを受けとって、微笑む「……はい。行きましょう。アリエル、これ以上待たせちゃ、怒っちゃうから」
レティシア・レイセン:「ええ、行きましょう」
レティシア・レイセン:(自身をシステムとする……考え方は否定できない、私もそうだ)
レティシア・レイセン:(だからこそ、白倉陸斗からは甘さを感じられる)
レティシア・レイセン:(それに他人に言える、共有できるという事は)
レティシア・レイセン:(まだ引き返す余地がある……という事だから)
レティシア・レイセン:(仮面はまだ、外せる)
レティシア・レイセン:(私は……)
レティシア・レイセン:(……セティボスを止めないと)
レティシア・レイセン:手を……傷こそ残っていないが、何度も自ら焼いた手を見て。
レティシア・レイセン:無表情のまま、3人に続く
GM:そして、あなた達は向かう。決戦の地へ。
GM:脅威を打倒するために、或いは……救いを齎すために。
GM:
GM:シーン終了。ロイスの取得・変更、購入判定が可能です。
GM:ちなみに解除薬の判定は失敗したらダメージが入ります。
白倉 陸斗:ククク
白倉 陸斗:ではブルーゲイルチャレンジ
鉄輪 流:くっ 着ぐるみやメイド服を現実的に買えなくなって購入判定で見繕うものに乏しいぜ
白倉 陸斗:6dx>=20
DoubleCross : (6DX10>=20) → 9[1,2,4,5,8,9] → 9 → 失敗
白倉 陸斗:惜しい~~~~~~~~!
今野 四季花:うおおお
今野 四季花:じゃあ鉄輪さんに強化素材
今野 四季花:1dx+3
DoubleCross : (1DX10+3) → 5[5]+3 → 8
今野 四季花:はい無理でーす
鉄輪 流:スタニングバトンを買います
鉄輪 流:2dx+2>=4
DoubleCross : (2DX10+2>=4) → 7[2,7]+2 → 9 → 成功
鉄輪 流:装備してガード値を+2!
レティシア・レイセン:強化素材、ミーミルをコネに
レティシア・レイセン:7dx+1>=15
DoubleCross : (7DX10+1>=15) → 9[2,3,6,8,8,9,9]+1 → 10 → 失敗
レティシア・レイセン:5点使用
レティシア・レイセン:鉄輪さんへ
レティシア・レイセン:ロイスは保留します
鉄輪 流:ありがとうございます ヴィブロの威力を1強化!
ミドル8:少女を取り戻せ!
GM:シーンPCは今野四季花。他PC登場自由。
GM:シーンインをお願いします。
今野 四季花:1d10+86
DoubleCross : (1D10+86) → 10[10]+86 → 96
白倉 陸斗:白倉 陸斗の侵蝕率を1D10(→ 2)増加(78 → 80)
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(71 → 72)
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を1D10(→ 3)増加(68 → 71)
GM:今野さーんっ!
GM:
GM:N市中央公園の周囲では、猛烈な竜巻が渦巻いており、道を阻んでいる。
GM:不用意に突っ込むと、ただではすまないだろう。
GM:その竜巻に近づくと、苦し気なうめき声が聞こえてくる。
白倉 陸斗:「聞こえる……助けを求める誰かの声が!」
今野 四季花:「アリエル……いえ、他の子達も……」
GM:それは、アリエルのものだけではない。恐らく、セティボス・エレメントとして融合されたレネゲイドビーイング達の悲鳴。
アリエル:「……ウゥ……アァ……!」
GM:完全融合が近いのだろう。そんな中で、少女の顔だけが竜巻の中に浮き出ては、消える。
鉄輪 流:「これが、"セティボス"…!」
白倉 陸斗:「まだ息があるものも居る……!」
レティシア・レイセン:「アリエルさん……」
カー・ランスロット:『同じレネゲイドビーイングとして彼らの窮状は見過ごせないねぇ』パフパフ
鉄輪 流:「"プロスペロー"…! あなたは、なんていうことを…!」
カー・ランスロット:『リクト君、彼らを救ってやってくれ』
今野 四季花:「陸斗さん! ランスロットさん!」
白倉 陸斗:「勿論!」
カー・ランスロット:『任せ給え、Lady!』
GM:救出に挑む場合は、<白兵>技能で難易度15の判定!
白倉 陸斗:ククク
ワンガンレッド:「ワンガンチェンジ!」
ワンガンレッド:《乾きの主》《コンセントレイト:ブラム・ストーカー》で判定します
ワンガンレッド:良いでしょうか
GM:どうぞ~
ワンガンレッド:あと《赫の器》も使うのでHP1減らします
ワンガンレッド:30→29
ワンガンレッド:あっ!?
ワンガンレッド:キャラシの記載が間違ってコンセキュマイラになってる!?
ワンガンレッド:ごめんなさい……ブラムということで許してください……
GM:あっほんとだ!?
ワンガンレッド:11dx8+4 白兵
DoubleCross : (11DX8+4) → 10[1,1,2,2,4,4,6,7,7,9,9]+10[5,9]+10[8]+2[2]+4 → 36
今野 四季花:ヒーロー…………!
GM:オッケー!クリア! キャラシも直しておいてね
GM:注射の描写どうぞ~
ワンガンレッド:なおしました!
ワンガンレッド:「熱き血潮でハイオク満タンッ!」
ワンガンレッド:高らかに叫び、嵐の中へと走り出す。
ワンガンレッド:そも――嵐とは莫大なエネルギーの塊である。
ワンガンレッド:熱、運動、レネゲイド、それらの力が大気と水を揺り動かす“嵐”の正体だ。
ワンガンレッド:ならば――だ。
ワンガンレッド:莫大なエネルギーにも揺るがぬ健やかな身体、そして尽きせぬレネゲイドの泉を飲み干す吸血鬼の力を持つ“ワンガンレッド”であれば――
ワンガンレッド:「百・万・馬・力 だァ~~~~~~~~~~~~~~~!」
ワンガンレッド:形無き風を掴み、流れ行く水を踏み越え、それは愚直なまでにセティボスの中心へと近づく。
ワンガンレッド:
ワンガンレッド:ご存知だろうか?
ワンガンレッド:特撮ヒーローはなぜ戦闘に不向きな原色で自らを装うのか。
ワンガンレッド:それは“安心”を与える為だ。
ワンガンレッド:たとえ嵐でも、雪でも、砂塵の彼方でも、己が来たと声高らかに歌うためだ――!
ワンガンレッド:
ワンガンレッド:「ナイトロインジェクション! Dr.山陰……先生……見ていてくれ……!」
ワンガンレッド:圧倒的質量、物量、エネルギーの壁を百万馬力の理不尽で切り裂き、ヒーローの手が――届く!
ワンガンレッド:柔らかな膚を貫き、細い針が飲み込まれていく。押し込まれていく。受け継がれた遺志が!
ワンガンレッド:「戻ってぇぇぇえええええ! 来ぉぉぉおおい!」
ワンガンレッド:強引に掴みかかり、叫ぶ!
ワンガンレッド:「お前たちを! 待っている“人”が居る! 絶対に!」
ワンガンレッド:「だから――ッ!」
ワンガンレッド:「だからぁ!」
アリエル:「おねえ……ちゃ……」
アリエル:叫び声に呼応するように、
アリエル:少女の身体が、少しずつ浮かび上がってくる。
今野 四季花:「アリエル……」 嵐の下で、それを見上げて叫ぶ。
今野 四季花:剣を抜いていない。ただ、両手を広げている。
今野 四季花:「アリエルっ! 戻ってきて!」
GM:竜巻が掻き消える。
アリエル:そして、少女の身体が落ちてくる。
今野 四季花:大嵐に揺られながら、飛び込むように、落ちてくるアリエルを抱きとめる。
ワンガンレッド:遅れて落ちてくる。抱きしめ合う二人を見つけ、静かに微笑む。
鉄輪 流:「やった…!」
ワンガンレッド:仮面の下の笑顔は誰に見られる必要もないものだ。
今野 四季花:「アリエル……ッ!」声が潤む。「たす、……助けに、きましたよ……!」
レティシア・レイセン:二人の姿を見て、すぐに周囲を警戒する
アリエル:「お姉ちゃん……」
今野 四季花:「ごめんね。ごめんね……すぐに、追いかければ良かったのに……!」
アリエル:少女の身体は傷ついており、弱弱しい。
アリエル:「ううん、ごめんなさい……」
アリエル:「私……お姉ちゃんと一緒にいたかっただけなの」
アリエル:「なのに、一緒に戦いたいなんて言って」
アリエル:「飛び出して、迷惑かけて……ごめんなさい……」
アリエル:弱弱しく謝る。
今野 四季花:ぎゅう、と強く抱きしめる。また風になって散ってしまうのではないかと、恐れるかのように。
今野 四季花:「そんなこと……ううん」
今野 四季花:「私も、自信が無かったの。あなたを、正しく導けるかって……」
今野 四季花:「いっぱい、話そう。昔のこと、今日のこと、この先のこと」
今野 四季花:涙を流しながら微笑んで。こつりと、お互いの額を当てる。
今野 四季花:「でも。あと1回だけ、我が儘を聞いてくれる?」
アリエル:「……うん」
今野 四季花:「お姉ちゃんは、これから、他の子を助けにいくの」
今野 四季花:「アリエルみたいな目に、他の子が、二度と合わないように。……頼れるお姉さん、お兄さんたちも一緒だから」
今野 四季花:「待っててくれる?」
アリエル:「……っ」 一瞬、寂しそうな顔をしたが
アリエル:「うん! お姉ちゃん、助けてくれてありがとう!」
アリエル:「私、待ってるから!」
アリエル:そう言って、笑顔を向ける。
今野 四季花:「……ありがとう。アリエルさん」
今野 四季花:抱き上げて、「ランスロットさん。この子をお願い出来ますか?」
カー・ランスロット:『Okay!』
カー・ランスロット:『同胞を守る本来の仕事ができて光栄だよ!』
カー・ランスロット:『さぁLittle Lady……客席に乗りたまえ。アルカンターラシートだよ』
カー・ランスロット:カパッとドアが開く。
今野 四季花:席に載せる。「ほら、椅子の上で立ち上がったらダメだからね」
アリエル:「わあっ、すっごい!」
アリエル:シートに横になりながら喜んでいる。
鉄輪 流:「スタッフには連絡しときました! 支部まで戻ったら手当てを受けてくださいね」
カー・ランスロット:『ああ、KIRITANIとも久しぶりだ。気楽にやるさ』
鉄輪 流:「だいじょぶス、痛いことはたぶんしないので」
アリエル:「う、うん」
カー・ランスロット:『Ms.アリエル、君の身体のダメージを癒やすだけさ。安心したまえ』
アリエル:「ほんとかなあ……」
GM:騙されて実験体にされまくったので少し疑り深くなっている。
今野 四季花:「大丈夫よ。アリエル」
今野 四季花:「もし痛いことされそうになったら、お姉ちゃんがその人にもっと痛いことするからね」
カー・ランスロット:『そうとも、今のUGNはゼノスと提携している。レネゲイドビーイングには(比較的)優しい組織さ』
レティシア・レイセン:「私も保証します」
レティシア・レイセン:「そのような行いをなすようであれば、支部長として権限を行使します」
ワンガンレッド:「カー・ランスロットは少なくとも嘘は言わない。飛び込んできた俺の言うことだと思って信じてくれないかな……アリエルさん」
アリエル:皆の言葉に、コクコクと頷き。
アリエル:「えっと、お姉ちゃんのこと……よろしくお願いします!」
レティシア・レイセン:「任せてください、無事に帰します……彼女にはまだまだ、やっていただきたい事がありますから」
レティシア・レイセン:「アリエルさんと一緒にこれからも暮らす事もそうです」
アリエル:「えへへ」 嬉しそう
ワンガンレッド:「その願い、ワンガンレッドが確かに受け取った」
今野 四季花:「支部長……」
カー・ランスロット:『それでは私達は失礼するとしよう』
カー・ランスロット:『なに、円卓の騎士の誇りにかけて無事送り届けるとも』
カー・ランスロット:『残りの同胞は……なに、レディ・プランナーがなんとかするさ』
カー・ランスロット:『彼女もあれで甘いところがある』
鉄輪 流:(この車顔広いな…)
カー・ランスロット:景気よくクラクションを鳴らしてからゆっくりと走り始めます。
今野 四季花:「あの……」
今野 四季花:それを見送りながら。「陸斗さんとランスロットさんって、どういう関係なんですか? 馴初めというか……」
ワンガンレッド:「オーヴァードマフィアに殺されかけた時に……助けてもらった」
レティシア・レイセン:(彼の正体は……まさか……)
ワンガンレッド:「戦隊ヒーローのサポートメカのレネゲイドビーイングだと名乗っていたんだが……」
ワンガンレッド:「もしかして違うのか……?」
レティシア・レイセン:(いや、白倉さんが知らないのなら言うべきではない、か)
レティシア・レイセン:「少なくとも、害ある存在ではないでしょう」
ワンガンレッド:「ああ……! カー・ランスロットは大切な仲間だ……それでいいのかもしれない……!」
今野 四季花:「そうですね……頼りになる殿方? です」
鉄輪 流:「…一応そのうち詳しく腹割って話しとくことをお勧めはするス」苦い経験談である。
今野 四季花:「…………」そして一つだけ。アリエルに言い繕ったことがある。
ワンガンレッド:「今は行こう……巨悪を打ち倒すために!」
今野 四季花:「嵐の壁が、なくなりました。けれど……」 雪。稲光。大雨。今だ公園の中に、局地的異常気象の群。
今野 四季花:鞘の中で、剣が騒いでいる。
レティシア・レイセン:「まだ、合体したレネゲイドビーイングたちは残っているのでしょう」
レティシア・レイセン:「……おそらく、手遅れの個体たちです」
ワンガンレッド:「倒すしか無いということだな……」
レティシア・レイセン:「あとは私が下手人共々薙ぎ払っても良いですが……」
レティシア・レイセン:暗に因縁のある3人は来なくても良いと示す
今野 四季花:「約束したばかりです。……助けると」
今野 四季花:「それに、支部長にだけ無理をさせたら、支部員の名折れですしね」
ワンガンレッド:「ふっ、ワンガンレッドが悪を前に尻尾をまくかよ」
鉄輪 流:「あの人とはどうしても一度話しておきたい。俺のケジメです」
レティシア・レイセン:「そうですか、では」
レティシア・レイセン:「行きましょう、嵐と決着をつけに」
レティシア・レイセン:(皆さん強い、任せられる人たちだ)
GM:そして、あなた達は奥へと進む。
GM:その先に待ち受ける男と、決着をつけるために。
GM:
GM:シーン終了。ロイスの取得・変更、購入判定が可能です。
今野 四季花:仲間/白倉陸斗/感謝:○/心配/ロイス
今野 四季花:購入なし! 以上
鉄輪 流:ブルゲチャレンジ!
ワンガンレッド:よし、鉄輪さんにまだとってないな
鉄輪 流:3dx+2>=20
DoubleCross : (3DX10+2>=20) → 5[4,5,5]+2 → 7 → 失敗
レティシア・レイセン:一応ミーミルをコネにしてブルーゲイル
鉄輪 流:以上!
レティシア・レイセン:7dx+1>=20
DoubleCross : (7DX10+1>=20) → 8[1,2,2,3,4,5,8]+1 → 9 → 失敗
ワンガンレッド:ルストブルーム 信頼/早く次の秘密兵器を作ってくれ!!!!
ワンガンレッド:ブルゲチャレンジ!
レティシア・レイセン:財産点の残りの11点を投入してブルーゲイル取得
ワンガンレッド:7dx>=20
DoubleCross : (7DX10>=20) → 10[2,2,2,4,5,9,10]+9[9] → 19 → 失敗
ワンガンレッド:財産点1を使って取得
ワンガンレッド:レティシアさんにブルーゲイルを渡します
ワンガンレッド:なぜなら俺は使うチャンスがない!
今野 四季花:奏者仲間だもんな
鉄輪 流:二つあるなら片方いただいてもいいですか?
鉄輪 流:衝動判定と合わせて80%に乗せる調整に使えそう
レティシア・レイセン:はい、どうぞ
レティシア・レイセン:渡します
鉄輪 流:ありがとうございます!
ワンガンレッド:あっ、そういう手が
ワンガンレッド:そう、奏者あるのでね
ワンガンレッド:つかわないんすよね俺
今野 四季花:俺とお前でW奏者だからな
ワンガンレッド:そうとも……
GM:良いかな!
ワンガンレッド:良いです!
レティシア・レイセン:大丈夫です
鉄輪 流:OKです!
今野 四季花:OK!
クライマックス:嵐の主
GM:シーンPCは今野四季花。他PCも全員シーンインお願いします!
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(71 → 75)
ワンガンレッド:白倉 陸斗の侵蝕率を1D10(→ 5)増加(80 → 85)
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(72 → 78)
今野 四季花:1d10+96
DoubleCross : (1D10+96) → 8[8]+96 → 104
GM:格差えっぐ
GM:
GM:公園内に足を踏み入れると、そこには悔し気な表情の佐堂がいた。
GM:巨人の姿は無い。アリエルが分離した影響だろう。
ワンガンレッド:「そこまでだ! プロスペロー!」
ワンガンレッド:「貴様の野望は潰えた! 大人しく諦めろ!」
佐堂長明:「"セティボス"を分離するとは……よくもやってくれたな!」
佐堂長明:「貴様らUGNはいつもいつも俺の邪魔ばかりする……!」
鉄輪 流:「佐堂さん…! 本当にあなたなんスね」
鉄輪 流:「俺たちは、そもそもUGNの予算無しでは研究を始める事すらできなかったはずです…!」
鉄輪 流:「どうしてFHなんかに…!」
佐堂長明:「ふん、FHへ行ったからこそ、俺は"セティボス"を完成させられたのだ」
佐堂長明:「UGNではけして完成しなかった研究をな……」
ワンガンレッド:「予算がついたのか……」
佐堂長明:「うむ」 しみじみ頷く
鉄輪 流:「でも…! 災害を撒き散らしてカエルを降らせるなんて、そんなことを貴方がやりたかったとは信じられない…!」
鉄輪 流:「どこで…どこで間違えちゃったんスか!」
佐堂長明:「うるさい! 俺は間違えてなどいない!」
佐堂長明:「貴様も所詮はUGNか……」
ワンガンレッド:「いいや、間違えたさ」
ワンガンレッド:「少なくとも一人、偉大な医師をこの世から消し去った」
ワンガンレッド:「お前の大好きな予算くらい一年で平気で稼げる医師をな……!」
鉄輪 流:「質問に答える前に、一つだけ確認させてください」
鉄輪 流:「山陰医師に追手をかけ、そしてその追手にも自爆装置を仕掛けていた」
鉄輪 流:「ドラレコの記録と、警察の調査結果です。 あれは、あなたがやったことで間違いないスね?」
佐堂長明:「ああそうだ。だからどうした?」
鉄輪 流:「…!」
ワンガンレッド:「ふざけるな!」
ワンガンレッド:「人の命を何とも思わないお前が、人の世界を震わせることなどできるものか!」
ワンガンレッド:「お前は、もはや、己の使命に囚われて何も見えなくなっている!」
ワンガンレッド:「その蒙昧のままに俺の大切な人々を傷つけたこと……ゆ゛る゛さ゛ん゛ぞッ!」
鉄輪 流:「なら…なら俺はUGNとして、ひとりの人間としてあなたを止めます!」
鉄輪 流:「もうこれ以上、悲劇は繰り返させない…! あなたの舞台に、俺たちで幕を引きます!」
佐堂長明:「ふん……」
佐堂長明:「"セティボス"が分離したことによって、すぐのN市の壊滅は難しくなった」
佐堂長明:「だが、貴様らを皆殺しにすることは容易い!」
佐堂長明:「その後に改めて"セティボス"を作り直す!」
佐堂長明:「ああいや……貴様は半殺しにとどめて人質にすれば、あのガキも素直に協力してくれるかもなあ……?」 じろりと、今野に視線を向ける。
鉄輪 流:「くっ…! あなたはどこまで!」
今野 四季花:「…………っ」サーベルに手をかけて、すぐに離す。
今野 四季花:「ひとつだけ、確認をさせてください」
今野 四季花:「あなたはセティボスを作り、UGNを滅ぼす……自分の研究を認めなかったから」
今野 四季花:「それなら――その前のあなたは、どうして天候を操作したかったんですか?」
佐堂長明:「なんだと……?」
今野 四季花:真っ直ぐに見上げる。どこかその目は、哀れんでいるかのような。
今野 四季花:「思い出してください。流さんと研究していたときのことを。それとも…………もう、覚えていませんか?」
佐堂長明:その言葉に、一瞬だけ考え
佐堂長明:「過去のことなど、どうでもいいことだ!」 そして切り捨てる。
今野 四季花:「そうですか」目を伏せる。「なら、私達は貴方を止めます」
今野 四季花:「だいじょうぶですよ。――N市支部戦闘員《サラセニア》」
今野 四季花:「大人しくしていれば、痛くはしませんから」
今野 四季花:その微笑みは一見は柔らかいままで……どこか、妖しく輝いている。
佐堂長明:過去を切り捨てた男に、その瞳に怯む理性はない。
佐堂長明:「ふはは! その言葉、そっくりそのまま返してやろう!」
佐堂長明:「皆殺しにしてやるぞ! UGN!」
鉄輪 流:二の腕がクレーン状に長大に展開し、手首から先がガパリと3つに開く。
鉄輪 流:もはや言葉はない。 話の続きは、墓前だ。
レティシア・レイセン:「今野さん……やはりあなたは強い」
レティシア・レイセン:「敵に対しても優しさを忘れず、しかし戦う時は戦う事ができる」
レティシア・レイセン:「その在り方を、私は守りたいと思えます」
レティシア・レイセン:「あなたは今野四季花のまま、どうか咲き続けてください」そう言って佐堂に向き直る
今野 四季花:「レイセン支部長……はい。任せてください」
レティシア・レイセン:「いつも言っていますが、レティシアで良いですよ」
レティシア・レイセン:(私は、戦う事しかできない女だから)
レティシア・レイセン:「"プロスペロー"あなたの事情はわかりました、行った行為も、その悲劇も、許されなさも」
レティシア・レイセン:「けれど討ちます、あなたにどのような慈悲が生じる余地があったとして、それらの全てを壊してでも」
レティシア・レイセン:「こんな暴力的な方法しか選択肢が無かったとしても……明日咲く花は、あなた達に奪わせはしない」
レティシア・レイセン:そう言って、紐で繋がれた5つの指輪を取り出し、片手の指にそれぞれをはめる。
レティシア・レイセン:「暴威には、暴威をもって返答とします」
レティシア・レイセン:そう言ってプロスペローの背後にあるセティボスに目をやって
レティシア・レイセン:(ごめんなさい、私がもっと優しさを起点とした力の使い手であったのなら、あなた達を救えたかもしれないのに)
レティシア・レイセン:(___しかし今から、慈悲を持った次代の刃がそちらに向かいます)
レティシア・レイセン:「とどかせましょう、何としてでも」
今野 四季花:(支部長、指輪を5つ全て……本当に本気なんですね)
今野 四季花:「はい!」その傍らで、刀を構えた。
佐堂長明:佐堂長明は怯みはしない。
セティボス・エレメント:だが、その傍らの2つの人影は、レティシアの構えから何かを感じ取ったのか、警戒を露わにする。
佐堂長明:「セティボス・エレメント! 皆殺しだ!」
GM:佐堂が叫ぶと同時に、暴風が巻き起こる!
GM:臨戦態勢。あなた達のレネゲイドが刺激される!
GM:衝動判定 難易度9
今野 四季花:自分に援護の風 ダイス+4 侵蝕104→106
今野 四季花:7dx+2
DoubleCross : (7DX10+2) → 10[1,2,3,5,9,9,10]+6[6]+2 → 18
鉄輪 流:4dx+2>=9
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 7[1,2,7,7]+2 → 9 → 成功
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を2D10(→ 13)増加(75 → 88)
鉄輪 流:あっぶな 暴走しませんでした
ワンガンレッド:7dx+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 10[4,5,5,6,9,9,10]+10[10]+1[1]+1 → 22
ワンガンレッド:意志の力だ!
レティシア・レイセン:5dx>=9
DoubleCross : (5DX10>=9) → 8[2,5,7,7,8] → 8 → 失敗
ワンガンレッド:85+2d10
DoubleCross : (85+2D10) → 85+15[6,9] → 100
今野 四季花:暴走するとリアクションできなくなるから困るんだよね
今野 四季花:104+2d10
DoubleCross : (104+2D10) → 104+12[2,10] → 116
レティシア・レイセン:78+2d10
DoubleCross : (78+2D10) → 78+8[5,3] → 86
今野 四季花:ぎりぎり期待値!
GM:
GM:戦闘開始!
GM:まず配置!
【】内は行動値
"セティボス・エレメント"*2【10】
|
4m
|
"プロスペロー"【9】
|
4m
|
PC【10】【7】【5】【5】
GM:戦闘勝利条件は敵の全滅です。
1R→セットアップ
セティボス・エレメント:セットアップ:嵐の渦3 視界・単体。R中、対象の行動値-9。
セティボス・エレメント:対象はレティシア・レイセン
今野 四季花:ゲッ! こいつ!
レティシア・レイセン:こっちに来ましたか
ワンガンレッド:ギョヒーッ!
鉄輪 流:同じタイプの技を!
セティボス・エレメント:もう1体はなし!
"プロスペロー":"プロスペロー"もなし!
鉄輪 流:ブルーゲイルを吸引します!
今野 四季花:【サントノーレを啄んで】《スタートダッシュ》《鮮血の奏者(サングイン)》
ワンガンレッド:でもまあ支部長まで繋げば最大火力がシーンに向けてぶっ放せるってことだな
鉄輪 流:侵蝕88→93 このラウンドの行動値+5
今野 四季花:HP31→28、このラウンドの攻撃力+24、更に戦闘移動、侵蝕116→123
レティシア・レイセン:私は無しで
ワンガンレッド:ワンガンラウンド gear1:《鮮血の奏者》 対象はレティシア支部長 HP2を消費してレティシア支部長の攻撃ダメージに+21
今野 四季花:戦闘移動先は10mだが……これプロスペロー通り過ぎれます?
ワンガンレッド:侵食100→103
今野 四季花:ああでも、やっぱりプロスペロの方が良いかな
GM:飛行状態じゃなければ"プロスペロー"で止まります
今野 四季花:了解です! ではプロスペラに接敵!
今野 四季花:エアリアルは私が止める!
今野 四季花:行くよ、キャリバーン!
GM:ww
→イニシアチブ:行動値12 鉄輪流
鉄輪 流:マイナーでプロスペロー及び今野さんと同じエンゲージに戦闘移動4m!
鉄輪 流:メジャーで《アームズリンク》《コンセントレイト:ブラックドッグ》!バリクラはまだ使いません
鉄輪 流:7dx8
DoubleCross : (7DX8) → 10[3,7,8,8,8,10,10]+10[3,3,9,9,10]+10[6,6,8]+3[3] → 33
GM:対象はプロスペロー?
鉄輪 流:あっそうか、射程白兵なのを失念してました
鉄輪 流:プロスペローのつもりだったけど、やっぱり嵐の渦を使ってないほうのセティボス・エレメントを狙います
GM:むっ了解です!
セティボス・エレメントB:防御系の技が何一つない
セティボス・エレメントB:ドッジ!
セティボス・エレメントB:10dx>=33
DoubleCross : (10DX10>=33) → 9[3,4,4,5,6,7,7,8,9,9] → 9 → 失敗
鉄輪 流:ダメージ行きますね!
鉄輪 流:10+1+4d10
DoubleCross : (10+1+4D10) → 10+1+22[7,2,8,5] → 33
鉄輪 流:達成値と同じとは
セティボス・エレメントB -33:結構痛い!
GM:
→イニシアチブ:行動値10 "セティボス・エレメント"*2
セティボス・エレメント 両方:マイナー/積乱雲:バトルビート3+氷の加護3+雷の加護3 攻撃力+6、メインプロセス間ブラックドッグのエフェクトを組み合わせた判定+6D。
セティボス・エレメントA:メジャー/ライトニングストーム:サイレンの魔女3+雷の槍3 16dx+10 攻撃力+19 視界・シーン選択。装甲無視。同一エンゲージ不可。
GM:片方はこのコンボ!
GM:PC全員に装甲無視の攻撃をします
鉄輪 流:うおお《マグネットフォース》!
今野 四季花:まだ来てない!
今野 四季花:ファンブルの可能性がある!
GM:うむうむ
鉄輪 流:そうでした!
セティボス・エレメントA:16dx+10
DoubleCross : (16DX10+10) → 10[1,1,1,1,2,2,4,5,6,6,6,7,7,8,9,10]+3[3]+10 → 23
セティボス・エレメントA:1回回った
鉄輪 流:では改めてカバーリングを宣言します!
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を2増加(97 → 99)
GM:誰を庇うのかと、皆リアクションをお願いします。
今野 四季花:うおお~回避!
GM:避けれるかもしれないしネ
今野 四季花:8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 8[1,1,2,2,3,5,6,8]+1 → 9
ワンガンレッド:ですね
ワンガンレッド:回避
今野 四季花:カスでごめんなさい 庇われます
ワンガンレッド:12dx
DoubleCross : (12DX10) → 10[2,2,2,5,5,7,7,7,8,8,9,10]+8[8] → 18
ワンガンレッド:あっ、惜しい
鉄輪 流:対象は今野さん! リアクションは…そういえばドッジもできたのでドッジ
ワンガンレッド:妖精の手とか誰か恵んで❤ ねえよ❤
ワンガンレッド:受けます!
鉄輪 流:6dx>=23
DoubleCross : (6DX10>=23) → 10[5,8,8,10,10,10]+7[1,5,7] → 17 → 失敗
鉄輪 流:ダメージお願いします!
レティシア・レイセン:暴走です
GM:レティシアさんも!
GM:あっそうだった
セティボス・エレメントA:3D10+19 装甲無視
DoubleCross : (3D10+19) → 15[6,1,8]+19 → 34
鉄輪 流:《リザレクト》します!
鉄輪 流:鉄輪 流の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(99 → 108)
ワンガンレッド:レティシアさんから妖精もらいます!
ワンガンレッド:これで8割回避!
ワンガンレッド:見ててくださいよレティシアさん!
レティシア・レイセン:【昇格】《妖精の手》
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を4増加(86 → 90)
レティシア・レイセン:どうぞ
ワンガンレッド:あざす!!!!
レティシア・レイセン:私はリザレクトします
ワンガンレッド:1dx+20>=23 うおおおおおおおおおおお!!!!!
DoubleCross : (1DX10+20>=23) → 6[6]+20 → 26 → 成功
ワンガンレッド:やったあああああああああああああ!!!!!!
鉄輪 流:イェイイェイ
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(90 → 94)
ワンガンレッド:ありがとうございます支部長!
今野 四季花:これが友情パワーだ
GM:大成功!
GM:続いてB
セティボス・エレメントB:メジャー/ブリザードストーム:サイレンの魔女3+ブリザードブレス3 11dx+10 攻撃力+12 視界・範囲選択。装甲無視
セティボス・エレメントB:これは……初期地点にいる2人
セティボス・エレメントB:白倉さんとレティシアさんに攻撃します
セティボス・エレメントB:11dx+10
DoubleCross : (11DX10+10) → 10[1,3,3,3,4,4,5,5,7,9,10]+7[7]+10 → 27
ワンガンレッド:ぎえーっ!
ワンガンレッド:やめろーっ!
ワンガンレッド:回避いきます
ワンガンレッド:12dx
DoubleCross : (12DX10) → 9[1,1,1,2,3,3,3,3,4,7,7,9] → 9
ワンガンレッド:だめ
レティシア・レイセン:暴走
今野 四季花:支部長ーっ
ワンガンレッド:今回はあえて受けよう……!
セティボス・エレメントB:3D10+12 装甲無視
DoubleCross : (3D10+12) → 15[5,2,8]+12 → 27
ワンガンレッド:ぐぅっ!
ワンガンレッド:ギリギリ耐えた……!
ワンガンレッド:HP2!
ワンガンレッド:赫き重刃のフルスペックは出せないが……装甲無視をやめろ……!
レティシア・レイセン:耐えるのは無理なのでリザレクトします
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(94 → 96)
→イニシアチブ:行動値9 "プロスペロー"
"プロスペロー":マイナー/堕落の権化:完全獣化3+高野翼3+ハンティングスタイル2 戦闘移動を行う。シーン間飛行状態となり、【肉体】+5D。ドッジ+3D
"プロスペロー":いや……どうしようかな……
ワンガンレッド:薄汚い獣め!
"プロスペロー":飛び越えていくか
"プロスペロー":戦闘移動してレティシアさんと白倉さんのエンゲージに突入
"プロスペロー":メジャー/恨みの爪:獣の力3+爪剣6+コンセントレイト:エグザイル3+死神の爪2 14dx7+4 攻撃力+13 視界・この攻撃に対するドッジ-1D。この攻撃に対してリアクション不可。カバーリングを行った場合、ガードを行ったものとしてダメージを算出できない。シナリオ1回。
"プロスペロー":対象はレティシアさん
ワンガンレッド:ぐわーっ!
"プロスペロー":UGNの支部長だからね
レティシア・レイセン:こちらに来ますか、どうぞ
レティシア・レイセン:暴走リアクション不可です
"プロスペロー":14dx7+4
DoubleCross : (14DX7+4) → 10[1,1,2,2,4,4,5,5,6,6,6,7,7,8]+6[2,3,6]+4 → 20
"プロスペロー":3D10+13
DoubleCross : (3D10+13) → 18[4,8,6]+13 → 31
レティシア・レイセン:倒れます、リザレクト
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(96 → 97)
レティシア・レイセン:なんでしょうねこの
今野 四季花:妖精を使いましょう
今野 四季花:リザレクトに愛された子
GM:離脱後再エンゲージは無理っぽいので、"プロスペロー"は支部長たちから1m離れたところに、今野さんたちから3m離れた位置にいます
今野 四季花:引き撃ち野郎なのか……?
GM:
GM:→イニシアチブ
→イニシアチブ:行動値5 今野四季花 or 白倉陸斗
ワンガンレッド:では行きます!
ワンガンレッド:ハンティングスタイル!
ワンガンレッド:マイナーで
ワンガンレッド:ワンガンチェンジ!:《ハンティングスタイル》《破壊の爪》《赫き重刃》
ワンガンレッド:これで後方のエレメントたちのエンゲージに入ります
ワンガンレッド:メジャーでエレメントAを対象に
ワンガンレッド:シャダンキアックス!:《乾きの主》《コンセントレイト:ブラム・ストーカー》
ワンガンレッド:を行います、赫き重刃はLv2ですがHP1だけ使っています
ワンガンレッド:火力固定値は36と控えめです
ワンガンレッド:それでは判定参ります、いいっすか!
GM:十分だが!
GM:OK!
ワンガンレッド:いざ!
ワンガンレッド:12dx7+4 白兵
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[1,2,3,3,4,5,5,5,7,7,8,10]+10[3,4,4,10]+10[10]+10[9]+10[9]+10[7]+10[10]+1[1]+4 → 75
ワンガンレッド:イッテイーヨ!
ワンガンレッド:カンカンカンカン
GM:???
GM:高くない????
ワンガンレッド:高いっすね……
セティボス・エレメントA:ど、ドッジ!
セティボス・エレメントA:10dx>=75
DoubleCross : (10DX10>=75) → 9[1,5,5,6,7,7,8,8,9,9] → 9 → 失敗
セティボス・エレメントA:ミャオ……
ワンガンレッド:今です支部長!
ワンガンレッド:妖精の手を!
レティシア・レイセン:【昇格】《妖精の手》
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を4増加(97 → 101)
ワンガンレッド:1dx7+84 白兵 セイヤーッ!
DoubleCross : (1DX7+84) → 5[5]+84 → 89
ワンガンレッド:おしい
ワンガンレッド:まあともかくこれでよい
今野 四季花:あ、では
今野 四季花:《バディムーヴ》
ワンガンレッド:うおーっ!!!!!!!
今野 四季花:+3してくださいな
セティボス・エレメントA:ヒッ……
ワンガンレッド:これが絆の力だーッ!
ワンガンレッド:くらえエレメントA
ワンガンレッド:無慈悲なる断罪の斧をなァッ!
ワンガンレッド:36+10d10 装甲無視
DoubleCross : (36+10D10) → 36+49[2,1,4,10,4,4,3,9,8,4] → 85
セティボス・エレメントA:僕悪いRBじゃないよ……
セティボス・エレメントA:ギエァーッ!
ワンガンレッド:ゾルッ
セティボス・エレメントA -85:満身創痍
ワンガンレッド:次は貴様だB……
GM:
→イニシアチブ:行動値5 今野四季花
今野 四季花:マイナーで戦闘移動。佐堂さんにエンゲージ。
今野 四季花:メジャー。《コンセントレイト:ハヌマーン》《居合》オートで《援護の風》。【タルト・タタンに焦がされて】
今野 四季花:12dx7+8
DoubleCross : (12DX7+8) → 10[1,2,2,2,3,3,3,4,5,7,10,10]+10[4,8,10]+10[7,10]+10[8,9]+10[5,9]+10[9]+4[4]+8 → 72
"プロスペロー":高くないか……?
ワンガンレッド:フォールンサラマンダー!
"プロスペロー":ドッジ!
ワンガンレッド:ダメージに+2dだッ!
レティシア・レイセン:【昇格】《妖精の手》
レティシア・レイセン:その前にこっちいっておきましょうか
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を4増加(101 → 105)
GM:ひ、ひええ
今野 四季花:1dx7+78
DoubleCross : (1DX7+78) → 10[10]+10[9]+10[8]+5[5]+78 → 113
ワンガンレッド:《ワンガンラウンド gear2》:フォールンサラマンダー
ワンガンレッド:ダメージ+2dよ!
"プロスペロー":ど、ドッジ……
"プロスペロー":9dx+4
DoubleCross : (9DX10+4) → 6[1,2,3,3,3,4,5,5,6]+4 → 10
"プロスペロー":ヒン……
今野 四季花:がんばりましたね えらいえらい
今野 四季花:ではダメージ
今野 四季花:34+2d10+12d10
DoubleCross : (34+2D10+12D10) → 34+14[9,5]+49[1,8,7,3,1,4,1,2,5,10,4,3] → 97
"プロスペロー":これは……!
"プロスペロー":ミリ残し……!
今野 四季花:侵蝕116→123 装甲ガードもろもろ有用です なんてことだぜ
今野 四季花:こいつらタフだな……
"プロスペロー":HP1で生きています(98)
ワンガンレッド:なんてことだ
今野 四季花:食いしばりされてる
ワンガンレッド:あっ、Eロイス解除してやろうぜ!w
今野 四季花:あっそうそう 鬼切りの小太刀の効果発動! Eロイスを明かせ~っ!
"プロスペロー":愚者の契約と傲慢な理想を持っている……!
"プロスペロー":これはアレですね
"プロスペロー":"セティボス"を作るためのEロイス……
今野 四季花:これ愚者の契約解除したらエレメント死にます?
"プロスペロー":流石に……死なない!
"プロスペロー":ので解除するものは無いかな……!
今野 四季花:ならば傲慢な理想を斬っておきましょう 範囲化されたらイヤだし
今野 四季花:あ、もう使ってるのか
GM:シナリオ中に特に言及無いんだけど
GM:多分愚者の契約の範囲を広げるのに使ったのかな?
今野 四季花:使用済! じゃあ解除対象なしで
ワンガンレッド:まあ演出のネタとして
レティシア・レイセン:一応フレーバーで愚者の契約斬っておくのは良いのでは?
ワンガンレッド:契約解除というのはありだと思うんすよね
GM:あっそうねフレーバーとしてなら良いよ!
ワンガンレッド:ただ傲慢な理想を断つというのもフレーバーアド高い、どっちもいいっすねえ
GM:ていうかアレですね
鉄輪 流:鬼切りの古太刀でEロ持ちを斬った事実は変わらない!
GM:じゃあ愚者の契約を切ったらセティボス・エレメントがプロスペローも巻き込んで攻撃するようになります
"プロスペロー":HP1だけど……
今野 四季花:じゃあ契約だけ斬って制御不能にしてやります
GM:制御が効かなくなるみたいな演出!
今野 四季花:これが人間の業の行き着く先だ~~~っ
GM:
→イニシアチブ:行動値1 レティシア・レイセン
レティシア・レイセン:マイナーで暴走解除
レティシア・レイセン:メジャーアクション
レティシア・レイセン:【天の涙に啼けよ雷霆】《雨粒の矢》+《ダンシングシミター》
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を6増加(105 → 111)
レティシア・レイセン:射程シーンの攻撃、対象はセティボス2体とプロスペロー
GM:こい……!
レティシア・レイセン:判定へ
レティシア・レイセン:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 10[4,5,5,6,7,8,10]+1[1] → 11
レティシア・レイセン:【不逃による詰み】《神速舞踏》達成値+12
レティシア・レイセン:【横列による詰み】《神速舞踏》達成値+12
レティシア・レイセン:【無行による詰み】《神速舞踏》達成値+12
レティシア・レイセン:【縦横による詰み】《神速舞踏》達成値+12
レティシア・レイセン:【窒息による詰み】《神速舞踏》達成値+12
レティシア・レイセン:60追加で達成値71
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を5増加(111 → 116)
"プロスペロー":ドッジ
"プロスペロー":9dx+4>=71
DoubleCross : (9DX10+4>=71) → 9[1,1,2,4,5,6,7,7,9]+4 → 13 → 失敗
ワンガンレッド:今だ!
セティボス・エレメント 両方:ドッジ
セティボス・エレメントA:10dx>=71
DoubleCross : (10DX10>=71) → 9[1,1,2,3,4,4,4,9,9,9] → 9 → 失敗
セティボス・エレメントB:10dx>=71
DoubleCross : (10DX10>=71) → 10[1,2,3,5,6,6,6,7,9,10]+5[5] → 15 → 失敗
ワンガンレッド:ワンガンラウンド top gear:《餓狼の爪》 ダメージ+36
GM:では、この攻撃のダメージは+36です……
レティシア・レイセン:8d10+4+15+10+36 装甲有効
DoubleCross : (8D10+4+15+10+36) → 50[7,5,10,1,5,7,6,9]+4+15+10+36 → 115
ワンガンレッド:あっ、奏者も乗っているので+21っすよ
レティシア・レイセン:じゃあ136ですね
ワンガンレッド:いぇい!
GM:これは……全員倒れる!
"プロスペロー":オート:魔獣の証2 HP20で復活! シナリオ1回。
GM:"プロスペロー"だけ頑張って立ち上がります。
GM:
→イニシアチブ
→クリンナップ
GM:
レティシア・レイセン:少しお待ちを
GM:おっと
レティシア・レイセン:私も遺産の反動で倒れます、セティボスのロイスをタイタスにして復帰します、HP11
GM:そうだった!雷神の戦槌!
鉄輪 流:おっと少々お待ちくださいな
ワンガンレッド:まさか……あるの!?
ワンガンレッド:蘇生エフェクト!
鉄輪 流:この流れならこちらで使いますよ!《緊急蘇生》!
ワンガンレッド:わぁ……!
レティシア・レイセン:ではありがたくいただきます
レティシア・レイセン:GM、変更してよろしいでしょうか
GM:OKです!
鉄輪 流:HPを4まで回復してくださいな!
鉄輪 流:侵蝕113
GM:
GM:HP20の1体だけだし続けて行っちゃいましょう!
2R→セットアップ
レティシア・レイセン:ないです
今野 四季花:なし
"プロスペロー":なし
ワンガンレッド:なし
GM:鉄輪さんも無しかな!
鉄輪 流:あっそうか
鉄輪 流:切ります。《マグネットジェイル》
鉄輪 流:対象はプロスペロー。行動値を強制的に0にします。
"プロスペロー":ぐおおうごけん……
鉄輪 流:侵蝕117!
→イニシアチブ:行動値10 レティシア・レイセン
レティシア・レイセン:では、マイナーで移動しプロスペローとエンゲージ
レティシア・レイセン:メジャーアクション
レティシア・レイセン:【天の涙を啼けよ雷霆】《雨粒の矢》+《ダンシングシミター》
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を6増加(116 → 122)
レティシア・レイセン:判定へ
レティシア・レイセン:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 10[3,5,8,8,9,9,10]+3[3] → 13
レティシア・レイセン:続けて
レティシア・レイセン:【不逃による詰み】《神速舞踏》達成値+12
レティシア・レイセン:【横列による詰み】《神速舞踏》達成値+12
レティシア・レイセン:【無行による詰み】《神速舞踏》達成値+12
レティシア・レイセン:【縦横による詰み】《神速舞踏》達成値+12
レティシア・レイセン:【窒息による詰み】《神速舞踏》達成値+12
レティシア・レイセン:達成値+60します
レティシア・レイセン:合計達成値73
レティシア・レイセン:レティシア・レイセンの侵蝕率を5増加(122 → 127)
"プロスペロー":ドッジ……!
"プロスペロー":9dx+4>=73
DoubleCross : (9DX10+4>=73) → 10[2,4,6,6,6,6,8,10,10]+5[4,5]+4 → 19 → 失敗
"プロスペロー":こ、ここで死ぬわけには……
GM:失敗!ダメージをどうぞ!
レティシア・レイセン:一応ダメ押しです、こっちのコンボ名なので
レティシア・レイセン:雷神の戦鎚の効果使用
レティシア・レイセン:ダメージへ
レティシア・レイセン:9d10+4+15+10 装甲有効
DoubleCross : (9D10+4+15+10) → 53[6,3,5,4,5,10,6,6,8]+4+15+10 → 82
"プロスペロー":ぐおお……!
"プロスペロー":倒れます
GM:だが貴様も反動でただではすむまい……と思ったけどHP1残る!
GM:戦闘終了!
レティシア・レイセン:勝利です
ワンガンレッド:完全勝利だ……
GM:
GM:演出
GM:佐堂の叫び声と暴風、戦闘の予感に、あなた達のレネゲイドが活性化し
セティボス・エレメント:佐堂の後ろの2体の人影が、手を翳す。
セティボス・エレメント:すると、それは竜巻となって、レティシアの動きを阻む。
セティボス・エレメント:だが、本来竜巻を起こす役割を担っていた"セティボス・エレメント"────アリエルがいないためだろう。
セティボス・エレメント:2体でこの規模の竜巻を起こすのみの様だ。
レティシア・レイセン:「妨害ですか、厄介な……」先手で動ける自分を潰しに来たのは、本能からなのかわからないが、驚異的だった
ワンガンレッド:「レティシアさん! 受け取ってくれ!」
カー・ランスロット:『ハイオクブースター!』
カー・ランスロット:レティシアを守るように展開されるレネゲイドを帯びた血液による防壁、それは竜巻によるレネゲイド遮断に対して抵抗し、レティシアのレネゲイドを引き上げる射出台となる!
レティシア・レイセン:「白倉さん、カー・ランスロット卿、助かります」
レティシア・レイセン:「この恩には攻撃でもって応えます」
今野 四季花:サーベルを僅かに抜く。その鍔元には、ごく小さな刃が仕込んであり、片手の親指を押し付け血を流す。
今野 四季花:血液は、サーベルの側面にある溝を通って鍔の中へ染み込む。
今野 四季花:次の瞬間、ひゅ、と倒れたように見えた。体重を消す、踊るような歩法をもって
今野 四季花:――低い姿勢、左手で持った鞘を背後に、うすくあげた右手を柄に添える。
今野 四季花:「プロスペロー。あなたはここで止めます」
今野 四季花:戦場の中心、男の前に構えている。
"プロスペロー":「やってみろ!」
"プロスペロー":そう叫び、自らの肉体を変異させ────
セティボス・エレメント:周囲の環境を変化させ────
GM:その中で、先手を取るものがいる。
鉄輪 流:「そうは、行くか…!」
鉄輪 流:泥に塗れた白衣の裾を翻し、後に続いて"プロスペロー"に突進する。 機械腕の先、奇怪な"掌"の中には激しく爆ぜる電気の塊。
鉄輪 流:研究協力ファイル2、「限定的天候操作:球電」。
鉄輪 流:上腕が展開。 さらに軌道を変え
鉄輪 流:生みの親の傍らを抜け、テクノロジーの産み出した力が遠い弟/妹たちへと叩き込まれる。
鉄輪 流:「止めるためなら、使わせてもらいまスよ佐堂さん。 それがあなた自身の技術でも…!」
"プロスペロー":「む、貴様……!」
セティボス・エレメント:弾丸の様な雷が、"セティボス・エレメント"に直撃する。
セティボス・エレメント:「……!」
セティボス・エレメント:幾重にも重なった様な、か細い悲鳴をあげる。
鉄輪 流:「…まだあんなに結合が残ってるのか…!」
鉄輪 流:アリエルを失ったそれならあるいは一撃で霧消するかとも期待したが、浅い。 雷雲そのものを相手取るような威圧感。
"プロスペロー":「……ふん、無駄だ!」
"プロスペロー":「やれ、"セティボス"!」
セティボス・エレメント:お返しだ、というように
セティボス・エレメント:1体は右腕を、もう1体は左腕を振るう。
セティボス・エレメント:腕の動きに合わせ、雷が走り────
セティボス・エレメント:心身を凍てつかせる吹雪が襲う!
ワンガンレッド:極限まで強化された肉体は雷速すら見切るーー見切るが。
ワンガンレッド:(この軌道は紙一重――感電する!)
今野 四季花:「!」 ただの雷鳴を防ぐことと、構えを崩すこと。
今野 四季花:即座に取捨選択し、構えの意地を優先する。歯を食いしばって、来る衝撃に備える。
レティシア・レイセン:「___」この位置なら、と、構えるのではなく
レティシア・レイセン:腕をはらい、領域を展開
レティシア・レイセン:「その力は私と相性が悪いですが、逆を言えばこちらも干渉できるという事です」
レティシア・レイセン:白倉の眼前ギリギリで、雷が"曲がる"
ワンガンレッド:刹那、知覚する。雷が曲げられた。
レティシア・レイセン:その程度の干渉だが、それだけあれば彼には十分だろう
ワンガンレッド:「かたじけない!」
ワンガンレッド:吹雪に対しては大量の血液で壁を作り、寒気を限界まで遮断。
ワンガンレッド:仮面の下のまつ毛を凍らせながらも致命傷は紙一重回避する!
ワンガンレッド:「ここからが俺のワンガンだ!」
レティシア・レイセン:自身に防ぐ術はない、あったとしても今は使うべきではない
レティシア・レイセン:むしろ防風たちにレネゲイドを寄せられ、暴走状態だ、回避はおろか防御も無理
レティシア・レイセン:ゆえに
レティシア・レイセン:「来なさい、あなた達がUGNを恨んだ男の過ちが生んだのなら、私には受け止める義務がある」
鉄輪 流:アームを天高く掲げ、体中に焦げ痕を残しながらも雷の中で仁王立ちする。
鉄輪 流:ただの避雷針になれば十分。 電熱で、体表にまとわりついた氷が解け落ちる。
今野 四季花:「……流さんっ!?」 その"避雷針"の恩恵を受けて、悲鳴を挙げる。
鉄輪 流:「だいじょぶス! ここからスよ…!」
ワンガンレッド:「そうとも」
ワンガンレッド:「そして奴らは“ここまで”だ」
ワンガンレッド:「エンジン全開でブッちぎるぞ!」
"プロスペロー":「ふん……」
"プロスペロー":「果たして、そうかな」
"プロスペロー":攻撃の間に、男は変異を終えていた。
ワンガンレッド:「なにっ!? その力は!」
"プロスペロー":その背中には翼が生え、腕には鋭く、長く、逆立った鱗が生えている。
"プロスペロー":そして何より、男の顔は"鬼"となっていた。
"プロスペロー":その復讐心を表すように。
今野 四季花:「えっ……!?」思わず視線を上げる。
ワンガンレッド:「仮面無き怪人……いや、鬼というべきか……」
鉄輪 流:「そっちも自分から被験体になったクチ、スか…!」変なところで似るものだ、という妙な感慨が浮かぶ。
"プロスペロー":ぐるりと回転し、今野を振り払って宙を飛ぶ。
レティシア・レイセン:「レネゲイドが意識に呼応している……そこまで」
"プロスペロー":「貴様が今の支部長か! ならばまずはその首からねじ切ってやる!」
今野 四季花:「支部長っ!」
ワンガンレッド:「司令ッ!」
"プロスペロー":腕を振るう。鋭く逆立った鱗がレティシアの身体を突き刺し、勢いのままねじ切ろうとする!
レティシア・レイセン:「いいでしょう」視線を上げてプロスペローを睨みかえし
レティシア・レイセン:「あなたを生んだのも、UGNの過ちならば___」突き刺され
レティシア・レイセン:ねじ切られはしなかったものの、そのまま地面に叩きつけられる
レティシア・レイセン:「ッ……」傷を修復しながら、ゆっくりと立ち上がる
レティシア・レイセン:「これで、満足しましたか」
"プロスペロー":「くっ戦闘慣れしている……!?」
"プロスペロー":「この肉体スペックの差で致命傷を避けるとは……!」
"プロスペロー":僅かに怯み、隙が生まれる。
白倉 陸斗/ワンガンレッド:「怯えたな?」
ワンガンレッド:プロスペローの耳元で小さく囁く声が聞こえた。
ワンガンレッド:そしてその直後、真紅の戦士はプロスペローを無視してセティボスエレメントに向けて突貫を終えていた。
ワンガンレッド:「シャダンキアーックス!」
ワンガンレッド:高らかに掲げるのは両腕と繋がった硬化武装血液で形成された大斧。
ワンガンレッド:カンカンカンカンカンカン
ワンガンレッド:カンカンカンカンカンカン
ワンガンレッド:カンカンカンカンカンカン
ワンガンレッド:「アックス・オブ・ジ・エンド!」
ワンガンレッド:真紅に染まったワンガンレッドの排気管から漆黒の煙が一瞬だけ吐き出され
ワンガンレッド:セティボスの片割れの巨体をえぐり取り、勢い余ってアスファルトに斧がめり込み、地面が砕け散って破片が高く舞い上がった。
ワンガンレッド:「結合は緩めた! 今だ“サラセニア”! 司令!」
ワンガンレッド:「絆のパワーで一気に決めるぞ!」
セティボス・エレメント:「……!」 魂が離散するように、その実体が吹雪の中へと溶けていく。
"プロスペロー":「絆だと、そんなもので!」
"プロスペロー":そうして振り返る。
ワンガンレッド:「お前が踏みにじった絆が、お前を殺すんだよ」
ワンガンレッド:雪の結晶が仮面の目元で溶け、一筋流れ落ちた。
今野 四季花:――戦いのときは、いつも不安だった。
今野 四季花:傷つく不安。傷つける不安。レティシアさんが。流さんが。陸斗さんが。傷つきながら戦っている。
今野 四季花:(けれど)
今野 四季花:ワンガンレッドの、見かけ以上に深く熱い血潮のレネゲイドを、その香りを味わいながら。
今野 四季花:――す、ぅ。
今野 四季花:手首が踊る。腰が捻られる。爪先が踏み鳴らす。バレエのように身を反らして、支部長の流した風に乗って、飛び込む。
今野 四季花:プロスペローの零距離に肉薄し、弧を描き、円を刻み、螺旋をなぞる。
今野 四季花:鞘から解き放たれた、舐めとるような執拗な斬撃が。その片翼を切り刻む。
"プロスペロー":「ぬ、おおおおお!?」
"プロスペロー":意識から外れていた。少女の攻撃。
"プロスペロー":「こんな小娘の攻撃などでェッ!」
"プロスペロー":とっさに腕を振り払う。
今野 四季花:「――音を立てずに、上品に」少女の様子は一変している。居合とは脱力からの最速。不安からの――「食べたらすぐに、口は閉じて」
今野 四季花:居合とは、鞘走りによって加速した刃を振るう技術である。
今野 四季花:だが、彼女の血筋に受け継がれ、遠縁から叩き込まれたこの剣技は、斬撃の直後に鞘に収めることこそが最重要であった。
今野 四季花:少女の矮躯が宙を舞う。空中で、プロスペローの血肉を切り刻んだ刃が、鞘に納められる。――――――ぱちん。
今野 四季花:――ぱきゅ ごりゅ がりがり ごくん。ずるるるるっ!
今野 四季花:鞘の内側から、凄まじいまでの咀嚼――消化音が響く。
"プロスペロー":「貴様ッ、なんだッ、何をしているッッ!?」
今野 四季花:同時に、プロスペローと、セティボス・エレメントとの間にあった、見えない堕ちたレネゲイドで繋がれた呪縛が、消滅していく。
"プロスペロー":片翼を失い、落下しながら喚く。
今野 四季花:「ほんとうに。ご免なさい、はしたなくて」
今野 四季花:ぺろりと唇を舐める。こくりと喉を鳴らす。
今野 四季花:妖精剣キルシュカヌレは、古き夢魔の血筋に受け継がれし、甘やかなる毒牙。
今野 四季花:『堕ちたレネゲイド』を好んで吸い殺す、共食いの魔剣である。
レティシア・レイセン:落下する今野を、不可視の手が優しく抱きとめる
レティシア・レイセン:体勢を立て直したレティシアが、手を広げて今野の方へと向けている
レティシア・レイセン:「まだ、詰めが甘いようですね」
今野 四季花:「あっ……ごめんなさい、レティシア」
今野 四季花:甘やかな声で答え、風のベッドの上で微笑む。トランス状態に入っている。
今野 四季花:食中花の消化器官である鞘から吸い上げたレネゲイドが、少女の総身を薄ら輝かせている。
レティシア・レイセン:「……まったく、仕方のない子です」レネゲイドに酔っている少女を見て
レティシア・レイセン:もう少し訓練は必要かな、と思いつつも、その才能に内心驚嘆する
GM:その脇で
GM:何が起こったのかを悟った"プロスペロー"が狼狽していた。
"プロスペロー":「ば、バカなッ」
"プロスペロー":「"セティボス"の制御が……!? 何が……何が起こった……!」
セティボス・エレメント:「……」
セティボス・エレメント:吹雪と雷は激しさを増し、もはや敵味方の区別すらつかないようであった。
セティボス・エレメント:それは、しかし攻撃ではなく、
セティボス・エレメント:もはや、ただの現象である。
レティシア・レイセン:「なるほど、要を切り裂きましたか……恐ろしい刃ですね」
レティシア・レイセン:「それではこちらも、遅くなりましたが___」
レティシア・レイセン:指輪をつけた左手を開き、天に翳す
レティシア・レイセン:「白倉さん、ランスロット卿、あわせていただけますか」
ワンガンレッド:「おう!」
カー・ランスロット:『OFF COURSE!』パフパフ
レティシア・レイセン:そう言ったレティシアの手の中で、紫電が弾ける
ワンガンレッド:その火花は、ガソリンに火を点ける。
カー・ランスロット:見よ、聞け、天揺らす内燃機関の――躍動!
ワンガンレッド:齎すのはレネゲイドの励起。
カー・ランスロット:即ち――白倉陸斗が夢見た“決着をつける必殺技”の具現化!
ワンガンレッド:「完全燃焼ヨシ! 何時でも良いぞ! 司令!」
レティシア・レイセン:「ありがとうございます」
レティシア・レイセン:「五手で詰ませます」瞬間
レティシア・レイセン:雷がレティシアの手から天へと"登った"
レティシア・レイセン:同時に、低空において小規模な天候改変が発生し、雷雲が生成され
レティシア・レイセン:雨の如き勢いと量をもった、雷が落ちる
レティシア・レイセン:暴威であり無差別な自然現象であるはずのそれは、今野も白倉も、鉄輪も穿つことはなく
レティシア・レイセン:プロスペローと、制御を失ったセティボスのみへと収束していく
レティシア・レイセン:__不逃による詰み
レティシア・レイセン:本来、電気は流れやすい方へと、その化学法則にしたがってのみ動き、火花を上げる
レティシア・レイセン:___横列による詰み
レティシア・レイセン:しかし、レティシアはそれをある程度自由に操作する事が出来る、ノイマンシンドロームによる理論の逆実証だ
レティシア・レイセン:_____無行による詰み
レティシア・レイセン:すなわち"ずっと同じ場所で流れ続ける電流"、"同じ個所を交錯し続け敵にダメージを与え続ける電流"
レティシア・レイセン:______縦横による詰み
レティシア・レイセン:より簡単に言おう
レティシア・レイセン:________窒息による詰み
レティシア・レイセン:急所をひたすら狙い続けてくる雷を、彼女は操る事ができる。
レティシア・レイセン:自然現象が、首を絞めるように、弱点を的確に狙い撃ちしてくる。
レティシア・レイセン:人間であれば心臓や神経や呼吸器、レネゲイドビーイングであれば核、それらをまるで舞うように循環した雷が射貫いていく
レティシア・レイセン:「……」険しい顔をしながら、それらを操っているのは生来の不器用さだけではない
レティシア・レイセン:この雷はレティシアのものではない、幼い頃の出会いによって得た副産物のようなものだ
レティシア・レイセン:そしてレティシアはブラックドッグシンドロームで無い以上、発電細胞などという電気を生み出し制御するそれを持たない
レティシア・レイセン:すなわち、雷を放てばいくらコントロールは変えられても電流が自分に帰ってくる
レティシア・レイセン:「……終わりました、いえ」
レティシア・レイセン:「立ちますか、プロス……ペロー」そう言いながら、眼前の男を睨み
レティシア・レイセン:身長の割に華奢な身体が傾ぐ
鉄輪 流:それを受け止める腕がある。
鉄輪 流:肩を生身の手が柔らかく抱き留め、支えるように起こす。
鉄輪 流:聴診器のような形状の電極がメカアームの付け根から白い首元へと伸び、低周波で無針レネゲイド賦活アンプルを体へ巡らせる。
レティシア・レイセン:「……迷惑をかけます、鉄輪……さん」
鉄輪 流:「やめてくださいよ。 やりたくてやってるス」
鉄輪 流:かつての同僚と、その検体たちの姿を見遣る。
GM:"セティボス・エレメント"は、その暴威を受け、為すすべなく霧散した。
GM:────それは、"プロスペロー"の指示を無くし、行動の指針のない、ただの現象となり下がってしまったからか。
GM:或いは、繋がりを失ったことで、無抵抗を選択できるようになったのか────ともかく、街を破壊する最大の脅威は消えた。
GM:だが、
"プロスペロー":「はぁっ……はぁっ……」
"プロスペロー":「まだだ……まだ終わらんぞ……」
"プロスペロー":「私は……復讐をする……」
"プロスペロー":虚ろな目で立ち上がる。
"プロスペロー":既に何に対して復讐をするのか、なぜ復讐をするのか、そんなことすら意識には残っていない。
鉄輪 流:閃光。
鉄輪 流:"プロスペロー"の五体が地面に叩きつけられる。 赤と白の光条でそれを睥睨する、泥の公園に咲いた異形の鉄の花。
鉄輪 流:「いいえ、終わりスよ」花の根元に佇むは一人の、泥に濡れた科学者。
鉄輪 流:「…レネゲイドによる、天候の操作。 今見たでしょう…”できる人にはできる"んス」
鉄輪 流:「その成果も、その復讐も。 あなただけのものになるその時だけは、決して来ないんス」
鉄輪 流:自分と同じように何もかもを見失ったその男を、最後にもう一瞥する。
鉄輪 流:「さようなら、佐堂さん。 …支部長、お願いしまス」
ワンガンレッド:恩師の仇を一瞥する。
白倉 陸斗:バイザーの奥の瞳は既に不思議なくらい乾いていた。
白倉 陸斗:――虚しい。
白倉 陸斗:――虚しいんだよ、復讐は。
ワンガンレッド:拳は静かに握りしめる。
ワンガンレッド:「託した! 司令!」
レティシア・レイセン:「____任されました」
レティシア・レイセン:「そして今野さん、見ていてください」
レティシア・レイセン:「これが私たちのような、"遺産"を持つ人間の……一つの行き先です」
レティシア・レイセン:そう言って右手で左手の指にはまった指輪をしめなおし
レティシア・レイセン:ゆっくりとプロスペローに歩み寄りながら、口を開く
レティシア・レイセン:「天より睥睨する者たちよ、地鳴らす怒りを知れ」
レティシア・レイセン:空を覆っていた雷雲が、集まっていく
レティシア・レイセン:「地に宿る大いなる意思よ、天を刺す嘆きを知れ」
レティシア・レイセン:先程の攻撃の残り香である、周囲を覆っていた電磁波たちが、消え失せる
レティシア・レイセン:「そして、この五指に宿りし傲慢さを見ろ」
レティシア・レイセン:雷雲からレティシアの肉体……もっとも調整しやすい領域へと、雷が落ちる
レティシア・レイセン:「いつか、愚かさによって散るのならば」
レティシア・レイセン:レティシアの遺産は今野の刀のような形を持っていない
レティシア・レイセン:「この手届く限り、理不尽を以て不条理を叩き潰す」
レティシア・レイセン:雷そのものが遺産であり、レティシアと結んだ力だ
レティシア・レイセン:「怨め、憎め、憎悪も嘆きも全て、己に降り注げ」
レティシア・レイセン:それは直接的な武器としての用途を持たない不便さを持つ反面、意思の力で威力を底上げできるメリットをも持っている
レティシア・レイセン:「いつか我が身砕けるとして、それを対価と悔やみはしない」
レティシア・レイセン:今、プロスペローの前に立つ女は、その身を削って神ならぬ身に雷を宿していた。
レティシア・レイセン:「さぁ」
レティシア・レイセン:開いた手を
レティシア・レイセン:「_______コレが私の契約」
レティシア・レイセン:打ち下ろす
レティシア・レイセン:「天の涙を啼けよ雷霆」
レティシア・レイセン:雷が槌の如く叩き落とされ、プロスペローとも佐堂長明とも呼ばれた男の命を、今度こそ刈り取った。
GM:悲鳴、呻き声。それすら上げる暇もなく。死亡する。
レティシア・レイセン:「恨んでください、あなたにはその自由がある」雷火が、身体の周囲で弾ける
レティシア・レイセン:身を削る技を用いてでも介錯の一撃に手を抜かなかったのは、先ほど見せたタフネスで耐え続けられたら被害が広がる……というだけではなく
レティシア・レイセン:男の生き様に、せめてそれくらいの意味は持たせたかったと……そう言えば、笑われるだろう
レティシア・レイセン:「……鉄輪さんの賦活剤は優秀ですね、なんとか立っていられる」
今野 四季花:「――――――あ」
今野 四季花:見上げる。途方もない、オーヴァードがオーヴァードのままたどり着ける、極点のような雷鳴のあと。
今野 四季花:「空が……」
今野 四季花:長期間のセティボスの干渉によって乱れ狂い続けた空が。荒れ果て、節操も際限もないまま出鱈目に積み上がっていた雲が。
今野 四季花:晴れて日差しが差し込んでいる。レティシア・レイセンの儚い立ち姿を、天使の階梯が包んでいる。
レティシア・レイセン:「____」ふと、空を見て
レティシア・レイセン:気が付いて、今野に少しだけ微笑みかける
今野 四季花:「見て……レティシア、さん」その隣に並んで、笑みを返す。
今野 四季花:あなたはいつも、自分の逸脱した力を、悪いモノのように言うけれど。
今野 四季花:「ありがとうございます。……晴れましたよ。こんなに、綺麗に」
レティシア・レイセン:「ええ___皆さんと一緒だったから、守れた青空です。」
鉄輪 流:疲れ切ってもう動けない体。 静かに瞑目し、斃れ伏した旧知に…彼がこれまでに辿った道程に思いを馳せる。
鉄輪 流:佐堂長明へのロイスを、感情の内容はそのまま
鉄輪 流:タイタスに変更します。
GM:戦いは終わった。
GM:異常気候は収まり、N市も無事、日常へと帰っていくだろう。
GM:そして────
GM:
GM:シーン終了
GM:
GM:バックトラック
セティボス・エレメント:E:破壊神顕現
"プロスペロー":E:愚者の契約
"プロスペロー":E:傲慢な理想
GM:Eロイスは上記3つ。
GM:Eロイス分を減少させるか、しないか、宣言のうえ
GM:Eロイス分→ロイス分振って浸食率を減少させてください。
ワンガンレッド:減少させます!
ワンガンレッド:118-3d10
DoubleCross : (118-3D10) → 118-17[2,5,10] → 101
ワンガンレッド:101-6d10
DoubleCross : (101-6D10) → 101-33[2,5,1,8,8,9] → 68
鉄輪 流:Eロイスは使用せず、且つ2倍振りします
ワンガンレッド:安心の帰還
レティシア・レイセン:振ります
鉄輪 流:117-10d10
DoubleCross : (117-10D10) → 117-43[5,4,3,7,3,3,2,7,3,6] → 74
鉄輪 流:3点です!
レティシア・レイセン:127-3d10
DoubleCross : (127-3D10) → 127-28[9,10,9] → 99
レティシア・レイセン:何だこの出目!?
レティシア・レイセン:えー、倍の予定でしたがロイス追加取得無しの等倍で
レティシア・レイセン:99-4d10
DoubleCross : (99-4D10) → 99-20[7,3,1,9] → 79
今野 四季花:Eロイス3つ分ふります
今野 四季花:123-3d10
DoubleCross : (123-3D10) → 123-26[9,8,9] → 97
今野 四季花:ロイス6個。一倍振り
今野 四季花:97-6d10
DoubleCross : (97-6D10) → 97-25[1,3,8,1,5,7] → 72
今野 四季花:キリの良い数字だ 帰還!
今野 四季花:5点です
GM:白倉さん4点、鉄輪さん3点、レティシアさん5点、今野さん5点!
ED1:嵐が終わり
GM:異常気象が解消し、N市には平穏が戻った。
GM:そしてあなたもまた、自身の研究室に籠り、研究を行うという日常に帰ってきていた。
鉄輪 流:しとしとと降る雨の中、支部からほど離れた人気のない研究施設。 表の看板には医療機器メーカーのプレート。
鉄輪 流:その一室で、ホワイトボードに貼られた写真群を横目で眺めながら、PCモニタに向かう。
鉄輪 流:デスクの上、モニタの周囲にはいくつもの集合写真。 いずれも顔ぶれが違い、その一つには佐堂長明の姿もある。
鉄輪 流:「ふ~」
鉄輪 流:一息ついて、コーヒーを手に取る。 事件の規模が規模だけに、事後処理の作業も一苦労だ。
鉄輪 流:そして、日常が完全に戻ってくる前に「何が起きたか」を調査・記録しておくのも研究部門の仕事のひとつである。
鉄輪 流:"プロスペロー"のねぐらも発見され、残っていた機材やそこに入っていたデータなども押収されたが
鉄輪 流:背後に研究セルが関与しているのは明白、佐堂の研究データは既にFH側も回収済みであることは想像に難くなかった。
鉄輪 流:「はー、困るスよ佐堂さん。 あんなおっかない研究を完成されたら、仕事増えるじゃないスか」
鉄輪 流:危機は去った。しかし彼の研究データに価値が見いだされれば、いつ第二第三の"プロスペロー"が現れてもおかしくないのだ。
鉄輪 流:今このPCには佐堂の研究データのうち、UGNが回収したすべてに加えて
鉄輪 流:今回の事件で起きた異常気象、そしてそれに伴う事柄の一通りの記録が揃うに至った。 気の遠くなる作業であった。
鉄輪 流:「でも、ね。 繰り返させないスよ」
鉄輪 流:これまで行う機会のなかった、自分がやるべき研究を始める時だ。 テーマの表題に少し思案し
鉄輪 流:『N市異常気象事件の観測データに基づく、レネゲイドによる天候操作・およびその防止策の実践』
鉄輪 流:垢抜けないが、とりあえずの仮エントリならこんなものだろう。コーヒーを啜る。
鉄輪 流:「ひとりじゃないってのはこういうことスよ。 俺が、ああなる前のあなたの意志を継ぐス」
鉄輪 流:「うまく通ったら人集めスね。 とりあえず、あのときのチームのみんなから誘いますかね!」
鉄輪 流:研究は続いていく。 科学の発展は、数限られた天才たちだけの手ではなしえないものだから。
鉄輪 流:N市の研究所に、新しい日々がやってくるのだ。
ED2:台風一過
GM:N市UGN支部────
GM:事件が終わり、霧谷雄吾がN市を出る日がやってきた。
霧谷雄吾:「お疲れ様でした、レティシア支部長」
霧谷雄吾:「あなたたちのおかげで、無事に事件は解決しました」
レティシア・レイセン:「ええ、お疲れ様でした、日本支部長」
霧谷雄吾:笑みを浮かべながらそう挨拶を交わし
霧谷雄吾:「しかし……また無茶をしたようですね?」
霧谷雄吾:と、心配そうな声色で尋ねる。
レティシア・レイセン:「そうでもありません、いつも通りに戦っただけです」そう言って腕を撫でる
レティシア・レイセン:いつも長袖なのは、雷の流れた事による火傷を治るまで隠すためだ
霧谷雄吾:「そのいつも通りが無茶だというのに」
霧谷雄吾:「あなたは聡いですから」
霧谷雄吾:「わかっているのでしょう? 自分がなぜ、支部長に任命されたのか」
レティシア・レイセン:「概ねは……UGNには優しい方が多いですから」
レティシア・レイセン:「この通り、あまり器用にこなせているとは思えませんが」
レティシア・レイセン:「それでも、明日の花が咲くまでは果たして見せます」
霧谷雄吾:少し困ったような笑みを浮かべ
霧谷雄吾:「まあ、無茶に関しては私も人のことは言えませんか」
霧谷雄吾:「……今回の事件」
霧谷雄吾:「佐堂長明の研究。レネゲイドの有効利用を目指す働きはそう珍しいものでもありません」
レティシア・レイセン:「遺産もその一つですからね」
霧谷雄吾:「ええ。事実、UGNの活動に利益を与えている技術や成果も存在します」
霧谷雄吾:「ですが、まだ人類はレネゲイドを制御しきれているとは言えない」
霧谷雄吾:「扱うもの、扱う規模を大きくするには、慎重にならざるを得ませんでした」
霧谷雄吾:「必要なことでしたが。その事により、有能な研究員が一人去ってしまった」 悔しげな表情。
レティシア・レイセン:「制御できているものでも、この通りの無様さを晒すことになりえる以上、その慎重さは当然ですね」胸に手を当てて
レティシア・レイセン:「ええ、惜しい人材の流出です」
レティシア・レイセン:「UGNが研究者にとって枷にならないように、今後も連携を深めていく必要があるでしょう」
レティシア・レイセン:「そうでなければ……プロスペローのような人間が生まれ、無為に周囲を巻き込んで命を散らす事になる」
霧谷雄吾:頷く
霧谷雄吾:「時に、最近は大きな事件もありました」
霧谷雄吾:「新たなるレネゲイド……慎重かつ大胆な研究が求められますね」
レティシア・レイセン:「犠牲が出る前に、止めなければなりません」頷き返す
霧谷雄吾:「それでは、私はこのあたりで失礼しようと思います」
霧谷雄吾:「長く居座ってしまい申し訳ありません」
レティシア・レイセン:「____もう」行かれるのですね、とは、言わない
レティシア・レイセン:「……珍しかったですね、一か所にとどまられているのは」
霧谷雄吾:「……ええ」
霧谷雄吾:「そうかもしれません」
レティシア・レイセン:「無謀な言伝ではありましたが」
レティシア・レイセン:「今回の件については助かりました、結果的にアリエルさんを救う事もできましたから」
レティシア・レイセン:「ただ、次はできればしないでくださいね、怒るので」
霧谷雄吾:「それはこわい」 くすりと笑いながら言う
レティシア・レイセン:「うっかりプロスペローと遭遇していたら笑い話ではなかったんですよ、支部長というだけで私を襲ってきた男です」そう言って霧谷にそっと詰め寄って、上目遣いに睨む
レティシア・レイセン:「万が一あなたに何かあれば、私が手加減を忘れかねないのは知っているでしょう」
霧谷雄吾:「おっと……」 冷や汗と苦笑を浮かべながら、降参を示すように両手をあげる。
霧谷雄吾:「しかし、私はそう簡単には死にませんよ」
霧谷雄吾:「やるべきことがまだありますから」
レティシア・レイセン:「知ってます、だから心配しているんです」
レティシア・レイセン:「……みんな」
レティシア・レイセン:「霧谷さんの事は実利面以上に大切に思っているのです」
レティシア・レイセン:「それでも、またやる時は無茶をなさるのも知っています」
レティシア・レイセン:「私が自分を曲げられないように、あなたも自分を曲げられない」
レティシア・レイセン:「本当に、難儀ですね」
霧谷雄吾:「……かないませんね」
霧谷雄吾:困ったように笑みを浮かべながら、その言葉を受け止める。
レティシア・レイセン:「こちらとしても、弱みを握られているようなものなのですが」
霧谷雄吾:「あるいは共犯者、でしょうか」
霧谷雄吾:「では、どちらも無茶をしないよう、心に留めておきましょう」
霧谷雄吾:「ね?」 安心させるように微笑む。
レティシア・レイセン:「まったく」息を吐いて
レティシア・レイセン:「かないませんね、雄吾さんには」
霧谷雄吾:にこりと笑みを浮かべて
霧谷雄吾:「それでは、またいずれ」
レティシア・レイセン:「ええ、また」
レティシア・レイセン:「今日は良い天気です、空でも見ながら帰ってください」
レティシア・レイセン:「護衛もつけます、私ができれば良かったのですが……」傷の回復と後片付けの事務処理が終わっていない
霧谷雄吾:「ふふ、無理はなさらず」
レティシア・レイセン:「私も目をかけている有能な部下です、どうかよろしくお願いします」
霧谷雄吾:「無事でいれば、また機会はありますから」
霧谷雄吾:「ええ、迷惑を掛けないように気をつけますとも」
レティシア・レイセン:「無理はしませんよ、可能にするだけです」
レティシア・レイセン:「はい、今度はこちらから日本支部にご挨拶に行けるように、努力し務めます」
レティシア・レイセン:「それでは日本支部長」
レティシア・レイセン:「_____ありがとうございました」そう言って頭を下げ、見送る
霧谷雄吾:「今度いらしたら、今回の礼を込めて、フルコースをごちそうします」
霧谷雄吾:「それでは……」
霧谷雄吾:「しかし、今日は暑くなりそうですねえ……」 などと護衛と話しながら去っていく。
レティシア・レイセン:それを視界から消えるまで見ている、表情は少しだけ笑みを浮かべて
レティシア・レイセン:(大丈夫ですよ、みんなとても優秀なんです……)
レティシア・レイセン:(……私のような自分も相手も壊すような支部長でも、ついてきてくれる、優しい人たちです)
レティシア・レイセン:開けた裏口から見上げた空はどこまでも晴れやかで
レティシア・レイセン:その下で笑い合う少女たちの笑顔を守れたのが、何より誇らしかった。
ED3:墓前にて
GM:山蔭東の墓は、N川向こうの、N川を臨む墓地に建てられた。
GM:彼の死亡理由は隠匿され、公に知られることはこの先ないだろう。
GM:青空にたなびく雲を、N川の水面が逆さに映していた。
白倉 陸斗:「先生……」
白倉 陸斗:「決着はつけてきました。あなたが貫こうとした正義を、俺がしっかりと受け継ぎました」
白倉 陸斗:「あの男はね……UGNという組織が憎くて、自分の研究で世界を良くしようとして、そして人間でいられなくなった」
白倉 陸斗:「人間でいられなくなったから、人間を救うこともできなくなった」
白倉 陸斗:「先生はそんなものに殺されて良い男では……なかった」
カー・ランスロット:パフパフとクラクションが聞こえる。
カー・ランスロット:『ジャームは実につまらない理由で人間を殺してしまう』
カー・ランスロット:『絆というものを平然と捨て去ってしまえるから、人間が死んでいようと生きていようとどうでもいいんだろうね』
カー・ランスロット:『実に嘆かわしい。人間というのは実に面白いにも関わらず、その可能性を断つ』
カー・ランスロット:『レディ・プランナーともこの点は意見の一致を見たよ』
白倉 陸斗:しばらく沈黙をしたあと、駐車場の方を振り返る。
白倉 陸斗:風が吹いていた。
白倉 陸斗:青い空の上、白い雲を払う強い風だった。
白倉 陸斗:「カー・ランスロット」
白倉 陸斗:「お前は何者だ?」
カー・ランスロット:『Mr.霧谷の手のものさ。UGNに協力する善良なレネゲイドビーイング』
カー・ランスロット:『一イリーガルである君に教えることができるのはここまでだね』
カー・ランスロット:『だがすべてを知る必要は無いと思わないかね?』
カー・ランスロット:『知るから信じる、信じるから裏切られる、裏切られれば憎む、失えば憎む、それが人間というものだ』
カー・ランスロット:『今回の君はそうだったろう』
白倉 陸斗:「お前を『公道戦隊ワンガンアシュラのサポートロボットことカー・ランスロットのレネゲイドビーイングだと信じろ』と?」
カー・ランスロット:『君の解釈に委ね、それを支えよう。私は人間が……好きなんだ』
白倉 陸斗:「……プランナーとかいうのは、ゼノスの首魁らしいな」
白倉 陸斗:「お前はそいつと親しかったのか?」
カー・ランスロット:『話す機会は少しだけ多かった』
白倉 陸斗:「そんなお前がなぜUGNや俺に協力を?」
カー・ランスロット:『人間の言う正義と愛が好きだからだ。特に――陸斗くん、君は普通の市民を愛し、守る為に戦い、尊敬する人の意思を重んじて、そして個人的な憎悪を超克して、為すべきことに徹するシステムになれた』
カー・ランスロット:『こんなに面白いことはないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!』
カー・ランスロット:『く、ははは……フフフ、アハハハハハハハ!』
白倉 陸斗:無言でカー・ランスロットへ進み、ドアに手をかける。
白倉 陸斗:「カー・ランスロット」
カー・ランスロット:『なんだね?』
白倉 陸斗:「プランは続いているか?」
カー・ランスロット:『……hum、それは秘密だ』
カー・ランスロット:ライトの明かりがまるで笑ったように明滅する。
白倉 陸斗:「近くに、俺が戦うべき悪はあるか?」
カー・ランスロット:『それならば答えは明快! 思い余ったストーカーが狙っている男性の家に乗り込もうとうろついているよ』
白倉 陸斗:――俺に聞かれなければ、あるいは、こいつは。
白倉 陸斗:《赫の器》
ワンガンレッド:「ワンガンチェンジ」
ワンガンレッド:「行くぞ」
カー・ランスロット:『OFF COURSE!!』
ワンガンレッド:軽やかに車に飛び乗って、エンジンを掛ける。
ワンガンレッド:――こいつが一緒に来るなら良い。なんだって良い。俺が行く限り、こいつは来る。
ワンガンレッド:「乗ってやるよ、今はな」
カー・ランスロット:白銀のエキゾチックカーは、悪の匂いを逃さない。
白倉陸斗/ワンガンレッド:「行ってくるよ、先生」
カー・ランスロット:どこまでも続く青い空の下、一人と一台は何処までも駆けていった。
GM:
山蔭東:────「誰かのために頑張れることは、とても大切なことなんだよ」
山蔭東:────「君が元気になって……いつか、いつか誰かの幸せのために頑張ってくれたらって」
山蔭東:────「ボクは、そんな風に思うんだ……キミの好きな、ヒーローみたいにね……」
GM:
GM:ワンガンレッドは、今日も町の平和を守る。
GM:イリーガルヒーローだ。
ED4:台風少女再び!
GM:事件が終わり、夏らしい熱さと晴天が戻ったN市。
GM:アリエルはその後、順調な回復を見せ、今ではすっかり元気になった。
GM:以前の様に、任務に着いていきたいなどとは言わないものの
GM:あなたの事を手伝おうと、アレコレ画策しているようだった。
GM:そして、その日、あなたはアリエルのいる家に帰ってくると
GM:室内の温度がやけに低いことに気がつく。
GM:やけに低いというか……氷点下に届いてそうな感じだ。寒い。
今野 四季花:「……もうすっかり冷えちゃったなあ~。冷蔵庫もいらないかも~」
今野 四季花:「じゃなくて! えっ!? 寒い!」
アリエル:「ふっふーん!」
アリエル:「おかえり! お姉ちゃん!」
アリエル:「私ね、《快適室温》覚えたのよ!」
アリエル:「凄いでしょ!」
アリエル:「最近あっついって言ってたから、うーんと冷やしてみたの!」
今野 四季花:「わ~、すごいすごい!」 簡易エフェクトと呼ばれる技術だ。レネゲイドに負担をかけずに微細な効果を起こせる。
今野 四季花:「でも、ちょーっとこれは……快適じゃない、かか、かなあ……!」
今野 四季花:カチカチと奥歯が震え始めている。
今野 四季花:「アリエル、だいじょうぶなの……?」
アリエル:「え? うん、私は……でも、お姉ちゃん……もしかして冷やしすぎた……?」
今野 四季花:玄関の横を見上げる。きのう活けた花瓶がブリザーブドフラワーになっている……。
今野 四季花:「すごいなあ……アリエルは……えらいね……」
今野 四季花:ばたん。
アリエル:「わあああ!? え、えっと温度上げるね!?」
GM:ぐいーんと室温が上がっていく。
GM:40度くらいに。一気に。
アリエル:「どう!?」
今野 四季花:「ぷしゅううう……」激しい温度差に耐えられず、うつ伏せに倒れたまま、打ち上げられた魚のように跳ねる。
アリエル:「わああああ!?」 慄いている
今野 四季花:「あ、今のの間……ぐらいで……」
今野 四季花:「せっかくバックトラックまで守ったロイスが削れちゃう……」
アリエル:「ええと……こう!? いや、下げすぎ? ええっと……」
GM:室温が乱高下する。
アリエル:「人間の快適な室温って狭くない!?!?」 パニクっている
今野 四季花:「カーランスロットさんはクーラーちゃんと効かせてくれてたもん!」
今野 四季花:ずりずりと部屋の中から温度計をもってくる。
今野 四季花:「27度……27度めざそ……!」
アリエル:「う、うん……!」
今野 四季花:テレビの横にあったお洒落キャンドルが
今野 四季花:乱高下する室温に、溶解と硬化を繰り返し
今野 四季花:どんどんと前衛芸術のような形になっていく。
今野 四季花:やがて、温度計は30度~32度で安定する。やや誤差はあるが、ギリギリ部屋で過ごせる気温だ。
今野 四季花:「ふ、ふう…………」
今野 四季花:「こんなところ……かな?」
アリエル:「うう、ごめんなさい……」
アリエル:しょんぼりと縮こまっている。
今野 四季花:「大丈夫ですよ! ほら、これはこれで強かった、かも……」ケープをハンガーに掛ける
今野 四季花:首元の汗をぬぐう。「わたしのためにやってくれたんですよね?」
アリエル:「うん……でも、役に立てなかった……」
今野 四季花:「その気持ちだけでうれしいんですけどね……」
今野 四季花:「でも、そうですね。……私がそう言ってばかりなのも、よくないのかも」
今野 四季花:「ごめんね。怖い思いさせちゃって」
アリエル:「お、お姉ちゃんは悪くないもん」
アリエル:「アリエルが悪いの」
アリエル:「思いついたらすぐやっちゃうから……」
アリエル:「つかまったり……セティボスになったり……」 どんどん思い詰めていく
今野 四季花:「……! あわわわ……そうじゃな、えっと、……えっと…………!」
今野 四季花:うつむくアリエルの、両手をにぎる。
今野 四季花:手と手。指を組み合わせるように。「こ、これ」
今野 四季花:「これがね、わたしの平熱なの」
アリエル:「……?」 にぎにぎ
今野 四季花:「だから、ええーっと……」
今野 四季花:「アリエルは、嵐の妖精でしょう?」
今野 四季花:「けど、人間のことは、あんまり分かってないよね?」
アリエル:「う、うん」
今野 四季花:「わたしは人間だけど、妖精の力があるの。夢魔の先祖返りなんだって」
今野 四季花:今野が得たキュマイラ因子の発現を、彼女の師匠はそう称した。
今野 四季花:「わたしもね、最初はぜんぜん分からなかった。妖精の力。知らないうちに、他の人を好きなように操っちゃったりね」
アリエル:「……!」 目を見開く。
今野 四季花:「色んな人に教えてもらって、鍛えて貰って、今は制御できてるし、人の役にも立ててる」
今野 四季花:「……まだ、怖いこともいっぱいある。アリエルにも、そういう辛いの、味わってほしくなくて」
今野 四季花:「だから……過保護にしちゃってるんだと、思うのです」
アリエル:「そう……なんだ……」
アリエル:少しびっくりしたような声の表情。
今野 四季花:「でも……それだって、アリエルの気持ちを考えられてなかったから」
今野 四季花:「だから……わたしが」 と言いかけて。「私も、二人とも悪いの」
今野 四季花:ね、と小さなアリエルの背丈を、下から覗き込むように優しく微笑む。
アリエル:「そっか。私も」
アリエル:「お姉ちゃんのためって思ってたけど……」
アリエル:「お姉ちゃんのこと、ちゃんと考えられてなかったんだ」
今野 四季花:「…………」そんなことないよ、と言いたくなるのをぐっと堪える。
アリエル:「お姉ちゃんにそんなことがあったなんて、知らなかった。知ろうともしてなかった」
アリエル:「お姉ちゃんのために頑張ろうとしてたのに」
アリエル:「お姉ちゃんのこと、全然見てなかった!」
アリエル:叫んで、あなたの両手をぎゅっと握る
今野 四季花:「……そうだね。私のこと。支部の皆のこと。他人に気遣う人のこと、他人を利用しようとする人のこと」
今野 四季花:「色んな人がいるから。……失敗は、痛くて恥ずかしくて、苦しいけど」
今野 四季花:「アリエルがそれもぐっ……って我慢できるなら」
今野 四季花:「わたしも心を鬼に……鬼にして!」
今野 四季花:「アリエルに、力の訓練とか、簡単なお仕事とか、させるよう頼む……ことは。できます……!」
アリエル:「……!」
アリエル:緊張した表情。
アリエル:脅し文句にちょっと怯えつつ────
アリエル:「お願い……!」
アリエル:「私、もっとお姉ちゃんの役に立ちたい……!」
アリエル:「この間みたいに、勝手に飛び出したりしないから」
アリエル:「特訓も頑張るから……!」
アリエル:あなたの目を見て、頼む。
アリエル:その目には、決意の色が見える。
今野 四季花:「……分かりました」
今野 四季花:せいいっぱい、しっかりしていると感じられる声でうなづく。
今野 四季花:「いっしょに、頑張っていきましょう。二人なら、大雨も、雪も、雷も怖くないよ」
アリエル:「……うん!」
アリエル:嬉しそうに頷く。
今野 四季花:柔らかな手の感触を感じる。
今野 四季花:自分は、強くはない。
今野 四季花:たとえば、自分をシステムと言い切ってしまえる、正義への強い信念だとか。
今野 四季花:親しくしていた知人が悪に走っても、腐らず、動揺せず、正しく立ち向かえる冷静さだとか。
今野 四季花:万年の嵐の空すら晴らすような力を、迷いなく、自分すら省みずに振るえる強さだとか。
今野 四季花:何もない自分は、この世界には向いていないのです。
今野 四季花:けれど。
今野 四季花:「アリエル。あなたに会えて、本当に嬉しい」
今野 四季花:こんな、ちいさな手の温かさを、1つでも多く守るためになら、私は剣を振るえるのです。
アリエル:「私も! 私もお姉ちゃんに会えて」
アリエル:「────良かった!!」
GM:少女の声が響く。
GM:日常は続いていく、続けていく。
GM:ひとつの事件が終わっても、その平穏を守るために少女たちは戦い続ける。
GM:たとえ、裏切り者と呼ばれようとも。
GM:
GM:ダブルクロス The 3rd Edition 『Storming Fairy』
GM:了
GM:経験点
GM:いつもの5点。「シナリオの目的を解決した」で5点。アリエルを救出したことで3点。Eロイスで3点。
GM:16+BT分です。
レティシア・レイセン:21点いただきます
鉄輪 流:19点ごちそうになります!
白倉陸斗/ワンガンレッド:いただきます20点!
今野 四季花:21点いただきます!